医学断片集 (明主様御垂示 19)


明主様御垂示 「肋膜炎患者に対して絶対菜食すべきとした事例」 (昭和28年1月25日発行)

信者の質問
「昭和二十五年八月入信、四十八歳の女でございます。

入信間もなく御屏風観音様を奉斎させていただき、昭和二十六年長女、二女と同時に入信、夫も昭和二十七年九月に入信いたしましたが、

まだよくお道が分からず、また住宅の関係上、大光明如来様は御奉斎いたしておりません。

長男は未入信でお道に反対いたしてます。


御浄化の状態および経緯

昭和十八年秋ごろ軽い咳をし始め、背筋が痛み出しましたので医師の診断を受けましたところ

「肋膜に水が溜まってる」と言われ、すぐ青森市の病院に入院し約六カ月にして退院いたしました。

退院後二カ月にしてまた悪くなり、今度は○○病院に入院六カ月にして一応退院いたしましたが、

また二カ月ほどで、ふたたび○○病院に入院七カ月くらいで退院しました。

退院時の体重は十八貫くらいありました。退院後三カ月ほどして中耳炎となり、青森市の病院で手術を受けました。

その後四年間医薬を用いることなく家事をしておりましたが、昭和二十五年五月ごろ、咳が出始めたので

同地の二人の医師よりの診断の結果、二人とも「気管が悪く、いまのところまだ肺は冒されていない」と言われ、

幾日か治療受けましたが咳が止まりませんので、その旨医師に話しましたら、「劇薬」と言って注射しました。

一日くらい咳が止まりましたが翌日にはまた咳が出始め、同時に四十度くらいの熱が出ましたので床につき、氷冷しているところに信者さんがお出でになり、

御浄霊をいただきましたら熱は下がりましたが咳は止まりませんでした。

しかしなんとなく身体が軽くなったように感じましたので御浄霊を続けましたら、二、三日で床を離れることができました。

昭和二十三年来肺結核にて入院中の長男が、手術するとて看病に行き四十日間くらい御浄霊を休み、帰宅後ときどきいただき入信後も月並祭にお参りし御浄霊をいただいていました。

昨年の春、中教会長先生よりの御浄霊中憑霊(狐霊)あり、その後の御浄霊中にも憑依しますが目的がはっきりいたさぬように感じられます。

話すことがまちまちで一致しません。憑依しますと寒気がし、霊動いたします。

間もなく頭部、耳下腺、延髄などに三十九度くらいの熱が出、咽喉、胸部(気管)が苦しくなり、食欲が減り、したがってだんだん衰弱して現在の体重十一貫くらいになりました。

昨夏より明主様の御教え通り、床についたり起きて食事などしておりますが、咳、咽喉、気管、腹(腸と思われます)にあまり変化がございません。

まだ寒気も霊動もときどきいたします。

御浄霊の箇所および、いかようにいたしましたらよろしゅうございましょうか、お伺い申し上げます。」


明主様御垂示
「それは肋膜に溜まった水が膿化し、だいぶ残っているのでそれを排泄するための咳であるから、痰が出るだけ出れば治るのは勿論だが、

それまでに衰弱してはおもしろくないから、今後は絶対菜食にしなさい。

そうすれば衰弱しないで必ず早く治る。

浄霊箇所は無論肋膜を患った箇所で、この箇所を発見するには、息を深くして痛む所、または圧して痛い所、熱のある所で、触ってみればよく分かる。」




明主様御垂示 「薬毒による浄化停止で失明した事例」 (昭和28年1月25日発行)

信者の質問
「信者(四十四歳、職業助産婦)の御浄化につきお伺い申し上げます。

昭和二十五年七月入信、御屏風観音様御奉斎、そのころ二十六年三月、大光明如来様御奉斎させていただいています。

七歳ごろ「はやり目」にて医療を受けましたところ、右眼に星ができ、しだいに近眼となり、

十三歳ごろより眼鏡を掛け始めましたが、だんだんに度が進み、三十七歳ごろ非常に眼が痛みましたので

医師の診察を受けましたところ「網膜剥離」と言われ手術いたしました。

その後間もなく右眼は失明し、なお黒目が左に片寄ってしまいました。

昨年五月ごろより左眼の視力が急におとろえ、明暗の判る程度となり、八、九月ごろ頭痛とともに全身浄化をいただき、

そのころは御浄霊いたしますと急に見えたりいたしましたが、

十一月初めごろよりいっこうに変化なく、ただいまではほとんど失明状態となりました。

両眼とも外見は失明しているようには見えません。

なお御浄霊いたしますと眼球がクルクルとまわり、パチッパチッと音がいたします。

最近金色または青色の角の生えた龍のようなものが、昼夜の別なくまた瞼(まぶた)を開けても閉じても見え、安眠できず頭が痺れたように感じると申します。

これはなにか霊的のものでございましょうか。

御浄霊は前、後頭部、頭部の天辺、眼、こめかみをいたしております。

右なにとぞ御守護御垂示賜りたくお願い申し上げます。

なお助産の仕事のほうは、会長先生からの御注意にて一時休むよう申しましたが、本人は懇望され断りきれず、ときどき取り上げさせていただき、その都度たいへん御守護をいただき、心より感謝申し上げております。」


