軽蔑という愛情
あめ(夢)を見ました
まず先に
こんな言葉が聞こえてきました
「
すべての現実は
哀れみより生まれる
哀れと想われるから
たすけが集まり
すべての現実が形作られる 」
「
哀れと想われたから
生まれることができた
モテる現実も
チヤホヤされる現実も
アイドルという存在も
富や名声も
すべて
哀れみを受けとることで
その現実が生まれてきた
そして
より多くの哀れみをうけとめたものが
より多くの現実を手にする 」
「
奪うことは
哀れまれることへの拒絶
憐れまれることなしに
現実を手にしようとする者達の行う行為
しかし
哀れみに耐えうる器ではない者が
その現実を無理に手にしようとすれば
それは存在の消失
自我の崩壊へとつながっていく
」(あめで聞こえてきた言葉)
ある物語を見せられました
それは
家族劇のような物語で
ある男の子が出てきました
幼い時
母親から引き離されたある男の子
その男の子の母親は
既婚男性と不倫をして
その間にできた子でした
母親は経済的にその男の子を育てることができず
やむなく不倫相手の正妻に
その子の育児を託しました
それから数十年以上の
月日が経ちました
幼いときに母親から引き離された その男の子は
大人になって 事業を興し
たくさんの部下を抱えるようになりましたが
でも心の内で
誰かにとても強く嫉妬しているのが見えました
彼が嫉妬してた存在
それは弟でした
弟は
彼の母親が
彼の養育を放棄した後
別な大金持ちの男性と結婚して
その間に 生まれてできた男の子です
母から引き離された兄が
母親が新しく生んだ
弟に嫉妬している様子でした
彼の想いは
ごく単純でした
ママに愛されたかった ママに好かれたかった
ママに褒められたかった ママの傍にいたかった
弟は
いつもママが傍にいる
僕がママの傍にいたかったのに
その兄の会社は全国展開をしていて
社員を雇っていて
投資でもたくさんの利益を得ていたのですが
どんなに
収入を得ても
どんなに出世しても
兄の心の奥のねがいは
ママに愛されたい ママの傍で暮らしたい
そんな幼稚園児が想うような
ごく単純な思考しかありませんでした
彼が幼い時
ママと離れ離れにならず
二人で暮らすことができていたら
おそらく その会社を経営することはなかったように想いました
おそらく
どこかの企業のサラリーマンをしながら 平凡だけれど
心の中は いつも平穏に満たされている暮らしをしてたような気がしました
だって
それが本人の望みだったから
兄の表面の意識は
地位や収入をとても求めていました
その求めに応じて
兄の周囲の兄の母親をはじめとして
何人もの女性達が
たくさんの男達から財運 仕事運をつけかえ
彼に地位や収入を与え
それが今の兄の現在の裕福な現実を作っている様子も見えました
私はそれを見て想いました
これは誤解
ただの誤解なんだ
兄が地位や収入
序列に執着するようになったのは
ママが自分を捨てたのは
自分の父に権力や地位 収入が無かったからだ
そう想ったせい
彼は心底そう想っていました
再婚相手の大金持ちの男のように
収入も高く 地位や名声があれば
自分は捨てられることはなかった
一緒にずっと居られたのに
ママ ママ ママ ママ ママ ママ
夢の中の彼は
いつもママを探し彷徨っていました
彼の奥底の支えは ママでした
どんなに意を汲む娘ができても
どんなにできた奥さんができても
その想いの軸は
ママ ママ ママに愛されたい
ママに 好かれたい
ママに すがりたい
その想いが鳴り響いていました
兄が子供の頃
自分の母親がお金持ちの男の人と再婚したことを知ると
こう決意しました
「
ぼくがえらくなって
ぼくが大金持ちになったら
きっとママは戻ってくる
必ず戻ってくる 」
それを信じて疑いませんでした
子供は純粋
だから
その時の小さい時の想いが
その兄の今の人格を形成してるんだと想いました
そして
その兄の過去の職歴も見えました
今の企業を経営する前に
さまざまな仕事をしてきたのが見えました
どの分野でも
そこそこの儲けを出したり成功していたのですが
それを見て私は想いました
何かがやりたいじゃない
ともかく何でもいいからお金を稼いで
ママを喜ばせたい
ママに認められたい
ママに好かれたい
それが軸になっている
それだけがあの兄の軸
だから職種は何でもよかったんだ
ママに認められさえすれば
それが兄の心の軸でした
仕事のできる兄が
自分より仕事のできない弟に嫉妬していた理由もわかりました
それは
ママと暮らしてたから
ただそれだけでした
大人になってから
兄弟ははじめて
引きあわされました
その時
兄の心中から
心臓が煮えたぎるような
身を引きちぎられるような
心が発狂するような そんな情景が見えたました
「
自分なんかよりも全然気が効かない!
