自然農法について 御垂示 2
明主様御垂示 「特産物の生産地被限定的性質」 (昭和24年7月1日発行)
信者の質問
「農産物における特産物、例えば京都市上加茂の「加茂なす」、「すぐきの蕪」などを、隣村で栽培しても同様のものはできませんが、右の原因について御教えをお願いいたします。」
明主様御垂示
「体的にはいろいろの原因により、土質が一カ所に固まり、その霊気の影響により、そうなるのでしょう。」
明主様御垂示 「虫害の原因は肥料や灰」 (昭和24年7月10日発行)
信者の質問
「苗代に漆(うるし)の葉を堆肥に使用いたしますと、「ゆりみみず」が湧かなく成績を挙げておりますが、
無肥料栽培の場合、連続使用いたしますと、漆の毒素が溜まって悪くなるのではございませんでしょうか。」
明主様御垂示
「ふつうの堆肥で土さえ汚さなければ虫は湧かない。
肥料をやったり、灰をやったりするから汚れて虫が湧く。
土さえ清浄にしてその生命を活かし、またその所有主が信仰心あれば無限に作物はよくなる。」
明主様御垂示 「人間の居住地域の拡大と気候の温暖化」 (昭和24年7月20日発行)
信者の質問
「毎年だんだん暖かくなるようですが、今年の稲作は早稲(わせ)がよろしいでしょうか。奥稲(おくて)がよろしいでしょうか。」
明主様御垂示
「そんなに気侯は違わない。どちらでもよい。
その土地によりその気候の違いさに合わせてやればよい。
暖かい所では二毛作でよい。
だんだん暖かくなるのは人間の住む場所が広がってゆくからで、人間がふえると暖かくなる。
北海道なども以前よりずっと暖かくなってきた。
これは人体から発散する熱のためで、これはたいしたものである。
人間が住むようになるに従い暖かくなる。
いまに南北極に人が住むようになる。
陸地の発見は氷が溶けるためである。
また地殻の収縮により海が深くなり、海が深くなると川が浅くなってくる。
しかしいくら川は浅くなっても南極北極の氷がとけて海水になってゆくから涸(かれ)っきりにはならない。」
(註 二毛作を禁止する次の明主様御講話がある。
明主様御講話 「二毛作はいけないが二期作はいい」 (昭和29年1月6日)
「それからもう一つ特に注意することは、前に二毛作はいけないと言ったのは、米と麦をチャンポンにすることはいけないので、米だけの二期作なら、かえっていいくらいです。
しかしこれは気候が暖かい所でなければ無理ですから、気候が暖かい所で可能な所ならしてよいです。農業のことはそのくらいにしておきます。」)
明主様御垂示 「野鼠による農作物被害」 (昭和24年7月20日発行)
信者の質問
「尾張地方に農作物を荒らす野鼠が日に増えておりますが、いかにしたらよろしいでしょう。」
明主様御垂示
「その地方の霊界が曇っているから、相応の理によってそういうものに荒らされることになる。
入信をしてお蔭をいただけばその人の箇所だけはその被害を免れる例はよくある。」
明主様御垂示 「神様は人間が食べるだけは与えてくださる」 (昭和24年7月)
信者の質問
「本年は農産物が不順と申しますが、農産物の収穫高と人口問題との霊的関係についてお伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「本年は農産物が不順ってことはどうして判るんですか。
まだ、これからじゃないですか。
こんなことが判るんなら神様以上ですね。
収穫と人口問題とは、それは関係がありますが、神様がやってられるんですからね。
ただ人間が邪魔するんで困るんです。
産児制限なんて人間がよけいな心配をするからいけないんですよ。
神様は、人間が食べるだけは与えてくださるんですからね。
もっとも、間違った農業をやってるんで、これは困ったもんですがね。」
明主様御垂示 「稲作を畑でやるのは駄目」 (昭和24年7月)
信者の質問
「稲苗を畑で育てて植えつけるのは差し支えないでしょうか。また苗を温床で育てることはいかがでしょうか。」
明主様御垂示
「稲ってのはやっぱり水田でやるのが本当で、畑でやるのはいけませんね。温床もよくありませんね。
ただあまり寒い所だとか、冷たい山水の入る所だとかはいいですよ。
ごく温度を低くしてやればいいんです。
しかし本当から言えば、自然に反するからいいもんじゃありませんね。
最近よく電気だとか、いろんな放射線でやってますがね、あれはみんな駄目ですよ。
これは、私断言しておきますよ。一時はいいんですがね、一年とか二年とかはね。しかしもうその先は悪くなりますよ、不自然ですからね。
まったく「文化人」というのは馬鹿なもんでね、
一時いいともうそれが絶対にいいものだ、と思い込んでしまうんですね。
一時よくったってその反動は必ず悪くなるんです。
だから騙されちゃいけませんよ。
ああいうものを研究してる人には気の毒ですがね、知らないんだからしかたがない、決して永くは続きませんよ。
すべて大自然の気候風土そのままにそって行くのが一番いいんです。
ちょうど、米の飯は年中食ってても飽きがこないでしかも一番の栄養になりますが、
菓子だとか、酒なんてものは少しならおいしいんですが、
そればかりだとじきに飽きてしまって栄養も悪いでしょ、そんなもんですよ。
