一切の苦しみは浄化作用 2


明主様御教え 「大戦争と浄化作用」 (昭和18年10月23日発行)

「私は前篇において、病気も天文現象も浄化作用であるといったが、

戦争なるものも、勿論浄化作用である。

昔からの歴史の推移に対し心を潜めて観る時、ソロモンの栄華も、希臘(ギリシャ)の文明も、

古都ソドムの崩壊もポンペイの埋没等も勿論その内面的に堆積せる罪穢が極度に達したからである。

又、今次の大戦は枢軸国と反枢軸国とが全世界を舞台として雌雄を決せんとする

実に人類史上空前の大事変である事は今更いうまでもないが、

かような大戦争が起ったという事は起るべき理由があって起ったのである。

しからば、その理由とは何ぞや、一言にしていえば、世界的大浄化作用である。

泰西文化が今日のごとく発達したというその内面には、何世紀もの罪穢が堆積し、それが極度に達したからである。

彼のアングロサクソンが、亜細亜を初め世界到るところの弱小民族を虐げ、

その富を強奪しては、自国のみの利益を計り、絢爛たる文化に酔っていたー

その罪悪に対し、いつかは清算の時が来なければならなかったのである。

即ち、外形的には豪壮華麗なる都市といえども、

霊的には限りなき醜悪の都市であり、崩壊の運命が迫っていたのである。

倫敦(ロンドン)の破壊もそれの表われであり、

いずれは紐育(ニューヨーク)の摩天楼といえども、

跡方(あとかた)もなくなる時が来ないと誰が言い得るであろう。

従って、彼が東亜から駆逐されてしまうという事は、

勿論わが皇国の大御稜威(おおみいづ)と、忠勇なる国民の為である事は言うまでもないが、

又彼等が犯しつゝあった多年の罪悪の年の明きが来たとも言えるであろう。


右の結果として、永い間虐げられつゝあった東亜諸民族が、

ここに八紘為宇の大御徳の庇護の下に皇道楽土たる日の近づきつつある事も自然の推移であり、

来るべくして来り、成るべくして成るのである。

ちょうど、浄化作用によって毒素溜結が排除し、健全なる姿に還る事であって、人体の病気に対するそれと同様の意味である。

故に、浄化作用とは不正・不合理によって堆積せる汚穢が排泄されて、清く正しい本然の姿に還る事である。


又、世界を人体にたとえれば、日本は心臓で欧米は肺臓で、

亜細亜、濠州、阿弗利加(アフリカ)等は胃に相応するのである。

故に、この意味によって、祓戸(はらいど)の神の世界的大祓(おおはらい)が行われる結果、

心臓である日本の国力が強盛となり、

それによって肺臓である欧米各国が新生命を注入され、正しく躍動する事となるのである。

勿論それは日本固有の道義的文化によって、欧米人を覚醒させ、

ここに、自我的悪性でないー共存共栄的、善的文化が発展するのである。

又、胃に相応する原料資材の生産地は、大いに開発せられる事になるであろう。

人体と同じく、腎臓の活動によって心臓が健全となり、肺臓の活動となり、胃が強健になるという事と同様の意味である。

又面白い事には、心臓は左肺に包まれている。

これは、日独伊同盟の形であり、左肺に比し右肺が大きいのは、米英の意味にとれるのである。

従って、大戦争終了後は右肺である国家も心臓及び左肺と共同して、

恒久の平和を樹立し、人類永遠の平和を増進せしむるようになるのは必然であって、

ここに世界一丸即ち八紘為宇の大理念の実現となるのである。

即ち、人体にたとえれば心臓、肺臓、胃の臓が共に健全になり、

それによって、全身的機能の活動となり、理想的健康体となることと同様である。」 (「明日の医術 第3編」より)




明主様御教え 「第三次戦争は免れる事が出来る」 (昭和26年10月17日発行)