ただの でくのぼーだ!
なんでママはこいつを選んだんだ!
どうして僕じゃダメなんだ!
どうして僕を捨てたんだ!
やっぱり権力を手にしたい!
もっともっと力が欲しい!
あの弟の父親を超えるくらい!
そしたらママは戻ってくる! 」
兄はそう心に誓っていました
でも兄からでくのぼーと呼ばれたその弟は
はじめて会ったその兄の心情を 無意識的に感じました
弟は
兄に
ママに執着してる幼い子供の姿を感じとって
少し哀れに想いました
そしたら弟のその哀れに想った感情が見えたのか
兄の魂が 余計に発狂したのが見えました
哀れみを
兄は
馬鹿にされたと勘違いしたようでした
私は想いました
人の心はとっても複雑
理解しづらい想いもあるけれど
色んな想いが 渦巻いてると
兄と弟が初めて出会った場で
そこに居合わせた別な人達の想いが
渦巻いてるのも見えました
弟には
姉と 妹がいました
姉が初めて
父親違いの兄を 見せられた時
姉は 兄に対して
捨てられて 雨に濡れたダンボールに入ってる小犬の姿を感じました
その姿に
胸がきゅんと高鳴りました
自分よりも何もない哀れさ
それを見て 姉ははじめての恋心を抱いたようでした
姉は長年 でくのぼーの弟に対し
敵愾心と嫉妬心を持っていました
弟は
大金持ちの父親に顔がそっくり
自分よりも
父親は
弟をとてもかわいがっている
姉は
パパから愛されてるのは弟だけなんだ
そう想っていました
弟の外見が父親に似てて
とてもかわいがられていることに
とてもとても 嫉妬していました
姉が好きでもない仕事を意地でも続けていたのは
父親がしていた仕事だったからです
父親が仕事で得ていた
世間からの評価や名声
かつての社会的地位
それに執着して
そして父親から愛されてない自分を感じて
好きでもない仕事を
父から才能がないと言われた仕事を
意地でもやり続けていました
その想いは
幼少期の時から募っていて
好きでもない
本当は やりたくもない事をしているうちに
姉の無意識が 生きた心地がしなくなっていったのが見えました
やりたくないものを軸に置けば
生きた心地はどんどん無くなっていく
姉は
世間的にどうしようーもないと言われてる男達と
次々関係を結んでいました
彼らにお金を貸していたのも見えました
姉がその行動をとったのも
生きた心地を感じたかったからということもわかりました
たとえ嘘でも
お金を貸せば 存在意義を想いこみで感じれる
それは
束の間の幻想であるけれど
姉は 男達に
お金を 返してほしいわけじゃなく
自分の生きた心地を確認したかっただけでした
だから
借りた相手が
お金を返せるほど 経済的に良くなってほしいとは全然想ってもいなくて
むしろダメになってほしいと想いで
お金を貸していました
ダメになった男達を見ながら
ゾクっとしたエクスタシーを感じていたかったのです
事実
その姉が交際して
金銭的に援助を受けた男達は
皆 落ちぶれていきました
そう言うエネルギーを
お金を渡した時 全力で注いでいたから
でも姉は
はじめて 自分よりも何もない
濡れた小犬みたいな兄の姿を見て
人生で 最も胸ときめきました
それはもしかすると恋というよりも
生類憐みの令のような
弱い生き物を守りましょうみたいな感覚だったのかもしれません
そういえばあれを作ったのは徳川でした
純粋な優越感の快楽
その兄を見つけてから
姉の人生は 兄に注ぎ続けることが生きがいとなりました
他の男達をダメにしてえたエネルギーを兄につけかえることが快楽
姉の頭に
脳内麻薬 ドーパミンが出てることもわかりました
その姉は
兄と会ってから 快楽を感じながら
容姿も変わっていきました
かつて女優みたいと言われた美貌は
美のかけらもなくなり
本来のせられていたはずの
セレブ運も自ら投げ出しました
心の奥底では
兄に注ぐ方が 快楽だったから
私はそれを見て 想いました
女は 注がれれば注がれるほど 美しく 女性らしくなる
でも兄に注ぎ続けてるうちに その姉は 高利貸しのような行動までするようになった
でもある意味
その姉も 純粋と言えば 純粋かもしれない
その姉が
他の男達は引き落としても
兄だけは成功して欲しかった理由は 復讐の為でした
