NHKニュース7 2015.04.03


北日本の沿岸部を中心に、風が強まっています。
東京では桜吹雪になりました。
こんばんは。
ニュース7です。
きょう夕方、北海道と青森県を結ぶ、JR津軽海峡線の青函トンネルで、特急の車両のモーター付近から煙が出て、乗客およそ120人が、車両からトンネル内にある退避場所に避難しました。
JRによりますと、これまでのところ、けが人の情報は入っていないということです。
かつての竜飛海底駅とケーブルカーと階段でつながっている、青森県外ヶ浜町の施設です。
現在の映像です。
乗客は、この階段とケーブルカーを使って、地上まで避難する予定だということです。
赤色灯が光っているのが見えます。
きょう午後5時15分ごろ、北海道と青森県を結ぶ、津軽海峡線の青函トンネルで、函館発新青森行きの6両編成の特急スーパー白鳥34号の5号車の車両の下にあるモーター付近から、白い煙が出ました。
車内に煙が入ったため、JRは、列車をトンネル内の青森県側にあり、待避場所となっているかつての竜飛海底駅から青森駅側に1キロほど進んだ場所に停車させ、乗客およそ120人を、かつての駅に歩いて避難させ、午後6時過ぎに全員が到着したということです。
JRによりますと、これまでのところ、けが人の情報は入っていないということです。
煙はモーターから火花が出たあとに発生し、消火活動で消し止められたということです。
今後、乗客は、階段とケーブルカーを使って、この地上まで避難する予定だということです。
次です。
低気圧と前線の影響で、広い範囲で雨が降り、北日本の沿岸部を中心に風が強まっています。
青森県内では川が増水して、およそ700世帯に避難指示が出ています。
北海道の太平洋側を中心に、あす朝にかけて風の強い状態が続くと予想され、暴風や川の氾濫に警戒が必要です。
午後4時ごろ、およそ19メートルの最大瞬間風速を観測した、成田空港に着陸した旅客機。
広島から到着した、アイベックスエアラインズの、ボンバルディア機の主翼の先端に、こすったような跡があるのが見つかりました。
成田空港会社によりますと、滑走路にも旅客機の塗装の跡のようなものが見つかったということです。
国土交通省などは、旅客機が風にあおられるなどして、主翼が滑走路に接触した可能性があると見て、詳しく調べています。
乗客・乗員合わせて38人にけがはありませんでした。
低気圧と前線の影響で、北日本を中心に荒れた天気になりました。
北海道南部の江差町の午前11時ごろの映像です。
電線や信号が、風で大きく揺れています。
江差町では、午前10時半過ぎに、32.5メートルの最大瞬間風速を観測しました。
雨も広い範囲で降りました。
青森県鯵ヶ沢町では、町内を流れる中村川の水位が上がり、洪水の危険性が高まったとして、およそ700世帯に避難指示が出ています。
これまでに降った雨と、気温の上昇による雪どけの影響で、北日本を中心に、川が増水している所があります。
交通機関にも影響が出ています。
北海道の道央自動車道は、長万部町内で、道路脇ののり面が崩れ、札幌に向かう下り線の一部区間が、今も通行止めになっています。
低気圧はこのあと、北海道の東の海上へ進むと予想され、北海道の太平洋側を中心に、あすの朝にかけて、沿岸部を中心に、非常に強い風が吹くおそれがあります。
最大風速は、北海道の陸上で20メートル、東北の陸上で16メートル、最大瞬間風速は30メートルから35メートルと予想されています。
気象庁は暴風のほか、積雪の多い地域では、雪どけによる川の氾濫に警戒するとともに、土砂災害や雪崩、それに高波にも十分注意するよう呼びかけています。
私たちの働き方が変わることになるんでしょうか。
新たな労働制度の創設を盛り込んだ、労働基準法の改正案が閣議決定されました。
働いた時間ではなく、成果で報酬を決めるという制度。
高度な専門的知識があり、年収が一定以上の人が対象ですが、長時間労働を招きかねないという懸念の声もあります。
閣議決定された、労働基準法の改正案。
新たな労働制度の創設は、政府の成長戦略にも盛り込まれています。
今回の改正案には、2つの柱があります。
高度プロフェッショナル制度の導入と、裁量労働制の適用範囲の拡大です。