「今最も世界人類が脅威の的とされているのは何といっても第三次世界戦争であろう事は、今更言うまでもない。

現に日本は固より、全世界の識者という識者は、それぞれの立場からこれを防止すべく、

全智能を絞って筆に口に論議しつつあるのは、人皆知る通りである。

ところがどうした訳か、独り宗教家に至っては、それに対し何らの発言をする者のないのは、実に心もとない限りである。


そこでまず考えてみて貰いたい事は、一体宗教の目的は何であるかという事である。

言うまでもなく、戦争のない平和世界を実現するにあるのは判り切った話である。

としたら現在のごとき、第三次戦争必至というこの危機に直面していながら、

手も足も出ないのか、全然沈黙しているという状態は不可解の外はあるまい。

なるほど宗教家たる以上、政府の命令のない限りと、また年齢的にも武器を執る事は出来ないとしたら、

宗教家は宗教家なりに、相応した平和的手段をもって、戦争防止のため、一役買うべきではなかろうか、

この意味において私は、戦争発生の原因と戦争防止、否人類から戦争を絶無にする事の可能である事と、その原理をかいてみようと思うのである。


それについて、最も判り易くするため、病気と健康についての事をかいてみるが、

いつもいう通り、病気とは人間の霊に曇りが溜り、その排除作用が肉体に映って生ずる苦痛であるから、

人間のいかなる苦痛といえども、原因はことごとく霊の曇り、すなわち肉体的に言えば汚濁の排除作用であるから、

その苦痛を免れたいとしたら、汚濁を溜めないようにすると共に、

既に溜っているそれを排除する以外、解決する事の出来ないのは当然である。


この理によって、集団的苦痛、すなわち風水害、火災、地震、社会的暴動等も、ことごとく病気以外の浄化作用である、

としたらこれの大きくなったものがもちろん戦争である。

従って、戦争を起らないようにするには、人間個人個人の霊の曇りを無くす以外方法のない事は余りにも明らかである。

万一第三次戦争が起るとすれば、それは全く霊の曇った人間が増え切って、どうにもならない状態となったからで、

恐らく世界のほとんどは、現在汚濁人間で充満していると言っても過言ではあるまい、

としたらなぜこのように汚濁人間が増えたかというと、それこそ悪による罪が堆積したからであって、

その根本原因こそ神の実在を無視する教育を受けて来たためであって、

これが唯物教育であるから、この観念を是正する事によってのみ解決されるのである。

ではなぜそうであったかというと、つまり唯物教育によって、人間の魂を極度に曇らせ、盲目同様にしたからで、むしろ当然な結果である。


そうしてここで知らねばならない事は、万有の法則は汚濁の溜るところ、必ず自然浄化作用が発生する。

例えば伝染病が流行するという事は、病菌発生が直接原因であるとしたら、

その原因は何かというと、それは浄化の必要ある人間が出来たからで、相応の理による自然発生である。

ところがこの理は何物にも共通する。

すなわち地上にあるあらゆる物質、例えばいかなる大都市でも、建造物でも、およそ物質と名のつくものは、

ことごとくといいたい程、現在のそれは悪によって作られたるものである以上、

言わば罪の塊であるから、いつかは清算されなければならない運命におかれているのである。

としたら人間も物質も、地上にありとあらゆる汚濁分子が一挙に浄化される。

それが大戦争であって、これが宇宙の鉄則であるから、どうしようもないのである。

この意味において第三次戦争を免れんとするには、

この大浄化作用発生の必要のないまでに、

人間はじめ地上一切のものが、清浄化されなければならないのは分りきった話である。

ではそのように一切を清浄化すべき方法はありや、というに、私はありと答える。

それが我メシヤ教の使命であって、この事のために我メシヤ教は生まれたのである。


ここで別の説き方ではあるが、世界とは個人の集団であるから、

個人個人が浄化の必要のないまでに、立派な人間になりさえすればいいのである。

立派な人間とは、もちろん霊肉共に汚濁のない人間であって、

そういう人間を造り得る力こそ、我メシヤ教をおいて世界広しといえども、決して存在しない事を私は知らせたいのである。

これは理屈ではない。

本教が現在行っている浄霊法を見ても分る。

この方法がいかに絶大な効果があるかは、唯物医学で治らない重難病がドシドシ全治し、

死を宣告された者が甦生する等、無数に上る事実である。

これだけでも多くを言う必要はあるまい。

従ってこの空前の事実こそ、世界人類が救われ、地上天国出現の時期となった事の示唆でなくて何であろう。

我メシヤ教が全世界に拡がるとしたら、最早戦争による浄化の必要がなくなるから、

戦争は起らないに決っている以上、ここに人類待望の平和時代が実現するのである。

これで大体判ったであろうが、要するに第三次戦争防止の手段こそ、我メシヤ教を措いて絶対他にない事を断言して憚らないのである。

故に万一それが間に合わないとしたら、第三次戦争勃発となるのは、免れ得ない運命として、何人も覚悟すべきであろう。」




明主様御講話 「戦争は大浄化作用」 (昭和26年9月23日)

