血族結婚について


明主様御垂示 「血族結婚は差し支えない」 (昭和24年2月18日)

信者の質問
「血族結婚はいかがでしょうか。」


明主様御垂示
「これは差し支えありませんよ。

しかし、まあ親子や兄弟の間ではよしたほうがいいでしょうね。(笑声)・・・

西洋でも血族結婚は差し支えないと言ってますね。」




明主様御垂示 「人類の最初は血族結婚」 (昭和23年6月28日)

信者の質問
「人間は神様によって初めに地球上の一地域に作り出され逐次各地に分散したものでしょうか、それとも地球上に広範囲に造り出されたものでしょうか。


明主様の御垂示
「最初は一組の男女ができ、それからしだいに殖えたのです。

だから最初は血族結婚だった。

「イモセ」という古い言葉は妹を妻にしたことであり「吾妹子(わぎもこ)」とはこれを言うたものです。

しかし人間を作られたとき人種はいろいろとお作りになった。

また初めは土から作られたのでしょう。

黒色人種は黒土から作られ、それから赤土、白土というふうにね・・・

人間は死ぬと土に還るのはその証拠です。

勿論人間だけではなく、物質はすべて土からできたんです。

人間がどういうふうに作られたかはちょっと・・・」




明主様御垂示 「血族結婚は差し支えない」 (昭和23年12月1日発行)

信者の質問
「血族結婚の可否について御垂示ください。」


明主様御垂示
「血族結婚は差し支えない、血族結婚は障害者が出たり、不幸になるなどというが決してそんなことはない。

太古はみなそうであった。よく平家村といって特殊な村があるがこれはみな血族結婚である。

かつて私は奥日光の湯西川温泉へ行ったことがあるが、ここはやはり平家村であって、戸数九十戸、人口六百人ほどであるが、病人は中風の者が一人きりでほとんどない、勿論無医村である。

宿の娘と話したが実に言語応対当を得ており、すばらしく頭がいい。

話によれば、初め平家の残党が逃げて来たときは三十人ほどであったというから、血族結婚で殖えたことは勿論である。

日本の神代史によれば、初め伊邪諾(いざなぎ)、伊邪冊尊(いざなみのみこと)の陰陽二神があり、それから殖えたのであるから、最初は右二神から生まれた兄弟同士が結婚したに違いない、夫婦のことを妹背(いもせ)の道といい、妻を吾妹子(わぎもこ)と呼ぶのは兄と妹と結婚したからであろう。」




明主様御垂示 「近親結婚は問題ない」

信者の質問
「近親結婚が白痴を生むと言う霊的関係を御教示願います。」


明主様御垂示
「こんな事はない。これは間違いである。近来外国の統計学者など差支えないと言い出した。

平家村など、最初十人か二十人立籠り、追っかけられて逃げた。

その中殖えたので、血族結婚よりやりようがない。

血族結婚は寧ろ世間の人より利巧で健康である。

湯西川でも最初三十人だったのが、戸籍人口約六百人になった。

最初は葛の根を食っていた。それから畠など作るようになって何百年間菜食した。

谷川が流れ、鮎などがいても食わぬ。

食った事がないから食いたくないという。

また病人がないという。ただ酒を飲み過ぎて中気になったのがあり肺病は一人もない。

日光の人とは結婚するがそれ以外は結婚しない。病気を背負うからだという。

宿屋の娘は実に頭がいい。都会でもみないほどである。恰度程よいのである。質問に対する答は要領を得ている。

であるから血族結婚は(中略)この結果をみても悪くない。

伊邪諾、伊邪冊の時代でも、最初は兄弟で結婚した。子を生むには兄妹で結婚する外はない。妹を娶ったに違いない。

だから妻の事を吾妹という。吾妹子とか、妹背などという。

近親結婚は法律で許される範囲で差支えない。」




明主様御垂示 「親子、兄弟以外であれば血族結婚は許される」 (昭和26年11月8日)

