時期を待て 3


専従と時期について


明主様御垂示 「専従にも時期がある」 (昭和24年7月)

信者の質問
「私はこの御教えを知りましてより、いろいろとたいへんな御利益をいただいておりまして早く専心お道に励みたいと思い、

あれやこれや考えていまの仕事(仕立屋)も手につかずまた生活問題などもあって悩んでおりますが、いかがいたすべきでしょうか。」


明主様御垂示
「これはやっぱり時期が来なくちゃ駄目ですよ。

専門的に信仰の道に入るのも時期があるんですよ。

その時期がどうして判るかっていうと、時期が来るとだんだん事情が熱して、なにもかも揃って無理がなくなるんです。

無理を通してやったり、反対を押しのけてやったりするのはいけません。

その結果はよくないですよ。

だから、ゆっくりと時期を待つことです。

そうすればちゃんといい時期が来ますよ。

あらゆることにおいてそうですよ。


私の教えなんかも、非常に早く発展するように世間の人は思いますがね、私自身はちっとも早く発展させようなんて焦りはしないんです。

神道で言う「惟神(かむながら)」ですよ。

自然と、事情が熟してそうなって来てしまうんです。

この「光」新聞だってそうですよ。

○○新聞というのが一つこちらの記事も載せませんかって来たもんだから、載せようかなと思っていたところへ、

今度は、経営難で続かないから一つ設備を買い取って専門的にやりませんかって言って来たので、またたくうちにこうなってしまったんですよ。

私としても、新聞をやりたい、やらなくちゃいかん、て希望は前から持ってましたしね。

私の論文や記事や、それから「お蔭話」も溜まって、「地上天国」だけでは載せきれないで、

なにか他のもので発表したいと思っていたところでね、こんなふうにあらゆる事情が熟しきってるわけで、ただちに発刊ということになったんです。


そういうもんでね、邪魔がなくすらすらと行くようになるまで待たなくちゃいけません。

柿だって青いうちにもいだんでは固くて渋くて、高い所にあるのなんてもぎ取るのに骨が折れますがね、

赤くなって熟して来れば、甘くもなるしちゃんと落ちて来るんです。

なにごともそうでね、よく「苦心惨憺(さんたん)してやれ」って言いますが、苦心惨憺は駄目だって私は言うんです。

あとで駄目なんですよ、それは無理があるからなんです。

なんでもね、楽しんで楽にやれるようにならなくちゃ本当じゃないんですよ。

いままでは「夜の世界」だったために物事に骨が折れたんで、苦心しなくては成功できないって面もあったんです。

ところが、これから「昼の世界」になり、地上天国に自分が任する以上、自分が楽におもしろくやれるようになるのが本当なんで、

自分が天国的生活に入りながら人を救うっていうんじゃなければ嘘ですよ。」




明主様御垂示 「専従の時期について」 (昭和24年6月27日)

信者の質問
「時期を待てと教えて戴きましたが、自己の経験上の事だけならそれと知り得ましても、特に布教に関した事になりますと、時期いかんが判りません。

勿論その人その人によって相違のあることは申す迄もありませんが、結局は浄まり方いかんが時期を知る、知らぬということになりましょうか。

夜昼転換の重大時に際会して、知ると、知らざる結果はその人の運命に迄及ぼすとしたら、疎かに出来ない問題であります。

神の仕組とのみ解して、平然たり得ないという事も考えられます。

この問題に付きまして具体的に御教示下さい。」


明主様御垂示
「この人の考え方は時期を待たぬからである。機が熟していない。

すべての事情はそういう風になっている。

例えば、去年税金問題で本教は急に世の中へ知れた。そして世は注目し始めた。

それで税金以外の運動など書きたてた。

そこでこちらは今迄考えていた事をドシドシ始めた。

即ち新聞、雑誌、単行本を出し、表面的に宣伝を始めた次第である。

それが風雲に乗るとか時期を掴むとかいう事になるのである。


個人としても、入信させようとしたり、また自分の仕事をやめ大いに救いの道一方にしようかと思って迷う。

その中時期が来るとあらゆる事情がそうしなければならぬ事になる。

(そこで転進すればよい)