まず、高度プロフェッショナル制度。
対象者は、労働時間の規制から外すことで、働いた時間ではなく、成果で報酬を決めます。
想定されているのは、証券会社のアナリストや、医薬品開発の研究者などです。
高度な専門知識があり、職務が明確に定められていて、年収が平均給与額の3倍を相当程度上回る人、1075万円以上が想定されています。
ただ働き過ぎを防ぐため、1日のうちに継続した休息時間を確保することなどが企業に義務づけられます。
次に、裁量労働制の適用範囲の拡大です。
裁量労働制では、働いた時間とは関係なく、一定の時間、働いたものと見なして、賃金が支払われますが、このうち、企業で経営に関わる企画を作る人などが対象となる、企画業務型で、法人を相手にする一部の営業職にも、適用範囲を広げるなどとしています。
報酬の決め方を大きく変える新たな制度。
検討が始まったのは9年前でした。
当時は、ホワイトカラー・イグゼンプションと呼ばれていました。
第1次安倍内閣が制度の導入を目指していました。
ところが、労働組合などから残業代ゼロ法案などと批判が相次ぎ、導入は見送られました。
そして今回。
去年、再び検討が始まりました。
議論の過程では、優秀な人材を引きつけ、競争力を高めることができるとして、導入を求める経営側と、残業代がなくなり、長時間労働や過労死を招きかねないなどと、反対する労働組合側が激しく対立。
前回、制度の対象となる人は、管理職一歩手前の人などとしか示されていませんでしたが、今回は反対意見に配慮して、職種や年収について、条件を厳しくしました。
そしてきょうの閣議決定。
経済界は。
一方、労働問題に取り組む弁護士グループは、反対集会を開きました。
金融機関のディーラーなども、対象の職種として想定される新たな制度。
金融業界を目指し、就職活動をしている大学生の意見もさまざまです。
今回の改正案、政府は、今の国会で成立させたいとしています。
これに対して、民主党や共産党などは、人件費を抑えながら、労働者に長時間労働を強いるものだなどと批判を強めていて、廃案に追い込みたい考えです。
法案の審議は、大型連休明けに、本格化する見通しです。
今、入ったニュースです。
フランスで起きたドイツの旅客機の墜落で、フランスの航空事故調査局は、回収されたフライトレコーダーの初期の解析の結果を3日、発表しました。
それによりますと、旅客機を操縦していたと見られる副操縦士は、自動操縦装置を操作し、旅客機を高度30メートルまで降下させる設定にしました。
そのあと、副操縦士は、旅客機の降下中に、自動操縦装置の設定を複数回にわたって、飛行速度を上げる操作をしていたということです。
これまでにボイスレコーダーの解析から、副操縦士が故意に旅客機を墜落させたと見られていますが、今回のフライトレコーダーの解析も、その見方を裏付ける形となっています。
冒頭お伝えしましたが、北海道と青森県を結ぶJR津軽海峡線の青函トンネルで、特急の車両のモーター付近から煙が出た事故で、乗客およそ120人が、車両からトンネル内にある待避場所に避難しました。
これがそのときの映像です。
青函トンネルの青森県側、かつての竜飛海底駅の待避場所に、NHKが設置したカメラでは、午後7時過ぎに、乗客と見られる大勢の人たちが、地上に向かうケーブルカーや階段の方向に歩いていく姿が確認されました。
これは午後7時過ぎの映像です。
大勢の人が歩いているのが分かります。
お伝えしていますように、きょう夕方、北海道と青森県を結ぶ、JR津軽海峡線の青函トンネルで、特急の車両のモーター付近から煙が出て、乗客およそ120人が、車両からトンネル内にある待避場所に避難しました。
JRによりますと、これまでのところ、けが人の情報は入っていないということです。
乗客の皆さん、しっかりとした足取りで、歩いているのが確認できます。
今後、乗客は階段とケーブルカーを使って、地上まで避難をする予定だということです。
次です。
北朝鮮による拉致被害者の家族が安倍総理大臣と面会しました。
北朝鮮が被害者などの調査委員会を設置したものの、進展が見られないまま、9か月。
家族は、どんな状況にあっても、帰国を最優先に、焦らず確実に取り組んでいただきたいと求めました。