信者の質問
「血族結婚はどの程度まででございましょうか」

明主様御垂示
「親と兄妹は許されなくて、あとは許されます。従兄でもハトコでもかまわない。」


信者の質問
「親同志が兄弟でも・・・」

明主様御垂示
「かまいません。だって、人類は初めは兄弟で結婚したんです。そうでしょう。

伊弉諾(いざなぎ)、伊弉冉(いざなみ)にしても、それからできた子供は、みんな兄妹でしょう。それがみんな結婚した。

さもなければ、人類は増えやしない。

で、今のは理屈だが、実際が、血族結婚しても、別に障害者もできなければ頭脳も悪くない。立派なものです。


先に日光の湯西川に行ったとき、平家の残党が三十人ばかり隠れていた。

なにしろ、どこまで行っても追ってくるので、入ってこられないほど山奥に入って行った。

最初は何を食ったかたいうと、野老(とろろ)の根を食って、あればかりで生きていたんですから大したものです。

それから米を作ったりしてきたんですが、今は人口が九百で、戸数が六百ですか・・・そうすると三十人がそれまでに増えるんですから、それは血族結婚したに違いないです。

ところがそれでいて、説明してくれる宿屋の娘は二十二、三ですが、実に頭が良い。

と言うのは、私が何か聞いてもちゃんと破綜がない。こっちが聞かんとすることを言う。


話は違うが、何か聞いたり、話したりして、返事ができる人というのは、百人に一人も難しい。

たいてい食い違わないまでも、きっちりいかないですね。

それから。質問と・・・答弁の間ですね。

間から、答弁のしかたからで、それで頭の良い悪いが分かりますね。

ところが、その宿屋の女は、実に合っている。実に良い女だなと感心した。

血族結婚の村で、そういう具合だからね。

それで、ぜんぜん病人がないんです。もちろん医者がないんですからね。

九百人の中に病人はないかと言ったら、一人あると言うんです。

あんまり酒を飲み過ぎてヨボヨボになったじいさんで、他にない。

そこの宿屋は、村長もしているし、私設裁判所ですね。

人事相談所、警察・・・みんな宿屋の親父一人でやっている。

それで、みんなついていく。


湯西川という川がありますが、鮎や山女魚(やまめ)がいるが、誰も昔から食ったことがないから食べようと思わない。

それで、十人ばかりで行ったんですが、鳥を食おうと思っても、鳥が一匹もいないんです。

無論卵なんか一つもない。ちょうど良いあんばいに私は持って行っていた。

最中(もなか)だと思っていたが、開けてみたら卵だった。

だから非常に良かった。てんぷらもみんな野菜ですからね。

菊の花なんかあったが、なかなか良かった。


だから、血族結婚というのは差し支えないということは解った。

健康も良ければ、頭も良いんですからね。

何しろ病人がないんだからね。

チフスの注射をしに医者が来るが、村中の者が逃げて行く。医者も嫌なんです。おかしいですね。

全員に注射しろという命令が出る。そこで医者が来るんですがね。

川治の温泉で昼食を食って、それから橋を渡って、四里ある。牛車で六時間かかるんです。だから、人は行かないですね。

そこでそういった伝統を守っていられるわけですね。あれは良い見本ですがね。

ああいうことは、医者のほうでは隠しているようにするんですね。

注射をすると、三日くらい寝てしまう。というのはみんな熱が出るので、それが恐いと言うんです。

チフスなんかないんだから、そんなことをする必要がない。

それから、飛騨の高山から入った平川村ですか・・・あそこも平家で、何千人かいる。

いつか調査に行ったのを見たが、血族結婚の影響というのはぜんぜん見られないというのが出てました。

しかも近来は欧米のほうでも、血族結婚は差し支えないという説が非常に増えて来ました。」




明主様御垂示 「血族結婚と浄化多き家庭 (湯西川温泉白河村)」

信者の質問
「従兄弟同志の結婚が二代続きまして、二代目に子供が十人生まれましたが、三名が死亡、三名が唖と聾、四名は満足で現在四名中の長男が家長となり、三男三女があり、家には光明如来様、幽世大神様をお祀りさせて頂いております。

