訴訟について


明主様御垂示 「不法占拠者に対する訴訟提起の是非」

信者の質問
「私が疎開地に居住している中、私の方の戦災地を他人が勝手に占領し、家を建て、公然と暮しています。

再三再四明渡しを要求致しますが「行き所がない」とか「暫く待て」とか同じような事を言って、以来三ケ年になりますが明渡そうとも致しません。

毎日腹立しい思いをしています。

裁判所へ訴えて取戻しの強行手段を踏んでやろうかと思いますが、

こちらは観音様の御用をさせて頂いているのに、左様な事は「悪」「自我」の働きになるかと迷っています。

いかがなもので御座居ましょうか。御尋ね申し上げます。」


明主様御垂示
「臨機応変である。

告訴しようと思えばそうする。

その人に罪穢があって、思うようにゆかぬためである。

告訴も悪い事でない。」




明主様御垂示 「元夫に対する認知請求、養育費支払請求の是非」 (昭和24年12月20日発行)

信者の質問
「私は昭和二十一年に両親の反対を押しきって結婚、夫は妊娠中他に女ができ、生まれた子供を虐待し、正式の届出もしてくれません。

昨年暮れに別れることにいたしましたが、子供の認知をしてもらいたいと思いますが、本人にその意思がありません。

子供の認知と養育費のことにつき家事裁判所へ願い出るよう親戚ですすめますが、いかがいたしたらよろしいでしょうか。」


明主様御垂示
「これはどっちとも言えぬ。臨機応変である。

人が苦しむということは、すべて自分に罪穢があるのでその浄化作用である。

行者など難行苦行をするのはそれによって汚れをとる人為的浄化である。

人事相談所へ願っても願わないでも結果は同様で、根本は自分の罪の浄化であるから、できるだけ善徳を積んで浄めることが一番よい。」




明主様御垂示 「不義理な男への慰謝料請求の是非」 (昭和24年7月発行)

邪魔になる悪を滅ぼす勇気が必要

信者の質問
「子供が生まれてもその男親はその責任を取らず離れるばかりで困っています。

これを裁判にして慰謝料を請求してよいもので御座いましょうか。

家事調停に申し込んでよいもので御座いましょうか、御伺い申上げます。」


明主様御垂示
「相手の出方とその人柄とその原因によってその方法は決まるもので、いずれがよいと断定は出来ない。

ただ相手が悪質の場合は裁判して強引に取ることも必要である。

そうでない場合は静観していれば自から道が開けるものである。

邪神には善人が一番恐ろしく、また邪魔になる悪に対してはこれを制止しまたは滅すだけの勇気が必要である。

この勇気のないものは真の善人ではない。

無抵抗主義は愚であり、小善である。

印度を見よ、為すべき抵抗は為すべし。」




明主様御垂示 「新聞による目に余る捏造記事に対しては訴訟すべき」 (昭和24年2月17日)

信者の質問
「岐阜県高山市にて毎日のように新聞に悪口を出しておりますが、これに対して放っておいた方が良いでしょうか。お伺い致します。」


明主様御垂示
「新聞は一面、広告になる。最近静岡・・・政治。「真相」なる雑誌にも出ていた。あまり偽報であったら訴えた方がよい。」