いろんなことを利用してやるのは一時的でね、あとは土が疲れてしまうんです。
なんでも自然に倣うのが一番いいんです。
人間の体でもね、健康で働けるように自然にできてるんです。
それを間違ったことをして駄目にしてしまうんですからね、まったく。
だから、どこかうまく行かないときには、どんな点が自然に合わないかを考えるんですよ。
大自然が人間の先生です。
この御浄霊だって大自然の法なんです。
これは火と水と土の力ですからね、霊光が火と水で、それが人間の体を通るとき、土の力が加わるんです。
大自然も火と水と土だから同じですよ。
肥料だってそうで、堆肥がいいんです。
草が枯れ木の葉が落ちて土に混ざるってのは大自然ですからね。
なにも大自然は、馬糞や金肥を降らせやしない。(笑声)」
明主様御垂示 「無肥料でやると最初は成績が悪い」 (昭和24年7月)
信者の質問
「私は毎年水田と乾田をやっておりますが、昨年は肥料を配給になっただけやり、御浄霊いたしましたところ、二斗三升の増収でした。
本年は無肥料栽培でやろうと思いますが晩稲がいいか早稲がいいかについて御教示ください。」
明主様御垂示
「これはその土地と気候によって違いますからね、そこで長い間やってる人に聞いてみるよりしかたがないですね。
無肥料でやると、最初伸びるときは成績が悪いですが、これは煙草や酒を飲んでる人が急にやめると、しばらくは精がつかないのと同じで、肥料中毒になっているんですから心配したもんじゃありませんよ。
半ばごろから土の本当の養分を吸うようになりますから、どんどん元気づいて伸びてきますよ。」
明主様御垂示 「虫は肥料からわく」 (昭和24年7月)
信者の質問
「道端の草や藁などを田に入れると、ズイ虫や害虫が発生しやすいと申しますが、この点いかがなものでしょうか。」
明主様御垂示
「そんなことは絶対ありませんよ。
肥料をやるから虫が湧くんですよ。
ズイ虫は硫安のためが多いようですね。
無肥料なら発生しませんよ。
だから、ズイ虫は肥料の貯蔵所の近くに多いって言いますね。」
明主様御垂示 「客土について」 (昭和24年7月)
信者の質問
「田に客土をやる風習がありますが、これは差し支えありませんでしょうか。また、客土をやるにはどのような土がよろしいでしょうか。」
明主様御垂示
「この客土っていうのがね、無肥料栽培のいいことをよく証明してるんですよ。
客土っていうのは肥料を使わない処女地のことですからね。
たいてい百姓は山の土を持ってきますが、肥料のために土がやせてしまうから、まだ肥料の入ってない山の土を持ってくるんですよ。
ところがね、いままではどう理屈をつけていたかって言うと、永年作物を栽培したために土の養分を吸いとってしまったからだ、と言ってるんですが、実はそうじゃないんですよ。
肥料をやったために土を殺しすぎてしまったんです。
実際このことなんか、いかに無肥料がいいかってことをよく証拠立ててるんですがね、
それだから、客土をやる場合には、いままで肥料を使わなかった土ならどこのでもいいですよ。」
明主様御垂示 「馬鈴薯について」 (昭和24年7月)
信者の質問
「馬鈴薯を作るには、北海道の種薯が良いと申しますが、他の地方でもやはり北海道のものを使用したほうがよろしいでしょうか。」
明主様御垂示
「そんなことはありませんよ。
馬鈴薯ってのは割に寒い所がいいんです。
それで北海道のがいいって言うんですがね、無肥料にすれば北海道以上のがどんどんできますよ。
そりゃあすばらしいもんですよ。
真っ白で、ネットリしてて、香りがよくてね、まったくなんとも言えませんよ。」
明主様御垂示 「茶と肥料、山間地の無肥料、煙草」 (昭和24年7月1日)
信者の質問
「無肥料栽培について・・・、
(一)お茶の栽培について、戦争中は肥料が無かったため無肥料栽培になっておりましたが、葉が繁茂せず、却って実が沢山出来ました。
戦後、有肥栽培に致しましたところ、実は余り出来ず、葉が繁茂して参りました。
元来お茶は葉を目的と致すもの故、有肥栽培の方が良いので御座居ましょうか。
(二)山間の土地を開墾致しますと、二、三年は無肥料で出来ますが、その後は出来なくなりますが、いかなる訳で御座居ましょうか。
(三)煙草の葉は、無肥料にすると成長が悪く、専売局の調査の時に責められるので困惑致します。」
明主様御垂示
「(一)お茶だけは有肥の方がよい。葉が目的のもの、葉を目的のものは有肥にする。
実を目的のものは無肥がよい。これは肥料の中毒のためである。
(二)水の具合か太陽の具合かである。
無肥料は連作ほどいい。山田・・・水が冷いのだと思う。
(三)煙草は二、三年成績がわるい。
四年目位に普通になる。その先は増産になる。」
明主様御垂示 「七 曜」 (昭和24年7月7日)
信者の質問
「今年度の田植ですが、田植迄は月、水曜に植えた方が植え痛みがせず、火、日曜日に植えた方は植え痛みがひどいのでしたが、今年はその反対の現象を見せられましたが、いかなる原因でしょうか。また七曜の意味を御教示願います。」
明主様御垂示
「無肥料にしたためである。
七曜とは日月火水木金土と、あらゆる宇宙の原素を七つに分けたのである。」
明主様御垂示 「無肥減収と植傷み」 (昭和24年7月7日)