「今読んだ通り、随分大きな事を言う訳ですけれど、これについて最近聞いたんですが、

進駐軍関係のアメリカ人で、大分メシヤ教の研究をしている集まりがあるそうです。

で、非常に共鳴と興味とを持って、こっちで発行したものを翻訳して研究しているんですが、面白いと思います。

これを、もしアメリカ辺りのニューヨーク方面にでも進出したら非常に良いと思います。

今言う通り、戦争は大浄化作用です。浄化作用という事はいろんな罪穢れが溜まっている。世界的に溜まっている。そのお浄めですからね。

だから、浄化作用が起こらぬうちに人間の方できれいになってしまえば良い。

と言うのは、人類の霊が浄まっていけば良い。

そうすれば必要がないですからね。

大体、人間が苦しむと言う事は、苦しむべき種がある。

種をなくすれば良い。だから、個人個人の魂の汚い所を取れば良い。

そうすれば戦争は起こそうと思っても、起こるものではないし、又、他で起こそうとしても、何とか故障が起こったり・・・色々して、起こす事が出来ない。

起こせるという事は、浄化するだけの汚いものがあるからです。汚いものを取ると言う。

それ以外に戦争の防止はない。それを知らないから、今の所は強力な武器を作って、戦争を仕掛ける人達を防がなければならない。

これは仕方がない話です。それは結局、一時的で永遠に戦争をなくする事は出来ない。

出来ないどころか、何年か何十年後にはどうなるか分からない。

それから、武器を大いに作ったところで、又相手も作るから、結局衝突する日が来ると言う事にならない訳にはいかない。

今までの戦争でも皆そうです。従って、共産国家の方と自由国家の方は、このままで行ったら、どうしても衝突しなければならない。

それをなくするのは、個人個人の魂を浄める。それには、力が無ければならない。

その力はメシヤ教より他にはない。だから、これはどんな大きな声をして世界中に怒鳴っても何ら不思議はないんです。

それで、ありのままと言う訳です。別に大きく言う訳ではない。

むしろ小さく言うくらいなんです。

それで、これも大いに世界中の新聞とか雑誌とか、あるいは単行本とかによって世界中に宣伝したい。

そういうようにするには金が要るから、ちょっとやそっとじゃなかなか追いつかない。

そこでそういう資金を神様の方で、何とか出してくれると思っている。

ですから、それが手に入り次第、世界的にやる。こんな意味です。


それから、医学の革命もやろうと思っている。

それが、大体来年あたりから手をつけるような事になるだろうと思っている。

まだ時間がありますからね。文明の創造中の宗教篇。

それで、話はちょっと戻るが、今言ったような、世界的に大いに救うべき方法ですね。救わるべき原理ですね。

それを頭に入れなければならない。

と言うのは、文明の創造の著述ですから、世界的に宣伝するのはちょうどその本が出来た頃です。

それが、多分・・・来年の予定ですが間違いないでしょう。」




明主様御講話 「戦争は免れることができる」 (昭和26年9月25日)

「その次は戦争で、戦争をなくする事が出来るんです。

今まであまり説かなかったが、これから戦争に関した論文を色々書こうと思っている。

これはなくする方法を書いたんですが、ところがもう一つ訳がある。

と言うのは、近頃アメリカのー進駐軍関係の人らしいですが、七、八人のグループでメシヤ教を研究していると言うんです。

それで、雑誌なんかを翻訳して研究していると言うんです。

私の書いたものに非常に共鳴しているんだそうです。

その人にも、これを見せたいと思う。

それで書いたんです。それからアメリカの本国の方にも、今度信者が一人、あっちの大学に許可されて行ってますが、大分各国の人間が言っているそうですが、浄霊をやっているそうです。

東洋人だとか、西洋人だとか・・・インド人、タイ国人・・・とやっているが、大分信者が出来たそうです。

大分お守りを持っていったが、もっと・・・と言うんです。

そういったようにあっちの方に鍬を入れるような形が見えてきた。

神様の方で時期に従って、よろしく手を打っていくはずです。

何だかんだと、とにかく全てが来年あたりから非常な発展をする気分が見えるんです。戦争をなくする事の論文を読ませます。

(御論文「第三次戦争は免れる事が出来る」発表)


