おはようございます。
週刊ニュース深読みです。
また大勢が犠牲となるテロ事件が起きてしまいました。
東アフリカのケニアで、大学が武装グループに襲撃され、学生ら148人が死亡しました。
鳴り響く銃声。
学生たちが走って逃げていきます。
襲撃は、ケニア東部、ガリッサの大学で起きました。
現地の警察によりますと、武装グループが押し入ったのは、現地時間2日の午前5時過ぎ。
武装グループはまずキリスト教徒の学生が朝の祈りを行っている講堂にまっすぐ向かったということです。
寮ではまだ寝ている学生もいました。
地元のメディアは、現場にいた学生の話として、武装グループが、学生らにイスラム教の聖典、コーランの一節を暗唱させるなどして、答えられないキリスト教徒の学生だけを殺害したとしています。
この襲撃で、学生ら148人が死亡しました。
武装グループは立てこもった末、4人が現場で射殺されました。
体に爆発物を身につけていて、自爆も狙った計画的なテロ事件と見られています。
事件後、ケニアの隣国ソマリアに拠点を置く、イスラム過激派組織アッシャバーブが犯行声明を出しました。
アッシャバーブは、おととし9月には、ケニアの首都ナイロビで大型ショッピングモールを襲撃。
外国人を含む67人が死亡するテロ事件を起こしています。
アッシャバーブに対しては、ケニア軍を主力とするAU・アフリカ連合の部隊が、ソマリアで掃討作戦を続けていますが、アッシャバーブは報復として、国境を越えてケニアに侵入し、テロ活動を続けているのです。
襲撃を受けて、ケニアのケニヤッタ大統領は、国民に警戒を呼びかけました。
今回、事件のあったガリッサはソマリアとの国境から、およそ150キロ。
テロの危険性の高い地域と見られていました。
市民の間には不安が広がっています。
治安当局は、事件の首謀者として、ガリッサのイスラム教の学校の元校長で、アッシャバーブの幹部の男を指名手配し、懸賞金をかけ、行方を追っています。
平和への祈りを込めて、本当に世界の人にも見ていただきたい、ちょっと心温まる映像を次にお届けします。
日本の春です。
小学校の入学式です。
岩手県大船渡市のこの小学校では、新入生が毎年、はかま姿で出席します。
お母さんでしょうか、気合いが入っていますね。
そうですね。
ですが、子どもたちは、初めてのことで、少し緊張。
秋篠宮ご夫妻の次女の佳子さま。
新たなスタートです。
学習院大学を中途退学し、国際基督教大学に入学されました。
社会人の仲間入りを果たした人たちも。
トヨタ自動車の新入社員は1500人余りで、去年よりおよそ250人多いということです。
こういう社歌なんですね。
一方、大手電機メーカーのシャープ。
厳しい経営が続く中、社長は新入社員にこう呼びかけました。
こちらは2人の新入社員です。
東日本大震災で大きな被害を受けた岩手県の三陸鉄道。
18歳の2人に大きな期待がかかります。
新たなスタートに、願掛けなんですが。
宝くじが当たりませんように?
さらに。
ダイエットが成功しませんように。
えっ?こんなお願いしちゃっていいんですか?
これ、本当の願いとは逆のことを書いて奉納します。
エープリルフールに合わせた催しなんです。
えっ、真に受けられちゃったらどうしましょう。
祝詞を読み上げるこちらの神主も偽者なんです。
うそはうそでございますが、洗いたまえ、清めたまえ。
多くの人たちが新たなスタートを切った春。
応援しようというこんな声も。
JR盛岡駅のホワイトボードです。
駅を利用し、この春卒業した高校生などに、駅員からこんなメッセージが送られました。
朝、早起きして列車に揺られ、勉強して、部活をして、友達との楽しい時間を過ごして、夜の列車に揺られて帰る。
疲れて寝過ごしそうになったこともあったでしょう。
大人になった皆様が岩手に帰ってきてくださることを、心よりお待ちしています。
これはどういう人が書かれたんです?
盛岡駅に勤務する入社2年目のJRの社員が発案したもので、ツイッター上では大きな反響がありました。
ことし卒業して、就職で岩手出ました。
やっぱり岩手大好き。
帰りたくなってきた、ですとか、新社会人になる人たちにも、小さな優しさを忘れないでほしいね、こんな声が寄せられています。
そしてこちらは、宮崎県の離島、島浦島。
異動で島を離れる先生たちを、子どもたちが見送りました。
先生が送られていくんですね。
ありがとう。
ありがとう。
今までありがとうございました。
うれしい、涙が出るよ。
泣かんとよ。
ありがとうございました!
先生、お元気で。
さようなら。
さあ、さまざまなスタートがありました。
今度はこちらです。
分かりますか?
9.87。
陸上男子100メートルの桐生選手なんですね。
アメリカで開かれた大会で、9秒87をマークしました。
これ、追い風が基準を超えたために参考記録になったんですが、いよいよ日本選手初の9秒台、手に届くところにきたようです。
19歳の桐生祥秀選手は、今シーズンの初戦。
タイムは9秒87。
追い風が2メートルを超えた為、参考記録となりましたが、100分の1秒までを表示する電気計時では、日本選手初の9秒台です。
好記録を出し、帰国した桐生選手は。
桐生選手の出した追い風参考記録、9秒87、これ、どういうタイムなんでしょうか。
この方に伺います。
北京、ロンドン2つのオリンピックで、陸上日本代表の監督を務めた、高野進さんです。
ご覧になったときの率直な、ひと言でいうと、どんな印象だったでしょうか?
でも今回は、追い風参考記録。
風の影響を除くと、タイムは。
桐生選手が注目されたのは、高校生だったおととし4月です。
日本記録にあと100分の1秒と迫る10秒01をマークしました。
ニュースになりましたよね。
そのときは、10秒00の日本記録を持つ伊東浩司さんも当時、番組の取材にこう答えていたんです。
あれから2年。
期待を背負い、去年、大学にも進学しました。
小野さん、髪形も。
本当だ、変わりましたね。
一新されました。
しかし去年9月、レース中に左足の太ももを負傷。
肉離れと診断され、メダルが期待されたアジア大会にも出場できませんでした。
そうだったんですか。
けがを乗り越え、ようやく臨んだ復帰戦。
追い風参考記録ではありますが、待ちに待った9秒台の記録となりました。
じゃあ、今回の走りは、高校時代、10秒01のときと比べると、どんなところが進化しているんでしょうか。
さらにですね、ゴールまでの歩数にも違いが。
こうして見えてきた日本選手で初めての公認記録の9秒台。
しかし、世界では9秒58のジャマイカのウサイン・ボルト選手をはじめ、強豪選手がしのぎを削っていますよね。
まだ上には上がいるんですね。
こうした強豪に近づくためにも、高野さんは、桐生選手には9秒台の記録のその先を見据えてほしいと話していました。
大きな期待がかかってるんですね。
そうなんですね。
高野さんはこの追い風参考記録、9秒87が出たことで、桐生選手以外の選手も、体の動きがよくなってきていると、これ、記録、伸びていくかもしれないとおっしゃってるんですね。
ほかの選手も、ぐっと一気に上がっていくかもしれないというふうにおっしゃっていました。
桐生選手の次の大会なんですが、今月18日から広島で行われるということです。
もうじきですね。
さあ、次はこちらです。
世界第2の経済大国となった中国。
AIIB・アジアインフラ投資銀行の設立を提唱し、今週、その創設加盟国への申請締め切りとする3月31日を過ぎました。
参加を表明した国と地域は、51に上ります。
日本は現時点では、参加を見送りました。
多くの国々が関心を寄せるアジアインフラ投資銀行。
一体どんなものなのでしょうか。
このAIIB・アジアインフラ投資銀行、どんなものなのか、国際部の関デスクと共に説明していきます。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
まず、AIIB・アジアインフラ投資銀行ですが、こういう略称です。
アジア・インフラストラクチャー・インベストメント・バンク。
アジアインフラ投資銀行、この頭文字を取って、AIIBと、中国が設立を提唱しました。
先月31日に創設加盟国が締め切りとなりました。
これ、創設加盟国というのは?