(私など、先に実業をやったが、無理にすると面白くない・・・うまくゆかぬ。

その時分から時期を待つ事を知っていた。

その中俗世界を捨てて神業一方にせざるを得なくなったのである)

無理をしてはいけない。

反対などあっても、時期さえ待てば神様が良い具合にして下さる。

何かやろうとして故障が起る。するとよしてしまう。

(この土地を手に入れる時など、欲しくて仕様がなかったが先方は売らなかった。二、三年待っていたら先方から売りたいと言って来た)


信仰に入れるにも順序があって、この人を入れてからこの人を入れる・・・その順序を無視してはいけない。

人間は順序をよく間違える。

人間の眼で考えては、その第三の人を入れた方がよいように思うのである。

すべて時期と順序がある。ブツかって来るものは神様が命ぜられたのだからやればよい。

その人に大勢の人を救うだけの資格がないと、いくら焦っても神様は仕事を与えられぬ。

その人相当の力が出て来ると、祖霊が神様の御許しを得、または御命を受けて働く。そこで効果があるのである。

結局は自分である。自分の力をつける事である。

開けぬ時は御本をよく読み、霊を向上さす事である。

決して相手が悪いのでない。

(金光教はそれが極端で、最初二年間位ブラブラ遊んでいて漸く一人出来たなどという。大本教はそうでもないが、天理教は引張るのが好きである)」




明主様御垂示 「家族の反対と専従の時期」 (昭和24年5月4日)

信者の質問
「今春、某大学を卒え、今後ひたすらこのお仕事に尽力させていただくべく心掛けておりましたが、

家の反対のため、銀行へ出る傍(かたわ)らお手伝いさせていただいております。

もし時機が参りましたら、すべての反対を押切ってこの道を進む事はいかがなもので御座いましょうか。お伺い申します。」


明主様御垂示
「反対を押切らなくともよい。

時期を待つと親の方から銀行をやめてやれというようになる。」




明主様御垂示 「主人の反対と専従」 (昭和26年7月8日)

信者の質問
「一婦人が専門にこのお道をやりたいのですが、主人が理解してくれませぬ。この場合、いかがすべきでございましょうか。


明主様御垂示
「正守護神がそうされるのであって、専門におやんなさい。

ただし、主人が理解せぬと不和になるからおもしろくない。

時期が来ると、ちゃんとよくなるものであるから、気長に時を待って御用をしてることである。」




明主様御垂示 「息子の専従も時期を待つ」 (昭和24年7月30日発行)

信者の質問
「私長男(二十二歳)とともに約一年前教修を受けました。

その長男が三年前より胸部疾患で、観音様におすがりして一心に浄霊をいたし、

今日では元気で通学いたしておりますが疲労しやすく肛門より毎日少量ずつ排膿し痰も少々出る程度でおります。

私はなんとかして本人に積極的にこのお仕事に従事させ浄霊にも出したいのですが学業を捨ててでもお仕事にとび込んでくれるような気になってくれません。

親としての心構えおよび長男の導き方を御教示をお願い申し上げます。」


明主様御垂示
「これは神様にはお任せしておく。

早く判らせようとか、学業をやめさせ神様の仕事をさせようとか焦るのは本当でない。

本人の思う通りにやらすべきである。

自覚すれば本人が進んでやるようになる、その時機を待つのがよい。

信仰は無理に勧めたり強制するのは大間違いである。

「鳴くまで待とう」式が一番で、やむにやまれぬ気持ちで入信すのでなくてはならぬ。」





家族の信仰反対も時期を待て


明主様御垂示 「兄の信仰反対 時期を待て」 (昭和25年8月15日発行)