戦争に対する、こういうような色々な事を英文に訳して、世界の自由国・・・そういう方面も知らせようと思って、考えている。

で、今・・・世界中の人民が第三次戦争は免れないとしているが、実は戦争を免れる事が出来るんですからね。

この通り、あらゆるものは相応の理によって、汚いものが溜まると、それを掃除すべき力が発生する。

そう言うように神様が造ってある。

そうすると戦争で壊されたり、崩れたりするのは、それだけ汚いものが溜まっている。

その掃除の為にやるので、今やっている・・・力によって戦争を防止すると言ってやっているが、今としては仕方がない。

原子爆弾とか造って、戦争しようと言う計画をぶち壊すとか、と言うのはやむを得ないですね。

ちょうど、警察で押さえていると言うのと同じです。

今の文明はみんな同じですね。病気でも同じですね。

浄化が起こると、それを押さえつけると言うのは、戦争でも犯罪でも病気でも同じですね。

それが進歩した文明と思っている。

それより他にないと思っている。逆なんですね。

だから、今の文明は逆の文明と言っても良い。


そこで私の方は、中心はこうするんだと言う事を教えるんです。

そうして、その力を見せるんです。

内部をきれいにすれば良い。

外部から押さえつける必要はない。

力で平和にしても、破る方も力で破るから、永遠的なものではない・・・絶対的ではない。

だから、そう言った間違った事を人類に教えると言うのがメシヤ教の、世を救うと言う事なんです。

大きさにおいては、これ以上の大きなものはない。

大きさと言うのはホラの大きさではない。

実のある大きさなんです。そんなような意味です。」




明主様御講話 「外画文明」 (昭和26年9月27日)

「ただ、戦争です。一番解決しなければならない問題であって、一番急を要する問題です。

今まで戦争の事について余り書かなかったが、今度、戦争をなくすると言う事について書いてみた。

(御論文「第三次戦争は免かれる事が出来る」の後の御教え)


最近聞いた話ですが、進駐軍の人だとか・・・そういった宗教に関係ある・・・関心を持つアメリカ人の人が七、八人くらいで、メシヤ教を研究しているのだそうです。

やっぱり、一々翻訳しては、仲々熱心に研究しているそうです。それは、非常に良い意味なんです。

ですから、そう言う人が、今の論文を見れば・・・無論翻訳して本国に送りますからね。

目のある人なら、なるほどと思わなければならない。

こう言うような意味も、段々世界的に宣伝していくつもりです。

というのは、今までの文化と言うのは・・・今、私が書いている論文に「空虚の文明」と言うのを書いている。

つまり、空っぽ・・・外側ばかりです。戦争防止と言うと、力には力を持ってする・・・精巧な武器・・・進歩した武器を造る。

それより他に手段がない。

ところが、今のところは大いに必要です。原子爆弾でも、原子砲でもそろえて、立ち向かわなければならない。

やっぱり、時期のもので、永久的のものではない。

第三次戦争をなくするのは、やはり人間個人個人の魂です。


戦争ばかりではない。何でもそうです。

最近犯罪が増えると言う事は、犯罪を起こそうと言う魂なんです。

それを忘れて、犯罪が現れた結果を防ごうとして、法律を持って防ぐんですね。

警察官を増やしたり、裁判所や、そう言った・・・無論教育も入ってますが、つまり外から防いでいるんですね。

医学がそうです。病気と言う症状に現れたものを防ごうとして、色んな事をやっている。

しかし、なんでも中身なんです。中を無視しているんです。

先に「外画文明」と言うのを書いたが、外画だけを一生懸命やっている。

ところが、今言ったように原因は中にある。中心にあると言うのは魂です。魂を良くするのは、宗教よりないんですからね。

ところがそれだけの力がある宗教は今まで出なかった。

そこで、宗教は信用がなくなったので、宗教は駄目だと言うので・・・そう言った形あるもので防ぐよりしようがないと言うので進んだのが、今の文化です。

だから、魂を治すんです。メシヤ教でやると治るんです。

ところが、医学では、中心を治すのでないから、一時良くなっても再発して駄目になってしまう。

戦争もそう言ったように、人間が曇りきって・・・汚れきってますから、汚れたのをきれいにする。

それには・・・汚れてどうしようもない人間は命をなくして生まれ変わるより他はない。

色んな物質で、罪が溜まって汚いのは、ぶち壊して新しくする。

その時期が今日なんです。結局、今までにないような大きな戦争が始まると言うわけですね。

そうして、これが最後になる。最後の大掃除が第三次戦争なんです。

だから、掃除される汚いものを人間の方で、先回りして取ってしまえば良い。

これは外国人の人も分かるはずです。

無神論のカチカチ・・・これだけはしようがないですね。

これは掃除の時に、掃除されるんです。これをみんな助けると言うわけにはいかないそうですからね・・・神様の方は。

我々のやっている事は、生き残る人間を増やすんです。

出来るだけ・・・一人でも多く、生き残らせようとするのは当たり前です。」




明主様御講話 「戦争も病気も理屈は同じ」 (昭和26年10月5日)

