産後の生活について


明主様御垂示 「出産後の生活」 (昭和24年8月23日)

信者の質問
「私は十三年前、産後の具合が悪く血の道となり、昨年一月より御浄霊をいただきだいぶよろしゅうございますが、

血の道は不治の難症とされて居りますので、全快するものかどうか御伺い申上げます。」

(註 血の道とは、産褥(さんじょく)時・月経時・月経閉止期などの女性に現れる頭痛・めまい・寒け・発汗などの諸症状のこと)


明主様御垂示
「必ず治りますよ。血の道って言っても症状はいろいろありますがね、

要するに子供を産んで血が全部出きらないうちに体を使ったり、頭を使ったりするんで血が使う所に寄るんです。

腰を使えば腰に固まるし、眼を使えば眠が悪くなるしね、

よく産後に精神病になるっていうのは、その血が心配事やなにかのために頭に寄るからなんです。

そしてこの血はふつうではなかなか外へ出にくいんでそれで不治だって言うんですよ。

これは知っておいていいですね、

子を産んだ後は一週間は寝たッきり、

一週間すんだらそろそろ起き出して二十一日間はあまり体を使わぬこと、

それから三十五日くらいからだいたいふつうに動くようにして、

本当は七十五日経ってから常態に戻る
のがいいんです。

産後に無理して体を使うとそれが病気を起すもとになりますから、これは大いに気をつけなくちゃいけませんよ。」

(註 「産後七十五日を経過していない婦人は、浄霊を受けるのは差し支えないが、あまり他の人を浄霊しないように、かえって腕などに毒血が集まってあとで神経痛などになることがあるから」とのお言葉を以前いただいたことがございます。御参考までにここに付記いたします。・・・係)




明主様御垂示 「産前産後の注意事項」 (昭和25年1月20日発行)

信者の質問
「産前産後について注意すべきことをお伺い申し上げます。」

明主様御垂示
「産前はあまり注意すべきことはありませんね。

ま、上に手を上げると流産することがありますが、これは昔から言われてますね。

それから転ぶと胞(えな)が首に巻くって言いますが、おなかが大きくなると重心がとれなくなって転ぶんですね。

ただちょっと転ぶだけならいいけど、梯子段から落っこちたりするのはいけませんね。

それから仕事はふつうにやってればいいですよ。

あまり大事にしすぎないようにして産月まで働くことですね。

お百姓の人なんか産むまで働いてますね。

そのほうがお産が軽くてすむんですよ。


産後は大いに注意すべきですね。

産後、古血が出きらぬうちはあまり動いちゃいけません。

最近は産後氷で冷やすことをしますがこんなことも間違いです。

産後の出血は決して止めてはいけないんです。

そして産後、殊に一週間くらいはなにかするとそこへ古血が寄りますからね、歩くと足や腰へ寄るし、眼を使えば眼が悪くなるし、産後眼を悪くしたのは一生治らないってよく言いますね。

それからいろいろと心配すると頭へ古血が集まるんです。

産後に精神病になりやすいのはそのためですね。

だから、出血しきるまでは安静にして、それ以後は出血を見ながら動いたらいいんです。

まあ、一週間くらいの間は便所に行くくらいにして、三週間くらいまでは体をかばいながら動いて、だいたい三週間で出血は止まりますからね、そういうふうに出血と運動と睨み合わせてすればいいんです。

出血が止んだらだいたいふつうの通りにし、七十五日経ったら完全に本式にしたらいいんです。

ちょっと妙な話ですが、夫婦生活も三十五日間はいけませんよ、恢復が遅れますからね。

三十五日過ぎたら、まあ加減しいしい(笑声)したらいいでしょう。」


信者の質問
「七十五日以後は差し支えないでしょうか。」

明主様御垂示
「ええ、七十五日経ったらふつうでいいですね。」


信者の質問
「食物はいかがでしょうか。」

明主様御垂示
「食物はなんでもいいですよ。」


信者の質問
「入浴はいかがでしょうか。」

明主様御垂示
「入浴も出血の具合で入ればいいんです。

ふつうは入浴すると出血するんで怖がりますが、いま言ったように本当は出血していいんです。

けれども、まあ三週間くらい経ってからボツボツ入浴したらいいでしょうね。」


信者の質問
「梅干や砂糖はいけないと申しますが・・・」

明主様御垂示
「そんなことありませんよ。

けどたくさん食べちゃ食欲がなくなりますがね。

やはり軽いものがいいですね、しつっこいのはもたれますから。

それから白粥に梅干がいいってよく言いますけど、これはよくありませんね。」




明主様御垂示 「産後一週間は寝たっきりにすべき」 (昭和26年12月8日)

