自然農法について 御垂示 10


明主様御垂示 「酵素肥料、窒素について」

信者の質問
「無肥料耕作開始による二、三年間の減収を酵素肥料の使用によって増収を計ってはいかがでございましょうか。御伺い申し上げます。」


明主様御垂示
「酵素の要はない。

無肥料の根本は自然で、人為的の事は一時いいが、そのために土の力が弱るので、その次に悪くなる。

堆肥が良いのは、草が枯れ、木の葉が落ちる・・・これが自然である。

酵素は人間が作る。人間が無理するのである。

窒素は地の霊気である。空中に地の霊が沢山ある。窒素肥料はこれを纒める。

これはいい物だけ与えたのであるから一時良くても、先に弱る。

地霊は土を通して強まる。

故に土の不純物をなくして土自体の本質を良くし、強くする意味である。

魚の骨など神の目的でない。肉でない。

道を真直に歩けばよいものを横道へ入って薮に迷ってるというのが今の文化の一面である。」




明主様御垂示 「石灰窒素」

信者の質問
「無肥料として石灰窒素は害はありませんか。」


明主様御垂示
「害がある。

窒素は地から出る霊気で、空気のある極点まで行って溜る。

それが雨によって地へ降る。雨は蒸溜水と同じで、何にもない水と同じであるが、空中に溜ってる窒素が含まれるから濁った色になる。それが地へ滲み、丁度よい。

化学的にとった窒素を加えると過剰になる。

石灰を混ぜるのは弱めるためである。」




明主様御垂示 「牛馬の寝藁使用 (無肥栽培の根本)」

信者の質問
「無肥料栽培の場合、牛馬の寝藁は用いてもよろしいもので御座居ましょうか。

果樹栽培の場合剪定致してもよろしいもので御座居ましょうか。」


明主様御垂示
「牛馬の糞尿がなければよい。糞尿のかからぬ寝藁はいい。

汚い所は土を汚す、無肥料はきれいにする事。

今迄は土を汚くする事を考えた。逆である。」




明主様御垂示 「電熱温床 (大自然の在り方)」

信者の質問
「水稲苗を電熱温床でやるのは・・・。」


明主様御垂示
「電熱などすべて一時的で、一時いい。やらぬ方がよい。

大自然の気候風土などは、一時的でなく本当にいい。米の飯のようなものである。

大自然は人間の先生と思えばよい。

浄霊も大自然に習ったものである。

火水土の三原素から成っている。」




明主様御垂示 「漆葉使用と所有者身魂と作物  (虫発生の原因)」

信者の質問
「苗代へ漆の葉を堆肥に使用致しますと、「ゆりみみず」が湧かず、成績をあげていますが、無肥料栽培におきましては連続使用致しますと漆の毒が溜って悪くなるのではないでしょうか。」


