医学断片集 (明主様御講話 3 昭和27年)
明主様御講話 「気胸療法について」 (昭和27年5月7日)
「これは良く知っていることですが、非常にはっきりしている結核問題ですが、はっきりしているお蔭話です。説明をつけて書いたんです。
(「恐るべき医学迷信」)
こんなようなわけで、肺を取り巻いている膜と膜の間に空気を入れて、肺を圧迫するんですね。
だから肺が、こう(伸縮自由)なっていたのが、少ししかならなくなる。つまり肺の絶対安静ですね。それでだんだん萎びていくんです。
あれは人間でも、手など使わずにおくとだんだん萎びてきます。あれと同じです。
萎びてくるから空洞が小さくなる。あれで良いように思っているが、あれをふつうにするとまた空洞も大きくなる。つまらないことなんですよ。
だから気胸というのは、一時的に症状が減るんですね。
それで治ると、こういうふうに間違えちゃったんです。
もう一つは、外科のお医者さんと内科のお医者さんが意見が違うんですが、外科のお医者さんは、町を歩いていても自動車事故がある。
だから請け負えないということに至っては、なんと言って良いか言い方がないですね。あまりに馬鹿馬鹿しいです。
だから、医学なんていうのは、当たり外れなんです。
だから請け負えないんですね。
医学のいろんな・・・よくラジオなんかの質問に対する解答が、決してはっきり言わない。
「治るはずです」とか「治るわけです」とか「治ると思います」とか「治ることになっている」とか曖昧きわまるんです。
あんな馬鹿馬鹿しいことに命を任せるんですから、実に危ない世の中なんです。これほど危険な時代はないでしょう。
いつも言ってますが、そんなような具合でありますけれども、だんだん浄化が強くなりますから、いずれは二進も三進も行かなくなって、それかちこっちの言うことが本当に解ってくるんですから、もう一息ですよ。」
明主様御講話 「医者の誤診 肉腫ではなく膿の固まり」 (昭和27年5月15日)
「昨日だかの新聞に盲が・・・女の人で見えなくなったのを手術するやじきに見えた、ということをデカデカと出てましたが、
あれは目の側に肉腫ができていて・・・肉腫を二つばかり手術でとったところ見えてきたというんです。
あれは肉腫じゃないんです。なぜというと、熱が出て痛みがあったというんです。
熱が出て痛みがあるなら肉腫じゃないんです。
膿の固まりですからね。
浄霊をやればすぐ見えるようになるんですがね。
たいへんな巧妙な、医学を信じさせるようなうまいやり方ですがね。
そういうようなことは始終あります。われわれからみると、屁のようなことを、たいへんな偉いようにデカデカとね。
それは医学を偉く見せるような邪神の働きなんです。それを今ちょっと書いてみたんですがね。
(御論文「世界的迷信としての現代医学」)」
明主様御講話 「医者の誤診 肉腫ではなく膿の固まり」 (昭和27年5月16日)
「それから時々医学で・・・二、三日前も新聞だかなんだかで、盲の貧乏人の女の人で、肉腫が二つとかできて、
それに妨げられて見えなくなったというのを手術したら、たちまち見えるようになったとデカデカと出てましたが、
これはなんでもないので、これは肉腫じゃないんです。
膿の固まりなんです。
なぜ肉腫ではないかというと、非常に痛んで熱が出たというんです。
痛んで熱が出るのは肉腫と違うんです。膿なんですからね。
それを二つとか取ったら見えてきたというんですから、なんでもないんですよ。
われわれの方でこう(御浄霊)やれば、膿が取れますから見えてくるんです。
そういうようなつまらないことを、たいへんなことのように書いてありますがね。
それでわれわれの方でもっとひどい盲を、これ(御浄霊)で治しても、知らん顔してますね。
聞いても見ても、そんなものは、もう隠してますね。実におかしいですね。
近ごろ聞いてみると、薬屋さんなんかが非常に悪く言って、いろいろ投書なんかをしているそうですがね。
今は薬屋に影響・・・結局たいして影響しますまいが、影響すると心配しているんでしょう。
それはもう一歩考えてみると、それほど薬屋に影響するのなら、薬を使わなくて病気が治るということを証明しているんですから、
そうすると、薬を使わなくて病気が治るとしたらたいへんな救いですから、薬屋さんをやめて大いにこっちの方の宣伝をするのが本当です。
薬屋さんの目的というのはお医者さんと同じで、やはり病をなくして人を救うというのが目的ですから、薬を服んで死のうと悪くなろうと、ただ金さえ儲かったら良いと、それでは本当の悪魔的ですからそんなはずはない、