信者の質問
「私の娘S(未入信。三十才)本年二月十七日無事二度目のお産をいたしましたが、

四日目に自分で便所に行こうとして二、三歩、歩きかけました時、

急に目まいを感じ、足に力が入らず、気が遠くなりかけ、そのまま床につきました。

御浄霊を一週間いただきましたが、はかばかしくございません。

私一人の入信のため、家族は反対で、米子病院に一週間通い電気および注射などをいたし、かえって悪化いたしましたので、

家で灸および漢方薬などをいたしましたが、同じ状態でございます。

九月よりふたたび御浄霊をいただくようになりましたが、変化ございません。

頭部中央、後頭部が痛み、見たところは元気ですが、力が入りません。

月経も産後五カ月目よりありましたが、不順でございます。

月経前三、四日は特に頭痛激しく起きていることができません。

対談や大声や物のキシム音などはたいへん堪えられません。

食事はふつうでございます。御浄霊の箇所を御垂示のほどお願い申し上げます。

なお、私が娘を浄霊いたしますと、その直後に私の目がタダレたようになります。

しかし、他の人の場合はさほどひどくはございません。これはいかなるわけでございましょうか。」


明主様御垂示
「便所に行こうとして・・・これはいかんな。

産後は、絶対にこういう軽はずみをしてはいけませんね。

一週間は寝たっきりで、一週間経ってから座るくらいで、二週間経ってから歩くと、それでなんともないんです。

これは、早く歩きすぎたんです。

これは脳貧血ですよ。

月経は五カ月目より・・・早すぎたな。

大声・・・これは脳貧血の特徴ですね。

これは、別にたいしたことはない。

やっぱり浄霊に力が入るんじゃないかな。

非常に効きが悪いようですね。

ここ(頸部淋巴腺)を大いにやらなければならないね。

そんなものですね。ここをやってご覧なさい。それで良いでしょう。」




明主様御垂示 「産後無理をした事例」 (昭和27年2月27日)

信者の質問
「TR(三年前入信。三十七歳。女性)。昨年十二月四人目の出産をいたし、御守護により安産でありましたのと、従来の習慣にて、その日より便所に通いました。

翌日の御教えに産後の御注意をいただきましたので、さっそくお伝えいたしましたが、たいして気にも止めない様子でございました。

四日目に頭部に激痛を覚え、頭が割れるようで十日間続き軽くなりました。

産後にもかかわらず腹部が膨脹し尿量も少なく、ついに全身に浮腫みを生じ、血痰を激しく吐き呼吸困難を起すようになりました。

二回目の呼吸困難があり、御浄霊いただき楽になりましたが、全身的浮腫は取れません。

三回目に及び、全身浮腫は以前よりはなはだしく、特に腹部はパンパンに膨れさがりました。

一月末大光明如来様を御奉斎させていただきました。三カ月に及びますが、変化がございませんのは、御浄霊の急所が違っているのでございましょうか。

また霊的に関係がございましょうか。なお、姑が入信後亡夫(金光教と禅宗の両方で祀っております)の慰霊のために、金光教会にお参りいたしましても差し支えございませんでしょうか。」

明主様御垂示
「これはいけないな。こんな習慣なんてありゃしないですよ。これは、この人の習慣ですよ。

もっとも、ひとのみちの信者はやりますが、これは嘘ですよ。

こういうことは以前から言ってありますがね。

書いてありますがね。

一週間は絶対便所に行ってはいけませんよ。

頭が割れるよう・・・言うことを聞かないからだ。

金光教会に・・・差し支えありませんよ。

亡夫は信者だったんだからね。

あるいは、まだ金光教に執着があるかもしれないからね。

お詣りしても良し、しなくても良し、任意で良いですがね。これは霊的じゃない。

たいして気に止めない・・・これは、その通りやらなかったんですか。」


信者の説明
「いたしておりませんようでございます。前三回が非常に楽なお産をいたしておりますために。」

明主様御垂示
「そのためです。そのお詫びですよ。

それを本人が心からお詫びすれば、それで治りますよ。

浄霊は結構だけれども、そのお咎めですよ。

信者になった以上・・・じゃない、メシヤ教の浄霊で救ってもらった以上・・・

つまり私のやり方を言って、その通りやらなかったら救われっこないですね。

だから、そのお詫びをするんです。

頭に激痛・・・これは、祖霊さんが戒告したんです。

それでも気がつかないんでお腹が膨脹したりしたんです。

それで治るわけですがね。

本人が心からお詫びしなければ駄目ですね。」




明主様御垂示 「産婦は産後七十日を過ぎるまで浄霊をしてはならない」 (昭和23年1月28日)

