食と健康について 7 (偏食)
明主様御講話 「偏食について」 (昭和27年8月26日)
「そういうような具合でいつも言う通り常識です。
すべてうまいという味は人間に必要だから神様は作られたのです。
だからまずい物を我慢して食べてはいけない代わりに、おいしい物は大いに食べて良い。
それから、よく偏食がいけないということを言いますが、偏食がいけないということはないのです。
あれは偏食がその人に大いに必要だからするので、それで良いのです。
で、その必要がなくなればふつうになるのです。
よく子供なんかで、線香を食べたり壁土を食べたりするのがありますが、
これはその人に虫の霊が憑いているとか、あるいは虫に生まれたことがあるとか、そういうようなためなのです。
だからだんだん浄化していくにつれて、そういう霊はやはり人間に溶け込んでしまいます。
つまり人間と同じ清さの霊になりますから、そういうことはなくなる。
だからもしそういうことを矯正するとすれば、その本人を刺激しないように柔らかにやるくらいで良いのです。
で、人によっていろいろあります。
そういったものでなくふつうの食物でも、魚が嫌いだとか臭い葱とか、そういった物が嫌いだとか、いろいろな癖の人がありますが、
みんなそういった霊的関係と、必要によってそういう癖があるのだから、
そういうのはやっぱり信仰を長くしていれば、だんだんふつうになるわけです。」
明主様御垂示 「偏食は身体が要求するから」 (昭和27年2月15日)
「偏食をいけないように思いますが、決してそんな事はないですよ。
偏食は結構ですよ。
医学の方でいけないように言うんですが、本当言うと偏食が健康に良いんですよ。
一番、偏食でいいのは鳥ですね。
カナリヤなんか稗ばかり食べている。
偏食というのは、身体が要求するんですからね。
要求するのは、必要だから要求するんです。
結構だから、偏食は大いにやりなさい。
人間は偏食するのが健康になるんです。
農作物がそうですね。一つ物を作ったら、段々採れて来ます。
それに対する土が、それを要求する成分が出来て来るんですから、うんと出来ます。」
明主様御垂示 「偏食の嗜好」 (昭和24年11月17日)
信者の質問
「家族八人中四人は信者になっておりますが、全員好んで日頃より生米の製粉や御茶の葉等を赤ん坊に迄食べさせており、
止めようとしても我慢が出来ないので、平素よりそれを用意しておかねばならぬとの事ですが、いかなる理由でしょうか。
光明如来様を御祀りしてありますが未だに直りません。」
明主様御垂示
「嗜好だから、それでいい。」
明主様御垂示 「お茶好きの原因」 (昭和24年1月18日)
信者の質問
「煙草、茶等を非常に好む人が御座いますが、これは酒飲みに龍神、天狗等がいるように何かの憑依霊のためと存じますが、いかがでしょうか。右、御教示御願い申し上げます。」
明主様御垂示
「そうではない。その人の身体の内部の必要上好む。
煙草はともかくお茶はそうである。
煙草は癖である。好むのは内部の器能が要求する。煙草は喫むと頭がよくなる。頭の悪い人には喫ますとよい。
(吸うのはよく、呑み込むのはわるい)
子供でよく口を開けっ放しのものがあるが、こういうのは鼻が高くならぬ。馬鹿面している。鼻が悪いと頭が悪くなる。鼻と頭は関係がある。」
明主様御垂示 「茶葉を好んで噛む (霊が関係)」 (昭和24年2月16日)
信者の質問
「お茶の葉を常にそのまま噛んでおる者があります。
近頃では次第に顔面が青白くなりました。
再三注意致しますが聞きません。どうしたものでしょう。」
明主様御垂示
「好きなものは仕方ない。
よく蜜柑の好きな人は黄色くなるのがある。
霊に関係がある。ある時期までである。何か必要がある。」
明主様御垂示 「豆腐のみ食べる子」 (昭和24年7月12日)
信者の質問
「五歳になる男の子で御座いますが、乳離れをして食事をするようになりましてから、
御飯を食べずに豆腐ばかり食べており、健康でおりますが、霊的に何か御座いますでしょうか。
また御浄霊で治るもので御座いましょうか。御教えを御願い申し上げます。」
明主様御垂示
「よくこういう事があるが、自然に治る。壁土など食う子供もある。」
明主様御垂示 「腺病質と偏食」 (昭和23年11月2日)
信者の質問
「腺病質の児に偏食が多いのはいかなる原因によりましょうか。」
明主様御垂示
「いつも微熱があるために偏食になる。」
明主様御教え 「幼児の食物に就て」より (昭和25年2月25日発行)
「(一部のみ引用) 以前こういう面白い患者があった、四十歳くらいの婦人、ほうれん草が薬というので、
毎日ほうれん草ばかり食い、半年くらい続けると、
身体全体に梅毒のような発疹が出来、驚いて私の所へ来たのである、
これは中毒だから間もなく全治したが、
その婦人の言うにはほうれん草くらい恐ろしいものはありません、一生喰べない事にしましたとの事によってみても注意すべきである、
しかしこれはどんな物でも一種類を多食すると中毒に罹りやすいものであるからホーレン草が特に悪いという訳はない、
およそ食物は食べたい物を適当に食べればいいのである、
ゆえに西洋の物でも日本の物でも偏らないで、嗜好に適する物を撰べばよいのである。」