お任せする 3 (家庭生活上の不幸)


明主様御垂示 「娘の盲目的恋愛も神様にお任せすべき」

若い娘が高齢の男に走った事例

信者の質問
「三人姉妹の長女(二十六才)が、半年ばかり前五十四才の男の許へ走りました。

父母は八方手を尽し家へ帰そうとしても帰りませんので悩んでおります。

いかにしたらこの悩みは解決されましょうか。御教示下さい。」


明主様御垂示
「因縁があってこういう事をする。

恋愛関係は理屈や利害では解決つかぬ。止めるほど反って燃える。執着が余計強くなる。

やるだけやって熱が強くなりさめる。

であるから神様に任す外はない。

とめるのは氷で冷すようなもので、固めるようなものである。

熱は出す方がよい・・・出るだけ出れば終る。」




明主様御垂示 「うっかり妊娠してしまったら神様にお任せする」 (昭和23年8月8日)

信者の質問
「若い男女がその若さの故に一度過ちを犯してしまった場合、精神的にはお互いに理解し合うことができなくてもやはり結婚すべきでしょうか。」

明主様御垂示
「過ちを犯す前によく考えたらいい。

将来結婚するのかあるいは一時的な慰みなのかをよく考えればよい。

考えもせずに過ちを犯したのなら男のほうが悪い。

自分のことを言うのも変だが私も宗教に入る前、女を疵物にすることを非常に怖ろしいと思った。

人妻の場合でも、もしその主人がそのことを知ればいかに嘆き悲しむかを考えると、そういうことは怖ろしい罪だと思った。・・・

だから最初に「この人をはたして自分は幸福にしてやれるか否か」をよく考えることです。」


信者の質問
「一時的にも気の合ったときは・・・」

明主様御垂示
「離れて別々の道を歩んだらいい。執着があってはいけない。執着をとることです。

事が難しいときは神様にお任せしたらよろしい。」


信者の質問
「妊娠してしまった場合は・・・」

明主様御垂示
「妊娠しても神様にお任せしたらよろしい。

しかしお任せするにしても自分に都合のよいことばかりしててはいけない。

まず心から改心してお願いすることです。

神様は既往をおとがめにならない。

ただ汚したための掃除はしなければならない。」




明主様御垂示 「救業奉仕婦人婚期遅れる理由」 (昭和24年10月23日)

信者の質問
「若い女性がこのお仕事に入り縁談が遅れるのは龍女でしょうか。また、しいて求めぬ方がよろしいでしょうか。」


明主様御垂示
「龍女の場合もあるし、何か縁談に付障っている罪があるかである。

強いて求めず、神様にお任せしておく。

すると障りが除れて、良い縁談が来る。

無理に縁談をすると不仕合せになる。

ゆっくり待ってる方がよい。」




明主様御垂示 「龍女との結婚」 (昭和24年10月23日)

信者の質問
「龍女と結婚した男が薄命になるのはいかなる因果関係でしょうか。」


明主様御垂示
「龍女が離婚したいのである。

夫を信仰に入れるか・・・。

神様にお任せするといい。

別れた方がよいものなら別れさせてくれる。」




明主様御垂示 「無理な結婚」 (昭和24年2月10日)

信者の質問
「昭和二十二年の年末に、私はIK子(現在二十才、当時十八才)と婚約致しました。

その時、一年後の二十四年春に挙式するように決っておりましたので、今年一月中旬結婚日を決めるため、先方と相談致しましたところ、今年の春はどうしてもいけないと言うのです。

二回とも行ってお話したのですが、今年の秋でなくてはいけないと言いますが、今春中に結婚しなければならない私の家の事情もあり、妻のある方が一途に御神業に精進出来るので御座います。

IK子とこの際無理にでも結婚すべきか、あるいは他に適当な縁談を見付けるべきか、いかにすべきか迷っております。御指示を御願い致します。」


明主様御垂示
「何もあまり心配せず、観音様にお任せすればうまくゆく。

皆賛成するようになってするのがよい。

あまりに強い反対がある場合は止めた方がよい。無理に押し切ってやるのはいけない。霊が邪魔する。

観音様にお任せしておけば、無理なく、案外賛成して喜ぶようになる。時を待つ事だ。」




明主様御垂示 「愛し合えない夫婦の解決も神様にお任せすべき」 (昭和23年8月28日)

