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農相 沖縄県知事の指示の効力一時停止を通知へ3月30日 4時21分
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沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設計画を巡り、沖縄県の翁長知事が名護市辺野古沖での作業を中止するよう指示を出したことについて、林農林水産大臣は知事の指示の効力を一時的に停止することを決め、30日、沖縄防衛局と沖縄県に通知することにしています。
アメリカ軍普天間基地の移設計画を巡って、沖縄県の翁長知事は今月23日、沖縄防衛局に対して、名護市辺野古沖での埋め立て工事の前提となる作業を1週間以内に中止するよう指示し、従わない場合は埋め立て工事に必要な岩礁を破壊する許可を取り消す姿勢を示していました。
これに対して、沖縄防衛局は埋め立て工事の遅れは普天間基地の移設計画全体が遅れることに直結しかねないこと、日米両国間の信頼関係に悪影響が及び、外交・防衛上重大な損害が生じることなどを理由に知事の指示の効力を一時的に停止するよう林農林水産大臣に申し立てを行っていました。
林農林水産大臣は沖縄県からも意見書の提出を受け、審査を行ってきましたが、知事の指示の効力を一時的に停止することを決め、沖縄防衛局と沖縄県に30日、通知することにしています。背景には政府が進める普天間基地の移設計画が大幅に遅れることを避けるために、緊急の必要性があると判断したものとみられます。農林水産省は引き続き、知事の指示について取り消すかどうか審査を続けることにしています。
これに対して、沖縄防衛局は埋め立て工事の遅れは普天間基地の移設計画全体が遅れることに直結しかねないこと、日米両国間の信頼関係に悪影響が及び、外交・防衛上重大な損害が生じることなどを理由に知事の指示の効力を一時的に停止するよう林農林水産大臣に申し立てを行っていました。
林農林水産大臣は沖縄県からも意見書の提出を受け、審査を行ってきましたが、知事の指示の効力を一時的に停止することを決め、沖縄防衛局と沖縄県に30日、通知することにしています。背景には政府が進める普天間基地の移設計画が大幅に遅れることを避けるために、緊急の必要性があると判断したものとみられます。農林水産省は引き続き、知事の指示について取り消すかどうか審査を続けることにしています。