およそ1年ぶりの安倍総理大臣と拉致被害者の家族会の面会。
北朝鮮は去年7月、特別調査委員会を設置して、拉致被害者を含む日本人行方不明者の全面的な調査を始めました。
調査結果の報告は、当初、夏の終わりから秋の初めとしていましたが、去年9月、北朝鮮は、調査は全体で1年程度を目標としていて、現在はまだ初期段階にあるなどと、日本政府に連絡してきました。
その後も、日本政府の代表団がピョンヤンに出向いて、特別調査委員会と協議するなどしましたが、帰国につながる進展はないままです。
そしてきのう、北朝鮮は、朝鮮総連・在日本朝鮮人総連合会の議長の自宅を、日本の警察が捜索したことなどに謝罪を求めたうえで、政府間協議もできなくなっていると日本政府に通知。
これに対し、日本政府は、北朝鮮の主張は、全く受け入れることができず、極めて遺憾だとして、きょう午前、北京の大使館ルートを通じて、北朝鮮側に抗議しました。
こうした中、行われたきょうの面会。
家族会は、焦って北朝鮮の報告書を受け取るのではなく、確実な取り組みを進めてほしいと求めました。
高齢化が進む被害者の家族。
しかし、あえて着実な取り組みを求めた背景には、政府が焦って北朝鮮のペースに乗れば、不十分なまま問題の幕引きが図られかねないという懸念があります。
イランの核開発問題の解決を目指して交渉を続けている欧米など6か国とイランが、最終的な解決に向けた枠組みで合意しました。
しかし、共同声明とは別に、双方がそれぞれ個別に作成した文書では、交渉の争点を巡る認識の違いが浮き彫りになっています。
共同声明などによりますと、合意では、イランが、遠心分離機の数を3分の1以下に減らすなど、ウラン濃縮活動の規模を大幅に制限し、その措置を10年続けること。
また最終合意に達したあと、IAEA・国際原子力機関によって、イランの核開発の制限が確認された場合、欧米側が制裁を停止するとしています。
アメリカのオバマ大統領は、合意内容を評価。
イラン国内でも歓迎ムードが高まっています。
帰国したザリーフ外相を、大勢の市民が出迎えました。
ただ、アメリカとイランがそれぞれ共同声明とは別に公表した文書では、交渉の争点を巡って、認識の違いが浮き彫りになっています。
アメリカとイラン、双方の認識はどう違っているんでしょうか。
公表された文書の内容を見ていきます。
まずは、核の平和利用を主張しているイランに、どの程度の核開発を認めるかです。
イランが進めるより性能の高い新型の遠心分離機の研究開発について、アメリカの文書では、限定的に行われるとしています。
一方、イラン側は、限定的ということばを盛り込まず、研究開発を続けると説明しています。
イランが強く求めていた制裁の解除についても、認識の違いが見られます。
イラン側の文書では、最終合意の内容を守れば、アメリカやEU・ヨーロッパ連合が、イランに科している制裁は、直ちに解除されると書かれています。
これに対して、アメリカの文書では、経済制裁は解除ではなく、停止ということばが使われ、合意違反があった場合には、制裁を復活させるとしています。
双方は会見で次のように述べました。
今後の交渉では、ことし6月末までの最終合意を目指して、細部を詰めていくことになります。
交渉の行方に、フランスのファビウス外相は、慎重な見方を示しています。
これまでも何度も期限を延長して続けられてきた協議。
最終合意に向けた詰めの交渉では、さらなる曲折が予想されます。
次は統一地方選挙です。
きょう、41の道府県議会議員選挙と、17の政令指定都市の市議会議員選挙が告示され、道府県議会議員選挙には、これまでで最も少ない3273人が立候補しました。
このうち無投票で当選が決まったのは501人で、定員全体に占める割合は21.9%と、総務省に記録が残っている昭和26年以降で最も高くなりました。
このうち41の道府県議会議員選挙は、前回4年前より46議席少ない、合わせて2284議席を巡って争われ、NHKのまとめによりますと、3273人が立候補し、これまでで最も少なかった前回をも、184人下回りました。
内訳は、現職が1960人、元議員が111人、新人が1202人です。