霊の曇りがある程度除れないと入信できない

信者の質問
「私は今年五月二十六日入信させていただきました。

末の弟が入隊して間もない昭和十九年十一月、突然喀血し医者の療養五年、病は一進一退のところを

このお道によりお救いいただき、御守護のありがたさに感謝のほかございません。

そのような御利益をいただきながら、父が心臓弁膜症と腎臓萎縮で昭和二十一年七月死去いたしましたためか、兄が感謝がないのみか、かえって反対であります。

浄霊は勿論一度もいただきませんし、お話を伺おうともいたしません。

永い間家を離れて暮らしたためか、親弟妹とも溶け合って親しく話すことができず、なんとなく心の底に溝があるように感じられます。

いかにいたしたらこのお道のことを解っていただけましょうか。

無理にも御守りをいただくようにしたなればよろしいでしょうか、

それとも黙って時期を待つほうがよろしゅうございましょうか。


明主様御垂示
「無論時期を待つのがよい。

決して無理に判らそうとしたり、本人の自由意志を押えつけたりしてはいけない。

信仰はある程度霊の曇りが除れぬと入れぬものである。

浄霊は、特に先方から頼まぬ以上決してすべきではない。」




明主様御垂示 「妻の信仰無理解」

信者の質問
「私は昨年五月二十二日、観音様の夢知らせによりお光を拝受しましたが、

終戦時に病んだ胸膜炎が本年二月頃より再浄化を戴いてから、妻との折合悪くいつも家の中でいざこざが絶えず、妻にお光を戴くよう申しても頑として応じません。

これらは何か祖霊にでも原因があるのでしょうか。御伺い申し上げます。」


明主様御垂示
「妻君の方に原因がある。知らん顔している。

強制的などはいけない。時節がある。(原時之助の例)」




明主様御垂示 「夫の信仰反対」

神様にお任せし、忘れる位にしておく

信者の質問
「私は観音様の御蔭を戴きまして、光明如来様を主人に打明けず戴きました。

主人はこの信仰を絶対に許してくれません。

早く光明如来様を御祭り致したいと願っておりますが、いかにしたらよいので御座いましょうか。御伺い申し上げます。」


明主様御垂示
「神様にお任せしておけば主人も必ず判る時が来る。

早く判らせようとして焦躁したりなどしてはいけない。

忘れている位にしておく。

二号を持ってる主人など一番判らぬ。

副守は信仰へ入られると、自分の思う事が出来ない。

人には奨めるが自分は信仰しないのはそのためである。」




明主様御垂示 「信仰に反対する父親に対しても時期を待て」 (昭和24年4月28日)

仏教に熱心な父親が御神体を畳の下に隠した事例

信者の質問
「私は二年前に入信、昨年十月光明如来様をお祭りして頂きました。

私は七十六歳の父がありますが、大変仏に熱心で、光明如来様は気に入らず、今月二十三日に光明如来様を外して、畳の下へ隠してしまいました。

私は驚いて、教導所へ光明如来様を一時お預かり願いましたが、いかが致したらよいでしょうか。

また、父を分らせるにはいかが致したらよいでしょうか。」


明主様御垂示
「光明如来様も仏である。実際は邪神が憑いたのだ。気にせず時節を待ち、お任せするだけでいい。」




明主様御垂示 「信仰に反対する親に対しても時期を待て」 (昭和24年5月25日発行)

信者の質問
「本教に入会させていただき一年半になります。親が反対しますがどうしたらよろしいでしょう。」


明主様御垂示
「そのままにしておいたがよい。

時節が来ぬのであるから、無理に入会をすすめてはいけない。

気長に時を待つのが一番いい。

するといつか祖霊が入信しなくてはならぬようにしてくれる。またこういう点もある。

それはその人に副守護神が間違った心や行いをさせたりしようとしているのが、

その人が入信すると、そういう間違ったことができぬようになるため入れないように邪魔する場合もある。

またよく二号や三号をおいている人で、妻君が入信し本人も良いお道だと思っていて入らない人がよくある。

それは入信すると二号や三号もやめなくてはならぬ。

それが恐くて入らぬ。そのくせ人には奨める。

そのうち二号三号もおけぬ境遇になり、初めて入信する人もある。」




明主様御垂示 「家族の信仰反対については時期を待つしかない」 (昭和24年8月21発行)

