SEOでリライトや追記は効果的!という事をよく聞きますが、実際にどれぐらい効果的なのか具体的な事例って少ないですよね。
昨年の11月くらいから意図的に更新数を減らし、その減らして出来た時間を過去記事のリライトに時間を割くようにしてきました。
そして、実際にリライトをして効果があったのかどうか説明します。
リライト・追記して検索流入が大きく改善された例
検索流入の増加事例1
こちらのエントリー
2014年の9月に書いたものです。このエントリーに来てくれる検索キーワードのトップは「マーガリン」なのですが、多少検索流入があったのでリライト及び追記を2014年12月に行いました。するとどうなったかと言えば下記の通りです。
昨年12月の段階では検索流入は47セッションしか無かったものが2015年3月では277セッションとなり6倍近くの検索流入になりました。
もちろん、この間にGoogleのアルゴリズムの変化、同じキーワードで上位表示されていたサイトの没落等、他の要因もあるのでしょうが、確実に検索順位が上がってきています。
最初はGoogleの検索順位で30位~40位くらいだったのが今では11位~15位くらいになっています。
元のエントリーには追記した日付を記している部分も記していない部分があります。
検索流入の増加事例2
こちらのエントリー
2014年8月に書いたものです。「ポリープ 保険」という検索キーワードがメインになっています。これを昨年の11月くらいにリライトし、2015年3月にもリライトを行いました。結果は下記の通りです。
こちらも6倍くらい検索流入が増えました。
リライト・追記して改悪した事例
こちらのエントリー
特にリライト・追記をしていなくても徐々に伸びてきていたので、追記をメインに行いました。「エッグスラット」というキーワードで。
結果、一時的には伸びたもののその後に下落しました。
リライトする前よりも3月は検索流入が減っています。
3つのリライト・追記で試した事
最初の2つの成功事例と3番目の失敗事例は、実は試した事が違いました。
成功事例2つは、その検索キーワードで来てくれている人は何を目的に検索をしたのだろうか?という事を考えて追記及びリライトを行いました。
3つめの失敗事例は、キーワードに関する事を検索で来てくれる人の意図を顧みずただ、関連の事を追記しただけです。
ユーザーの意図を無視したリライト・追記は逆効果
やはり検索で何を求めて来てくれているのか考えて行うリライトや追記は効果的ですが、単に関連キーワードを追記していくだけでは逆効果になるという事が解りました。
今回は3事例だけですが、実際には10個くらい試しています。
10くらい試した中でユーザーの意図を考えて行ったものは概ね検索流入は増えていますが、ユーザーの意図を無視したものは変わらないか減っている傾向にありました。
やはり追記やリライトをする場合は、単に関連キーワードで追記していくだけではなく、その検索意図を組み込んで追記・リライトを行っていかないと効果は無いと言える事が解りました。
関連キーワードの詰め込み過ぎも逆効果と言えます。関連キーワードを詰め込むのなら別に新しいエントリーを書いて、それぞれのエントリーにリンクを貼った方が効果的です。
リライト・追記は確かに効果を発揮しますが、あくまでも検索流入で訪れてくれる人がそのキーワードで何故検索したのか考えて行って行かなければ意味が無い事になります。
これはブログだけの事
また、これはPVアップを狙うブログだからこその事であり、購入や問い合わせ件数アップを目指したコマースサイトやコーポレートサイトではまた異なります。
購入意図や問い合わせ意図の無い検索キーワードをいくら充実させて言ってもコンバージョンに与える影響は少なくほとんど意味が無い徒労に終わるからです。
PVアップなのか、CVRアップなのかでも、行う施策は大きく違うという事を理解してもらえれば幸いです。
以上です。
ご観覧、ありがとうございましたm(__)m