匿名座談会 現役外科医ほか 医師・看護師がホンネをぶつけあった 手術の謝礼 医療過誤 患者のみなさんこれが病院の現実です

2013年01月03日(木) 週刊現代

週刊現代賢者の知恵

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医師A 病院内の派閥抗争に患者さんが巻き込まれるという悲劇もありました。ある病院の産科での話です。当直日に患者さんが陣痛で入院。帝王切開が必要でしたが、自分の班(派閥)の担当の患者さんではないため、当直医はなんと帰ってしまったんです。

看護師 信じられない。

医師A 翌朝、担当の産科医が来て患者を診て驚いた。もう帝王切開も無理な状態になっていたので、下から分娩させたんですが、無理に引っ張り出したせいで、赤ちゃんは亡くなった。遺族には死産だったと説明したそうです・・・・・・。

看護師 医療過誤のリスクは医者や看護師が個人で負わないといけない。私はとにかく、細かく記録することにしています。○時○分、何の薬を使って、そのときの血圧はいくつだったなど。医療従事者用の保険にも入っています。

 患者のみなさんにも、わが身を守るためには病院で起きたことを細かくメモしておくことをお勧めします。

「週刊現代」2012年11月17日号より

 

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