自分の父親を見返す象徴して
兄には 何が何でも どんな手を使ってでも
成功して欲しかったんだと想いました
自分が生きた証しとして
自分がエネルギーを注いだ証として
兄には 成功して欲しかった
そうすれば
弟への勝ちも確信できる
父親への勝ちも確信できる
姉が父親の仕事や
父の家に執着した理由もそれでした
場に宿ったエネルギーを
父親の違う兄にのせたいがため
その姉にとっては
兄は 復讐のツールでした
その兄には
嫉妬心湧くこと無く 快楽を感じながら すべてをのせることができる
私は想いました
原初の頃 女性は
男性に注がれることが喜びだった
男性に愛されて
男性にやさしくされることが女の喜びであり 美であった
体の形 自然がそうできているから
でも いつしか突然変異があらわれた
それを進化と呼ぶか
退化と呼ぶかはわからない
ある種
異質
奇形
異形なものが生まれた
その行為が
女が男に注ぐ行為
でもそれはエネルギーの循環がおかしくて
そこから生まれる感情もいびつになっていく
人が好きになる理由は
かならず何かしらの理由があるけれど
その姉にとっては
兄という存在自体が
快楽だったんだ
自分よりも何も無い
雨に濡れた小犬ちゃん
だからこそ
姉は兄に魂をとりこまれたのだけど
でもそれは
かつて 軽蔑という愛情 に近い想いかもしれない
私の概念に
そういう価値観は無いからわからないけれど
意外と軽蔑という愛情を持ってる人は多いのかも
兄と弟の出会いの場に同席していた
妹の心も見えました
妹は後年 結婚してから
夫を連れて 兄にお金を借りに行きました
妹が
兄にお金を借りた理由は簡単です
兄に花を持たせたかったから
なんとかすれば 借りる必要はなかったのだけど
そうしたいのが見えたから
妹は
兄にお金を借りるというしるしを 自分の夫につけたかったようでした
そうすることで
夫や 夫との間に生まれた子供達のエネルギーを
兄に注ぐことができると感じたようでした
何故妹がそれをしたかと言えば
その妹も
夫や 夫との間に生まれた子供達よりも
兄に対して優越感をとても感じていたからだということがわかりました
妹も
姉 同様
兄にはじめて会った時
心臓が震えるくらい
喜びを感じたのです
表面じゃなく
心の奥から
自分よりも劣ってる人
自分よりかわいそうな存在
しかも男で
同じママから生まれた
妹にとってこれ以上ポイントのある
DNAがキュンとくる男は
かつて交際していたどの男達の中にもいませんでした
妹は
兄をはじめて見た時
心が泣きました
でも
その涙は悲しみの涙ではなく
感動の涙
自分が
はじめて誇れる人間になったような気がした
そんな涙
人は
自分より劣った存在を見たら
誇らしくなった気がする人もいます
妹がその時抱いた感情は
それの強く激しいバージョンでした
強い優越感は
ドーパミンが常時放たれるくらいの 常習的な快楽性でした
異形の想いを持つ女性達は
優越感を感じさせてくれる男に
つながりある人達のすべてのエネルギーを奪い注ぎ続けます
そして妹も
その兄に会った途端未来が変わったのです
本当は
今の時期
その妹は
経済的にそれほど困るような運勢ではありませんでした
何故ならこの破壊の時期
妹と同じ骨型の種族の人達は
ほとんどがバブリーな暮らしをしていたからです
骨から骨にエネルギーは連鎖します
だから本来なら その妹もバブリーな暮らしをしていたはず
でもその妹も
運のすべてを 兄に注いでいたのです
もしも私がそれを指摘しても
その姉や
妹たちの意識は
ぜんぜんあてはまらないって
想うかもしれません
でも
心の中はそういう動きをしていました
それに
彼女たちが
その兄をはじめて見た時
奥底に芽生えた内なる想いを
想いだせば
そのことはきっと見えるはず
そして
兄に嫉妬された
弟の家族の女性達
姉 妹 母親
3人の女性達は
その兄を見てみな同じ行動をとりました
母親はそれ以前から
大金持ちの父親の運勢と
父親似の弟の運勢を
幼い時離れ離れになった我が子に注いでいたけれど
姉や妹は
母親と全く同じ行動をより激しく
とりはじめました
ある意味3人は仲違いしながら
その行動はとても似ていたのです
これが同じDNAをしてる者達の行動?
