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【大リーグ】

マーに通算219勝ペドロ悲観論 「万全じゃない」

2015年4月3日 紙面から

 【タンパ(米フロリダ州)穐村賢】マーに大物が悲観論!? メジャー通算219勝のペドロ・マルティネス元投手(43)=元レッドソックスほか=が1日、完全復活を目指すヤンキースの田中将大投手(26)が今季中に再び故障すると予言した。「1年を通して健康でいられるとは思わないし、いまも万全だとは思えない」。3月に2度オープン戦で対戦したブレーブスのゴンザレス監督も、田中が将来的に靱帯(じんたい)の修復手術を受けるのは避けられないとの見方を示しており、マーにとっては、周囲の疑心暗鬼とも戦うメジャー2年目となりそうだ。

 伝説の右腕は最悪の事態を予測した。サイ・ヤング賞を3度獲得し、ことし米野球殿堂入りを果たしたペドロ・マルティネスが、MLBネットワークラジオに出演。田中について「1年を通して健康でいられるとは思わないし、今も万全だとは思えない」と話した。

 今春、米メディアがこぞって話題としている田中の球速についても「真っすぐも変化球も(右肘をかばって)全力で投げることをためらっているように見える。変化球はキレのあるものではないし、球速も本来のものでない」と辛辣(しんらつ)に指摘。手術を回避し保存療法を選択して復帰を目指すことについても「マジックでも起こらない限り、シーズン中に田中の状態が良くなるとは考えられない」とまで言い切った。

 初めて出た“悲観論”ではない。3月に対戦したブレーブスのゴンザレス監督も「私が思うに、遅かれ早かれ(手術は)ある。そう考えざるを得ない」と語ったことがある。

 3月31日のツインズ戦で今キャンプ最終登板を終えた田中は、登板後に「開幕前にやることはすべてやれた」と万全を強調。一夜明けたこの日も、キャッチボールや投内連係などで調整し明るい表情を見せた。開幕投手という大役を任され、昨年7月の右肘靱帯部分断裂から完全復活を目指す今季。さまざまなな意見も飛び交うが、あとは結果で周囲を黙らせるしかない。

 

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