信者の質問
「今年の大麦、小麦(約七反歩)を無肥料耕作致しましたところ、例年の有肥時の半分位しか穫れませんでした。
生育初期は前肥が残っていたのか有肥と同程度に発育し、中期より赤くなり見られない程になって来たのでした。
今度の稲も赤くやせていますが、今後堆肥の施し法を御指導下さい。」
明主様御垂示
「稲作など堆肥の要はない。
大抵初年度二、三割、二年目一、二割は減収し、三年目位に同作になる。
種が特に肥毒を含んでいる。
最初は一部ずつ無肥料にしてやるとよい。」
明主様御垂示 「糞尿の処理」 (昭和24年7月12日)
信者の質問
「現在無肥料耕作の場合、糞尿はどう処理すれば宜敷う御座いましょうか。
また、将来全部が無肥料栽培の暁は糞尿はどのような装置で処理されるので御座いましょうか。御伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「深い穴を掘って埋める。都会では海へ捨てる。」
明主様御垂示 「大豆粕や紫雲英を堆肥」 (昭和24年7月13日)
信者の質問
「無肥料栽培のとき、大豆粕や紫雲英(れんげそう)を堆肥の補充として使うことはいかがでしょうか。」
明主様御垂示
「これは必要ありませんね。
しかし、まあそんなに悪くはありませんがね、同じ植物ですからね。
しかし手間がかかるでしょ、よけいな。
大豆粕も時と場合によって使ったらいいでしょう。」
明主様御垂示 「農作物や田畑に対する浄霊はいつまで続けるべきか」 (昭和24年7月13日)
信者の質問
「土の力を生かすのが観音栽培と伺っておりますが、植物に御浄霊するのは現在土に肥毒のある間だけでしょうか。
将来肥毒がなくなったときには御浄霊は必要ないでしょうか。」
明主様御垂示
「これは無論肥毒のある間は必要ですが、しかし将来もやったほうがいいですよ、霊の曇りってものはなんにでも憑くもんですからね。
例えば田圃を売った場合、後になって売り手がその田圃に執着して「ああ惜しかった。あの田は売るんじゃなかった、残念だった」というふうにくやしがると、その想念が田にきますからね。
田圃を抵当にしてたために取り上げられた・・・というような場合はよけいですよ。」
信者の質問
「将来、国がきれいになれば豊作になると考えてよろしいでしょうか。」
明主様御垂示
「無論そうですね。
いつも言うように、いま全国的に騒いでる松や杉の虫も日本人の想念が曇ってるからで、その曇りが虫を作ってるんです。これと同じことですよ。」
明主様御垂示 「農作物の浄霊の仕方」 (昭和24年7月19日)
信者の質問
「農作物の御浄霊の場合(二町位)前者は一株一株丁寧に御浄霊します。
全耕地致しますには五日位かかります。
後者は一通り畦の上から御浄霊する程度、毎日全耕地を御浄霊出来ます。どうさせて戴いたらよいでしょうか。
七月十四日付新聞切抜きを持参しました。
事実はこれと異なりキウリ、ナス、芋はとても良好で、稲もよくなって来ました。
野菜が美味なので、町でも評判よく、売行き良好で御座います。」
明主様御垂示
「一株一株でなくてよい。」
明主様御垂示 「剪定と摘芯」 (昭和24年7月21日)
信者の質問
「果樹、瓜類等、収穫を良くするために剪定及び摘芯を行いますが、これは反自然に思われますが、無肥料栽培においては、いかがなもので御座いましょうか。
もし差支えないとすれば、有肥の時と方法は同じでよろしゅう御座いましょうか。御伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「剪定や摘芯する事が反って自然である。
植物は切られる事を喜ぶ。切った方が花もよく咲き、実もよくなる。勢いよくなる。」
明主様御垂示 「田草取りの時期」 (昭和24年7月25日)
信者の質問
「田の草を取りますのに、日中の暑い時取った方が良いでしょうか、朝の涼しい時にした方がよいでしょうか。
また、日中の暑い時と朝の涼しい時草取りをしたのでは、稲の発育や収穫に影響があるものでしょうか。御教示下さい。」
明主様御垂示
「どっちでもよい。草を育てるものなら取っては具合が悪い事もあるが、(そんな事はない。)」
明主様御垂示 「堆肥の藁」 (昭和24年7月25日)
信者の質問
「無肥料耕作の場合、平担地の農家で堆肥にする山草や木の葉が入手し難く、その上藁は殆ど牛の飼料となってしまいます。
牛を売って藁を残した方がよいでありましょうか。御教示願います。」
明主様御垂示
「藁は堆肥にいけない。(硬すぎる)
草か木の葉に限る。草の葉が一番いい。(軟い)
どうしてもいけなければ何にもやらず土を吟味する。赤土を避ける。
(木の葉の場合は充分腐らせる)」
明主様御垂示 「草木の作用 (無肥 保水と固土)」 (昭和24年7月28日)
信者の質問
「無肥料栽培法について、
(イ)人糞尿は二ケ月位経過したもの。
(ロ)菜種粕、鰊粕のごとき動植物性のもの。
右二項のものは施肥しても差支えないように本教の一信者より聞きましたのですが、いかなるもので御座いましょうか。
また、豚、牛を飼育しておりますが廐肥も余りよいと言われないのですが、害にならないで御座いましょうか。御教示を御願い申し上げます。」