信仰の向上により離婚することもある

信者の質問
「愛し得ない夫婦が今後とも生活を続けることはたいへんな苦痛ですが、

この苦しみを除けるよう神様のお許しをいただけましょうか。」


明主様の御垂示
「たいへんな苦痛ですが、どうしてこれを解決するかということは人間にはできない、神様にお任せしたらよい。

そういうところは神様は実に気がきいてますよ。

ただね、夫婦は産土神が結合せられたのであって、人為的にやったのではないということだけは信じなければいけない。

無理に人間が結合したのは離れさせられるのです。

夫婦のうちいっぽうが反対する場合があるが、それはその反対により身魂が磨かれるのです。

そして いっぽうがいよいよ信仰を強め、霊的に高まるほど他のいっぽうはやがてそれについてくるか、

あるいは離れてしまうかいずれかになります。

離れた場合、信仰のあるほうは霊的な高さがだいたい同じくらいの人とまた結ばれたりするんです。

国の場合も、周囲に敵があるとその国は発展するのです。

ヨーロッパの文化が発達したのも原因はそれです。

東洋にはそんなことがなくお互いに遠く離れていたりしたので、ノンキにしておられた。

従って文化の発展も遅れたのです。」


信者の質問
「神代時代は男女間の愛情の表現は自由であり、また一人で幾人もの異性を愛することもできたようですが、

民主主義の今日このようなことは許されないことでしょうか。」

明主様御垂示
「これは少し虫がよすぎる。

人間の愛情はそんな簡単なものではない。

愛し合えない者は気の毒だが、しかしこれも神様が結んだのだから・・・

なにごとも神様にお任せして霊的に向上することが幸福の原因なのです。」




明主様御垂示 「離婚問題も神様にお任せすべき」 (昭和24年5月25日発行)

信仰の向上により離婚することもある

信者の質問
「連れ子をして再婚した者ですが、夫に愛情がなく観音様の道も理解してくれません。  

離婚したほうがよいか迷っております。御指導願います。」


明主様の御垂示
「お指図はできない。これは観音様にお任せしておくのが一番いい。

決して無理をしたり、荒立てたりしてはいけない。

観音様にお任せし時を待っていれば必ずうまく解決する。

罪穢相応に苦しむのである。


人間は霊層界に籍があるが、

夫婦のうちいっぽうが磨けて向上し、あまり両者の位置が離れると、

どうしても生き別れ死に別れすることになる。

右の理によってどちらかが磨けたほうへ接近しなければ、共白髪まで添い遂げることはできない。」




明主様御垂示 「夫の二号が男児出産」 (昭和23年11月27日)

信仰の向上により離婚することもある

信者の質問
「主人の外の女に男の子供が出来、そのため非常にいづらい事ばかりです。

主人と離別したらよいか、そのままおったのがよいでしょうか。」


明主様御垂示
「信仰雑話の「夫婦の道」を読ませるようにするといい。

ただ読みなさいというのではいけないから、主人の部屋に置いておく。

そして後は神様にお任せする。

夫婦は霊層界の地位があまり変らないから、主人の事を考えないで自分が徳を積むと、地位が離れてくるから段々一緒に住めないようになる。

自然が本当である。」




明主様御垂示 「不倫の子供が間もなく出生」

徳を積みお任せする

信者の質問
「当年三十八歳の男子、妻子がありながら他の婦人と関係を生じ、家庭の不和も頂点に達しましたが、観音様の御利益にて平和になりました。

本人は信仰に専心しておりますが、その婦人に罪の子が生れんとしております。

いかにして円満に解決せんか苦慮致しております。どういたしたらよろしいですか。

因みに婦人は身持ち悪く、生れる子は三人目で、前の子は闇に葬り去られ、目下信仰説得中であります。」


明主様御垂示
「こういう問題は観音様にお任せする。人間が考えたり心配する必要はない。

しかし何にもせずにお任せするんではない。

当事者が出来るだけ多くの人を助ける。その徳によってその人の苦痛は減る。自分自身を磨く。

すべて、考えても考えのつかぬ時は神様にお任せするとうまく解決する。私自身もそうである。」




明主様御垂示 「病気の妻の面倒をみるのを放棄して家を出た夫」 (昭和24年5月17日)

信仰の向上により離婚することもある

信者の質問
「私は一年前より肺浸潤を患い、昨年十月腹膜炎を併発し、二月末より重態となり絶対安静を申し渡されました。

病気以後より霊友会会員でありましたので、信仰に縋りあるいは医者に罹ったりしましたが一向良くなりませんでした。

本年四月初めある人の勧めで観音様に御縋りし三日間で起きられるようになりました。

御霊徳偉大なる御利益に驚喜、本日御礼参りに伺いました。

現在母(七十二才)と私がお光を戴き本日は光明如来様を戴くよう御願い致しました。

家庭にはなお父(八十才)と子供(六才)がおります。

一家がこんなに救われて喜んでおりますのになお悩みは私の夫です。

夫は(旧姓、KH)私の病気中に、とても全快の見込もなくまた今後親を養う事は出来ないと言って実家に帰って仕舞いました。(籍はまだそのままです)

