医師C 患者が糖尿病を持ってたら最悪です。私は全力でオペを避けますね。感染症を起こしたり、傷口が塞がりづらくなったりと色々面倒くさいうえ、たいていメタボでしょ?
脂肪がタップリついていて、手術がやりにくいったらありゃしない。患者さんの体型によって、手術するかどうかを決めるのもおかしな話なんですが、やっぱり太っている人の手術はリスクが高い。誤解を恐れずに言えば、メタボは自己責任。我々、医師に結果責任を負わせるのはスジ違いです!
看護師 できる先生は咆えないもんですよ(笑)。オペにムダが無い人は、ムダに感情を動かしません。穏やかで冷静です。
医師B でも、脂肪をどかせてメスを入れなきゃいけないから、メタボの人の手術では神経を使うのは確か。
いくら払えば手術するのか
—医療の世界は〝売り手市場〟という印象です。だから少しでも腕のいい名医に診てもらおうと、謝礼を包む患者が後を絶ちません。実際、謝礼をもらうと対応が変わるものでしょうか。
医師B 謝礼を払ったほうが手術が上手くいく、なんてことは2000パーセントない。もらっちゃうと手術のとき、よけいに緊張するからイヤだ、という先生がいるくらい(笑)。
—知人の元外科医は「手術手技は病気ごとにだいたいパターンが決まっている。手術後、患者さんが健康であるかどうかは、外科医としての技量評価の対象になる」という二つの理由を挙げて、「謝礼の有無で手を抜くという話にはならない」と言っていました。
医師A そもそも、私立病院以外は謝礼をもらってはいけないと、明文化されていますしね。
医師B でも個人的には、外科医はインセンティブ(報酬)があっていいと思います。じゃないとモチベーションを保てませんよ。大学病院じゃ、毎日外来で患者を診て、手術をドンドンやっても、給料は変わらない。夜勤手当は一応あるけど、ありゃ〝誤差〟ですね(笑)。救急も心療内科もほとんど変わらないんだから。給料の話なら、朝まで語れます!
看護師 私たちもルールとしては、お受け取りできないのですが、病院の購買部を通して「○○科の皆さんへ」と物品を贈られることがあります。そこまでされると受け取るしかないじゃないですか。おカネをいただいた際は『病棟費』に充てています。スタッフの送別会の花束を買ったり、みんなのために使います。
医師C しかし、こんな話を聞くのも事実。心臓バイパス手術を得意とするスター教授がいますけど、ありゃカネの亡者ですよ。
医師A ○○先生?
- 「投資の神様」バフェットからこんな手紙が届いた (下) 大切なお客さまだけに (2015.04.04)
- 安倍昭恵×小林りん【後編】先生や生徒、学校自体にダイバーシティがあれば、これからの教育はもっと面白くなる (2015.04.04)
- いま、シビックテック普及に必要な考え方---地道な対話を通じて「公共」や「コミュニティ」を共通言語にするということ (2015.04.04)
- 「投資の神様」バフェットからこんな手紙が届いた (上) 大切なお客さまだけに (2015.04.04)
- 大阪市民の「知る権利」 ~市長は「協定書」を正しく説明せよ~ 文/京都大学大学院教授 藤井聡 (2015.04.03)
-
経済の死角14億人のトップ習近平の栄光と孤独 謀殺に脅える「異常な警戒心」 初めて明かされる素顔(下) (2015.04.05)
-
真壁昭夫「通貨とファイナンスで読む世界経済」日銀発表「家計のマインド」アンケートが示した追加緩和のリスク (2015.04.05)
-
-
ドクターZは知っている韓国経済利下げが「失敗」するワケ (2015.04.05)
-
World Biz Newsお手軽なデートに注意!出会い系アプリのせいで性感染症が増えている (2015.04.05)