明主様御垂示
「人糞や菜種など使えば無肥料でないからいけない。
肥料は土にある。草木は土を固めぬのと、水を保つ作用である。」
明主様御垂示 「暴風の要と霊界」 (昭和24年8月5日)
信者の質問
「二百十日、二百二十日を厄日として(暴風のあるかないかを心配します)おりますが、いかなる訳でしょうか。御伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「必要がある。
稲の根を固めるとか、花に吹いて雄蕊雌蕊を結合させるとかの必要があるからで、差支えない。強すぎては困る。
人間が霊界を曇らせなければ丁度よく吹く。
また、肥料をやると弱くなるから倒れる。
無肥なら、大抵の風に倒れぬように出来ている。」
明主様御垂示 「焼土、燻炭」 (昭和24年8月8日)
信者の質問
「私は田八反の無肥料耕作を実施させて頂いております。
初め苗代に藁を入れ、四十五日間置き本田に植付け致し、藁と草を植付け前に入れました。
四十日後草を二日干して一寸位にきざみ、田圃全部にまきました。
土用に入ってから焼土、燻炭を施しました。
ただ今の出来具合は、始めは赤く小さかったのですが、七月後よりはとてもよくなって一同喜んでおります。
目下出穂肥時にて、村人達は一生懸命になっておりますが、私は何もやっておりません。
このままで十分の実が出来るのでしょうか。御伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「このままでよい。
焼土や燻炭は不要である。草は柔かいもの。
村民の言う事など介意せずやれ。」
明主様御垂示 「植物はみな必要」 (昭和24年8月9日)
信者の質問
「みろくの御代までに自然淘汰される動植物について御垂示下さいませ。」
明主様御垂示
「動植物はあまり淘汰されぬ。
むしろ人間が淘汰される。
すべて動植物は人間の必要のためにあるのである。
恐龍等のごとき、人間に害をなすものは自然淘汰された。
八岐大蛇とか、大蠎(うわばみ)なども今はなくなった。
故に人間に必要がなかったり、害をするようなものは無くなる。
人間の血がきれいになれば、黴菌もなくなる。
食物や想念等により血が濁る事もなくなるから、肺結核のごときもなくなり、結核菌もなくなる。
植物は皆必要なもののみであるから、無くならぬ。
(日本武(ヤマトタケル)・・・松の木と間違え蠎をまたいだ。八岐大蛇もなくなった。猪、狐などもなくなる)」
明主様御垂示 「赤色となった麦」 (昭和24年8月9日)
信者の質問
「無肥料栽培で本年初めて麦を作りましたが、大変色が赤くなり、心配しております。
今後浄霊だけでよいのでしょうか。中耕、土寄せ等不要でしょうか。御教示下さい。」
明主様御垂示
「今迄の肥毒が出るのである。これを過ぎるとよくなる。」
明主様御垂示 「青果類の無肥料」 (昭和24年8月16日)
信者の質問
「青果物の栽培で有肥料と無肥料の場合を比較しますと、施肥栽培は芽がぐんぐん伸びて仲々よく結実致しますが、
無肥料栽培は生育状態遅く、結実も遅くなり、果実の売行も悪く(時期遅れ)この点何かよい方法はないものでしょうか。」
明主様御垂示
「果物は神様が土の成分を吸うように作られている。
それが肥料分を吸うように変化している。
それをやめるから一時生育が止る。二、三年はやむを得ぬ。」
明主様御垂示 「堆肥半腐れが好適」 (昭和24年8月17日)
信者の質問
「(一)無肥料栽培の場合、藁を細かく切ってそのまま使う場合とに浸して腐らせて使う場合の使い分けは いかに致しましたらよろしゅう御座いましょうか。
(二)生草と乾草とどちらがよろしゅう御座いましょうか。
(三)酸性で麦類、豆類の出来ない新開墾地に灰類を施す事はやはりを施す事になりますでしょうか。御浄霊だけしていればよろしいでしょうか。」
明主様御垂示
「(一)腐らせた方がよい。腐らせすぎるといけない。半腐れが一番よい。根を張る時に邪魔する。
(二)どちらでもよい。土を固まらせぬためである。
(三)必要はない。」
明主様御垂示 「紫雲英植える事」 (昭和24年8月17日)
信者の質問
「紫雲英を田に作る事は作物に有害でしょうか。また、無肥料耕作の方からみてどうでありましょうか。」
明主様御垂示
「外のもの、喰える物を植えるがよい。」
明主様御垂示 「接 木」 (昭和24年8月23日)
信者の質問
「観音栽培でも果樹等に対し接木などは必要なものでしょうか。」
明主様御垂示
「必要とか不必要というものでない。肥料の問題である。」
明主様御垂示 「無肥にして虫発生」 (昭和24年8月25日)
信者の質問
「本年三月二十一日入信しまして、四月二十一日光明如来様をお迎え致しました者ですが、
数年前帰農(元警官)し、本年の稲作四反二畝を全部無肥料耕作に転換しましたところ、
苗代の時より稲熱病が発生し、殆ど潰滅の状況にて、他家より普通の苗を貰い受けたものは大した被害もないのです。
これはいかなる理由で御座いましょうか。また、浄霊にて復活致すものか御伺い致します。」
明主様御垂示
「復活する。種が肥毒を食っているのであるから、いずれ科学的にかいて光新聞に出す。」