教修は家長夫妻と次男と三女が頂いております。

次女は子供の時から顔に赤痕がありましたので、数回手術を受けて現在は醜い顔になっております。

また教修を頂いている次男は、常に右半身の御浄化を頂き、常に外傷等も右にのみ受けております。

今後いかに致しますれば家族の安泰が願われ、先代からの因縁が許されるのでありましょうか。右お尋ねさせていただきます。」


明主様御垂示
「従兄弟同志の結婚は差支えない故、その原因によるのではない。これは他の罪によるのである。

血族結婚は決してわるくない。

五、六年前湯西川へ行った。当時その村は人口九百人位あった。

元平家残党が源氏に追われて逃げて、人の来られぬところ、来られぬところへ逃げたものである。

私が行った時も、四里を牛車で行って六時間もかかった。

最初逃げた時は三十人位だったのが今では九百人位に増えた。その間従兄弟同志結婚したに違いない。

現在中風の人が一人だけで病人がない。

これによっても血族結婚であって病人がない事が証さるる。

宿の娘と話したが、実に利巧で返事など実に適切で出しゃばらず、態度や言葉など実に立派で感心した。

これによっても血族結婚で馬鹿が出来るという事はない訳だ。

この宿屋は部落の裁判などあらゆる事をやっている。

先祖代々絶対菜食で鶏一羽もいない。

一行が持って来た最中の箱をあけてみると卵が入っていた。

それと隣村から鶏をもらって来てくれて夕食したのである。

この部落では、たまには日光のものとは結婚することはあるが、東京の者とは結婚しない、病気になるからと言う。

これをもってみても菜食がいい事が分る。

魚など食った事がないし、食おうとも思わぬという。

最初逃げた時は葛の根をくって生きていたという。

故に人間はどこへいっても生きて行けると思った。

飛騨の白河も平家村で、学者調査した事あり、そこもやはり血族結婚であった。

西洋医学者も血族結婚は差支えないという説を唱えている。

質問の場合は諸々罪穢が多いので、これを除くのは、人を多く助け、その徳により、自家が助かる以外にない。

この人は今罪穢をとられてる最中である。

人間の幸不幸は人間が作る。人を苦しめれば自分が苦しむ。

ただこれだけの事でこれを信ずるか否かで、信ずれば幸いになる。

教修をうけて人を幸せにする方法を知る。それによって早く罪穢がとれる。

また、観音様を拝む事によって早くきれいになると共に、早く幸福になる。

今迄の神は力がうすい。逆に罪をつくる宗教もある。観音教団はこの点からいっても素晴しい。」




明主様御垂示 「叔父姪の結婚」 (昭和24年2月9日)

信者の質問
「叔父と姪の結婚はどうで御座いましょうか。御伺い申し上げます。」


明主様御垂示
「叔父と姪なら構わぬ。親子はいけない。」




明主様御垂示 「実子と養子の結婚」 (昭和24年5月13日)

信者の質問
「幼少の時から育てた養子と、以後に生れた実子との結婚は差支えないでしょうか。」


明主様御垂示
「実際は差支えないが、法律上はいけない。」




明主様御垂示 「血族結婚と眼病」 (昭和23年11月16日)

「血族結婚は関係ない。目は必ず治る。ただ薬だけである。」





血族結婚の弊害について


明主様御垂示 「血族結婚からはあまり利口な子供は生まれない」 (昭和24年3月23日発行)

信者の質問
「血族結婚は霊的にいかなる意味がございましょうか。」


明主様御垂示
「人類の最初は血族結婚で繁殖しました。

太古は兄弟姉妹の夫婦もあり、血族結婚は別に差し支えありません。

ただ血族は性質が似ているためあまり悧巧(りこう)な人間は生まれません。」




明主様御垂示 「血族結婚からはあまり利口な子供は生まれない」 (昭和23年12月10日発行)

信者の質問
「血族結婚は霊的にいかなる意味がありましょうか。」


明主様御垂示
「人類の最初は血族結婚で繁殖しました。

太古には兄弟、姉妹の夫婦もありました。

妹背の道とか吾妹子という言葉もあるくらいです。

ですから、血族結婚は別に差し支えはないわけです。

ただ血族は性質が似ているためにあまり利口な子孫が生まれません。

人間は混血するほどいろいろな性質を受け入れて優秀な子孫ができます。

日本民族が割合利口なのは、そうとう混血しているからです。」




明主様御垂示 「血族結婚からはあまり利口な子供は生まれない」 (昭和21年11月21日)

信者の質問
「血族結婚の可否・・・。」


明主様御垂示
「差支えない。人類は血族結婚で繁殖した。最初は兄弟で婚した。それで妻の事を吾妹子という。

系統の近寄っているものは、性質が似通っているから、あまり利巧な子は出来ない。

遠い系統の方が、異った性質が混るか利巧になる。

故に混血する程いい。血族結婚はその点単調になり易い。

(奥日光に平家村があるが、現在六百人位。最初は三十人位であった。

病人は殆んどなく、絶対菜食主義である。

宿の娘と話したが、実に頭が良くはっきりしていた。

近来西洋で可と唱える学者がいる)」