明主様御垂示
「無論そうである。漆で湧かさぬのは本当でない。普通の堆肥がよい。

すべて土を汚さぬ事である。虫は汚れたところに湧く。汚れていなければどんなにでもよくとれる。

それと同時に所有主の身魂も浄まっていなければいけない。

そうすればどんなにでもよく出来る。」




明主様御垂示 「栽培と気候 (人の心行と気候)」

信者の質問
「水稲栽培のため、早生稲にしようか、中手か、晩生か等と悩んでいます。気候の点どうすべきでしょう。」


明主様御垂示
「寒いのは、最初暖かすぎたのが平均がとれる。

気候が逆になっている。

人間の心がそうなっているから、そっくり表われている。

心や行ないが正しく、理屈に合えば、気候も順調にゆく。

寒いのが過ぎると普通になる。」




明主様御垂示 「静岡県は中稲」

信者の質問
「私の土地は大体砂土の田地で、二毛作地帯ですが、稲を作るのに平年作は中稲(なかて)が大体よく取れますが、本年はどう言うのがいいでしょうか。

早稲、中稲、晩稲がいいかご教示下さい。無肥料耕作は初めてであります。」


明主様御垂示
「静岡県あたりは中でよい。気候が中だから。

その土地の経験者に聞くといい。

砂地は富士火山灰のためである。」




明主様御垂示 「風で飛散する畑土」

信者の質問
「私の町の某隣村が戦争中臨時飛行場として開拓されました。殆ど松林だったそうです。

終戦後開放されて引揚げ者や復員兵が農耕していますが、その殆どが赤土地帯で、

今まで化学肥料も人工・自然両堆肥も不足しており、収穫は皆無に等しいとさえ言われています。

強風が吹けば畑の土が埃りとして飛散し、遠くの家など見えなくなる程ですが、このような土地で信仰栽培法で有効でしょうか。

風で飛散するようなやわらかい土で自然堆肥も不必要ですか。お教え願います。」


明主様御垂示
「これは富士の火山灰である。

これこそ堆肥が必要である。」




明主様御垂示 「火山灰の土地」

信者の質問
「富士山麓の火山灰土質において無肥料栽培を致す場合、いかなる耕作の方法で致しましたら良いでしょうか。右、御教示御願い申し上げます。」


明主様御垂示
「別に方法を替えなくともよい。

関東地方は富士山の火山灰が殆ど全部といってよい。

大体において火山の硫黄が悪い。

しかし、年数が経って脱(ぬ)けているから、土の固まらないためで、反ってよい。結構である。

これが固まったのが凝灰岩である。

無肥料では土を固めさせぬという手段が一番いい。」




明主様御垂示 「強い酸土地」

信者の質問
「昨年相当広い雑木林を開墾致しましたが、新開地の事故今迄金肥を施したのではありませんが相当強度の酸土で、いかなる作物も殆ど成育致しません。

その土地は十五、六年前にも一度開墾し、堆肥を相当使用したのだそうですが、酸度が低まるように思われなかったそうです。

この場合一時に酸度を低くするために木灰あるいは石灰を使用しては悪いでしょうか。

不可の場合はいかにすれば宜敷いでしょうか。」


明主様御垂示
「これはなおる。何の木か雑木中にそのような性質のものがあり、そのためである。」




明主様御垂示 「開墾地の耕作」

信者の質問
「開墾地に余り肥料はやりませんが、耕作のみは普通にしておりますが、良くとれません。

どうしてですか。また、連作を嫌う野菜がありますが、観音耕作で防げますか。

大根菜種の後は出来がよくありません。その訳を御教え下さい。」


明主様御垂示
「肥料を余計やるためである。大根などは糞尿を三回位やる。」




明主様御垂示 「従来の田にて無肥実施」

