経済動向と職業選択について
明主様御垂示 「船舶業の将来」 (昭和25年1月23日)
信者の質問
「本年三月に船舶運営が民間に委譲されるので御座いますが、この機会に船具販売業を始めたいと考えますが、時機と今後の見通しについて御教示を御願い致します。」
明主様御垂示
「これから船は沢山出来るからいいに決っている。大いにやった方がよい。」
明主様御垂示 「陶磁器製造の将来」 (昭和24年10月6日)
信者の質問
「私は陶磁器の製造及び輸出を業とするものでございますが、陶磁器の輸出につきましては今後いかなる状態になりますでしょうか。
現在工場を二ケ所有し、七十人の職工を使用致しております。」
明主様御垂示
「アメリカの注文取消しが原因である。
いずれまた要るから、縮小した方がよかろう。
世界的不況が来るから、半分位に縮小した方がよい。」
明主様御垂示 「織物業不振の方針」 (昭和25年5月6日)
信者の質問
「私は現在絹織物業を経営しているもので御座居ます。
私の娘、去る二十三年二月入信致し、光明如来様を御奉斎させて頂いて居ります。
昭和二十三年、二十四年と指定生産を割当てられて、銘仙や布団縞を織りました結果、昨年六月絹織物の統制解除となったので、
組合ではストック品が沢山出来、(マル公)で糸は買ってあり、反物は(マル公)よりずっと安くないと売れないため、その差額が赤字となり、私の家では二十万近くの借金が出来てしまいました。
昨年春頃より小幅物は落ち行く状態なので、大幅織機を取り入れて織り始めましたが、これも赤字になるばかりです。
今のところどうする事も出来ず機械もほとんど動かない状態でございます。
何とか精算して商売を換えようか、またやめてしまってお道のため御用させて頂こうか、
でも精算すれば殆ど何も残らない状態になり、妻子を養って行かねばならず、とつおいつ悩んでおります。どうさせて頂いたらよろしいでしょうか。」
明主様御垂示
「早く整理しなくてはいけない。まだまだ安くなる。
一生懸命信仰して人助けを決心すればそう困らずにゆく。」
明主様御垂示 「材木の処理」 (昭和24年7月6日)
信者の質問
「息子は呉服反物の配給所を営み、私は無職ですが少し畑を耕して生活しております。
今度都合により今明年の中に山林の立木を売りたいのですが、いかなる時機に売却したらよいでしょうか。」
明主様御垂示
「一日も早い方がよい。だんだん安くなる。」
明主様御垂示 「風俗業の営業権売却」 (昭和24年6月29日)
信者の質問
「私は受講以来花柳界で商売を致しておりますが、この度教導師補の御資格を戴き、商売がいやになってしまいました。
家屋、地上権、営業権等売ってしまいたく存じますが、宜しく御守護御願い申し上げます。」
明主様御垂示
「早く売った方がよい。
こういうものは安くなるから一日も早く売った方がよい。」
明主様御垂示 「養蚕の将来、無肥料増産」 (昭和24年1月26日)
信者の質問
「(イ)岐阜県の山間の高冷地(約標高八百米)における米、麦、蔬菜、養蚕、畜産、林業等の農家の経営の将来について御教示を御願い申し上げます。
(ロ)無肥料栽培を試験程度にやっているもので御座いますが、今年の秋の農作物の収穫は例年作を保ち得るで御座いましょうか。」
明主様御垂示
「皆よいが、土地に適、不適かが問題である。
(イ)養蚕は日本ではいけないようだ。新しい繊維が出来つつある。
養蚕はやめた方がよい。藍も・・・インデゴー(印度藍)が来て、日本の藍は駄目になった。
その後独逸から藍が来て完全にいけなくなった。(四国で藍を作ったが)
(ロ)かいてある通りやれば例年作以上になる訳である。
肥毒があればそれだけ減る。
植物は土の成分を吸う性能があり、それが肥料を吸うようになっている。
それを本来の性能に戻すのである。」
明主様御垂示 「養蚕業」 (昭和24年9月28日)
信者の質問
「私は蚕を飼っておりますが、現在まゆが値段安にて引合いません。今後養蚕を継続すべきか否か、御教え願います。」
明主様御垂示
「養蚕はやめた方がよい。」
明主様御垂示 「味噌醸造と経済の将来」 (昭和24年5月26日)
信者の質問
「味噌、たまりの醸造を営んでおりますが、食糧公団より五、六倍の設備拡充を要求されております。
将来の日本経済並対外事情を考える時不安に思います。どう致しましたら宜敷う御座いましょうか。」
明主様御垂示
「別に不安はない。
味噌、醤油はいつでも食べられる。
どんな経済になろうと使わない事はない。」
参考 明主様御垂示 「牛乳の使用の将来」 (昭和24年7月5日)
信者の質問
「私は副業として乳牛を飼育しておりますが、将来性がありましょうか。
また五六七の御代になっても牛乳は用いるものでしょうか、御教示下さい。」
明主様御垂示
「五六七の御代になっても用いる。
副業にしていていい。
牛乳で赤ン坊を育てる事はなくなるが、味をつけたりするのは差支えない。」