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世界初の核実験場跡地 米で一般公開4月5日 11時20分
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アメリカ西部ニューメキシコ州で、70年前に世界で初めて核実験が行われた場所が一般に公開されました。
1945年7月16日、アメリカはニューメキシコ州の砂漠地帯で人類史上初めてとなる原爆の実験を行いました。
実験場の跡地は毎年、一般に公開されていて、4日は過去最高の5500人余りが訪れました。
爆心地には記念碑が建てられているほか、実験の3週間余りあとに長崎に投下された同じプルトニウム型の原爆「ファットマン」の模型も展示され、訪れた人たちは記念撮影などを行っていました。
初めて訪れたという男性は、「原爆は2度と使われるべきではない。ただ、ほかに持つ国があるかぎり、防衛のためには必要だ」と話していました。また、別の男性は「歴史に残る実験だ。戦争を終結させることにつながったと考えている」と主張していました。
一方、周辺では、住民ら20人余りが核実験に抗議するデモを行いました。住民らは「核実験の影響で、がんを患うなど健康被害に苦しんでいる」と訴え、アメリカ政府に対し責任を認め、謝罪するよう求めていました。
5日には、オバマ大統領がチェコの首都プラハで演説し、核兵器の廃絶を目指す決意を表明してから6年になりますが、ロシアとの対立などから取り組みは停滞したままで、戦後70年となることし、核軍縮に向けた機運が高まるのか注目されます。
実験場の跡地は毎年、一般に公開されていて、4日は過去最高の5500人余りが訪れました。
爆心地には記念碑が建てられているほか、実験の3週間余りあとに長崎に投下された同じプルトニウム型の原爆「ファットマン」の模型も展示され、訪れた人たちは記念撮影などを行っていました。
初めて訪れたという男性は、「原爆は2度と使われるべきではない。ただ、ほかに持つ国があるかぎり、防衛のためには必要だ」と話していました。また、別の男性は「歴史に残る実験だ。戦争を終結させることにつながったと考えている」と主張していました。
一方、周辺では、住民ら20人余りが核実験に抗議するデモを行いました。住民らは「核実験の影響で、がんを患うなど健康被害に苦しんでいる」と訴え、アメリカ政府に対し責任を認め、謝罪するよう求めていました。
5日には、オバマ大統領がチェコの首都プラハで演説し、核兵器の廃絶を目指す決意を表明してから6年になりますが、ロシアとの対立などから取り組みは停滞したままで、戦後70年となることし、核軍縮に向けた機運が高まるのか注目されます。