そんな感じの想いも持ちました
でも彼女ら3人は
気づいていませんでした
3人は
幼い時 ママと離れ離れにされた兄にとても優越感を感じていたけれど
彼に注ぐことはとても快楽だったけど
兄は 注がれてるその間
男としてありえないくらいの
屈辱感と劣等感を感じていたということを
本来女性に注ぐはずの性質が男なのに
ママに好かれたがっただけなのに
ママからも
その血がつながった二人の姉妹からも
哀れまわれたことを感じて
兄は
生物として自分の存在がより否定されたような気分を感じたのです
兄は
意識では気づいてなくても
無意識では 気がついていました
なんで自分に
今の成功がもたらされているかが
なんでこれだけ搾取的なことをして
メチャクチャなことをして
社会的に成功し あんなに部下がたくさんいるのかが
自分を哀れんでくれてる女達から
そのエネルギーが注がれていることに
気づいていたのです
注がれれば
注がれるほど
どんどん傷ついて傷ついて
そうして兄の薄い自我は崩壊していきました
愛人としてつきあったたくさんの女性達を傷つけたり
落としたり
それはそれはひどい扱い方をしてきました
でも兄がそうなったのは
この
3人の女性がそうさせたからです
兄の本当の望みは
そんなにお金持ちじゃなくてもいいから
自分が優越感を感じる女性に注ぎたかった
そう想っているのが見えました
母や姉妹たちは
弟の運をさらにつけかえさせるために
兄に弟にお金を貸すように 言いました
でも
それをさせようとすることで
兄の人格がより崩壊していくのが見えました
私は感じました
もしも兄が
でくのぼーと感じてる その弟にお金を貸したら
きっと兄の気は狂う
お金を貸した時
表面 おだやかに
親切な顔をするかもしれない
手段を選ばず
やみくもにがんばってきた自分じゃなく
ノータリンででくのぼーで
ろくに仕事もしていない弟に
なんで自分がお金を貸さなきゃいけないのか?と
ママは
そんなにあいつの事を愛しているのか?
あいつよりもお金持ちになったのに
あいつよりはるかに出世したのに
それがママの望みと言うのならば
心を押し殺して助けるが
あいつだけは許さない
俺のママは 弟に奪われた
兄の心はそんな感じでした
社会的地位
成功を得ても
心は
屈辱感で煮えたぎっていました
人の心は複雑怪奇
表面で言ってる言葉と
心の奥が言ってる言葉は違う
それはその兄だけではなく
兄の母親が再婚した父親に対して行っていたことと同じでした
その母親は
出産暦 不倫歴のある自分と結婚してくれた
好条件のお金持ちの男性に
口では感謝をしながら 尊敬をしていました
でも心の奥底の声は
言葉もないくらい
憎悪とおぞましさを発していました
その母親は
再婚してくれたそのお金持ちの男性が
自分を哀れんでいることを
感じとっていたのです
哀れまれることが嫌な人は
やさしくされればされるほど
憎悪が募っていくのです
その憎悪が
再婚したお金持ちの父親や
その父親にそっくりな息子の運を奪い
自分が見下せる
優越感を感じさせてくれる唯一の心の拠り所のもう一人の息子に
注ぎ続けさせる行動をさせたのです
私はその一連の物語劇のような家族の情景を見て
兄の未来も見えました
その兄は
自分よりも何もない女性
自分が見下せて
優越感を感じさせる女性に すべてを吐きだすようでした
現在から
未来のエネルギーが そう示しているのが見えました
そういえば今の兄の状態は
その母親が結婚した大金持ちの男性の
全盛期の状態にも似ていました
結婚してから
大金持ちの男性は母親に運を吸われて
社会的地位も失墜して 孤独な晩年を過ごしました
そしてその大金持ちの男性の姿を見た時
見えました
母親が再婚した
そのお金持ちの男の人
その男の人も
その男の人のおねえちゃんやお母さん 親族達に
優越感を感じながら 注がれていた男性だということを
お金持ちの男の人が若い時
