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【芸能・社会】

釜本邦茂さん タレント活動始動へ 「いろんな分野にトライしたい」

2015年4月4日 紙面から

サッカー界での経験を生かして本格的にタレント活動を始める釜本邦茂さん=東京都内で(稲岡悟撮影)

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 日本サッカー界最強のストライカーとして活躍した釜本邦茂さん(70)がこのほど、米倉涼子(39)や上戸彩(29)らが所属する大手芸能事務所オスカープロモーションと業務提携した。本紙のインタビューに応じた釜本さんは、2020年の東京五輪を見据え、スポーツと芸能のコラボイベントなど「サッカー以外のいろんなジャンルにトライしてみたい」と、本格的なタレント活動に向けて意気込みを語った。

 「今まで芸能面に載ったことがないんでねぇ〜」と照れくさそうな笑顔を見せながらも、気さくに答えてくれた釜本さん。実は私生活で俳優・歌手の松平健(61)と約30年に及ぶ親交がある。

 「自分を応援してくれた知人の紹介で知り合った。外は目立つので、自宅でホームパーティーみたいな感じで飲んでる。健さんが出演してる『暴れん坊将軍』に、茶店のオヤジ役でもやらせてくれと言ったこともある」と“俳優”願望も告白。健さんと対決する悪代官役を提案すると「成敗される方かぁ…。正義の味方がいいなぁ」とノリノリで語ってくれた。

 松平といえば「マツケンサンバ」シリーズなど歌手としても大活躍。釜本さんは「持ち歌は五木ひろしと石原裕次郎。女の人の歌が好きで、大月みやこや小林幸子とか。カラオケCDが車の中に入ってる」と歌の方もいけそうな様子。健さんとのデュエットを勧めると「頑張ります…」と苦笑い。

 今後の夢は膨らむばかりだが、まずはテレビ番組のコメンテーターなどの仕事からスタートすることになりそうだ。既にスポーツ関係など複数の番組から出演オファーが来ているという。「サッカー以外のスポーツもあまり分からないので勉強したい」と話す。

 前回の東京五輪は20歳の選手として迎え、5年後の東京五輪は75歳になる。「まだ若いじゃん。それまで元気でいよう」ときっぱり。釜本さんの姉である釜本美佐子さんも日本ブラインドサッカー協会理事長として、東京パラリンピックに向けて精力的に活動中。弟として“負けられない”意地ものぞかせた。 (関龍市朗)

◆ハリル新監督に期待 落選の遠藤にエール

 インタビュー直前には、ハリル新監督とサッカー日本代表31人、バックアップメンバー12人が発表された。

 釜本さんは「旧ユーゴスラビア出身ではオシムさんもそうだったが、考え方がきちっとして良い指導者をたくさん輩出している」と新監督に期待。大量選出した代表メンバーについても「ロシアW杯を目指してチームをつくっていくのに悪いことではない。切磋琢磨(せっさたくま)して自分を出していけばいい」と語った。

 一方、遠藤保仁選手らベテランが落選したことについては「代表がうまくいかない時に、いつでも呼べるところにいる。W杯予選で必要になる可能性は十分ある」とエールを送った。

 <釜本邦茂(かまもと・くにしげ)> 1944(昭和19)年4月15日生まれ。京都府出身。小学生時代にサッカーを始め、64年に早大1年生で日本代表入りして東京五輪に出場(ベスト8)。ヤンマー入社後の68年メキシコ五輪では7得点を挙げて銅メダル獲得に貢献。77年の代表引退まで国際Aマッチで75得点と男子最多得点を記録。現役引退後はヤンマーやガンバ大阪で監督を歴任。95年に参議院議員に当選、1期務める。14年には旭日中綬章受章。

 

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