女性の候補者は、前回を32人上回る379人で、女性候補者の割合は、過去最も高い11.6%となりました。
政党別で見ますと、自民党は前回より75人多い、1319人が立候補しました。
立候補者に占める割合は、およそ40%となっています。
民主党は前回より226人少ない345人が立候補しました。
与党だった前回からおよそ40%減り、前回の当選者数346人を下回りました。
公明党は、前回より3人少ない169人が立候補し、選挙前の議席と同じ数となりました。
維新の党は、初めての統一地方選挙で、大阪維新の会の53人と合わせると、143人が立候補しました。
共産党は、前回より50人多い、275人が立候補しました。
次世代の党は、初めての統一地方選挙で、6人が立候補しました。
社民党は、前回より8人少ない37人が立候補しました。
生活の党と山本太郎となかまたちは、初の統一地方選挙で、1人が立候補しました。
諸派は64人、無所属は914人です。
また、政令指定都市の市議会議員選挙には、合わせて1022人の定員に対し、1477人が立候補しました。
各党は議席を上積みし、来年の参議院選挙も見据えて、組織を強化したいとしていて、地域経済の活性化などを争点に、論戦を繰り広げる見通しです。
道府県議会議員選挙と、政令指定都市の市議会議員選挙は、先に告示された知事選挙や政令指定都市の市長選挙と合わせて、今月12日に投票が行われます。
一方、定員を超える立候補者がなく、無投票で当選が決まったのは、道府県議会議員選挙が501人、政令指定都市の市議会議員選挙が17人でした。
道府県議会議員選挙の定員全体に占める無投票当選者の割合は、総務省に記録が残っている昭和26年以降で最も高い、21.9%となりました。
道府県別で最も無投票当選の割合が高かったのは香川県です。
香川県では、定員15人の県庁所在地、高松市選挙区で、初めて無投票となるなど、県議会の定員41人の66%に当たる27人が無投票で当選を決めました。
市民は。
無投票で9回目の当選が決まった自民党の現職、綾田福雄氏は。
有権者の投票行動を研究している、香川大学の堤ひでのり教授は次のように指摘します。
プロ野球は悪天候で1試合が中止になり、ナイトゲーム5試合です。
巨人は開幕からファーストで出場していた阿部が、きょうはキャッチャーで先発出場です。
気象情報は寺川さんです。
こんばんは。
発達した低気圧の影響で、北日本を中心に、まだ今夜からあすの朝にかけても風の強い状態が続く見通しです。
ですが、あすの日中は次第に、低気圧は東へと離れて、かわって北から高気圧に覆われる予想です。
ということは、あすは天気は回復しそうですか?
北日本は天気は回復します。
ですが、西日本や東日本では、前線が近くにあるため、すっきりしない天気となりそうです。
雨雲があすの午前中は、関東の沿岸部を中心にかかりそうです。
そして午後は、西日本に雲が広がってくる予想です。
あすの夜は皆既月食がありますけれども、見られそうでしょうか?
月が完全に地球の影に隠れるのは、夜の8時54分ごろです。
ここに雲の予想も重ねて見ますと、やはり西日本は雲が広がりやすいんですが、北に行くほど、隙間から見られる所、多くなりそうです。
お伝えしていますように、きょう夕方、北海道と青森県を結ぶ、JR津軽海峡線の青函トンネルで、特急の車両のモーター付近から煙が出て、乗客およそ120人が、車両からトンネル内にある待避場所に避難しました。
青函トンネルの青森県側、かつての竜飛海底駅の待避場所の現在の映像です。
多くの乗客が待機しているのが分かります。
2015/04/03(金) 19:00〜19:30
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▽働き方や報酬が変わる 新たな労働制度創設へ 【キャスター】武田真一,【サブキャスター】桑子真帆,【気象キャスター】寺川奈津美

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【キャスター】武田真一,【サブキャスター】桑子真帆,【気象キャスター】寺川奈津美

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