文字どおり、立ち上げメンバーということで、最初から参加しますと、恐らく、今後いろんなことが決まるうえで、意見を言えたりとか、影響力を高めたりすることができる、そういうふうに見られているんですね。
そもそも何するところなんですか?AIIBって。
国際的な金融機関と位置づけられていまして、民間の銀行、私たちがお金を借りたりする銀行とは、ちょっと違うんですけど、主に発展途上国の経済発展を支援するために、融資を行うと、そういう銀行なんです。
発展途上国の経済発展というと、この道路工事、それから。
港湾整備、鉄道の敷設、途上国のインフラ工事などを行うために、融資をする。
こういう銀行、世界にはすでにいくつかありまして、一般的な仕組みはですね、加盟国がお金を、資本金を出し合って設立します。
そしてその集まったお金、それから各国の信用などを背景に債券を市場で発行して、市場からたくさんのお金を集めるんですね。
そうして集まったお金を、こうした案件に審査をしたうえで、足していくと。
そういう形です。
つまりここへ入ると、融資をしなきゃいけないんですよね。
そうですね。
どういういいことがあるんですか?メリットとしては。
そうですね、国際貢献が一番大きい形ですね。
もちろん商業ベースの融資も行いますので、そういったこともあります。
商業ベースの融資を行うと、利子が入ってきます?
それもあります。
例えばこんなものも過去、日本では出来ています。
東海道新幹線、世界銀行から融資を受けたということなんですね。
世界銀行みたいなところということですか?
例えばこちらですね。
世界銀行ですとか、アジア開発銀行。
聞いたことありませんか?
あります、あります。
アフリカ開発銀行などなど、こういった機関。
こういう銀行と同じような仕事をする機関を作ろうとしていると?どうして今、あるのにまた新たに作るんですか?
そのねらいがこちらです。
中国のねらい。
発言権を強めたいということなんですが。
これはこうした既存の銀行。
大体欧米ですとか、日本が大きな影響力を持っているんですね。
中国は世界今、第2の経済大国になって、経済力ついています。
出資を増やすので、発言をさせてほしいと。
もっといろんなことを言いたいという希望を、リーマンショックのころから出してきたんですね。
それを受けて、改革は続いているんですけども、中国からみますと、満足できないという状況なんです。
だったら自分たちで銀行を作ってしまえという、そういう考えだと見られています。
呼びかけに応じたのは、こんな国々です。
51の国と地域なんですが、実はね、去年10月に参加表明していたのは21か国、51に比べると、ずいぶん少ないですね。
アメリカは慎重な姿勢を示していました。
これ、事態が動いたのは、ここです。
イギリスが3月12日に参加を表明しました。
これに続いて、17日にはフランス、イタリア、ドイツと、ヨーロッパの国が、次々と参加表明をした。
一方で、日本、アメリカは3月中の参加は見送ったということなんです。
参加を巡っては、国内でさまざまな意見が出ています。
こちらご覧ください。
どういうことですか?
今、お話にありましたけれども、日本の企業からみますと、当然、インフラ建設などが増えるんで、ビジネスチャンスが増える可能性が高いですよね。
ただその一方で、このAIIBに参加するということになりますと、お金を出さなくてはいけません。
中国は今、出資の割合はですね、経済規模に応じて出してほしいというふうに言っているんですね。
そうしますと、日本、経済大国ですので、かなりの巨額のお金を渡すことになります。
ですので、判断はやはり今、この銀行がこれからどうなっていくのか、よく分からない中では、慎重にならざるをえないのではないかと、そういうふうに思ってるんですね。
これじゃあ、結論が出るのはまだ先ということですか?
そうですね、ちょっと動向を見なければいけないということだと思います。
イギリスやフランス、イタリア、ドイツまで参加することにするなんて思ってたんですか?日本は?
ちょっとびっくりしましたよね、やはり今、中国、経済の勢いありますので、それとヨーロッパ、今、勢いないですよね、中国の呼びかけに応じることによって、経済発展を取り込みたい、そんな思惑もあったのかもしれないですね。
大丈夫なんですか?出遅れちゃったなんてことはないんですか?
いや、まだこれから、銀行の仕組みが決まるのがこれからですので、これからです。
ここまで国際部の関デスクと共に、お伝えしました。
続いて、私たちの選択が問われます。
先週、10の道と県の知事選挙が告示された、統一地方選挙。
29日日曜日には、5つの政令指定都市の市長選挙が告示され、札幌と広島でそれぞれ5人、静岡で3人、相模原と浜松でそれぞれ2人の合わせて17人が立候補しました。
一方、きのう告示された41の道府県議会選挙には、2284人の定員に対し、3273人が立候補。
17の政令指定都市の市議会議員選挙には、1022人の定員に対し、1477人が立候補しました。
道府県議会議員選挙などは、知事選挙や政令指定都市の市長選挙と併せて、今月12日に投票が行われます。
イランの核開発問題の解決を目指して交渉を続けている欧米など6か国とイランが、最終的な解決に向けた枠組みで合意しました。
共同声明などによりますと、合意では、イランが遠心分離機の数を3分の1以下に減らすなど、ウラン濃縮活動の規模を大幅に制限し、その措置を10年続けること。
また最終合意に達したあと、IAEA・国際原子力機関によってイランの核開発の制限が確認された場合、欧米側が制裁を停止するとしています。
ただアメリカとイランがそれぞれ個別に作成した合意内容に関する文書では、認識の違いが浮き彫りになり、最終合意に向けた詰めの交渉では、さらなる曲折が予想されます。
フランスで起きたドイツの旅客機の墜落。
現場では今も、日本人2人を含む乗客・乗員150人の捜索活動が続けられています。
こうした中、フランスの航空事故調査局は3日、墜落現場から回収されたフライトレコーダーの初期の解析結果を発表。
副操縦士は自動操縦装置で旅客機を降下させながら、複数回にわたって飛行速度を上げる操作をしていたということです。
今回の墜落では、機長を締め出して操縦室に1人残ったアンドレアス・ルビッツ副操縦士が旅客機を故意に墜落させたと見られています。
今回のフライトレコーダーの解析は、こうした見方を裏付ける形となっています。
3アウト!