明主様御垂示
「これは最初痛んだとき、ほうっておけば目脂が出て治るものを、医師にかかったため、手術をしたり、その薬毒のためとで、いわば医学の被害者である。

しかしいろいろ変化があるのは非常によいので、気長に浄霊すれば治るはずだが、

ただどういう手術か分からないから、手術によっては全部治るかどうかは分からないが、不自由ないまでには治るはずである。」




明主様御垂示 「種痘の強制について」 (昭和28年3月1日)

信者の質問
「信徒の子供で、学校に上がるにつきまして、どうしても種痘をしなければなりませんが、いかがいたしましたらよろしいでしょうか」


明主様御垂示
「それは私は以前から、逃れられないときには種痘をやってもいいということは言ってます。

それにそうでないと、当局からメシヤ教について誤解されます。

種痘は政府では規則にまでしてやっているのに、それをやらないということになると、本当に迷信だということになってはかえっていけません。

やはり法律は破ることはできません。

ですから種痘をしても、その後で良く浄霊しておくと害も少ないです。」




明主様御垂示 「予防注射をした者がかえって重症患者になる」 (昭和28年3月1日)

信者の発言
「大阪の伝染病院にて、一月から二月中旬にかけてのジフテリヤの患者は昨年の四倍だそうでございます。

それで重症患者になると、カルテを書いている最中に呼吸困難になり大騒ぎをするそうでございます。

この重症患者を調べてみますと、ジフテリヤの予防注射をした者ばかりだというので、

どうしてかと聞いたところが、従来予防注射は後で副作用があり、京都でたくさん死んだことがありますが結局原因不明になっております。

そこで最近アメリカから新しい処方をもらってやったために、副作用はないかわりに、すぐに再発するとか、予防注射をした者が重く、しない者が軽いということになって、なぜだろうということになっておりますそうでございます」

明主様御垂示
「それはあべこべの考えですから分からないわけです。

副作用が起こったということは浄化が起こったのです。

それはいくらか出やすくしてあったのです。

それが起こらなくなったということは、一層固まるようにしたので、それは毒が強いからです。

ですからその浄化が起こったらたちまち駄目になるというわけです。

つまり毒を強めただけです。

本当のことは何でもなく分かるのですが、逆の頭だから分からないのです。」


信者の発言
「まるでこちらの代弁をしているようなことが随分出ております」

明主様御垂示
「そうです。それでそれをごまかすために、ヤレ心臓の手術が成功したとかデカデカと書いてますが、

それは邪神が医学を信じさせようというために出しているのです。

この前も子供の白血病をなおすために輸血をしましたが、それはやり損なって死にました。」


信者の発言
「その輸血料が十万円だそうでございます」

明主様御垂示
「もったいない話です。しかし実に馬鹿ばかり揃ってしまったので、神様のお手数ばかりかけてます。」


信者の発言
「今は平気で笑っておれます私共も、最初は笑われるほうにはいっておりましたのでございますから」

明主様御垂示
「そうです。それで何でも怖がって、黴菌というと、兄弟でも口を聞かなかったくらいです。」




明主様御垂示 「薬毒が原因で膿が出た事例」 (昭和28年3月25日発行)

