1票の格差:14年12月の衆院選「合憲」 東京高裁判決

毎日新聞 2015年03月19日 15時22分

 ◇最大2.13倍、全小選挙区の選挙無効求めた訴訟

 選挙区間の「1票の格差」が最大2.13倍で実施された2014年12月の衆院選は法の下の平等に反するとして、弁護士グループが全小選挙区の選挙無効を求めた訴訟の判決で、東京高裁(大段亨裁判長)は19日、「合憲」と判断し、原告の請求を退けた。14年衆院選の1票の格差を巡っては17件の訴訟が起きているが、判決は初めて。

 選挙無効訴訟は公選法の規定で高裁が1審となる。14年衆院選については、升永英俊弁護士のグループが初めて全295選挙区を対象に8高裁・6高裁支部に訴えたほか、別の弁護士グループも3件の訴訟を起こしている。【川名壮志】

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