信者の質問
「ホルモン注射を百本くらいした人、紫色のブツブツが全身にでき、痒みはげしく白い粉のようなものが出ますが・・・


明主様御垂示
「薬毒だ、よく治療すれば早く治る。せいぜいやんなさい。・・・

産後七十日くらいは御浄め(註 浄霊のこと)を受けるのはよいが、やってはいけない。

それはお産の古血が残っていて、手を使うと手に集まって固まり、次に溶けるとき痛む。

できるだけ日が経ってからやるほうがよい。

産後、針仕事をすると眼を悪くするのもこれと同じです。

だから古血がどのように出たかによって行動を決めたらよい。
 
兎唇はやっぱり霊的でしょうね。

前世における動物性が残るんですね。」




明主様御垂示 「産後の浄霊開始期」

信者の質問
「産婦が七十五日間御浄霊をしてはいけないという事は、霊的に何か関係が御座いましょうか。」


明主様御垂示
「これはそんな事はない。血の出るのが全く止れば浄霊してもよい。

但し二十一日間はいけない。

血が治まらなくては体を動かしてはいけない。

古血が残ってると使う所へ集まる。

であるから、古血が出切るまでは使わぬようにする。

であるから、産後二十一日間は神経を集注する事はいけない。

つまり悪露の出てる間はいけない。

普通三十五日間といわれている。

であるから、七十五日間経てば身体が固まる。

それからは何してもよい。」




明主様御垂示 「産後の食事と浄霊」 (昭和24年7月19日)

信者の質問
「昔から産後の食物はイカを食べると悪い、またはキウリ、ナスが悪いと色々食物を忌みますが、いかがでしょうか。

次に、妊婦及び産後の御浄霊はどう致したらよろしいでしょうか。」


明主様御垂示
「そんな事はない。何を食べてもよい。

産後の浄霊は、悪露が出切ってからにせよ。」




明主様御垂示 「産婦の食事と起居と流産」 (昭和23年10月19日)

信者の質問
「産婦の食事と起居について御伺い申し上げます。」


明主様御垂示
「食事は軽いものを食べる。安静にしているからである。

起居は、産後血がおさまるという・・・。

古血の残っているのは使う所へよく寄ってくる。

目を使うと古血は眼へ来る。頭を使うと頭へ上る。故に、産後は精神病になり易い。

手足を使うと腰へ来る。

大体二十一日間は安静にする。古血の出終るまでは神経を集注しない。

絶対安静は一週間でよい。坐ったり徐行位は差支えない。

出血のある時はいけない。悪露の時も注意する。

何も出なくなったら、普通の状態でいい。

流産は一日か二日安静にすればよい。」




明主様御垂示 「出産と参拝、浄霊」 (昭和26年11月8日)

信者の質問
「教師の者が出産した場合に、御神業はどのくらいしてから、させていただけますのでございましょうか」

明主様御垂示
「そうですね。これは知っておかなければいけないですね。

本当は七十五日ですが、その人によっては三十五日過ぎれば良いです。

その前はやらないほうが良いですね。お産前はその日まで良いです、

こう(浄霊)やりますと、古血のある間は、これ(浄霊をする腕)に来ますからね。

神経を使いますからね。だいたい三十五日したらできるということになってますからね。」


信者の質問
「こちらにお参りさせていただくという場合には・・・」

明主様御垂示
「そうですね。三週間ですね。

それも・・・悪露(おろ)があまり出る場合はいけないですね。

だいたいきれいになって、少し出るか、たまに出るくらいで、そうとうきれいになってからで、それまではよしたほうが良い。」




明主様御l講義 「産後七十五日以内は目を使うな」 (昭和11年7月)

「次に、婦人においては、産後七十五日は決して眼を使ってはなりません。

産後悪くしたのは一生涯治らない。

ですから産後だけは充分眼を大事にしなくてはならないのであります。」 (岡田先生療病術講義録 下巻 (一)より)




明主様御垂示 「お産とパーマネント」 (昭和24年7月23日)

信者の質問
「お産の前後にパーマネントをかけて不自然に頭をあたためる事は差支えございませんでしょうか。」


明主様御垂示
「大して差支えない。お産に影響する事もない。」

(註 ここでいう「パーマネント」とは熱だけによるパーマであり、薬品、化学物質を使用するパーマは産後云々に関係なく常に許されないと思料される。)