明主様御垂示 「藁の大きさ」 (昭和24年8月29日)
信者の質問
「無肥料栽培の場合田に入れる藁の量はいか程が適当でしょうか。
草の思うようにない所では畑に藁を入れることの可否、草の沢山ある所では田に草を入れることの可否を御教示御願い申し上げます。」
明主様御垂示
「長くてはいけない。極く短くする。長いのならやらぬ方がよい。草を入れてはいけない。」
明主様御垂示 「水田に井戸水可」 (昭和24年9月2日)
信者の質問
「井戸水は水田の栽培によいとされ、当地方にては盛んに実施しております。
勿論、地の霊気のためと存じますが、浅い所は色々な成分を含んでいるからよいが、深い井戸水は駄目だと言われますが、いかがなもので御座いましょうか。
地の所は霊気と井戸の深浅について御教えを御願い申し上げます。」
明主様御垂示
「地の霊気とは関係はない。
地下水には水によって鉱物のある時とない時がある。
鉱物気のないのがよい。
井戸水は鉱物がないからよい。
特に石の間を通ったのはいい。」
明主様御垂示 「山田の水」 (昭和24年9月6日)
信者の質問
「私の方は山田で、地盤が悪く、水が一面に当らぬので畦の方は穂が早く出ますが、水口の方は非常に遅れるので困っております。
田の水はいつ頃落水したら宜しいでしょうか。」
明主様御垂示
「山の水のためである。山水が冷いためで、出来るだけ溝で廻すようにする。」
明主様御垂示 「無肥栽培と鼠、雀害 (信仰)」 (昭和24年9月7日)
信者の質問
「神示の耕作の里芋、甘藷等は鼠害が多く、米は雀が他の田より沢山集まりますように思います。
鼠、雀等は作物の風味を知っているのでしょうか。
また、この鼠.雀害を絶滅するには従来行われている方法の他はないものでしょうか。お伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「これは逆である。
土と種子の肥毒は二、三年かかる。
所によると、堆肥といって肥料をやっている。
いろいろ違っている点があろう。
信仰が軌道にのり、無肥料でやっているなら、そんな事はない。」
明主様御垂示 「不自然耕作」 (昭和24年9月7日)
信者の質問
「神示の耕作について御尋ね致します。
砂土の田にて毎年取れた藁全部と青刈紫雲英(レンゲ)全部と、窒素肥料五、六貫目位施しても普通田より三斗位少なくしか穫れませんが、自給肥のみにて増産出来るでしょうか。御教え下さい。」
明主様御垂示
「これは勝手なやり方である。よく出来っこない。
これは純然たる無肥で、土を清浄化しなくてはいけない。
紫雲英は、人間が見て楽しむために神様が造られたもので、これを肥料に使うのは神意に叛く。
藁は土を温めるためで、出来るだけ細かく切る。根伸びをよくする。つかえるといけない。
窒素肥料も一時的なものである。」
明主様御垂示 「自然栽培で発芽せず」 (昭和24年9月8日)
信者の質問
「KKと申す信徒、本年初めて無肥料耕作をしたのですが、野菜類、麦、大豆等は今のところ有肥料より幾分収穫があるようですが、
煙草、甜菜(てんさい)の二種は全然発芽致しません。
播く前に御浄霊したのですが、甜菜と同じ土地へ野菜も一緒に播いたのは非常に多く発芽し大きくなっております。
他の有肥料耕作の甜菜、煙草等は良く出来ております。
いかなる訳で御座いましょうか。御伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「(植物の性質もあるが)肥毒を多く食い過ぎている。
(それで肥料を吸うように性能が変っているので、土の養分を吸う性能が出て来ない)
全然発芽しない訳はない。
外に原因があろう。
煙草など特に無肥でよく出来る。
肥料が適するよう茎の性質が変ってくるものである。」
明主様御垂示 「豆粕肥」 (昭和24年9月15日)
信者の質問
「無肥料耕作について御伺い致します。
肥料を施す事の不可な事は承知しておりますが、堆肥不足の時、その不足量を補うために古い植物性肥料、例えば豆粕または菜種のしぼり粕等を施してはどうで御座居ましょうか。御教示願います。」
明主様御垂示
「差支えはないが、効果は何もない。時々中耕する。」
明主様御垂示 「有肥無肥の藁」 (昭和24年9月16日)
信者の質問
「無肥料の藁と有肥料の藁を堆肥として田畑に施してみた場合、作物に現われる相違点を御教示願います。」
明主様御垂示
「有肥が不可である以上、藁も不可である。」
明主様御垂示 「桑園の蚕糞」 (昭和24年9月16日)
信者の質問
「桑園に蚕糞を使用していますが、どうでしょうか。また外のものを入れるとしたらどのような物を使用したらよろしいでしょうか。御教導お願い致します。」
明主様御垂示
「堆肥以外は絶対いけない。」
明主様御垂示 「草花の肥料」 (昭和24年9月16日)
信者の質問
「草花の肥料として菜種粕を使用しておりましたら、
菊花類等大変良く咲き、大輪も出来、虫類などもつかないように思います。
無肥料に致しますと、花も小さくなり、数も少くなります。
無肥料で大輪を咲かせるにはいかに致したらよろしいでしょうか。お伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「無肥なら大輪が咲く。