水曜日、決勝が行われたセンバツ高校野球。
敦賀気比高校が、東海大四高に勝って、福井県勢として春夏通じて初めての甲子園での優勝を果たしました。
中でも印象に残ったのが、松本哲幣選手です。
準決勝で大会史上初めてとなる、1試合2本の満塁ホームランを打ちました。
満塁ホームラン!2打席連続!満塁ホームラン!
そして、決勝でもホームラン。
レフト!入った!
続いては深読みのコーナー。
先ほども入社式の様子をお伝えしましたが新社会人の皆さんの中にはあれを作った方も多いのでは?
口座を作ったりクレジットカードを持ったりすると社会に出た実感が湧くもの。
でも、その口座やカードが誰かに狙われているとしたら…。
今、ネット上でお金のやり取りできる便利さの裏で知らない間に口座からお金が引き出されるといった被害が相次いでいるんです。
その被害額は、ここ1、2年で急激に増えています。
こうしたインターネットを通じたサイバー攻撃と日夜闘っているセキュリティー会社を訪ねてみると…。
なんですか、これ?なんと世界各地から日本に向けてサイバー攻撃が行われているというのです。
えー!いったい、どうしたらいいの?えー、本当に?急増し、巧妙化するサイバー攻撃。
いったい、なぜこんなことに?対策はどうしたらいいの?とことん深読みします。
きょうもメール、ツイートでのご参加、お待ちしています。
サイバー攻撃による被害。
番組にも実はたくさん寄せられています。
千葉県43歳の女性。
お2人はなんかありますか?
ありますか?
被害はないですけどね。
やっぱり銀行口座でね、インターネットバンキングで、自分のIDとかパスワード入力する、その画面が、ほんまの画面かな?これみたいな。
ああ、分かります。
ほんまの銀行のホームページかなという不安を抱きながら入力しているところはありますよね。
私はATMしか使わないですし、ネットショッピングもしないので、大丈夫だろうなと思ってるんですけどね。
ネットバンキングはね、手数料が安かったりして、いいところもあるんですよ。
そうなんですか。
でも、どうなんでしょう。
安心していいものかどうかっていうと、すごくそんなわけないだろうという顔している徳永アナウンサーです。
だめですね。
私も言われました、取材中。
気をつけてくださいと。
前もこれ、特集したのですが、だんだんと巧妙化していて、また最新の手口が出てしまっていますので、ぜひ皆さん、これ、チェックしてください。
サイバー攻撃ってよくニュースで聞きますが、一応おさらいです。
細かくいうと、コンピューターウイルスを使うなどして、犯人が相手のウェブサイトの中身変えちゃったり、それから個人情報を盗み取っちゃったり、それから国家も狙われるんですが、コンピューターを止められたり、誤作動させられたりする。
こういう攻撃を、サイバー攻撃というんです。
ただ、街で聞いても、ウイルスの雨が降ってきてますよといわれても、傘は差してますよっていう方が多いんですね。
この2つやってる人、多くないですか?怪しいサイトやメール、見ない。
それからウイルス対策ソフトは入れてます。
お2人、どうですか?
そうですね、でも怪しいサイト見たくなっちゃうんですよね。
え?
ちょっと気になると見ちゃうから、私。
英語の怪しいメールは開けないとか。
ああ、メールは開けないですね。
おおむね、気にはしている。
さすがに傘差してりゃ、大丈夫だろうと思っていた人が、ここにもいます。
用心深い深読太郎さん。
まあ、無防備な人がかかるんだよと思っていたら、最新の手口でお金をとられてしまいました。
あらららら。
ちゃんとやってても?
あの犯人は、どんなトリックで盗んだのか、ちょっと事件の中身を聞きながら推理してください。
深読太郎さんは、ふだんは用心して、こんなサイトしか見ません。
つまり怪しいサイトは一切見ず、大手の企業のよく有名なところのサイトをちょっと見るぐらいの方でした。
もう一つ使うのがあります。
インターネットバンキングです。
ATMに行かなくてもネット上で残高照会したり、振り込みができたりするもので、実は小野さん、全国銀行協会に聞くと、口座持っている人の65%は使ってるそうです。
えっ、本当に?
少数派です。
あら。
それぐらい普及してる便利なものです。
読太郎さんは、孫の進学祝にと、振り込んであげようと、かちかちかちっと、孫に1万円と入れて、クリックしました。
今どきはそんな渡し方なんですか?
ちゃんとあれですよ、パスワードも入れて。
なかなか会えなかったりしたらね。
そうですね。
遠隔に進学したので。
さあ、次の日です。
孫からお礼のメールでも来たんじゃない?そう思った読太郎さん、違いました。
深読銀行からです。
1日で49万円も振り込みされておりますが、読太郎さん、大丈夫ですか?
さっき1万円じゃなかったですか?
1万円って言ったんですけど、えっ?いや49万ですよ。
どこの口座ですか?えっ、知らないですよ、その口座。
えって調べていくと、実は、もう捕られちゃったという話です。
えっ!それで孫は?
孫には1円も振り込まれておりませんでした。
行ってないんですね。
これが事実です。
うそ!
だからこれがなんで、こうなるのかなんですよ。
そこなんです。
その仕組みが分からないです。
最新の手口の一つです。
調べていきました、読太郎さん。
気づきました。
実は用心していたのに、やられてました、ウイルスに。
このウイルス、巧妙なものでした。
犯人が送り込んだウイルスは、ふだんは何も悪さはしないのですが、インターネットバンキングで振り込みクリックしたときだけです。
その口座や金額の情報を自由に変えられちゃうっていう仕組みになってました。
つまり、読太郎さんは、ちゃんと孫に1万と入れたんです。
このデータが、銀行に行くまでの間に、なぜか、別の所に49万円となって、結果、あいつに渡っちゃった。
これ、ということは、銀行のホームページ自体はほんまのホームページだったんですかね。
そこなんですよね。
感染経路ですよね。
読太郎さんは、ずっと怪しいサイト、メールも見ず、ウイルス対策ソフトも入れていました。
ということは、降ってくるものは避けてたはずです。
じゃあ、銀行が毒されていたのか。
いや、聞いてみても、銀行のサイトは何も侵されておりませんでした。
じゃあ、あとはどこから来ます?この中で。
まず、気になるのは、1日最大振り込み50万円って設定してたら、1万円振り込んだら残り49万円という、この数字のからくりもちょっと気になりますね。
つまり、自由に変えられちゃうから、49っていう、いわゆるぎりぎりというか、今は振り込め詐欺とかも横行してますから、大きな額になると止められたりしますよね。
そのすれすれの49万になってますが、この額とか人も、自由自在に変えられちゃってると。
もうウイルスがやって来るとしたら、この人が見た、あのサイトが怪しくないですか?