とにかくいかなる商売・・・ふつうの商売と違って、人の病気を治し命を救う商売ですからして、まず己の金儲けは次でなければならない。
ところがメシヤ教は薬に対して「邪魔する」「けしからん」という考え方というのは、おかしいんです。
こんなことはたくさんありましょう。
私の方は別に薬屋を悪く言うわけでも、お医者さんをどうするわけでもないんですよ。
それで、医者で治り薬で治れば結構ですから、私の方はやめちゃいますよ。
しかし、それでやると治らないし、かえって悪くなる。それでは黙って見ていられない。それを知らないならなんだが、根本的に知った以上は黙っていられない。
それがこういうものだということを明からさまにはっきり分からせることですね。
分かることが、その人にはたいへんな困ることになるでしょう。
だからまずやめるより他にしようがないですね。やめたら飯が食えないというのならば、すぐにやめなくてもいろいろ準備してやめれば良いんです。
一番良いことはわれわれの方に相談に来ることです。
どうしたら良いだろうと・・・そうしたら、やめて浄霊の方にとね。
そういうことが社会にたくさんある。そういう社会だから、神様はそれを解らせて、それを救わなければならないということになるんですが、まあしかたがないでしょうがね。」
明主様御講話 「米国の現状」 (昭和27年5月17日)
「それから最近米国から・・・あっちに行っている人の通信では、今米国で一番多いのは癌なんです。
その次が小児麻痺。その次が結核と。この三つが一番多いんですね。
ただ、日本と違うのは、癌が非常に多いことと、小児麻痺も多いですね。
結核は日本の方が上かもしれません。あるいは米国の方が、また結核がふたたび増えつつあるのかもしれませんが、今度書いてそれを米国の関係方面に送ろうと思ってます。
癌の原因というのは、肉の毒なんです。肉食が多過ぎるんです。
アメリカの人は・・・まあ、白人種はそうですが、特にアメリカ人は多いです。
で、肉の毒を消すのは野菜です。だから菜食すれば良いんです。
癌もいろいろありますが・・・特に胃癌が多いですが、胃癌は菜食すれば治るんです。
ですから、つまり肉が多過ぎるんですね。
本当からいうと、私の栄養学に書いてある通り、菜食と肉食と半々が良いんです。
それが、菜食が少なくて、肉が多いと癌になるんです。
医学ではそれが解らないからいろんなおかしい研究をして、ただそれだけなものです。
それをアメリカの人に知らしてやると、ずっと癌は減ります。
それから小児麻痺ですが、アメリカの小児麻痺は疑似小児麻痺が多いので、ですからたいてい片っ方の足が歩けない・・・たいてい足ですね。
それは、注射の毒が足に固まる。それをほったらかしておけば良いが、いろいろの固め療法でやりますから、固まって・・・そうすると歩けない。それが原因なんです。
それも解ってみれば、なんでもないものですが、根本が分からないからやっぱり固めちゃう。
そこで浄霊をあっちではまだ知らないとすれば、ほったらかしておくのに限るんです。
そうすれば、いずれは腫れて膿が出て、治っちゃうんです。
それと、結核の方はいずれ「結核信仰療法」の本ができたら、あっちにも送りますから、それで解決できるわけです。
そろそろ西洋の方にこっちの医学を教えようと思って、ボツボツやろうとしてます。
そんなようなわけで、アメリカの人も、他の発明やなにかは、なかなか偉いですが、医学に関する限り、どういうものかまことに頭が悪いですね。」
明主様御講話 「家族に薬をのませない医師」 (昭和27年8月1日)
信者の質問
「最近聞いたことでございますが、名古屋のある伝染病院で冬は暇だからと結核患者を収容しておりますが、結核で健康らしく治っていったのは一人しかない。伝染病は怖くないが結核は潜伏が実に長く、一番怖いと言っておりました」
明主様御垂示
「それは実際です。そういうことも「栄光」に出すと良いです。
先に東京の目黒に、やっぱり医学博士ですが、家族の者には絶対に薬を飲ませない。
それで娘が「お父様、家の人にはどうして薬を飲ませないの」と言うと「それはお前、飲まないほうが良いからさ」と言った。
「ではなぜ病人に薬を飲ませるの」と言ったら「ああしなければ食って行けないじゃないか」と言った。
これは本当の話ですが、お医者さんの正直さがあります。」
明主様御講話 「結核の再浄化」 (昭和27年8月5日)
「それから浄化が強くなったりするについて、肺病の治し方を変えなければならない。一番怖いのは結核の再浄化です。
