◇中日5−3巨人
中日が同一カード3連勝。同点の7回、大島の安打で好機をつくり、平田の中前打と福田の3号2ランで3点を勝ち越した。バルデスが7回途中まで2失点にまとめた。3番手の高橋聡が2年ぶり白星となる今季初勝利。巨人は山口が誤算だった。
巨人の暗雲が晴れない。同点の7回に山口を投入したことが大誤算。3月31日のマシソンに続く救援失敗で、痛恨の3連敗を招いた。
「不安を抱えてマウンドに登ったわけではない。こういうこともあります」と原監督。無言で帰りのバスに乗り込む山口を見た斎藤投手コーチも「やつ(山口)でやられたらしょうがない」。首脳陣は傷心の左腕を責めようとはしなかった。
借金は3年ぶりの2。開幕直後ではあるが、得点力不足と救援陣の不調が示すように、チーム状態の悪さは深刻の度を増している。しかし、原監督は「すべてを糧にして、やるしかない」と前を向いた。 (川越亮太)
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