一時は悪いが、根が固まるといけない。
土を固めない工夫がいい。」
明主様御垂示 「藁 肥」 (昭和24年9月23日)
信者の質問
「古老の話によりますと、山形地方ではその場所に生育した稲藁の半分か三分の一のみを肥料として収穫を得ていたそうですが、観音栽培を致します場合、この程度の藁では少いでございましょうか。」
明主様御垂示
「いい加減でいい。多すぎても少なすぎる事はない。出来るだけ短く切った方がよい。」
明主様御垂示 「実の入った種子」 (昭和24年9月27日)
信者の質問
「最近川崎式農耕法の指導者が、稲の種子モミの採取は若取りの方が病虫害が少なくて結果が良いと言っております。
これは普通稲苅より半月程早く稲穂の先半分程をしごいて採取するのですが、
無肥料栽培では種子はよく実が入った方が良いだろうと聞いております。
いずれの方法で採取した方がよろしいでしょうか。御伺い致します。」
明主様御垂示
「無論、稔った方がよい。」
明主様御垂示 「汚物処理と河川」 (昭和24年10月14日)
信者の質問
「無肥料時代となりました時の汚物塵芥等は焼却放流さるるものと存じますが、
この場合、大河川の流域には大都市、小河川の流域には小都市と言うような発達があるものと考えてよろしいでございましょうか。」
明主様御垂示
「汚物は海の沖へ流す。
塵埃は焼き・・・。外国ではそうしている。
大河川は交通が便であるから、大都市になる。
河川利用の交通は一番いい。安く出来る。」
明主様御垂示 「切藁の大きさ」 (昭和24年10月19日)
信者の質問
「無肥料栽培に使用する藁は一分か五厘位に切って使えとのお言葉でありましたが、
衝撃式粉砕機のごときものにて五厘以下の粉にすることはどうでしょうか。
あまり粉になると悪いでしょうか。」
明主様御垂示
「細かいほどいい。根がつかえぬ。」
明主様御垂示 「摘芽や交配」 (昭和24年10月24日)
信者の質問
「花作りや盆栽などの場合芽を摘んだり撓(たわ)めたり交配などを行いますが、自然に反せぬものでしょうか。
また施肥によって栽培の効果をあげておりますが、やはり間違いでしょうか。」
明主様御垂示
「大いに改良する方がよい。肥料がいけない。
果物など、原始時代からいへば、ズーッと殖えている。
神様が最初に造った時は、貧弱なものであった。
施肥は一時的なものである。」
明主様御垂示 「藁を入れる法」 (昭和24年10月26日)
信者の質問
「私は目下鳥取市を中心に開拓していますが、同地方の田は精々三寸位しか掘る事が出来ません。
五、六寸も掘ると下の粘土層が傷つき、水が地下へさがってしまう所です。
藁または枯草をいかなる方法にて土に入れるか。お伺い致します。」
明主様御垂示
「藁を細かく切って土と交ぜる。」
明主様御垂示 「回虫と肥料」 (昭和24年11月5日)
信者の質問
「最近回虫保持者が極端に増えて参りましたが、これは浄霊によりて絶滅出来るでしょうか。
出来得るとしたら、どこを最も良く浄霊致したらよろしいでしょうか。
なお、何回位にて効果が表われますか。」
明主様御垂示
「霊が曇ってると体が汚れる。汚れると虫がよく育つ。だから汚いのである。
原因は肥料である。野菜に糞尿をやるが、その中に虫の卵が入っている。
であるから、無肥料にすれば回虫もなくなる。
信仰により浄化してゆくと、汚れの古いのは出るし、新しいのはなくなる。
であるから、回虫をなくするには入信する外はないという結論になる。
回数は言えない。
多いのは百匹や二百匹いるのがある。」
明主様御垂示 「北支は雑草生えず」 (昭和24年11月5日)
信者の質問
「支那(北支)の畑にはなぜ雑草が生えないのでしょうか。
彼等は種蒔きの後は肥料として人糞を使用致しております。
また時々井戸水を供給致している外、手入れは一切致さぬ故畑の土は固くなっておりますが、それでも結構よく実るのであります。」
明主様御垂示
「土の性質による。上皮だけ固まり、心は固まらぬ。下へ行った所は柔かい。雨の少い所であろう。」
明主様御垂示 「人糞の処理」 (昭和24年11月7日)
信者の質問
「無肥料栽培につきまして「農家の人糞はいかに処理したらよろしいのでしょうか」と言う事をよく農家の人に聞かれますが、
その他家畜のものも、どのようにしたら一番よろしいので御座いましょうか。御伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「地に大穴を掘って埋めればよい。すると土に還元する。」
明主様御垂示 「作物の病気」 (昭和24年11月8日)
信者の質問
「私は本年五月入信した者でありますが、早速無肥料栽培をさせて戴きましたが、作物に病気がついて困りました。
一生懸命御浄霊を致しましたが遂に治らず、秋となりました。
いかなる理由でしょうか。黴菌のためでしょうか。今後御浄霊だけしていればよいのでしょうか。御伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「種か土に肥毒が残っている。」
明主様御垂示 「試験場よりの籾種」 (昭和24年11月13日)
信者の質問