信者の質問
「謹みてお伺い申し上げます。

私は昭和十九年六月左眼下に、大豆くらいの大きさの痛みも膿もない腫れものができ、しだいに大きくなり、

二十年より一カ年、時折塗布薬の治療をいたし、二十一年九月ごろより二カ年まったく治療を加えず、その間しだいに大きくなり、

二十三年十月ごろより医療を加え手術し、一時全治し、半年後ふたたび以前のごとき腫れものができ、

二十六年十月ごろまで手術しては全治し、再発し、その間ストレプトマイシン十本の注射をいたしましたけれども、しだいに大きくなり、以後は医療などいっさい加えず。

二十七年中ごろには腫れものの大きさは一寸平方くらいに拡がり、そのため左眼はまったくふさがりました。

痛みも膿もなく日がたつにつれて大きくなるのみでございます。

御恵みにより二十七年十月入信させていただき、月十五回くらい教会にて御浄霊をいただいています。

現在は入信当時より大きさに変わりなく、こめかみ付近に疼痛(とうつう)を感じます。

御屏風観音様を二十八年一月十六日に御奉斎させていただきました。

前記の腫れものはいかなる原因でございましょうか。

あわせて御浄霊の箇所ならびに御守護のほどお願い申し上げます。」


明主様御垂示
「この人は薬毒の被害者であって、いっさいの腫れものは薬毒が固まり、腫れて穴が開き膿が出て治るように人間の身体はできているのである。

それを知らない無知な医学はせっかく出ようとした薬毒を、手術で除りながら、それ以上の薬毒を入れるので治るはずはないのである。

この理は御神書に詳しくかいてあるからよく拝読しなさい。」




明主様御垂示 「鼓膜の再生について」 (昭和28年4月1日)

信者の質問
「人造鼓膜をつけたままで御浄霊させていただいておりますが、鼓膜は完全になおるものでございましょうか」

明主様御垂示
「鼓膜は取ってしまったのでしょう。」


信者の発言
「取っております」

明主様御垂示
「元どおり鼓膜のできる人とできない人がありますが、それだけいじったものならます駄目でしょう。

鼓膜は破らなくても良いのです。

つまり内耳に膿が溜まるので鼓膜を破ってそこから膿を出すのですが、

そのほうが手っ取り早いからやるのですが、それで駄目になるのです。」


信者の発言
「有名な耳鼻咽喉科でいたしました」

明主様御垂示
「その“有名な”というのが悪いのです。薮のほうが良いのです。

立派な大学という所でやったのは何病気でも駄目です。

市中にある薮医者でやったのは大丈夫です。

薮医者はもし間違ったら信用に関わるのでオッカナなびっくりやって、これなら間違いないということしかやりませんが、

大学では間違ってもメシの食い上げにはならないから大丈夫というので、要するに研究のためにやっているのです。」


信者の発言
「聞こえたり聞こえなかったりいたします」

明主様御垂示
「鼓膜が残っているだけは聞こえますが、しかし三分の一残っているのもあるし、三分の二残っているのもあります。

三分の二残っていればたいてい大丈夫です。

残っているほうが多ければ良いですが、あんまり取ったのは駄目です。」




明主様御垂示 「薬毒により黒い玉が見える患者」 (昭和28年4月1日)

信者の質問
「四十一才の男、約十年前に入信しており、その前に蓄膿で手術し、

その前より目の先に小さい豆粒のような玉が両方に一つずつ黒い玉になって見えており、

お道にはいり三年ほど続いておりましたが、最近は二、三寸くらいの蛇になって見えるそうでございます。

手術のときの強い注射などの関係で現在鼻茸が出ております。

これは霊的でございましょうか、薬毒のためでございましょうか」

明主様御垂示
「目の見え方によります。目の玉にちょっと斑点のような物があって、それで始終見える場合は、目の玉は何ともなくて、ただ単純に・・・。」


信者の発言
「目の玉には何にもありませんようです」

明主様御垂示
「しかしそれは分かりません。両方の目ですね。

おそらく両方の目の奥です。

手術をしたときに薬毒が両方の目の奥に固まっているのです。

蛇ははっきりしていないのでしょう。

蛇と言っても決まって見えるものではありません。いろいろに変化します。」




明主様御垂示 「手術で内臓を切除した場合には浄霊結果を保証できない」 (昭和28年4月1日)

信者の質問
「外妊娠にて手術し、筋腫ができているとて手術し、卵巣も喇叭管も取っております。

子宮が片方だけありますので避妊法をして、子宮がなくなっているところに、上のほうに腹膜を起し、それより妊娠し月経もあります。

子宮の上のほうは切ってあります」

明主様御垂示
「というと何分の一かですね。

避妊法というのは喇叭管をしばるのです。」


信者の質問
「いかがなものでございましょうか」

明主様御垂示
「それは私にも確答はできません。

なぜと言って、それはお医者さんが天から授かったものを目茶苦茶にしたので、神様のほうは完全に作ってあるのだから分かりますが、それを医者のほうでやったのだからはっきりした答えは解りません。

できないことはないが、できてもおそらく駄目でしょう。

子宮がふくらまないから、ある程度で流産するでしょう。

月経があるということは、子宮まで血液が行くことは完全なのです。

しかし月経があれば妊娠するに違いないが、ただ、妊娠しても子宮が完全でなければ子供はできません。

妊娠すると子宮がふくれるが、ここに欠陥があるとふくれません。

子宮は切り取れば元どおりにはなりません。

切り取ったというのでは流産が多いから、妊娠しないことはないが、してもまず駄目だということは間違いない話です。

まあ諦めるのです。

これは医者の被害者です。

それをみんなに知らせるということがたいへんなのです。

ですから今助けつつあるのですが、これはやむを得ません。」




明主様御垂示 「現代医学は子供だまし」 (昭和28年5月1日)