時期を待つと妨害霊も弱る

信者の質問
「私は昨年女子分娩後、慢性子宮炎となりあらゆる医療をつくしましたがぜんぜん治癒せず、一家悲歎にくれておりましたところ、

九月より御救いをいただきましてありがとうございました。

主人は初めはとても喜んでおりましたが現在は御浄霊に反対で、私がちょっと観音様のお話をしてもすぐ暴力沙汰に及ぶほどで、

観音様にはますます反対し、ときどき恐ろしく思われるくらいでございます。

これはいかがいたしたらよろしゅうございましょうか。」


明主様御垂示
「これは御主人にある霊が懸っていて、それが御光りをこわがってこの道に反対するんです。よくあることですよ。

こんなのは時期を待つよりしかたがないですね。

時期が来ると邪魔してる霊の力が弱くなってきますからね、弱ってしまったり、抜けてしまったりすれば大いに賛成するようになりますよ。

だから、それまで待つんですね。

この霊は生き霊の場合もありますがね・・・」




明主様御垂示 「無神論者の家族 放っておいて時節を待つ」 (昭和28年5月1日)

信者の質問
「父が人の道を熱心に信仰し、そのときに父の兄が戦死しました。

母はその兄の妻に当たり、弟嫁となって私を産みました。・・・

兄が戦死し、おじいさんは財産が分けるのが惜しいので、弟たる私の父と一緒にしたわけです・・・。(中略)

家中 人の道を信仰しておりましたが、人の道がつぶれましたので、神社神道の大神宮にはいっておりました。

父も亡くなり、先祖代々は全部尊になっておりますが、父は熱心に人の道を信仰しまして仏界のほうにはいってます。

現在家はほとんど無神論のようになっております。

いかがいたしましたらよろしいでしょうか。

私は支部の御用をさせていただいております」


明主様御垂示
「いかがも何もありません。放っておけばよいです。面倒くさいです。

そうしてあなたは支部をやっているのですから、一生懸命にメシヤ教のお手伝いをやっているうちに、神様がよいようにしてくれます。

だから時節を待つのです。

今どうこういうことは言わないでそのままにしておいて、一生懸命にやっていると、時日がたつとちゃんとなります。

それまでにいろんな変化があるでしょうが、それは整理ですからそれでよいのです。」




明主様御垂示 「家が浄まると邪霊も改心する」 (昭和24年7月27日)

反対家族に信仰を勧めるのは逆効果

信者の質問
「家族七名中六名迄は入信、微力ながらも御用をつとめさせて頂いておりますが、

長女の婿養子(三十一歳)だけがどうしても知らうとせず、協力をしてくれません。

御利益を知っており、家でも御参りは共にいたしますが、話せば話す程反動的に釣に熱をあげる始末で御座います。

どうすれば良いでしょうか。御教示下さい。」


明主様御垂示
「これも腹中の客がやるのである。腹の底が悪い。

その家の霊界が浄まってくると邪霊は萎縮し、間違った考えはもてなくなる。

すると同化しなくてはおれなくなり改心する。

時期の問題で、無理に話したりなどせぬ方がよい。

話すと邪神がいろいろ思わすから、反って反対に出る。」




明主様御垂示 「放置して時期を待つ」 (昭和24年5月26日)

反対者との争いを避けつつ御用すべき

信者の質問
「本教の御用を務めたいので御座いますが、反対するものが多いので思うように出来ませんが、どうしてで御座いましょうか。

また、いかが致しましたならよろしいでしょうか。御教示願います。」


明主様御垂示
「反対者はあるに決ったものである。

これを知らずに反対する者と、邪神の家系で反対するのとある。

邪神は決して悪くみせない。

反対するのが良いよう、巧い理屈をつくる。

放置して時期を待つ事である。

先方と闘争せぬよう、避けるようにして、その程度で御用する。

大先生とて今以て反対者はある。これは五六七の世まである。

しかし、本当のものは良くなる。それを妨害したものは必ず滅びる。

であるから、ちっとも心を用いなくてよい。

ただ、時期の問題であるから、焦らず、気をもまず、気長に待っているのがよい。」




明主様御垂示 「自分だけ信仰を深めて時期を待つのが一番効果的」 (昭和25年3月28日)

