日本スケート連盟の小林芳子フィギュア強化部長は12日、昨年末に腹部の手術を受けたソチ冬季五輪男子金メダリストの羽生結弦(20)が1月末に練習を再開したものの、その後右足首を捻挫していたことを明らかにした。
11日に羽生を指導するオーサー・コーチは羽生の腹部手術からの回復について、4回転やトリプルアクセル(3回転半)などジャンプの練習を再開するほど順調であると説明したばかり。「すごい。まるでマシン(機械)のようだ」などと語っていたが、情報は正確でなかったようだ。
小林強化部長は「(羽生側と)連絡の行き違いがあったようだ。最新情報では練習を控えていると聞いた」と説明。「様子を見ながら再開したいと思っている」とする羽生の関係者のコメントを発表した。
羽生は2連覇が懸かる3月の世界選手権(上海)に出場する意欲を示しており、練習拠点のカナダに戻るとも伝えられている。しかし、小林強化部長は、「未定で今後の様子を見て決めるそうだ」とした。