オーロラ:北海道の一部で淡く薄いピンクの光確認

毎日新聞 2015年03月18日 19時39分(最終更新 03月19日 00時42分)

北海道名寄市で観測されたオーロラ。右は雲。肉眼では見えず、天体撮影用改造カメラでの30秒露光で撮影=2015年3月18日午前3時半ごろ(なよろ市立天文台きたすばる提供)
北海道名寄市で観測されたオーロラ。右は雲。肉眼では見えず、天体撮影用改造カメラでの30秒露光で撮影=2015年3月18日午前3時半ごろ(なよろ市立天文台きたすばる提供)

 17日夜から18日未明にかけ、北海道の一部で淡いピンク色のオーロラが観測された。日本で確認されたのは2004年11月以来という。観測したなよろ市立天文台(名寄市)の佐野康男台長は「前回より淡く、肉眼でほとんど見えないレベルだった」と話した。

 オーロラは、太陽からの粒子によって地球の大気が光る現象で、通常は極域に現れる。上出洋介・名古屋大名誉教授によると、今回は活発な太陽活動で地磁気が2度にわたって乱れ、粒子の振り込む場所が変わり、世界各地の比較的緯度の低い地方でもオーロラが現れたという。【西川拓】

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