信者の質問
「私は昭和二十三年入信した者ですが、

主人と長男が御道に反対し特に長男は御写真や御神体に御無礼迄働き私を気狂いだと申します。

余りの妨害に私は家を出まして一生懸命に御縋りして居ります。

最近主人は早く帰れと申しますがどうしても帰る気になりません。

主人は身持ちが悪く私は四人目の妻でございます。

私の五人の子供を罪滅ぼしに御道に御奉仕させ度う存じますが如何でしょうか。」


明主様御垂示
「そうですねぇ。これじゃ一寸、ま、具合が悪いな。

ただね、こういう事は気をつけなけりゃいけない。

家を出るのはいいですけどね、

それを一つの材料にして「メシヤ教ってのは家庭破壊の信仰だ」という風に悪く宣伝されると、

やはりこの御道の障りになりますからね、

そういう事のない様にやれば、

家に居ても家を出ても差し支えありませんよ。

宗教によっては、信仰に入った為に家庭の平和が破壊され何かと問題を起こすのがよくありますがね、

こんな事から誤解を受けると障りになりますから注意しなくちゃいけません。


こんな場合に、どういう風にしたら一番いいかって言うと、

この人が肚の中だけで信仰して、家庭では信仰の話をしないでね、

そして神様に御任せしておけばいいんです。

この人は自力でやろう、自分で判らせようとしてるんですが、

自分だけ益々信仰を深めて時期を待つって言うやり方が一番効果的なんですよ。


世間には極端な宗教がありますからね。

以前やっぱりこの人みたいな立場の人があってそれは○○教でしたがね、

先生に聞いてみた所、その先生が「あんたは神様と御亭主とどっちが大切なんですか?御亭主を捨てて家を出なさい」って言われたんでね、その通りしたそうですよ。

その人はその後こっちへ入信しましたが、主人がある様な、ない様な変な具合なんでね、

よく聞いてみたらそういう訳だったんですよ。

その頃主人は満州に行って留守だったからまだよかったんですが、内地に居たら大分面倒だったでしょうね。」




明主様御垂示 「信仰は自由」 (昭和24年10月28日)

こっそり御神書を拝読して時節を待て

信者の質問
「私の父は観音様信仰を絶対反対致しますが、本日御参拝致すにも反対を押切って参りました。

今後は反対であれば中止して時節の来る迄待つ方が良いか、それ共反対を押切って御参拝した方が良いか、御教示下さい。」


明主様御垂示
「一概には言えぬ。信仰は自由であって、これに反対するのは自由を束縛するものである。

父の霊が嫌うのである。善の方になられると好きな事が出来ぬ。光を恐れるのである。

どっちともいえぬ。行動に表わさず、本など父に知れぬように読んで、時節を待つ。」




明主様御垂示 「親族の信仰反対 御神書を拝読し時期を待つ」 (昭和24年12月8日)

信者の質問
「私昭和十七年五月受講以来数々の御守護を頂き、主人一同受講、その上光明如来様御姿並に雲行観音様、光明様、また横額神風、神龍、地上天国、神世界、日月、真善美、光明世界様また御屏風観音様等御奉斎させて頂き、精進致しておりましたところ、

昭和二十一年五月十四日突然次女K子(当時七才)疫痢症状の浄化戴き、当時私が産後二十四日目とて御浄霊が出来ませず、その当時の先生に御願い致し一生懸命に御浄霊頂いておりましたところ、その甲斐なく四日目に死亡致しました。

爾来この件により親戚縁者の猛反対に会い、誠に残念ながら一時中止致さねばならなくなりましたところ、同年八月頃御守護により現在のT先生と結ばれ以後色々と復活に努力致しております。