ええ、もういかにも怪しい位置に置いてますよね。
やっぱり?
これ、見た目、何も変わってないんですが、犯人の支配下に改ざんされてました。
コントロールされてました。
ふだんは何も変わらないんですが、一つだけ変えられてました。
それがこれです。
見ただけでウイルスを届けてしまうように、変えられてました。
つまり読太郎さんはいつも好んで、この会社のページを見ていました。
見ただけで、けっけっけっ、けっけっけっと入ってきた。
するとこの企業は、全然気付いてないわけですか?
気付いてない。
実際、こういうのもあって、全体で今、去年1年のインターネットバンキングの被害額は29億を超えています。
実際、全容はほとんど分かってないんですが、少なくとも分かっているのはこの1、2年だけでも、皆さんが知っている空港とかバス会社、自動車メーカーの公式のサイトが、ある一定の間、改ざんされていましたっていうのがあとから発表されるっていうケースが多いんです。
よく見ますよ。
空港へのアクセスとか、それからバス会社、時刻表知りたかったりして見ますよね。
見ただけで、ウイルスの攻撃を受けちゃうように仕組まれている。
だって、空港とかって、お気に入りに入れちゃってますよ。
入れる。
押すたびに。
それだけで?
攻撃を受けている。
いや、なんかお気に入りに入れとったら、安心やって思ってる人も多いと思うんですよね、僕もそうですけど。
じゃあ、これ、その企業側が気付くのはいつの段階なんですか?
これ、どうなんですか?報告されるニュースがあるんですけど。
そうですね、実際のときは、ウイルスが送られてきた段階で、分かる場合もあるんですよ。
そういったウイルス対策ソフトが見つける場合もあります。
そこで、そういう形で検出されて初めて改ざんが分かると。
あとで分かるという。
企業側もですか?自分のホームページが改ざんされていると。
そのとおりですね。
ただね、増田さん、よく思い出してくださいよ、読太郎さんは、これやってたんですよ。
対策ソフト、つまり傘がこう向いているわけでもあるわけです。
なんで入ってきちゃったのかです。
こっちの事情が関係してます。
悪いほうです。
こんなものが出来てしまっています。
サイバー攻撃闇市場。
望んでもいないのにこんなものが出来ちゃってます。
よく言いませんか?ネット上で個人情報がやり取りされていると。
もちろんこれはあります。
カモになってしまった人のIDやパスワードなどの個人情報が出ているケースもありますが、最近では、巧妙化していて、誰が作ったのか分からないんがですが、そんなソフトまであります。
絶対にだめですが、あなた好みのウイルス、すぐお作りしますっていうソフトがあります。
つまり、こんなメニューにしたいですってチェック入れて、作成かちっとやる、つまり最低2クリックで自分だけのウイルスを作って、それを放てるっていう。
絶対だめです。
誰がこういうもの売ってて、誰が買ってるんですか?
それを知りたいぐらいですけど、ネット上って分からないことだらけなんですよね、いろんなとこ経由してるから、とにかく、いけませんが、こういうのが横行してしまってます。
もう一つ、こっちのソフトも恐ろしいんですが。
このソフトを入れてくれれば、簡単に企業のシステムを攻撃できますっていう。
こんなものも配られたり売られたりしちゃってるんですって。
じゃあ、そのウイルス対策のソフトが発売されても、また今度、こっちの悪い子がそれを上回って、またこうなっていったら、いたちごっこになっちゃうってことですか?
本当にだから、今、そうなんですね。
まず怖いのは、サイバー攻撃してる人のステレオタイプってまさにこんな感じで、コンピューターに卓越した技能を持ってる人が、やってるっていうのはいわれてますが、実はこんな市場が出来てしまったがゆえに、知らなくても簡単に入ってこられちゃうようになっている、今、もえさん言ったとおり、犯罪者が増えるってことはウイルスもぐんぐん増えちゃってるのが現状で、こうやって、傘でいくら防御してもですよ、つまりいたちごっこだから、ここも頑張ってんだけど、中には新種のものがすーっと抜けて入ってきちゃうっていうことが今、起こりうる状況になっているということです。
企業側がそういうなんか技術持っている人を雇ってて、それでもなんか追いつけへんのに、一般の人が、ネットに詳しくない人がこれを防ぐのってなかなかもう、難しいことですよね。
逆に言うと、個人は対策100%しても、企業側がなんとかしてくれないと、やっぱり防ぎきれないっていうことも言えますよね。
増田さんおっしゃったとおり、やっぱり企業のこういう人たちに頑張ってもらわなきゃいけません。
情報セキュリティー技術者っていうお仕事があります。
こういう仕事あるんですか?
内容はもう本当に言えば簡単で、システムを構築したり監視したりして、その企業や役所などのコンピューターにウイルスを入れない。
それから情報を漏れることがないようにする、守るお仕事です。
こんな情報セキュリティー技術者っていう職業の人が、ごく一般的な小さな商店だってホームページ出すじゃないですか。
そういうところに1人ずつなんて、絶対いませんよね。
まあ、大企業では自分とこで雇ってますし、先ほど、VTRで見てもらったところなどは、外注で請け負ってたりするんですが、アンケート取ったり、取材したりすると、傘がちょっとちっちゃいでしょ。
ちょっとこんな声、聞いてください。
はい。
吹き出しもちっちゃいんですが。
予算と人が、まだまだ足りませんという声が多く聞かれました。
つまり、傘で守りきれていないっていうのが現状。
だって、さっきも世界中から日本が標的に遭ってるって言ってましたもんね。
ってことは、世界中から守れるぐらい、予算と人員で守ってあげなきゃ。
いけないのに。
だけどまだまだ、だけど待ってくれないのは悪い人たちです。
ウイルスの数は、どーんとまだまだ増えていく、危ないっていうぐらいになっていて、小野さん、自分のパソコンも、これぐらい危ないですよっていう話です。
ちょっと、のりが軽すぎます。
怖いことですよ、これ、ほんまに。
本当です。
それぐらいだと思ってください。
さっき小野さん。
ネットバンキングしなければ安全なのかという気がしたんですが。
今、セキュリティーの皆さんが、本当に対策で一生懸命やっているのは、銀行そのもののATMのシステムや、例えば電子マネーでも、全部ITでしょ、今。
ネットとつながってるところがある。
レジもそうですよね。
そういったところそのものがやられちゃうと、自分でネットしてなくても、社会はもう、ネットなしではできないから、ひと事じゃないんです、間違いなく。
怖い!
どうしましょう!
その技術者を育てる学校とか、そういうところは増えてるんですか?