「それから細かいことだけを言います。

病気の原因は根のほうにあるのに、葉の先のほうのことをいっているのです。

黴菌ということをいいますが、医学では徹底してやっているかというと、徹底してないのです。

ですから黴菌というのは宙ぶらりんなのです。

ですから黴菌というものにぜんぜん無関心でいるか、ずっと徹底的に根本までやるか、そのどっちかならよいのですが、宙ぶらりんなのです。

だから医学というのは幼稚なものなのです。

私は二十年くらい前に“今の医学というものは子供だましだ”とまで言ったものですが、それは誰にもぜんぜん分かる人はなかったのです。

まあ子供だましです。

だから心臓の手術に成功したとか、脳の手術がどうとか言って、たいへんな新発見したと新聞に出てますが、

子供が自分で何かオモチャでもこしらえて、できたと言って嬉しがっているのと同じだというのです。

普通なら「結核信仰療法」を見れば、医者のほうで何か苦情を言わなければならないのです。

それが何とも言って来ないのです。

それはまあ子供が大人のことを何だかんだ言うようなものですから、何も言えないのでしょう。」




明主様御垂示 「チフス患者の脈が低い原因」 (昭和28年5月1日)

上位者の悪は下位者に大きく影響

信者の質問
「チフスは高熱にかかわらず脈が低いという原因は何でございましょうか」


明主様御垂示
「それは考えてなかったです。

だいたい医学のほうで医者でも言うし、本でも見ましたが、脈というものは心臓のほうです。

熱はどこからでも出ますが、心臓に近いほど熱が脈に影響するのです。


それからもう一つはこういう理屈があるのです。

下半身のことは上半身への影響は薄いのです。

そのかわり上半身の病気は下半身に強く影響するのです。

これは国でも分かりますが、首脳者、大臣、政治家という指導階級の人の悪いことは、下のほうに非常に大きく影響しますが、

下のほうの者が何か悪いことをしたり、悪い考えを持っても、部分的に済むものです。

ちょうどピラミッドのようなもので、上に行くほど小さくて力が大きくなるのです。

そこでチフスは下のほうの病気だから心臓に行くのが少なくなるわけです。」




明主様御垂示 「筋を手術で切ったら爾後の浄霊は効果なし」 (昭和28年7月1日)

信者の質問
「信徒と共に山にはいった未信者の土建業者が、途中木が倒れ人事不省となりましたが御浄霊いただきお救いいただきました。

しかし家の者親戚の者が分からないため病院に入れ手当てを受けましたがはかばかしくなく、

いろいろな民間治療も駄目で、再び御浄霊をいただきにまいりました。

打った左足は、座ることはできますが、上げることはできません。

この家のおばあさんが左足が悪くて寝ており、先妻も左足が悪くて死亡しております。

それは、土建業者は梅毒にて六〇六号をそうとう打っておりますが、

梅毒の毒をうつされて関節炎を起こしたとのことでございます」

明主様御垂示
「しかし梅毒で関節炎は起りません。

また足が不自由になるということはありません。

淋毒はそういうことはありますが、梅毒はそういう症状ではありません。

しかし六〇六号をやるのだから梅毒でしょうが、いい加減なもので、薬毒です。」


信者の発言
「その後一進一退で、最近中風のようになり、ぜんぜん歩けません」

明主様御垂示
「手は何ともないのですか。」


信者の発言
「何ともございません」

明主様御垂示
「筋を切ったのでしょうから、これは駄目です。

骨の故障ならよいですが、筋を切ったのですから駄目です。

押して痛い所はありますか。」


信者の発言
「ございません」

明主様御垂示
「やっぱり筋でしょう。

これはどうも浄霊でも駄目です。

医者に行きましたか。」


信者の発言
「医者に行き注射を一本しております」

明主様御垂示
「中風の気配があるとすると、どっちかの手が痺れるとか何かあるわけですが。」


信者の発言
「手のほうの障害はぜんぜんありません。

舌が少しもつれております。

それから血液検査は」

明主様御垂示
「血液検査などはぜんぜん問題になりません。

言語は、この辺(頸部、顎下)に固まりがあるのではないですか。

これは中風の憂いはありません。」


信者の発言
「ある医者は胃癌ではないかと言っております」

明主様御垂示
「医者では病気は分かりません。

医者の言うことは駄目です。

だから私は、医者に見せるよりか大工か左官に見せたほうがよいと言うのです。

大工か左官なら知らないと素直に言うからよいが、医者はあべこべをやるから危ないのです。」