現在ではその後に次々に起る子供の浄化に対して、その都度御守護を頂き、どうやら信仰を続けさせて頂いている状態でございます。

また最近ではとみに親戚の反対が激しく、昨日現在御奉斎の光明如来様御姿を、先生にお願いして雲行観音様に代えさせて頂きました。

このような状態故、私も大先生の御面会には伺われず誠に申訳なく存じています。

何卒今後の御守護を御願い申し上げます。

また私の今後の進むべきあり方について、T先生を通じて御教示下さいますようひとえに御願い申し上げます。」


明主様御垂示
「出版物を出来るだけ読み、時期を待つ。

峠を越すと好転する。

罪が多いから時期がかかる。」




明主様御垂示 「相手が自発的に判るまで待つべき」 (昭和24年8月18日)

信者の質問
「脊椎カリエスだった私は昨年九月より本年八月まで浄霊を頂き、お蔭様で体は起きられるようになりました。

救われた御恩に万分の一なりとも御用さして頂くよう決心致し、大光明如来様も奉斎さして頂きました。

母(姑)、子供(養子)の三人暮しで御座居ます。

母は本教に反対でして、私が布教に出るようになるとそれを固く止めます。

止むなく所属の先生の宅でお手伝いさして頂きたいと決心致しております。

家には猫がお軸にジャレて、私のいる時は追い出してやりますが、母は反対でもあるし、その上猫を可愛がっているものですから、追い出す事もせず、私の留守の時は御供えもしてくれません。

いかにしたら宜敷いでしょうか。御教示を御願い申し上げます。」


明主様御垂示
「母の判る迄待て、無理にするのは間違ってる。」




明主様御垂示 「相手が判るまで気長に待つべき」

支部の御神体に対する祈願の必要性

信者の質問
「二十八歳の女子三ケ月前より、及び二十六歳の女子七ケ月以前より心臓弁膜症にて臥床、この姉妹は共に夫戦死せしため子供を連れ親許に同居す。

なお二十四歳になる妹も同様になる一歩手前と思います。

この二人は医師の紹介にて約半ケ月の浄霊により現在戸外に少しく散歩出来得る程度になりました。

二十六歳の妹が入信したいのですが、父が大反対します。どうしたら良いでしょうか。」


明主様御垂示
「少し父の判るまで気長に待ってるとよい。観音様が機会をつくって下さる。教導所へ行って観音様にお願いする。」




明主様御垂示 「反対を押し切らず時期を待て」 (昭和24年5月4日)

専従の時期について

信者の質問
「今春、某大学を卒え、今後ひたすらこのお仕事に尽力させていただくべく心掛けておりましたが、

家の反対のため、銀行へ出る傍(かたわ)らお手伝いさせていただいております。

もし時機が参りましたら、すべての反対を押切ってこの道を進む事はいかがなもので御座いましょうか。お伺い申します。」


明主様御垂示
「反対を押切らなくともよい。時期を待つと親の方から銀行をやめてやれというようになる。」




明主様御垂示 「主人が反対している場合の専従の心得」 (昭和26年7月8日)

信者の質問
「一婦人が専門にこのお道をやりたいのですが、主人が理解してくれませぬ。この場合、いかがすべきでございましょうか。


明主様御垂示
「正守護神がそうされるのであって、専門におやんなさい。

ただし、主人が理解せぬと不和になるからおもしろくない。

時期が来ると、ちゃんとよくなるものであるから、気長に時を待って御用をしてることである。」




明主様御垂示 「夫婦別居すべきとした事例」 (昭和24年12月20日発行)

信者の質問
「私の主人は昭和十八年、御光りをいただき三カ年ほどは熱心な信者でありましたが、その後気が変わりまったく信仰を捨ててしまい、最近まで私と子供は別居生活をいたし布教に専心しておりました。