きょう、お越しのお2人は、それこそ、その情報セキュリティー技術者であり、情報セキュリティー技術者の会社やってらしたり、それから対策をいつも、日々考えてらっしゃる方々です。
そうですね。
基本的には人員を育成して、こういった守る人たちを増やさなきゃいけないと、これ今、大きな課題になっているんですけれども、これ、やっぱり2つの側面があって、1つはやっぱりこういった、先ほど言っていたように、企業のセキュリティーを守っていくというところと、あとはやっぱり、ユーザー自身も自衛をしていかないといけない。
こういう事実があるということを、しっかり理解をする必要があります。
ウイルス対策ソフトも今だと、ほとんど半分も検知しないというふうに思っていただきたいと思います。
半分以下?
はい。
私たちにできることって、結構限界があるっていうのをさっき聞いたばかりですし、情報セキュリティー現場で働く方々の声を、では拾ってみようというので、スタッフが取材をしてきました。
こちら、40歳男性。
なんかちょっと、危ないんじゃないのっていう感じがしてくる声が集まってきたのですが。
やっぱり企業側も、そっちにお金を回すっていうことが、まだ少ないってことですか。
そうですね。
なかなかやっぱり、まだ今、一般の方からそういったセキュリティーに対して、ちゃんとやってる企業が評価されないっていうことが、一つあるんだと思うんですね。
やっぱり、一回、大きな被害が起こってから、初めて動きだすっていうパターンが多いんですかね。
そうですね。
やっぱりそういう傾向は複雑にあると思っております。
でも、インターネットバンキングとかでも、3か月に1回パスワードを更新してくださいみたいな、くるんですよ。
じゃあ、分かりましたって、3か月ぐらいでパスワード変えて、それでセキュリティーをしっかりしてるんですけど、たまにパスワード、忘れちゃうときがあって、あまりに変え過ぎちゃって、こっちもセキュリティー頑張るけど、そっちも頑張ってよって思うんですよね。
おっしゃるとおりです。
でも、パスワードをそろそろ変えてくださいっていうメールももう疑わないといけないんですもんね。
そうですね。
そうなんだ。
会社から来ててもね。
おっしゃるとおりです。
基本的に銀行とかからパスワードを変えてくださいとか、そういうお願いをしてくることっていうのは、あんまりないんですよ。
えー!そうなの?
大抵、おかしなメールです。
おかしな例が多いので、もしかしたら引っ掛かってるかもしれない。
わー。
ちょっと今すぐ家帰っていいですか?
…。
怖いね。
怖い怖い。
情報セキュリティー技術者の人たちが、もし企業の現場にちゃんといて、日々、やってくださっていれば、もう少し安心して過ごせるじゃありませんか。
その情報セキュリティー技術者の人は、どうやってなるんですか?そして、どうしてそんなに足りないんですか?
これはいろんな情報セキュリティー技術者という方がいらして、企業のセキュリティーをしっかり守っていくような、そういう運用を守っていくような人たちもいますし、私もそうなんですけど、研究開発をやって、守る仕組みっていうのを、新たに作っていったり、こういう人たちがいるんですけど、やっぱり、基本的にはコンピューターよく知ってる人たちが、こういった職種があるというのに気付けば、なっていただける可能性があるんですけど、いかんせん、まだまだ全然いろんな分野で足りてないっていうことですね。
必要とされてるってことも、実は、インターネットやコンピューターに詳しい人たちが知らなかったりすると?
その傾向もあります。
でも、さっきのお便り的なのにもあったとおり、経営者が当たり前のことを理解されてないっていうのがあって、人がいたとしても、雇えるかどうかっていうのは、また別の話なんですよね。
なので、お金をたくさんかけるっていうことを、日本ではあんまりされてないっていうのがあって、海外とかと比較すると、海外はITそのものに投資がやっぱり多いんですよ。
その投資をする理由っていうのが、ほかとの差別化、うちの製品、いいですよとか便利に使えますよっていう投資額がやっぱり多いんですよね。
でも日本っていうのは、コストを下げるために投資をするっていう傾向があるので、あまり付加価値だとか、ブランドの力を上げるとかっていう、投資のしかたをしてないのがITにもそうですし、そこがセキュリティーもそうなっている傾向があるのかなと思いますね。
だって、営業に回らなくて済むからホームページ作ってよかったよかったって思ってるのに、これを安全にするためにまたお金かかるのかって、経営者だったら私思いそうな気がする。
その情報セキュリティーの技術者の人材、どれぐらい少ないかという統計がありまして、IPAという情報セキュリティーの啓発などをしている公的団体があるんですが、そこがまとめた調査結果なんですけれども、今ですね、そういった技術者、26万5000人いる。
結構いそうだなっていうふうに見られる数字なんですけど、それでも8万人足らないと。
えー。
足らないということは、やっぱり、求めてる企業もいてるのはいてるっていうことですよね?
そうですね。
ですけど、この内容もちょっと一つ、ちょっと心配なことがありまして、26万5000人の中に、スキル不足、実はもっと勉強が必要だというふうに感じてる方って、16万人いる。
そんな声、来てます。
50歳の男性。
ちょっとこちら。
確かになんか守って当たり前って思われてるから、どんなすごいウイルスとかそういう攻撃を守ったかっていう証明する機会も少ないでしょうね。
そうですね。
よく防いだな、この攻撃をって、目に見えるもんでは、分かりやすく見えるもんではないから。
じゃあやっぱり待遇も、そんなによくはないんですか?
目立たないというのがあると思うんですよね。
何も起きなくて当たり前っていうところがあるので、なんか仕事でも、なんかでかい失敗があって、その火を消した人のほうが評価されやすいみたいなところがあるので、何も起こらなくて当たり前、やってて当たり前って解釈されてるのが、大きいかもしれないですね。
鵜飼さん、アメリカでもセキュリティー技術者として働いてらっしゃるそうですけど、違いますか?
そこは全然違いますね。
やっぱりアメリカなんかだと、やっぱり評価も日本と違っていて、お給料も3倍ぐらい変わってきたりしますので。
3倍?
ありますので、やっぱ認識が全然違うというところがありますね。
普通に考えたら、その技術者が足らないんであれば、そのお仕事の給料とか上がりそうな感じするんですけど。
日本ではそれほど上がってきてない。
やっぱりまだまだ、そういったことの必要性に対する認知というところが進んでないっていうのが一般的です。
先ほども出たように、ウイルス対策ソフトを入れてれば、100%防げるっていうぐらいのことしか思ってない人たちが、世の中にたくさん入るっていうことがありましてですね、やっぱり、そういったリテラシーというのを上げていく必要が本当あるのかなと思います。
なんかあってからじゃ遅いじゃないですかね。
なんかあったら、あのお金、どうなるんですかね。
49万円。
これ、ここの企業がウイルスに感染してたせいじゃありませんか。
ねっ、そうしたら、そこの企業のせいでなりましたよって、責任取ってもらえるんですか?