信者の質問
「私は本年は苗代及び本田を徹底的に無肥料栽培をしたいと考えていますが、従来施肥したる種子及び土地にても差支えないでしょうか。

供出のため初年度の減収をしています。」


明主様御垂示
「種や土地に今迄の肥料が入ってるから仕方ない。

半分位から肥料が抜ける。

供出に差支えたり、残らなくて困るという事は決してない。

初年度から増収になるのもある。

時々浄霊して無肥料にする。」




明主様御垂示 「客 土」

信者の質問
「客土の土の可否・・・」


明主様御垂示
「客土の場合、肥料をやらぬ土ならどこのでもよい。

肥料のため土を殺した所へ新しい土を入れたからよくなるのである。」




明主様御垂示 「種蒔の時期、苗代の作り方」

信者の質問
「種蒔の時期及び苗代の作り方・・・」


明主様御垂示
「土地によってちがう。稲の種子にも、土地にもよる。土地の百姓に聞くとよい。

適期の重要性

あらゆるものに機運があり。

枝豆の種を早く播いたり、二十日おきに播くが、遅く播いた方が早く沢山出来る。

やはり早すぎても遅すぎても出来ない。」




明主様御垂示 「苗代日数」

信者の質問
「稲の苗代日数は観音耕作においても変りありませんか。

従来篤農家は、五十日位と申しますが、いかがでしょう。御教示願います。」


明主様御垂示
「変りない。気候によっても違う。見た上で判断せよ。」




明主様御垂示 「甘藷の植付け時期」

信者の質問
「甘藷の種藷の植付け時期をお教え下さい。」


明主様御垂示
「これは土地によって違う。

私は適期を重要視するのである。

箱根で枝豆を試作したが、早く播いたのは出来が悪く、二回、三回と播いたが、遅く播いたのが成績が良かった。

箱根は陽気が寒いから、遅い方が適期に合った訳である。」




明主様御垂示 「苗代の作り方と緑肥」

信者の質問
「一、無肥料耕作の稲の苗代の作り方を御教え願います。

二、田の稲作の緑肥として、麦作の間に四月下旬または五月上旬に麦田へレンゲを播きますが、レンゲを播いて緑肥にするのは良い事ですか。

また、必要はありませんか。御伺い申し上げます。」


明主様御垂示
「一、肥料をやらなければよい。所によっては直播きがよい。

二、その要はない。」




明主様御垂示 「暗渠排水」

信者の質問
「俗にドブ田と言い、地下水の湧き出て深い田に暗渠排水を行っておりますが、これは自然に反するように思われますが、いかがなものでしょうか。

また、これを施行しました田は固くなりますが、どう致しましたら宜敷いでしょうか。」


明主様御垂示
「暗渠排水は自然に反する訳ではないから差支えない。」




明主様御垂示 「自然耕作の方針」

信者の質問
「農民は冬水田に水をたっぷり入れないと不作と言うが、自然耕作では水を入れた方が宜しいか、

または水を捨てて乾かすか、出来れば耕した方が宜しいでしょうか。」


明主様御垂示
「土地の状態により適宜にやればよいのである。

何にもせず、すてておく方針をとるがよい。」




明主様御垂示 「育苗の仕方」

信者の質問
「無肥料栽培について・・・

稲苗を畑で仕立てて後田に植える、または苗を温床で仕立てて後、一回移植後に田植えをしますが、この方法は自然でないからいけないのでしょうか。」


明主様御垂示
「水で育てなくてはいけない。畑ではいけない。

温床もあまりよくない。

山水など割に入る所、極く温度を少くしてやればよい。自然に反す。

電気や放射線をやると良くなるというが皆駄目で、一時はいいがその先は反動的に反って悪くなる。(一、二年よくても)