いったん治ってから、しばらく経ってからまた起きるのです。あれが一番怖い。
ですから再浄化になった場合には、浄霊を一週間に一回くらいにするのです。
そうして安静にする。安静といっても、医学のように床縛りになるような、そんな安静ではない。
まあ床の上で寝たり起きたりするくらいで、便所くらいは行ってもかまわない。
そうして浄霊を一週間に一回くらいやる。
そうするとだんだん熱が冷めてきます。そうして熱が冷めたらボツボツ動き出す。
そうして浄霊も一週間に二回か三回やっても良い。
浄化が強くなってきたから、再浄化の場合には衰弱して、それでまいってしまうのです。
それには浄霊をしないで安静にすることです。そうして熱をなくする。
というのは、再浄化が起るような人は薬毒がうんと入ってますから、以前ですと薬毒がチビチビ出たが、今は薬毒がチビチビでなくてドシドシ出ます。
そのために熱が出る、咳が出る、痰が出る、食欲が減りますから、そこで衰弱してそれで駄目になる。
ですから今はそういうようにゆったりとごく気長に、早く治そうとしない・・・そういうやり方でも、いい加減浄化が起るのです。
とにかくそれが一番順調に行く方法ですから、そういうふうにやることです。」
明主様御講話 「結核の再浄化」 (昭和27年8月6日)
「それからもう一つは結核の再浄化・・・いったん良くなってそれから再浄化が起って、それがかえってしつこくて、症状も熱が出、咳と痰が出て、食欲が減り衰弱が強い、ということはお決まりのようになってますが、それはやっぱり浄化が強くなっているのです。
そこで浄化が激しいために、それに堪えられなくて命までなくするということがよくあるのですから、これからは再浄化の場合は・・・これは再浄化に限るのです。
最初は今まで通りで良いのですが、結核の再浄化の場合は一週間に一度です。そのくらいにする。(中略)
今の結核の話も、それを間違えないようにそのまま聞いて、その通りやってもらいたいと思います。そうすればきっとうまくいきます。
そうして再浄化の場合には、熱が一番出るから溶けるのだから、それで咳と痰が出るのです。
そうすると食欲が減って体が弱る。そこで熱をなくするのです。
どうしてなくするかというと、安静です。だから再浄化で熱のある間は安静にする。
安静にするといっても、医学でやるように床縛りみたいにするあれではない。寝たり起きたりくらいです。
それで熱がなくなるまで・・・無熱になるまでそういったブラブラ安静を続けている。
そうすると熱がなくなりますから、浄霊をするし、ボツボツ運動をするというようにして、また熱が出たら安静にするというようにすると、長くはかかりますが、必ず治ります。
これから浄化が強くなるに従って、よけいその方針でやらなければならない。
ですから今再浄化を急にやろうものなら馬鹿に浄化が強いです。ドンドン衰弱していく。」
明主様御講話 「結核の再浄化」 (昭和27年8月7日)
「それからもう一つは結核の再浄化ですが、これはみんな知ってますが、いったん治ってからしばらくすると、今度は再浄化が起ってくる。
これは最初の浄化よりもっとしつこいです。で、その場合これからは方針を変えるのです。
というのは、一週間に一回くらい浄霊するのです。そうして安静にさせるのです。
つまり再浄化で一番いけないのは、熱が出るために咳と痰がうんと出るというので、食欲がなくなってそれで衰弱するのです。衰弱でまいってしまうのです。
だからそうしないようにするには、熱をなくするのです。それには安静に限ります。
安静といっても、医学のように床縛りみたいでなくて良いです。
寝たり起きたりくらいの程度で、そうして熱を冷ますのを主にするのです。
そうして熱がなくなって・・・無熱になってからボツボツ運動をし始める。
それでまた熱が出そうになったら安静にする。というように気長にゆっくりやるのです。
そうすると心配なく必ず治ります。
で、浄化が強くなってますから、うっかりやると浄化が強過ぎるのです。
この間私が、そうとう古い中教会長ですが、非常に具合が悪いというので、こっちに泊まっていて二、三回やってやった。
そうすると馬鹿に浄化が起ってしまって、それは食べ物も、ろくに食べないで、ドンドン衰弱してゆく。
これはたいへんだと、あなた帰りなさい。帰って寝ていなさい、と言ってやりました。
で、浄霊もあんまりやってはいかんと言ってやったら、それからだんだん良くなって、その危険がない状態になったようです、ということを聞いたので、まあ大丈夫というところに来たようです。