地位が上がっていくことを
最初 とてもうれしい様子でした
たくさんの女性達を侍らせ
たくさんの男達をしもべのようにかしづかせていました
でも
目的がある程度達成した時に
彼は
ふと気がついたのです
「 僕が この現実を手にしていた理由
それは
女性達から 哀れまれていただけだったんだ 」
そう
目的を達成すると
人はどんな存在でも
その力の正体に 気づくのです
そしてその大金持ちの男性に
運を注ぎ続けた彼の周囲の女性達は
彼を
濡れた小犬ちゃんを拾ったつもりのように想っていました
特に彼を大金持ちにすることに威力を発揮したある女性は
その昔 ある文豪の愛人にされ 見下されて うっぴんが貯まっていた女性です
自分よりも家柄がよく
社会的にも成功して 富も現実もあって
そんな男性の現実には痺れても
その文豪に見下されてることで
心には言葉にならないほどの憎悪と侮蔑が渦巻いていました
そんな時 その女性は
お金持ちになる前のその若い男の人と出会ったのです
彼女は
文豪とつきあっていたことで
男の人の真贋はすぐに読みとれました
自分よりも家柄が格下
自分よりも欲がなく
自分よりも才能も感じられない
もしも自分がほっておけば
絶対 うだつが上がらないタイプ
立身出世なんてできないタイプ
でもそんな彼を一目見て
その女性は 感動したのです
自分よりも何もない男がいたという現実に
快楽を感じたのです
愛人として慰み者にされてた自分が
濡れた小犬ちゃんを見つけた
大金持ちの父親は
最初 その文豪の元愛人と結婚しました
結婚式には
文豪が訪れて
結婚式の様子を喜色満面の笑みで見つめていました
文豪は結婚式で
こう想いました
「
自分のお古とつきあって 結婚した男
自分より何もない男 才能のかけらもない男 」
彼も彼で 優越感に
エクスタシーを感じていました
でも文豪がエクスタシーを感じた瞬間
何もない男に
文豪の生家だった 名家のエネルギーがのせられて
その文豪は それ以降 孤独で不遇な晩年を過ごす羽目になりました
こんな言葉が聞こえてきました
「
結婚式はお葬式 」
想えば 今のその兄の状況は
大金持ちの男の人のかつての状況にそっくりでした
同じエネルギーをのせたことで 状況が連鎖してるのかも
大金持ちになったその男の人は
現実を手にした後
今まで注いでくれた前の妻を捨て
たくさん色んな女性達を捨て
出産暦のある
さほど美人でもなく
良家の子女でもない
兄の母親を再婚相手に選んだ理由もわかりました
それは自分よりも何もないと想ったから
まるで雨に濡れた捨てられた小犬ちゃんを見つけたように
男に捨てられた母親の姿に
快楽を感じたから
今まで女性達に注ぎ込まれていた男性が
はじめて 優越感を抱かせてくれた女性が その母親でした
私はそれを見て想いました
つけかえって
今まで ずっと不思議だったけど
実はつけかえしてた理由って
ごく単純だったんだ
優越感を感じたところに
哀れみを感じた存在に 現実をのせようとする
これも
哀れみから
すべての現実が生まれる ということなのかもしれない
けれど
でも
必要とされたいという想いと
哀れみを得たいという想いは 本来の対極の感情で
ママに必要とされたい人達は
ママに注ぎたいわけであって
ママから哀れまれて現実を注がれることに
とても苦痛を感じるはず
哀れみは 哀れんでほしい人
助けてほしい人が 本来発する想い
だからもしも
必要とされたい人達が
現実を得ようとして
哀れな人たちの気を剥いだり 奪ったりすると
でも奪ったつもりが
女性達からの哀れみで
すべての現実を受けとっていたことを知ると
奪っていたと想っていた
現実のすべてが
すべて優越感を感じた者達の
施しや 哀れみから来ていたことを知ると
彼らの人格崩壊は免れないんだ
これが本当の意味での呪いなのかもしれない
あめを見ながら
そのことを感じました