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      群馬大 新委員会で総合的検証

      群馬大 新委員会で総合的検証

      群馬大学医学部附属病院で、腹くう鏡の手術を受けた患者8人が死亡した問題で、病院は外部の識者も加えた新たな検証委員会を立ち上げ、診療体制などを総合的に検証することになりました。
      担当した医師は、先月、病院を退職したということですが病院では必要に応じて追加のヒアリングを行うなどして最終報告書を修正することにしています。

      前橋市にある群馬大学医学部附属病院では去年までの4年間に40代の男性医師による腹くう鏡の手術で8人が死亡しました。
      病院では学内と学外のあわせて12人の委員でつくる事故調査委員会を設け9回の会合を開いて、最終報告書をまとめ先月、発表していました。
      ところが、このうち8回は学内の委員だけで検証を行い、学外の委員4人は出席を求められず、「十分な議論ができなかった」などとする声が出ていました。
      これについて病院は2日夜、会見を開き、最終報告書で「患者8人が死亡したすべての事例において過失があった」と表現したことについては、調査委員会の判断ではなく病院の独自の判断だったとしたうえで、原因究明と再発防止を目的とした調査委員会の報告書としては不適切だったとして「過失」の文言を削除することを明らかにしました。
      ただ病院としては、表現は不適切だと判断したものの、今回の一連の医療事故に過失があったと考えているとしています。
      また病院によりますと担当した医師は先月、病院を退職したということですが病院では学外の委員から要望などがあった場合には、追加のヒアリングを行うことも検討することにしています。
      一方、病院では同じ医師が担当した腹部を切り開く手術でも患者10人が死亡していて、病院ではこうした相次ぐ患者の死亡事故について、組織としての問題がなかったか調査するため、外部の識者も加えて病院の診療体制などを検証する委員会を新たに立ち上げ総合的な検証を行うことにしています。

      04月03日 09時05分