今のところは、こちらの書き換えられた側の企業は被害者という位置づけになってまして。
実際、49万円、どうなっているかといいますと、個人の読太郎さんなんかの場合は多くの場合、金融機関が補償してくれます。
そうなんですね。
ですけども、実際、補償してくれるんですが、そういった悪い人たちに、そういうお金がどんどん流れて、そういう市場が活性化していいのかってことになりますよね。
補償されても銀行側もまた、これ大変ですよね。
そういうことになりますね。
いいですか、小野さん、取材してて会ったのは、これ、分かっているだけですから、ちょっとずつ抜かれると、気付いてないっていうケースもありうるみたいですね。
だから49とかごそっと抜かれれば分かりますけど、ちょっとずつ抜き取られていると、気付いてないかもしれないから、まずは残高照会してくださいっていうのは、セキュリティー会社の方は言っていました。
こまめにね。
なんか2100円とか引かれててもね、なんか買ったかなと思いますもんね。
本当だ、そうですね。
いろんな声が来ています。
情報セキュリティー技術者は金をもうけてくれないって切り捨てられて、経営者がなかなかや取ってくれません。
大企業ですらなかなかという声。
それから質問が来ています。
ことばの壁は、問題なく、サイバー攻撃ってできるんですか?海外から日本は狙われているっていう話ですけど。
基本的には、狙われて、狙っているのは大体海外ですんで、国内からは割と少ないと思います。
一時期は英語のメールを開かなければOKみたいなときもあったんですよ。
最近はもう、きれいな日本語で、メールで送ってくるので、本当に日本人が書いた、日本人が書いたのか、日本語が堪能な方が書いたのか分からないですけど、そういった日本語の壁というのは、どんどん低くはなってきてますね。
どうすればいいのか。
その進んだお金はきょうは振り込み先が分かってるわけじゃないですか、相手って。
それでも取り返すこととか、犯人捕まえることはできないんですか?
それがですね、いきなりあっち側にお金が渡ってしまうと、どこの口座か分かってしまうので、捕まりそうなんですけど、実は全く別の口座に1回振り込まれて、振り込め詐欺と同じように、出し子という人が引き出して別の口座に移すという作業があるんですね。
なので、その口座のお金の流れだけで犯人が誰かというのが分からないようにはなっているんです。
ーそうなんだ。
手口も巧妙。
会社上層部はセキュリティーをしっかりというが、金も人も配らない。
責任は下のほうに押しつけだという、ツイートが来ています。
セキュリティー部門は金食い虫と言われるし、予算はないし、ほかの業務のついでくらいにしか思われていない。
そんな厳しい現場なんですか?今。
まあ、そうですね。
やっぱり、なかなかこういった分野に対して、経営も投資をしようというところ、本当にセキュリティーの感度の高いところだけっていうところですね。
じゃあ、そんな企業にセキュリティー人材をちゃんと確保してほしいと、個人としても思いますよね。
思います。
どうすればいいのか、実はちょっとヒントを探ってきました。
ちょっと見てもらいましょうか。
せーの、よいしょ!ちょっとご紹介します。
取り組みやっているところあります。
2つ紹介します。
情報セキュリティー人材を確保しようという取り組み。
まず、パソコンなどを主に扱っている大手電機メーカーの話というのをしたいと思います。
ここも悩んでおりました。
セキュリティー人材も今もいるんだけど、もっと増やしたいな、恐怖も増えてるしな。
そうしているところで、こんなこと実際にあったそうです。
部下が、すみません、休みもらいます。
おお、どこ行くんだ?ハッカー大会行ってきます。
なんだそれは?実はハッカーって聞くと、どんなイメージです?お2人。
怖いですよ。
怖いでしょ。
でも辞書で調べると本当の意味は、実は全員が悪いわけじゃなくて、コンピューターに卓越した技能や知識を持っている人のことをハッカーっていうんです。
全員が犯罪者じゃないんですよ。
実は趣味でやってる方ってたくさん実はいらっしゃって、例えば自分たちで架空のプログラム作って、攻撃してみるとか、逆に相手のを攻撃してみるとかっていうので、趣味でやっている人はいるんですね。
実態はどれぐらい詳しい方がいるか分かりませんが、全国にはそういうの詳しい方は結構いらっしゃるんじゃないかというのもあります。
それに気付いた上層部。
ちょっとやってみるか。
第1回社内ハッカー大会っていうのを、このメーカー、本当にやったんです。
コンピューターに自信のある人、ちょっと試してみませんか、腕をと。
社内でこれ、実際の写真です。
詳しい方がいっぱい応募しました。
ここ、大企業でグループ企業も入れると10万人ぐらい従業員がいるんです。
ただ上層部は、応募来ないんじゃないって思ってたら、200人も応募が来たと。
で、こんなに来るって想定してないので、急きょ、書類選考して40人に絞らなきゃいけないぐらい人気になっちゃったというので、専門職がもちろん多いんですが、お1人、総務の方もいると。
趣味の方?
好きな人いるんだ、詳しい人。
何やるかというと、本当に趣味でやってるハッカー大会と同じで、例えば架空のプログラム作って、パスワードを盗み出して、あなたできるか?実際にウイルス感染したソフトを作って、感染源をあなたは見つけられるかって、クイズ形式で70問解かなきゃいけない。
すごい。
すごいでしょ。
これ、上層部、見ています。
大会が終わったあと、この子はいけるよ、伸びるよっていう子を見つけたら、こういうふうな称号を与えます。
あなた、セキュリティーマイスターです。
あなたのいる部署で詳しくない人にサイバー対策とか攻撃対策、セキュリティー、ちゃんと教えたり、アドバイスしてくださいっていうふうに言ったら、私もやりたい、私もそれくださいっていうのが、結構増えてきて、この会社、来年までにこういうマイスターを700人にまで増やしたいなと言ってます。
つまりもしかしたら、結構近い所に、才能は眠ってるかもっていう話です。
はい、お給料も増えるんですか?マイスターになると。
そこですよね。
マイスターだからといって、急に増えるわけではないので、ここで勝ち取って上司にアピールして賞与をもらうしかないでしょうね。
ここは増えないです。
ただ、あくまで名誉職ですけど、それですら、やりたい人が増えてきたと。
それだけなのに増えてきているというのはおもしろいですよね。
これ、優勝してそういう部署に異動するとか、そういう部署の上にいけるとかっていうわけではないんですか?