ですからこういうのは、もういっそうやると危なかったのです。
そんなような具合で、いかに浄化が強いかということと、それに対するやり方・・・そういうことを考えなければいかんというわけですから、それだけの注意をしておきます。
だんだん霊界が変わってきますから・・・変わってくるということは、浄化が強くなるということです。
その代わり治りもずっと早くなります。浄霊の効き目が強くなりつつあります。
これはあなた方でも良く分かっていると思いますが、先よりかずっと治りが良くなってます。
短期間で同じ効果がある。近ごろお蔭話を見ても、みんなそういうふうに書いてある。
じきに治る。そういったお蔭が多いです。そんなような具合ですから、一方やり良くはなりました。
それから進んで行くと、医学の方と逆になって行きます。
今まで効いた薬・・・効いたというのは薬で固める方法ですが、それが固まらなくなるから、だんだんだんだん薬で治らなくなる。
つまり一時抑えが効かなくなるのです。このごろはストマイなんかも、もう駄目だという説がだいぶ多くなった。
BCGとかヒドラジドなんかも怪しくなってます。ヒドラジドが意外に売れないので困っているのです。
そんなような具合で、薬というものが効かないというような例が非常に増えてきた、ということはおもしろいと思います。
もっと進むと今度は薬は恐ろしいという時代が来ますから、それからがこっちの領分です。
メシヤ教の治し方より他は駄目だ、という時代がいずれは来ますから、それからは目のまわるほど忙しくなります。
それがだんだん近寄りつつあります。人の憂いを喜ぶのではないが、楽しみもあります。」
明主様御講話 「米国の現状」 (昭和27年8月15日)
「今度アメリカから帰ってきた人で、あちらの大学に行っていた信者がありますが、その人がこの間あっちの病人の状態をいろいろ細かく統計的に書いてきたのを昨夜読んだのですが「栄光」にも出すし、それから小冊子のような物を作ってアメリカに配ろうと思っている。
たいへんな病人なのです。日本に負けないくらいなものです。現在医者にかかっている人が千七、八百万人いる・・・人口が一億五千万人ですから、一割強がお医者の御厄介になっている。
それで一番多いのは胃癌、小児麻痺・・・これはアメリカ特有のものです。それから結核がなかなか多いです。
その他にも肝臓だとか喘息だとかいろいろな病気がありますが、一番困っているのは小児麻痺です。
小児麻痺も、聞いてみると、ほとんど疑似小児麻痺です。霊の憑らないものです。
たいてい足が痛くて動かない・・・先の、死んだルーズヴェルトなんかそれでしたが、それなのです。
原因は無論薬毒です。大体注射です。それにぜんぜん気がつかないので、やっぱり薬で治そうとするが治るはずはないのです。
そういうこと・・・病気の原因を精しく書いて、アメリカ人を救わなければならないと思っているのです。
今このままで行ったら、もう百年くらいでアメリカ人は亡びてしまうでしょう。
そのため、病気のためにいろいろな方面に影響を及ぼしているのです。
で、強い薬を服んで一時抑えをやっているのです。一時抑えが効かなくなったらたいへんです。つまり薬の迷信にかかっているので実にかわいそうなものです。
今、世界ではアメリカが医学は一番進歩している。ドイツを凌いでいるということになってますが、結論としては医学が進歩するから病人が増えるのです。
そこに気がつかないのですから厄介なものです。
ところで、だんだん霊界が変わってくるに従って、浄化が強くなって病気が起る。
そうするとまた強い薬で抑えようとするが、抑えきれないから薬の毒をよけい強めるわけです。
ところがまた、霊的にはよけい浄化が強くなるから、薬と浄化との闘いです。現にもう闘っているわけです。
ヒドラジドなんかも、この間・・・ある病院での研究によると、用いた後は一時良くなる。
そうするとたいてい二、三週間、長いので二カ月くらいで、いったん減った菌がまた増えてくる。その菌は非常に強い菌なのです。
それで、そういった菌が強くなる・・・つまり悪化するのが、今までの統計では約三割増えてます。
で、まだ今は三割ですが、これがだんだん浄化が強くなると、五割六割にもなって、結局あれを使ってはいけないということになります。
いつか書いた「結核新薬を嗤う」というあの論文の通りになります。
そんなような具合で、いずれはアメリカあたりでたいへんな問題になると思います。その前に警告を与えておこうと思ってます。