故に、決して長く続かぬ。長年掛ると煙になる。」




明主様御垂示 「低く粘土質田と植え方」

信者の質問
「稲作の事ですが、私の方の土は粘土質で深い土地です。田圃は低みであります。

今迄は尺間に植えておりますが、あらく多く植えた方がよろしいでしょうか。

少し細かく植えた方がよろしいでしょうか。お尋ね致します。」


明主様御垂示
「粘土質は外の土を入れた方がよい。

堆肥を細かに刻むようにして、ふるって使う。

稲作は水で緩和するから、大して悪くはない。

植え方は、細かく植えた方と、固めて植えた方がよいのと、土地によって種々ある。

風の強い所は固めてやると折れやすくない。それに応じてやる。」




明主様御垂示 「麦踏みと土入れ」

信者の質問
「浄霊にて耕作させて戴いております大.小麦の麦踏み及び土入れはいかにしたら宜しいでしょうか。これが可否、方法を御垂示さい。」


明主様御垂示
「麦踏みは、霜の降りる所では土を持上げるからした方がよい。

土入れも麦踏みをすると低くなるからする。

どっちもした方がよい。

霜は降るのが本当で、下からの水気もある。」




明主様御垂示 「麦踏み」

信者の質問
「農作物を浄霊して御神徳を戴いた事を承っておりますが「麦踏み」と言うような事はいかがなもので御座いましょうか。」


明主様御垂示
「麦踏みはした方がよい。

霜の降りる時は、土が浮くから土を固めるためにした方がよい。土入れもよい。」




明主様御垂示 「馬鈴薯の植付け法」

信者の質問
「馬鈴薯の植付けに今迄は一個のイモを二つないし三つ位に切断し、切口に灰を塗って植えておりましたが、

今後はどのように致したらよいのでしょうか。」


明主様御垂示
「灰を入れぬ方がよい。」




明主様御垂示 「種薯の移入」

信者の質問
「現在は北海道の種馬鈴薯が当地方でも奨励されておりますが、無肥料栽培が普及すると必要なくなりましょうか。」


明主様御垂示
「必要ない。無肥料でやれば、とてもいいものがとれる。」




明主様御垂示 「鶏糞、海泥等、(葉肥と草肥)」

信者の質問
「(一)農耕肥料として鶏糞の下肥はどうでありますか。

(二)海底の泥、海草、川草、魚粉等は肥料としてどうですか。」


明主様御垂示
「(一)やらぬ方がよい。心得べきは水田に稲を作る場合、土と種子両方に肥料を含んでいるから、二、三年種を抜く必要がある。

であるから鶏糞や馬糞はやらぬ方がよい。一時は減収するが、一年目は三、四割、二年目は四、五割・・・。

(二)堆肥は結構で、草は繊維が弱いから早く腐る。

木の葉は強いから腐り難い。

故に下積みにするには木の葉、上の方は草肥にするとよい。

堆肥は根を温めるのと、土を固めぬためである。

箱根の木が捻れているのは下に岩があるからで、右のようにして唐もろこしを作ったら素晴しい。」




明主様御垂示 「堆肥のやり方」

信者の質問
「堆肥は多く使用する程よいのでしょうか。また、使用する堆肥は半熟か、あるいはよく乾燥したものがよいのでしょうか。反当りの堆肥の使用量等・・・」


明主様御垂示
「多い少いでない。土を固まらせぬためにやるので、固まらぬボロボロのがいい。堆肥は固まらないのがいい。

土へは草葉の堆肥がいい。

堆肥の床を作る。土へ混るのは半腐り位がいい。多い少ないは土によって加減する。

土の根に酸素の要はない。日が当ると土から入ってゆく。」




明主様御垂示 「堆 肥」

信者の質問
「無肥料耕作は堆肥を入れてよろしいですか。

御力を受けた人が耕作すればよいですか。

浄霊を何の程度まで続けたらよいですか。穫入れまで続けるべきですか。」


明主様御垂示
「堆肥は非常に必要である。雑誌があるから読め。」




明主様御垂示 「一切要か (糞尿の処理)」

「要不要を決める事は出来ぬ。一切要とすれば、殺人も要となる。しかし事実ない方がよい。

糞尿など、都会は海へ、田舎は土中へ埋ければよい。」




明主様御垂示 「人・牛糞の始末」

信者の質問
「自然耕作における人糞、牛糞の仕末はどうしたらよろしいでしょうか。」


明主様御垂示
「牛糞などやってはいけない。両者共穴掘って埋めればよい。」




明主様御垂示 「堆肥外の物使用」

信者の質問
「水稲の無肥料栽培に堆肥の準備も持ちません。

堆肥の代りに何か使用してもよいのでしょうか。

普通の肥料、魚肥(ホシカ)、蛹(繭のムツゴ)、海草、草木、藁灰、塵芥灰のごときものの使用は不可でしょうか。堆肥も新しいものはどうでしょうか。」


明主様御垂示
「土は農作物を養うよう作られている。地霊は窒素である。」




明主様御垂示 「米糖・藁灰、無肥の分蘖、八本植」

信者の質問
「一、無肥料で初めて米を作ろうと思います。

苗代に米糠と藁灰を施肥してもよろしいでしょうか。

二、無肥料耕作では分蘖が少いように見うけます。

当地方では普通四、五本位田植えを致しますが、七、八本植えたらどうでしょうか。お伺い致します。」


明主様御垂示
「一、米糠は構わぬが必要はない。藁灰はいけない。自然であるから何にもせぬ方がよい。

二、非常に分蘖は多い。

肥料をやると弱る。子供に薬を服ますと弱るようなものである。」




明主様御垂示 「魚介、海草、糠、灰肥」

信者の質問
「魚介、海草類、米麦の糠、灰等を肥料に使うのはどうでしょうか。」


明主様御垂示
「糠などはいけない。自然でなくてはいけない。自然はあらゆるものがそうである。」




明主様御垂示 「スマ・コヌカ肥 (水栽培)」

信者の質問
「本年度に至り初めて信仰栽培法を実施するに当りまして、化学肥料は使用せずとも馬鈴薯のごとき短期作物に対して、自然堆肥だけでなくスマ・コヌカを程よくくれた方がよいと言う言葉を聞きましたが、果していかなるものでしょうか。御教え願います。」