送金もしてくれません。主人はどこへ行っても仕事に余り熱意ないように見受けられます。

今後主人と一緒にいる事はどうかと日夜考えさせられます。

どう致したらよろしいでしょうか。御教え下さい。」


明主様御垂示
「光明如来様にお任せする。

根本はその人の霊的状態に因るのであり、妻君の曇に因る。

一緒になって仕合せなら一緒になるし、不幸なら別れる事になる。

夫婦は霊的にいうと大して違いない。

一方の霊層界が向上すると、それがウンと離れる場合生別れか死別れする。

一生懸命信仰すると別れない。

故に霊的に離れると別れ、同じ位の地位のものがまた一緒になる。

すべて自分自身にある。

自分の運命を作るものは、その人の徳に因る。考えれば簡単だが、ただ出来難い。

善い事をするようになると、神様の守護が加わる。」




明主様御垂示 「再婚について」

信者の質問
「結婚後十二年、子供もないため、夫は他の女を作り同棲していましたので、私も最近実家へ帰りました。

私はこの先独身で暮すか、再縁すべきか、御用に専心致したいとも思い、いかが致したらよろしいでしょう。」


明主様御垂示
「神様にお任せする。どうこう考えぬ事だ。すると神様が思う通りにして下さる。

ただ一生懸命御用して徳を施す、それにより御守護戴き、再婚がよければ再婚出来るし、独身がよければ独身に、実によくして下さる。

人間は時節を待たなければいけない。

私など一方で焦り、一方で待つ心がある。

それが実にうまくゆく。神様に任すと実に確実である。」




明主様御垂示 「男女関係はすべて神様にお任せする」

再婚問題に悩むバツ二の男性

信者の質問
「三十五才の男、終戦と同時に家内と二人の子供を連れて生家に帰り両親と農事を一緒に致しているうちに、

経験のない百姓と両親との感情問題からついに別れを惜んで妻を離縁、心機一転後妻を迎えましたが、また身体弱く思わしからず先頃離縁になりました。

農事も困りますので両親は盛んに三度目を進めますが、また同じ事を繰り返すのかと思えば気も進まず、聞くところによれば先妻は子供の事を思い独身でいるそうです。

百姓問題から考えるとむつかしくなりますが、両親の言う農事上から唯物的に考えて親の申すように致すべきでしょうか。

自分は農事を減じても精神的に円満に行きたく思いますが、先妻に申すのも執拗に思い、また三度目をもらっても何か霊的に思わしくゆかなかったらと迷っております。

どうぞ進むべき道をお教え下さい。」


明主様御垂示
「何でもない。

神様にお任せしておき、心配したり考えたりしない事である。

もし三度目にいい妻君が貰える資格が出来れば思うような妻が与えられ、または円満に戻るかも知れない。

男女関係はすべて神様にお任せするといい具合になる。」




明主様御垂示 「行方不明の娘」 (昭和24年6月21日)

信者の質問
「昨年四月受教しました十九才の女子専門学生、二ケ月前より寄宿寮から姿を消し、学校を欠席致し、その後の行動不明にて郷里の家族が心配しております。

郷里にては継母、姉が受教、御神体も御祭りしてあり熱心な信者で御座いますが、実父が未だ受教しておりません。

この娘の行方を探索するには、御道の信者としていかに処したらよろしゅう御座いましょうか。御伺い申し上げます。」


明主様御垂示
「継母であるから、あまりうまく関係が行っているかどうか疑問である。

神様にお任せしておけば、きっと悪い結果にはならぬ。」




明主様御垂示 「行方不明者の対処」 (昭和24年7月6日)

信者の質問
「父(六十一才)は今年一月十四日朝、家を出たまま、懸命に捜索致しましたが今なお行方不明でして、易等において他界しているとのこと。

仮葬儀は致しましたが、今後このままで良いでしょうか。」


明主様御垂示
「このままでいい。心配せぬ方がよい。」




明主様御垂示 「同居からの解放について」 (昭和23年11月15日)

信者の質問
「私の家は三世帯の焼出された人がおりますが、私の方から出るよう御願いした方がよいか、または自然に出る迄黙っていた方がよいか。

私は夫に戦死された子持です。私の将来のためにはどうしたらよいので御座いましょうか。」


明主様御垂示
「決める訳にはゆかない。臨機応変である。

その人の関係である。親戚にしても濃いか薄いかなどがあり、性質も物の判る人かズウズウしい人がある。

しかし困る場合は言ってもいい。

ただ争が起ったり、無理するといけない。それは神様に任せた方がよい。

人間の世界は、人間がいろいろする。人間の道を尽して後、神様にお任せする。」