そうしていずれ「英文栄光」というのを作ろうと思っている。
今のところの予定は、ハワイでちょうど適当な人がありますから、そういう人にハワイで発行させて、こっちの栄光の翻訳と、特にアメリカ向きの記事も書こうと思っている。
そうしてアメリカ人を救うということの仕事をしなければならない。
やはり今世界をリードしているのはアメリカですから、世界を救うということは、まずアメリカ人に分からせるということが一番効果がありますから、そういう方法をとろうと思ってます。
それで、かえってアメリカの方が分かってくると日本人が分かるのです。
どうしてもやっぱり輸入しなければ駄目なのです。舶来中毒にかかっているから、やっぱり舶来迷信でしょう。
他のものはそうでもないが、ああいった学説とかいうものは、やっぱり舶来迷信にかかっている。まあその迷信を利用するよりないのです。」
明主様御講話 「米国救済の必要性」 (昭和27年8月16日)
「で、その時分には無論外国にも発展するでしょうが、最近アメリカに行っている信者で、大学に行っている人がありますが、帰ってきて、
この間あっちの事情を聞いてみたが、いろいろ統計的に調べてそれを書いて持ってきましたが、みんな英語で書いてあるので、今度日本語で書くようにそう言っておきました。
いずれ書いてくれば、それにいろいろ解説をつけて「栄光」にも出します。
それからアメリカもたいへんな病人なのです。
私は日本が一番多いかと思ったら、あるいはアメリカの方が多いかもしれない。
医者にかかっているのが千七、八百万人・・・人口が一億五千万人とすると、一割強はお医者の御厄介になっているのです。
で、病気の種類は胃癌、小児麻痺、結核・・・そういうものです。
なお、心臓病だとか黄疸だとか喘息だとか、そういうものもなかなかあります。
それの原因やなにかを精しく書いてパンフレットか小冊子のようなものを作ってアメリカの主な所に配ろうと思っている。勿論英語で書きます。
それから「英文栄光」をあっちで発行しようと思っている。
最初はハワイがいろんな便宜がありますし、ハワイは信者が今四、五十人できてますから・・・。
で、アメリカを急速に救わなければいけないのです。
この分でアメリカがずーっと行ったら、もう百年も経ったらほとんど亡びるような状態になるでしょう。
なにしろ非常に薬を使うのです。ところが今薬の進歩はアメリカが一番と言ってますが、薬の進歩した国はたまらないです。ドンドン弱ってしまうのです。
で、それに対して目を覚まさせるように宣伝しようと思っている。
なにしろアメリカは世界の文化をリードしているのですから、アメリカ人を救いアメリカ人を解らせるということは、世界人類を解らせる一つの有力な手段になりますから、どうしてもそうしなければならない。
それからいつも言う通り、十字・・・経と緯を結ぶということは、日本とアメリカを結ぶ・・・これが最初だと以前から言ってますが、そういった意味にもなります。」
明主様御講話 「米国の現状」 (昭和27年8月17日)
「最近アメリカに行っていた信者の大学生ですが、この間帰ってきて、医学上の調査・・・数字もいろいろ統計的に書いてきました。
日本と違ってあっちの良いことは、なんの病気は現在患者が何人いるとか、なんの病気は何年前にどういう数字があったとか、それが増えたとか減ったとか、それがちゃんと統計に出るのです。
だから非常に分かり良いわけです。それによると今アメリカで医者にかかっている人は千七、八百万人いるそうです。
人口が一億五千万人ですから一割強はお医者さんの御厄介になっているわけです。
それでいろんな病気の統計をみると、年々増えているのです。
減っているのはペストとかコレラとか野蛮国の病気は減ってます。
それから一番多いのは胃癌、小児 麻痺、結核ーこれらが一番多いです。
その他いろいろな病気がありますが、これはいずれ「栄光」に出します。
そうしてアメリカでは病気に対して非常に苦しんでいるのです。
私は、いろんな病気は日本が一番多いと思ったところ、どうして、アメリカの方が日本より多いかもしれないです。
それはなにかというと、アメリカは薬が一番進歩しているからです。
昔は薬はドイツが世界で一番進歩していたが、今はアメリカが一番進歩している。
こういう説になっている。つまり医学が進歩している国ほど病気が増えるのです。これは間違いないです。