これはあくまで、今いる部署の中で、詳しくない人をちゃんとサポートしてくださいと。
あるかもしれませんよね。
すごい才能として発掘されたら。
もしかしたらね、ゆくゆくはってあるかもしれませんね。
ここまでくるとね。
ここで人材を見つけてこの称号で、優勝ですっていうんじゃなくて、プラス、やっぱり給料も上がって、そういう部署をしっかり任せてもらえるぐらいにならないと、なかなか育っていかないですよね。
なかなか、おもしろいだけじゃなくて、インセンティブというのが非常に重要だと思います。
そこはやっぱり、このセキュリティーというところも産業の一つとして考えて。
伸ばしていただきたいと。
これはやっぱりお給料だったりとか、リスペクトだったりとか、…。
だって会社のウイルス対策ができるっていうと、その会社自体の信頼につながりますものね。
それを社員のマイスターの方が守ってくれるってなったら、やっぱりそれなりのお給料を上げたりとか優遇してあげないといけないなと思います。
そうですね。
それって、会社にも言えることなんですよ。
これは会社の中でやってるじゃないですか。
僕たちも、そういうふうに評価をかいしゃにしてあげるっていうことを、していかないといけないっていうふうに僕は思うんですよね。
ここはセキュリティーを、ちゃんと力を入れて頑張ってくれてるから、ここのサービスを使おうっていうふうにしないと、お金をかけようって会社も思わないので、お金が回らないというのもあるんで、そういう基準で選んでいくっていうのも、僕たち一人一人がやっていかないと、世の中がよくなっていかないっていうふうに思いますね。
こういうなんか、役割とか仕事を、ほかの会社に投げてしまってる会社もやっぱり多いんですか?
そうですね。
今の現状だと、割りと投げているところが多いですね。
中に人材がいないっていうのが、やっぱり一番問題だと思いますけど。
ただ、なんかコンピューターばかり趣味でやってる人っていうイメージがあるじゃありませんか。
どうその人たちと、その人たちの能力を自分たちの中に取り込んでいったらいいのかっていうのは、ちょっと壁ありませんか?
そうですね。
とっつきにくいというイメージって、皆さんあると思うんですけど、意外とそういうわけでもないので、やっぱり適材適所、この人はこういうのが向いている、こういうことに喜びを感じるっていうようなものを上からやっぱり判断してあげて、そういう配置を考えてあげるのも、お金だけじゃなくて、仕事の動機としては大事なことだとは思います。
思いますね。
本当、才能だと思います。
私、パソコンをつなげるのに、何回やってもつながらなくて、本当大変だったときがあったんですけど、パスワードのXとZをずっとX、ZなのにZ、Xでずっとやってて、なんか、向いてないんです、私。
とにかく。
今の説明もよく分からない。
そんな状態でも怪しいサイトは見るんですね。
やっぱりその分野でたけてらっしゃる方って。
いや、すごいよね。
尊敬するよね。
本当そんな人、お友達だったらぱぱっとやってくれますよね。
助かる。
確かに。
でもこれは大企業だから、これだけの人材がいたんじゃないのかなという気もするんですよね。
まさにそう思いますよね。
じゃあ、発想をちょっと変えましょうか。
もう一つあります。
別に愛好者の方がみんな、こういう大きな企業に勤めている社員とは限らないわけです。
しかもネットしてますから。
ネット上は、もう自由に行き来できます。
この人たちのノウハウ、もっと活用できませんかねっていう話です。
実は愛好者の方の中には、こんな方々がいらっしゃいます。
ああ、すてき。
何が?
教えてくれるんですもんね?
そうです、そうそう。
つまり、ソフトウエアとか、公開されてるネットのサイトとかを見てるだけで、もう、技能高い人は、こういうこといえる、気付く人いるんですって。
すごーい。
で、こういう人たちのことを、人読んで、こう呼ばれてます。
バグハンター。
バグっていうのはいわゆる。
不具合。
不具合ですよね。
サイトのね、そういったものを、すぐ見つけてこられちゃうから、バグハンター。
みんなが悪いわけじゃないって言ったじゃないですか、実はいい人の中には、こうして教えてくれる人います、ちゃんと。
会社に。
会社に電話をかけてこられるんですか?
電話、メールもあるでしょうし。
ちょっと、電話を受ける側のほうに、それを理解する力がないと、うっかり私なんか電話出ちゃうと、大変ですよ。
はっ?
あとはね、やっぱりあるらしいんですけど、見ず知らずの人からいきなり連絡来ても、いや、怪しんじゃないのって?こういう状態だったらしいですよ、かつてはね。
そこに目をつけたところがあるんですよ。
経済産業省が所管する独立行政法人でIPAというところがあります。
IT政策全般に特にセキュリティーなど、ここが日本のセキュリティー政策とかを考えてるところの一つなんですが、そこが考えました。
皆さん、バグハンターの皆さん、直接言わず、うちに教えてくださいよ。
うちでさらに分析して、IPAとしてきちんと通知しますから。
そしたら変わるかもしれません。
さあ。
これ大事ですね。
どうなったかというと、聞くようになった、やっぱり。
IPAから来ると、やっぱり、ああ、ああ、本当に大変なんだみたいになるわけですよね。
実際、この11年ほどやってるんですが、バグハンターの皆さんが見つけたバグ、1万件ぐらいあるんです。
実際、その3分の2は直してる段階になっていて、企業の中には、もう、自分たちで全国のバグハンターの皆さん、私たちの公開しているサイト、もしおかしいところがあったら、ソフトウエアおかしいところがあったら教えてください。
賞金、最大100万出しましょうみたいなことやってる企業も出てきている。
つまりもう、外部にいるすごい人、趣味でやってる人に助けてもらおうっていう取り組みは進んでいると。
これでいくと、バグハンターといわれてる人たちは、どこからお金もらえるんですか?何でお金をもらえるんですか?
これはね、IPAはあくまでボランティアなんですって。
企業の中には、最大100万円出すというところも出てきているんですが、あくまでこれはボランティアという状態なんですね。
企業からもらったお礼がバグハンターにいく。
ちゃんと渡るようになってるんですか?
それは一部ですね、やっぱり、まだまだ。
届けてもそれはバグじゃないって言われることももちろんありますし。
じゃあ、ほんと善意でやってらっしゃるっていう感じなんですね。
こういうのをほっとくと、結構、問題のある情報とかを買う人たちが、悪い人たちの中にいますので、場合によってはそういう人たちのところに売られちゃう可能性もあるので、こういった善意だけに頼ってたのではなかなか厳しい状況。
バグハンターの中にも、いいバグハンターとよくないバグハンターがいてて。
そうですよね。
その間のIPAがなかったら悪いバグハンターやったら、企業のまずサイトを自分で侵して、報告して、お金もらうみたいな。
それよりも今危険なのはこういった問題を企業に報告せずに、こういう情報を買い取る人たちがいるんですね、闇で。
そういう情報を買い取って、それを悪用して、先ほどのウェブサイトなんかにウイルスを仕込んで、それを感染させるような、そういった手口に使ったり、そういうことやる人たちがいますんで。
じゃあ、その善意のコンピューターの知識のすごい人を正しい道にというか、私たちのためにセキュリティー技術者になってもらうとか、いいほうに、その能力を使ってもらうには、何かあるんでしょうか?
