星野典久、山岸一生
2015年4月4日21時02分
菅義偉官房長官は4日、沖縄県を訪問し、同県宜野湾市で開かれた米軍関連施設の返還式典に出席した。安倍政権が取り組む基地負担の軽減策や沖縄振興策をアピールし、並行して進める米軍普天間飛行場の移設計画に理解を求めた。式典には普天間の移設問題で対立する翁長雄志(おながたけし)知事も同席。両氏は5日午前に正式に会談する。
「沖縄の基地負担の軽減策を目に見える形で実現する。沖縄の特性を生かした振興策を、皆さんと連携して進めると約束する」。菅氏は4日、米軍キャンプ瑞慶覧(ずけらん)の西普天間住宅地区返還式典でこう語った。
日米両政府は2013年4月、沖縄県の嘉手納より南の米軍基地返還計画で合意した。今回の西普天間住宅地区(約51ヘクタール)は、浦添市の牧港補給地区の進入路(約1ヘクタール)に続く2カ所目の返還となる。
おすすめコンテンツ
PR比べてお得!