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 ●準備宿泊前の楢葉

 楢葉町で避難指示解除の準備に向けた宿泊制度が6日から始まるのを前に、政府の原子力災害現地対策本部長を務める高木陽介経済産業副大臣が3日、町を訪れ、町民の生活用水となる水をためる木戸ダムや、浄化施設を視察した。

 ダムの湖底には1キロあたり1万ベクレル超の放射性セシウムを含む汚泥がたまっており、町民には水の安全性に不安を訴える声が根強い。高木氏は、松本幸英町長らとともに同ダムや、下流にある小山浄水場の内部を見学。浄化した後の水を口にする場面も。視察後、高木氏は記者団に「重層的に安全対策がとられていると実感した。安全安心を伝えていきたい」と述べた。