「最近、農事試験場から籾種の新品種が出ましたが、昨年試作をした人の話によれば、今迄のものよりも取り高が多く(九俵取り)病気が付かないでよい粒が実ったとの事ですが、来年はこの籾種を用うべきでしょうか。
やはり自作の無肥三年の籾種を用いた方が宜しいでしょうか。御伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「やって悪くない。両方やってみるとよい。」
明主様御垂示 「里芋の花咲く」 (昭和24年11月14日)
信者の質問
「今年、相模原方面に里芋の花が咲いておりますが、里芋に花が咲く事は極くまれで、老人はこれを悪い事の前兆のように申しますが、何かわけがございますでしょうか。」
明主様御垂示
「こういう変った事のあるのは変った事の出る訳である。何かの前兆であろう。」
明主様御垂示 「人心と病虫害」 (昭和24年11月17日)
信者の質問
「柑橘園の無肥料・無消毒栽培でどうして病虫害が絶無になるのでしょうか。
また絶無になるには何ケ年位かかりましょうか。
私は本年無肥料で少しやりましたところ、型が大きくて味のよいみかんを穫ましたが、表皮のガサガサしたのや形の悪いのが混っております。
これはいかなる理由でしょうか、御伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「長年の肥毒がとれないのである。
肥毒がすっかり除れても虫はいくらか湧く。
人間の心がよくなれば初めて虫はなくなる。
虫の湧くのも霊界に曇りがあるからである。
その一部に肥料が残っている。」
明主様御垂示 「他地の種子」 (昭和24年11月19日)
信者の質問
「穀類、野菜類の無肥料の種子を、気候風土の異った地方で播種致しまして良く出来るものでございましょうか。御伺い致します。」
明主様御垂示
「あまり違ってはいけない。試してみてからがよい。」
明主様御垂示 「麦種湯に浸す事」 (昭和24年11月26日)
信者の質問
「当地では今までは麦の種を播く前にある程度のお湯に浸して置いて播くと黒穂が無くなると言い実行しております。
無肥料の種を無肥料耕作にて播くには右の事は必要ありませんでしょうか。御教え願います。」
明主様御垂示
「どっちでもよい。温めると発芽が早くなる。気候の暖かい所では必要ない。」
明主様御垂示 「雨量多き田」 (昭和24年11月26日)
信者の質問
「雨量が多くてなかなか田が乾きませんが、藁を入れて起して菜種(なたね)、また麦種(たね)をしてもよろしいでしょうか。」
明主様御垂示
「田へ溝を掘って水をはかす。」
明主様御垂示 「麦踏みの可否」 (昭和24年11月26日)
信者の質問
「麦栽培に寒期の三月頃迄、麦踏み(踏圧作業)を農業会などで奨励していますが、自然の発育力に逆らう理ですが、いかがで御座いましょうか。
謹んで御伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「霜のため持上るから、結構である。」
明主様御垂示 「堆肥の藁と草」 (昭和24年11月26日)
信者の質問
「私は本年初めて無肥料栽培を実行させて戴きましたが、土に藁を入れたのと草を入れたのとは、藁を入れた方が成績が良いように思われましたが、人にもいろいろよく聞かれますので、どちらが良いでしょうか。」
明主様御垂示
「草でよい。畑は特に草がよい。
稲は水のため草は浮くので、藁を土で練る。本当は草がいい。」
明主様御垂示 「紫雲英と糠肥 (漆と灯油)」 (昭和24年11月26日)
信者の質問
「無肥料栽培に紫雲英(レンゲ)もよくないと聞きましたが、米糠、麦糠等はどうでしょうか。」
明主様御垂示
「紫雲英は、人間の眼を楽しませるために咲かされたもので、神様の目的と違う。
また、糠は、人間が物を洗ったりなどの用途に使うものである。
私は前に漆を使ったが、漆を落すのは灯油で、灯油は糠ならすぐ落ちる。大したものである。
土は自然であるから、木の葉など皆自然であるから、それ以外のものは皆いけない。」
明主様御垂示 「耕作に木蝋や綿の実」 (昭和24年11月27日)
信者の質問
「日月地(ミロク)耕作の事についてお伺い致します。
「モクロー(木の蝋)のしぼりかす」及び綿の実(わたこ)を堆肥にしたいと思いますが、よろしいでしょうか。」
明主様御垂示
「反自然である。」
明主様御垂示 「堆肥用のワラは出来るだけ短く切るべき」 (昭和24年12月20日発行)
信者の質問
「山形のある地方では、その場所に生育した稲藁の半分か三分の一のみを肥料として収穫を得ているそうですが、観音栽培をいたします場合この程度の藁では少ないでしょうか。」
明主様御垂示
「これは多い少ないじゃなくて、いい加減に・・・つまり、藁は熱を吸収して根をあたためるためだから、藁はできるだけ短く切って早く腐るようにすることですね。」
信者の質問
「藁の量はその程度でよろしいでしょうか。」
明主様御垂示
「ええ、いいですとも。それに藁はほかにも使いますからね。半分か三分の一でちょうどいいでしょうね。」
明主様御垂示 「石灰の使用について」 (昭和24年12月20日発行)
信者の質問