そうしてみるとアメリカの人をまず救わなければならない。なにしろ世界の文明をリードしているのはアメリカですから、世界を救おうとしたらアメリカを一番先に救うということが一番効果的です。
私はその統計を基にして「こういう病気はこうだ」「これはこういうことだ」ということをすっかり書いて、小冊子にして、アメリカの大統領始め偉い人たちに配ろうと思ってます。
それから、「栄光」も、「英文栄光」というものを作って、あっちに大いに宣伝して、読ませようと思っている。
ちょうど良いあんばいに、そういったごく適任者が二、三人おりますから、今ハワイに信者も四、五十人できてまして、今非常に発展の気勢がみえてきたのです。
そんなことで、足掛かりもちょうど良い具合になっているので、そこでこっちの支社のようなものを・・・もっとも支部も作るつもりです。
支社を作って大いにアメリカに宣伝しようと思っている。
そうすると日本人よりかえって分かりが早いから、あんがい良いと思ってます。
で、アメリカで一番困っているのは小児麻痺です。
これは、死んだルーズヴェルトの小児麻痺は有名なものですが、今度の報告を聞くと、本当の小児麻痺ではないのです。ほとんど疑似小児麻痺です。
疑似小児麻痺というのは無論薬毒ですから、それを良く解らせればあんがい早く解るのではないかと思ってます。
つまり足が歩けないのです。これが一番多いのです。
しかも注射がはやりますから、ますます増えるわけです。
それから親の遺伝薬毒もありますし、それですからアメリカの小児麻痺というのは、浄霊しても全部治ります。なんでもないです。
たいてい膝の辺りに薬毒の固まりができるのです。
それから癌というのは、根本は肉食です。あれは肉食病ですから、野菜をもっと多く食べれば胃癌はなくなるのです。それらも簡単な理屈です。
結核は今度の「結核信仰療法」を読ませれば良いのです。
こういう意味を根拠として「あらゆる病気は薬毒だ」ということを書けば、そうとう解るだろうと思ってます。
で、これは先から言っている通り、アメリカが緯で日本が経で、そこで、これを結ばなければならないという、そういった一つの根本的の仕事ですから、やはりそういった時期が来たわけです。
で、アメリカが解ると日本はとても早く解ります。
なにしろ今もって舶来崇拝が大いにあるのですから、どうしても逆輸入する。
そうすることが一番早いです。映画の「羅生門」みたいなものです。
あれだって外国でああして大騒ぎをやられたので、日本人も気がついたのです。
そういう私もそうなのです。先に見た時には、たいしたものと思わなかったが、あっちで評判になったので、なんだかもう一度見たい気がして、そう思って見るとなるほど良いです。」
明主様御講話 「米国における結核の増加」 (昭和27年10月26日)
「近来米国では結核が一番増えてきたそうですから、結核の理論を精しく書きました。
どういうわけかというと、ストマイとかパスとか、ああいったようなつまり固める薬がいろいろできて、
一時抑えつけられるために結核の死亡率が減ったといって喜んでいるのですが、
死亡率が減ったということは、死亡を延ばしたわけです。
固めて延ばしたわけですから、この浄化が来ると、延ばしただけ薬毒が・・・無論延ばしたということは毒が強い薬ですから、その浄化が起ると、以前より悪性の結核が起るわけです。
日本も遠からずそうなりますから、見ていれば分かります。悲しむべきナンセンスです。
そのために米国は結核が激増しますから、それを良く分からせようと思って精しく書きました。
(御論文「結核」「伝染病」「結論」)」
明主様御講話 「浄化の順序」 (昭和27年12月15日)
「それから浄化作用について、お蔭話などでちょっと間違えることがあるようですから言っておきます。
浄化作用というものは、どうしても一度は毒素が固まるのです。
ですから浄霊をしますと、固まりかかったものが、そのまま溶けることもあるし、毒によっては浄霊するとよけい固まることがあります。よけい固まって溶けるのです。
よく浄霊すると熱が出ますが、それはよけい固まって熱が出るのです。
これは万物一切の物質はそういう順序を経て浄化するのです。
ですから中途半端でなおすということはあるにはありますが、それは毒の性質と、その時の体の状態によっては、固まらないで溶ける場合もあるが、大体の原則として固まって溶けるのです。
ですから肩が凝って苦しいという時に浄霊すると、かえって肩が凝ったり固まったりすることがありますが、その意味を知っておくとよく分かりますから、まごつくことはありません。」