まず善意だけに頼っていたのでは、なかなか厳しい。
企業の側がちゃんと対価をお支払いしたり。
そうですね。
あと、名誉ですね。
名誉。
IPAの報告も僕のも1万件の中に僕のも何件か入ってると思うんですけど。
自分の名前が載るんですよ。
会社がそのバグを見つけたソフトウエアを作ってる会社から謝辞、誰々さんみたいに載ったりするんで、そういうのがうれしいというのももちろんありますし、ただうれしいだけではいつまでも続かないので、お金で買い取るだとかっていうのが、すごく大事かなと思います。
そういう名前が、どんどん出ていって、うちの会社に来てくださいよっていうお誘いもやっぱり。
ありますね。
それは評価されているってことですね。
そもそも尊敬の念を受けるっていうことは、やっぱり、ものすごい大きなことなんですか?
ああ、うれしいですよね、技術者として認められるっていうのは、うれしいですね。
アメリカなんかだと、こういうセキュリティー技術者って、もう、すごく憧れの職業というふうにまとめられてます。
セキュリティー技術者っていうだけでああ、すごいですねって、皆さんに言われる。
で、そうなる可能性のある人が、日本にはどれくらい埋もれてるって考えてらっしゃるんですか。
私の感覚ですけど、実はこういった技術のポテンシャルを持ってる人って、日本にはすごくたくさんいてですね、大学とかもそうなんですけど、優秀な学生さん、ものすごくいるんですね。
ただやっぱり、この業界になかなか目を向けないっていうのがあって、認知が広がってないとか、そういう問題もあると思うんですけど。
この情報セキュリティー技術者を、専門にピンポイントで育てる学校とかというのは、もう、どんどん増えてきてるんですか?
そうですね、学校、大学とかも結構、出来てきてますし、授業のカリキュラムにもたくさん組み込まれてたりっていうふうには、進んできてたりはします。
そういうところに行こうと思う人も、増えてはいるんですか?
徐々にっていうような感じなんですけど。
もっと仕事、こういう仕事があるというのを知ってる人がやっぱりなかなか少なかったりとか、それが自分が仕事にできるジャンルとしてあるというんだってまだ知られてないっていうのが現状かなと思います。
じゃあ、今の状態で使う私たちは何に気をつけたらいいんでしょうか?
まずはやっぱりこういった企業がしっかりセキュリティー対策をやるということに加えて、ユーザーさんもそうは言っても自衛をしていかないといけないと思っていて、特に今、ウイルス対策ソフトというのが検知力がどんどんどんどん少なくなってきている中で、実はこういった新しい…を守っていくという最近出来てきて、そこを守るところに特化しているところがいくつかあるんですね。
そういうのを入れていくことが一つ対策としてはあると思います。
あとは、自分が被害に遭ったことをできるだけ早く気付く、例えばクレジットカードいつ使ったかとか履歴ってあんまり見られないと思うんですよ。
作ったけど忘れてるものとかもあったりするんですね。
久しぶりに見たら、10万円使われてたとか知人にもいるんですよ。
できるだけ早く知るような仕組みっていうのも大事ですし、被害に遭う、遭わないのも大事なんですけど、遭ったときに、じゃあ、どこに相談すればいいのかとかっていうのもあらかじめ調べておくことも大事ですね。
被害を最小限にするっていう意味で。
どこに相談したらいいんですか?
先ほど言ってたIPAとか。
あと警察とか。
一つ、こちらにありますね。
警察にも相談窓口ありますけれども、このIPAというところにも情報セキュリティ安心相談窓口っていうのがあります。
こちらホームページ、こちらになっているんですが、この中によくある質問というのがあるそうです。
どう守ったらいいんですかとか、被害に遭ったときに、どうしたらいいんですかというのがありますんで、それをよく見ていただいて、対応していただく。
場合によっては、電話番号とかも書いてありますので、それをホームページページをよく読んでいただいたあとで、尋ねて、電話などで相談してもいいかと思います。
ツイート、ちょっとご紹介しますと、趣味を生かせるのはいいことですけどね。
IPAは、もっと積極的にバグハンターを優遇する措置を取ってほしい。
それからバグハンターとか指摘大変だと思うよ、そこでIPAですね。
それからバグハンターやって、企業に通知してあげたけど、延々無視されました。
えー!
よくありますね。
ありがちですか?
ばかにされるってありますよ。
じゃあ、報われてないバグハンターの方、たくさんいらっしゃるんですね?
IPAに報告をしたんです、そのあとにね。
そうすると3日で直ったみたいな。
とこもあるんですよ。
正当な評価がされないかぎりセキュリティー技術者は増えないだろう。
日本でもどんどんセキュリティーについて、教育していくのがよいと思います。
セキュリティーを甘く考えている経営者が多すぎる。
情報セキュリティー技術者って、どうやったらなれるの?という質問もきています。
さっきの学校に行くということですかね。
そうですね。
まず情報セキュリティー技術者になるために必要なことって、当然セキュリティーに対する知識ってつける必要があるんですけど、その前に、やっぱりコンピューターってどうやって動くのとか、プログラミングとか、いわゆる運動選手でいうところの基礎体力みたいなこれをいかに若いときに重要かなと思います。
それはもう、専門学校に行って勉強するっていうよりも、自分でできることですか?
まあ、自分でもできますけど、やっぱり大学なんかである普通のカリキュラムをしっかり勉強するっていうのが、これ、重要かなと思います。
なるほど。
ちょっとここで、おわびをしないといけません。
番組の前半でお伝えしたAIIB・アジアインフラ投資銀行のニュースの中で、実はフランスの国旗の色が左右逆になっておりました。
2015/04/04(土) 08:15〜09:30
NHK総合1・神戸
週刊 ニュース深読み「あなたも狙われている!? 急増するサイバー攻撃」[字]
サイバー攻撃によりインターネットバンキングのIDやパスワードが盗まれ、預金を奪われるなどの被害が急増している。なぜ増えているか?どうすれば防げるか?深読みする。
詳細情報
番組内容
パソコンがウイルスに感染、インターネットバンキングのIDやパスワードが盗まれ、預金を奪われるといった被害が急増している。警察庁の発表では、去年は前年の2倍と過去最悪となった。サイバー攻撃の手口が巧妙化するなかで、私たちの預金や個人情報が被害にあうリスクが高まっている。サイバー攻撃の実態は?どうすれば防げるか?とことん深読みする。
出演者
【ゲスト】増田英彦,山口もえ,【解説】FFRI取締役社長…鵜飼裕司,ソフトバンク・テクノロジー技術者…辻伸弘,NHK解説委員…三輪誠司,【キャスター】小野文惠,高井正智,【気象キャスター】南利幸ほか
ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
スポーツ – スポーツニュース
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 1/0モード(シングルモノ)
サンプリングレート : 48kHz
OriginalNetworkID:32080(0x7D50)
TransportStreamID:32080(0x7D50)
ServiceID:43008(0xA800)
EventID:3682(0x0E62)