「火山灰土の土地は酸性が強いため一般作物は生育不良ですが、この場合石灰を施しますと作物が非常によくできますが、これはいかがでしょうか。」
明主様御垂示
「ええ、いいでしょう。土がふつうでなく火山灰なんだから。それで消せるんならかまいませんよ。」
明主様御垂示 「大根葉上向く」 (昭和24年12月1日)
信者の質問
「京都市近郊のあるお百姓さんが、大根や菜の葉がことごとく上に向って長く伸びましたので、今年は大雪が降ると申しておりますが、このような事で予測が出来るので御座いましょうか。
また、天候と何か霊的に関係が御座いましょうか。御教えを御願い申し上げます。」
明主様御垂示
「何の実がどうとか、いくらかはあるであろうが、大した事はない。未だ文化は未発達である。」
明主様御垂示 「綿屑肥料」 (昭和24年12月3日)
信者の質問
「落綿加工をする際、綿の種等の屑が多量に出ますが、これを堆肥として耕作するのは宜しいでしょうか。」
明主様御垂示
「よくない。堆肥が自然である。」
明主様御垂示 「油虫の発生原」 (昭和24年12月13日)
信者の質問
「野菜の油虫の発生の原因・・・」
明主様御垂示
「すべて虫害は肥料から発生する。
他に日当りが悪いとか、気候が悪いとかでいくらか発生するが少い。
無肥料の種と無肥料の土にすれば発生はしない。」
明主様御垂示 「レンゲを堆肥にしてはならない」 (昭和25年1月20日発行)
信者の質問
「無肥料三年目の田で本年九俵とれましたが、穂が重すぎて七、八分通り倒れてしまいました。これは堆肥が多すぎたためでしょうか。」
明主様御垂示
「ほう。どんな具合ですか、これは水田ですか。」
信者の発言
「はい、水田でございます。」
明主様御垂示
「堆肥はなにをやったんですか。」
信者の発言
「藁をやりました。」
明主様御垂示
「藁ね、ほかには。」
信者の発言
「ほかにはなにも使いませんでした。」
明主様御垂示
「よく堆肥だけだって言いながら汚穢なんか入れてる人がありますがね。けど、これは九俵ならとれたほうですね。」
信者の発言
「ほかの所はだいたい七俵で、田ブドーを使った所は六俵でございます。」
明主様御垂示
「田ブドー。」
信者の発言
「レンゲのことでございます。」
明主様御垂示
「ああ、レンゲですか、レンゲなんかいりませんよ。
あれは肥料じゃなくて美しい花を見せるために神様がお作りになったんですからね。
これはなにか他に原因がありますよ。」
信者の質問
「少しも堆肥をやらなくてもできることもございましょうか。」
明主様御垂示
「ありますよ。そういう所は土が軟らかいんですね。
藁を入れるのは土を温めて軟らかくする役目ですからね、寒い所は必要だが暖かい地方ならいらないくらいですよ。」
信者の発言
「茨城の方で先祖から代々草一本入れないで四畝から四俵とる所があります。」
明主様御垂示
「ほう、多いですね。」
明主様御垂示 「自然供給量という考え方は迷信」 (昭和25年1月20日発行)
信者の質問
「農家ではよく自然供給量ということを申しますが・・・」
明主様御垂示
「自然供給量ってなんですか。」
信者の発言
「例えば、一段の田から五俵までは自然のままでもとれる。
しかしそれ以上たくさんとろうと思えば肥料をやらなけりゃいけないと申します。」
明主様御垂示
「そりゃ、アベコベだ。(笑声)
少しとるんなら肥料をやったらいいし、たくさんとるんだったら肥料をやっちゃ駄目ですよ。(笑声)
つまり、それは迷信ですね。
だから私がいまやってるのは迷信打破なんですよ。
ところが、そっちのほうでこっちを迷信だって言うんですから、まったく、よくも間違ったもんですね。(笑声)」
明主様御垂示 「綿屑を堆肥にするべきではない」 (昭和25年1月20日発行)
信者の質問
「落綿加工をいたします際多量の綿屑が出ますが、これを堆肥として耕作することはよろしいでしょうか。」
明主様御垂示
「あまりよくないですね。
こっちで使う堆肥ってのは「自然」なんですから。
綿の屑が自然に散るはずはないんですからね。
どうしたって木の葉や草の葉がいいんですよ。」
明主様御垂示 「天候の不順も人間が作る」 (昭和25年2月28日発行)
信者の質問
「その年の農作物の豊凶は熱田神宮の御神示によって判ると言われておりますがいかがでしょうか。」
明主様御垂示
「さあ、熱田神宮には判りませんよ。
もし判るとすれば、それを気象台なんかが利用しなくちゃいけない。(笑声)
外れることもあるんですよ。だから気象台も利用しないんです。
本当は神様は当たるはずなんですが、けどまた、ぴったり当たってもいけないんです。
だから、いかなる立派な神様でも当たらせないんです。
ただ、これだけはたしかですよ。
豊年だとか凶作だとかになるのは、みんな人間がそうするんです。
日本中の人間が立派な心を持ち、農作物に対して感謝の気持ちでありがたく頂戴し、物を粗末にせず、ずるい心を起さずに正しい行いをすれば、とても豊作になってとうてい食べきれないくらいできますよ。
ところがいまの人間はそれとは丸ッきり反対の間違った料簡を持ってますからね、
ですから不作になるんです。
いま言ったことは絶対で、これは真理ですよ。
いかなる災難でも天候の不順でもみんな人間が造るんですよ。」