今度縁者の勧めにより、ふたたび一緒になるべく子供とともに夫の家に入ることになりました。

ところが現在夫の職業は手術台製造工場を経営いたしており、本教とはまったく相反した仕事で、私といたしてはその矛盾に悩んでおります。

また私が浄霊することを非常に嫌い、子供の浄霊をすることさえ拒みます。

私は教導師としてお仕事を続けて行きたいと思いますが、現在の所にいてはとうてい望みがありません。

子供を夫に託し家を出ようと思っておりますが、いかがいたしたならばよろしいでしょうか。」


明主様御垂示
「これは一緒にいてもどうすることもできぬ、別居したほうがよかろう。

そして一生懸命信仰し、いっさいを神に任せて時期を待つのである。

ある時期へゆくと、御主人も判るようになる、祖霊が判らすようにする。」




明主様御垂示 「他宗教に熱心な家族には無抵抗主義で応じろ」 (昭和24年8月)

姉の嫁ぎ先の舅が霊友会の事例

信者の質問
「私の姉(教修をいただいております)が嫁に行った先の舅は霊友会に熱心で、

家の不和は仏を集めて祀りお題目を唱えれば消えると申してさかんにすすめますが、

私宅では、光明如来様におすがりしてればそんなお題目は唱えなくてもよいと申し、姉は板挟みとなって困っておりますが、いかがいたしたらよろしいでしょうか。」


明主様御垂示
「舅さんじゃ目上だから、舅さんのやる通りやればいいですよ。

素直に言うことに従ってね、決して抵抗しちゃいけませんよ。

無抵抗主義で気持ちよくさせとくんです。

そうしといて時期を待つんですね。

霊はやむを得ないことなら承知してますから、決して障るなんてことはありませんよ。

もし障るとすればその舅さんに障りますよ。

いいものはいい、悪いものは悪いんですからね。

時期が来ればちゃんと思うようになりますよ。

だから「時節を待つ」っていう寛容の精神が必要ですね。」




明主様御垂示 「他宗教に熱心な親戚に対しては無抵抗主義で応じろ」 (昭和24年12月20日発行)

信者の質問
「二十七歳の男、心臓弁膜症および肥大症で一年あまり医療をうけておりましたがはかばかしくなく、

本年二月より御浄霊をいただき軽快いたしました。

本人は親戚の関係から○○教を祀り、先祖も仏からその教えに祀りかえていますが、

今度こそ観音教に代わり、教修をいただくと言っておりましたところ、ひどく親戚の感情を害し絶交にまで行きそうになりました。いかがいたしたらよろしいでしょうか。」

明主様御垂示
「ま、これはなんですね、争っちゃいけない。時を待つことですよ。

こっちは病貧争絶無にするのに、こっちから争っちゃいけませんよ。

無抵抗にしてるといいようになりますよ。・・・

○○教は馬鹿にいいところもあるけど、また馬鹿に怖ろしいところもあるんです。

○○の霊は私に反感を持ってますからこの信仰にも反対するんですよ。

○○は月で、私は日ですからね、昼になって日が出れば月は光がなくなってしまうから、それで先方が反感をもつんですよ。霊的に反対するわけですね。」


信者の質問
「教修だけ受けていればよろしいでしょうか。」

明主様御垂示
「そうそう、それでいいんです。

形のほうはのばして心だけで信じてればいいんです・・・」




明主様御垂示 「信仰に反対する家族に対しても議論は負けるべき」 (昭和27年3月1日)