明主様御垂示
「不可である。不自然であるからである。

水栽培といって、水だけでも出来る。」




明主様御垂示 「赤錆病、魚肥」

信者の質問
「赤錆病の麦や魚肥を堆肥としてよきや。」


明主様御垂示
「魚肥は不可である。赤錆病は肥料のためである。」




明主様御垂示 「黄変せる麦」

信者の質問
「無肥料耕作で麦を蒔きましたが、非常に黄色くなりました。

但し蒔付けの時アンモニアを少量やり、その後無肥料にて土入れ四回実施致しました。」


明主様御垂示
「アンモニアをやったのがいけなかった。

麦が黄色くなったのは、アンモニアのためである。

麦がアンモニアを吸収したのである。」




明主様御垂示 「害虫駆除法」

信者の質問
「田畑の害虫駆除する方法・・・」


明主様御垂示
「これは駆除するより発生しないようにするのが本当である。

主原因は人肥、金肥、消毒剤を使用するためであって、消毒剤などは土へ入って、それを植物が吸収するためである。

無肥料なら絶対虫害はない。雑草を見ればよく判る。

そして肥料をやると作物は弱る。作物が花落ちしたり、実が落ちたりするのは皆肥料のためである。」




明主様御垂示 「駆虫剤使用」

信者の質問
「穀物、野菜、果樹等の害虫駆除として駆虫剤及び消毒薬を使用しても差支え御座居ませんでしょうか。

外に薬剤を用いなくて害虫の駆除が出来る方法は御座居ませんか。右、御尋ね致します。」


明主様御垂示
「害虫は肥料から湧くのであるから、肥料をやらなければよい。

駆虫剤で殺すと、土中へ入り薬毒となる。

いわゆる酸性土壌は化学肥料のためで、一時的には良いが、非常に土を悪くする。

硫安は螟虫の原因になるが、金肥の種類によって虫の種類が出来るのである。」




明主様御垂示 「ボルドー液で不作」

信者の質問
「私は本年二十五町歩馬鈴薯を栽培致し、農会の指導により消毒薬「ボルドー液」を六回撒布致しましたが、

昨年の三回撒布致したよりもその結果が悪く、薬害の悪いことを先生から御指導戴きましたが、

具体的に今後いかように致しましたらよろしいでしょうか。御伺い申し上げます。」


明主様御垂示
「肥料中毒であるから、無肥にすればよい。ボルドー液のためである。」




明主様御垂示 「害虫多生」

信者の質問
「私の村では、稲の害虫(ウンカ)が非常に多く発生しております。予防の方法がありましたら御教え願います。」


明主様御垂示
「肥料のため故無肥料にすればよい。肥毒がなくなると増産になる。

ウンカは人糞、ズイ虫は硫安のようである。

霊界が変ったからよけいいけない。」




明主様御垂示 「螟虫の因」

信者の質問
「道端の草や土堤の草や、藁を田に入れると螟虫及び害虫発生の恐れがありますが、どうでしょう。」


明主様御垂示
「絶対にそんな事はない。螟虫は硫安が多い。肥料の近くが一番発生する。

無肥料なら発生せぬ。」




明主様御垂示 「隔年結果」

信者の質問
「蜜柑の栽培について、隔年結果で困ります。いかにすれば毎年結実致しましょうか。」


明主様御垂示
「果物は一年おきのものである。いくら巧くやっても一年おきに多くなったり少くなったりする。

一日おきとか一月おきとかいうのはよほど意味がある。

病人など一日おきに変ってゆく。いい場合も悪い場合も一日おきになる。

これは四十八時間で一まわりするという意味だと思う。

果物など二年で一区切りになるものといえよう。

一番、日当りのいい事、水切れのない事、土が固まらぬよう柔かい事、この三つが一番肝腎である。

そして肥料をやらぬようにすれば実によく出来る。

蜜柑など枝が混んで日当りが悪いと具合が悪いから、枝を切る。(専門家はよくやる)」




明主様御垂示 「果樹の消毒」

信者の質問
「みかん園を経営しておりますが、無肥料、無消毒で良結果が得られますか。

当地方で最近消毒にゴムホースの代りに真鍮管を設置してガソリンポンプでやる事が流行して来ました。

かような事をしなくとも済む時が来ますか。」


明主様御垂示
「消毒薬をするのは馬鹿々々しい事で、微生虫は死ぬが、土に吸収されていけない。

土に滲み込むと酸性になり、植物がそれを吸収して害虫が生ずる。

絶対無肥料にすると花落ちしない。美味しい。多収穫である。

故に、蜜柑の木の周りを油紙で遮断して消毒薬をおくならよい。

先に枇杷に寒肥をやるといいというのでやったら、それから枇杷が生らなくなった。

それから私は肥毒に気がついたのである。

近く雑誌が出る。霊界の変化により火素が増量のため、そういう変化が激しくなる。」