「第三次戦争は逃れることができるかとか、スターリンはどうなるかという人がありますが、

スターリンはどうなるかというより、アメリカや他の自由国がどうなるか、そのほうを見たらよい。

なぜなら他のいろいろなものにゴミが溜まっているから、スターリンを使って掃除をされるんです。

自分の汚いものを取ってくれるんだからね。スターリンをああいう風にして、世界中が震え上がる。

その震え上がるほうがみんな汚れきっているからですといったら、その人はポカンとしてましたがね。

ちょっとこの意味は分からないですね。つまり、戦争というのは浄化作用の大きなのです。

やっぱり病気と同じです。世界が病体と思えば良い。

病気にかかったんだから、大浄化作用ですね。これが大戦争です。

世界の浄化が起こるということは、毒素があるからです。

その毒素はちょっとやそっとの病気ではだめだから、一遍というのが第三次戦争ですね。

第三次戦争が嫌だったら、まず御自分の心を入れ変えるんです。

御自分は相変わらず悪いことや、ずるいことをしていて、戦争を逃れようということはね。」




明主様御垂示 「一つの原則として曇ると浄化が発生するようになっている」 (昭和24年3月8日)

信者の質問
「流行性感冒が流行しているようですが、これは黴菌によって誘発されるのでしょうか。」


明主様御垂示
「黴菌ではありませんね。

医者のほうでは濾過性の黴菌と言ってますが、濾過性とは見えない黴菌ということなんですがこれは滑稽ですよ。

ところが先方では神様の御力は見えないという。だから同じことですよ、どっちも見えないものを信じているんだから。(爆笑)

顕微鏡で見える黴菌といえども生物であるからには食物を食ってる。

その食物は動物の体内の毒血の中のさらに小さい黴菌です。・・・

だから、顕微鏡で見えるのは黴菌の中のデカブツですよ。(笑声)

で、小さいのはどこまでもある。

だからそんな小さいのはないと考えてもいいんです。

宇宙でもそうで、無限でしょう。同じことで、大も小も無限です。

流感も浄化ですね。


世界があまり曇ると掃除が起るんです。

殊に戦争のあとは曇りが多いから浄化するんです。

曇ると浄化が起るようにちゃんとできているんです。

一つの原則としてそう作られている。

ちょうど人間でも腹に汚物が溜まれば糞尿として出るのと同じです。」




明主様御垂示 「霊的の罪や曇りが少なければ安易に行くはず」 (昭和24年6月23日)

信者の質問
「将来起るべき世界大戦、およびそれに伴う内乱の危惧は個人の意志にかかわりなく、社会状勢も左右いずれかに決定されることと存じますし、

世界的大浄化の時ただ要領のみで安易な道を行くことは許されないと存じますが、このように左右いずれかに属せねばならぬ場合いかなる態度をとるべきでしょうか。」


明主様御垂示
「内乱の危険なんか決していりませんよ。

また、左右いずれかに決定もしませんよ。

「寸鉄」にあったでしょ、世の中はブランコのようなもんだって。

だから左へ行ったかと思うと今度は右へ行くんです。

で、それが判れば一人前だって言うんですよ。

だから、早く一人前にならなくちゃ。・・・(笑声)


自動車を運転するんだってそうですよ。

ハンドルをちょっと右か左のどっちかへやりすぎれば衝突してしまう。

それを右へまわしたり、左へまわしたりして一生懸命にやるから自動車はまっすぐに行くんです。

文化が進んで行くのもそれと同じですよ。

ところが、われわれのように右や左に傾きながら進むのを見てるのは、さらにその上を行くんです。

右や左のことを一生懸命やってるのは、だからわれわれより下の仕事なんですよ。


それから、「安易な道」は許されるんですよ。

その人に霊的の罪や曇りが少なければ安易に行くはずのものなんです。

罪や曇りが多ければ大浄化の渦中に巻き込まれて苦しむんですよ。・・・

結局、原因は自分にあるんだから、自分さえ罪がなければちっとも苦しむことはないんですよ。


ですから、こんなことには触れる必要はないんですよ。

ちょうど、酔っ払いが喧嘩してるようなもんだから、(笑声)おもしろいですよ、傍観してるほうが。・・・

つまり、彼らは破壊、こわしやだから、そしてわれわれのほうは建設なんです。

そしていまは破壊の時期なんです。だからわれわれのほうはいまは専ら建設の準備をしてればいいんですよ。

破壊のほうはこわしやに任せたらいい。

まあ、ヒトラーなんかはこわしやの親方だったんですね。(笑声)」