信者の質問
「教会を作らせていただきましてより六年になりますが、いろいろと邪魔をされます。

先妻の子がおり孫もおりますが、一家入信いたしております。

息子が大光明如来様をやぶいたりいたします。

しかし、いろいろと御浄化をいただく度に良くなってはおります。

教会に一緒にいることを嫌い、他に行けと言います」

明主様御垂示
「霊が憑るんですよ。

そうすると、あなたがお嫁に行ったときは、先妻が亡くなってからでしょう。

亡くなってから、どのくらい経ってからですか。」


信者の発言
「その間に三人妻がありまして」

明主様御垂示
「みんな生き別れじゃないんでしょう。」


信者の発言
「生き別れでございます」

明主様御垂示
「今の、反対する子供の母親か何かが祟っているんじゃないかな。

それがまだ執着が取れないんだね。

その母親は祀ってあるか、解らないのかね。」


信者の発言
「私の家の墓に一緒にし、お祀りもいたしております」

明主様御垂示
「あなたのところの仏さんに祀ってあるんですね。

それは、だんだん良くなりますよ。

だから、息子に対してあなたが、止めようとか注意とか、できるだけやらないようにするんだね。

放ったらかしておくんです。」


信者の質問
「主人が、別居したほうが邪魔が入らなくて良いんじゃないかと申しますが、どういう処置をいたしましたらよろしいでしょうか」

明主様御垂示
「だから、あなたはできるだけ干渉しないように、勝手にやらせるようにするのです。

それから、今の主人の言ったことは・・・別居するということは、ごく良いですね。」


信者の発言
「私は、負けてなるものかと、一生懸命・・・」

明主様御垂示
「それは違う。そのあなたの考え方がいけない。できるだけ負けるんです。」


信者の発言
「親族会議を開いたりいたしまして、いろいろと申します」

明主様御垂示
「そう言われたら『あなたの言うことはごもっともです。私もぜひそうしたいが、どうもそういうわけにはいかないので、どうにもしかたがないんですよ』と言うんです。」


信者の質問
「私もそういうように言っております」

明主様御垂示
「そうして、なるだけ柳に風みたいにして、時節を待っているんです。」


信者の質問
「二十三回忌が来ましても、浮ばれないのでございましょうか」

明主様御垂示
「それはそうですよ。浮ばれないですよ。」


信者の発言
「因縁か曇りかと思いまして・・・」

明主様御垂示
「因縁と曇と両方です。だから、今言ったようにしなさい。」




明主様御垂示 「霊線を通じて反対霊も浄まる」 (昭和24年8月17日)

反対家族に信仰を勧めるのは逆効果

信者の質問
「昭和二十一年八月、妹のカリエスのため、母親がお光をお受けしましたが、

同年十一月、母親から勧められて、私はお光をお受けする事が出来ましたが、妹は二十三年三月死亡しました。

私は御道のため御救いを戴き心から感謝していますが、父親始め家の者に反対されていますので、それに対してどうしましたらよいでしょうか。

また、死んだ妹と何かの関係がありましょうか。」


明主様御垂示
「時節を待てばよい。あまり奨めぬ方がよい。奨めると反って延びる。

霊線が通じているから、一人か二人判るとある程度浄まるから、

そうすると反対する霊も浄まるからいい方へ変わる。」




明主様御垂示 「家族の信仰反対によって苦しむ原因は罪穢」 (昭和25年10月15日発行)

信者の質問
「三年ほど前に入信いたしました信者で、一家入信し御神体もお祀りいたしております家でございますが、

入信当時それまでお祀りしておりましたお稲荷さんの祠(ほこら)を調べましたところ、お札がいつの間にか紛失しておりました。

近所の子供が取り出して捨てたものらしく、その後へ玩具様のものが入っていたそうでございます。

そのままにして現在祀ってないのでございますが、その後、家の中がなかなかまるく治まらず、

特に現在は入信いたしました父がひどくこのお道の反対を申し、娘さんが人の御浄霊をいたしますことさえ許しません。

他にもいろいろと曇りの多い家でございますが、この父の反対は捨てられたお稲荷さんと関係がございましょうか。

お稲荷さんの名前が分からなくなっているそうで、ございますが、改めて祭るといたしますと、どのようにしてお祀りいたしますればよろしゅうございましょうか。御教えを賜わりたくお願い申し上げます。」


明主様御垂示
「たぶん稲荷の霊だと思うが、名前も判らず、お祭りをするほどのこともないから、そのままでよろしい。

父親が反対し、家族の者が苦しむとしたら、家族の人たちも罪穢があるのだから、人助けをするのがよいが、

それも反対されるとしたら、できるだけ御神書を読むようにすることである。

それによって身魂が磨けるから、父親の反対もだんだん薄らぎ、ふたたび信仰を取り戻すことになる。焦らず時節を待つべきだ。」