岡田将平
2015年4月4日15時19分
27日から米ニューヨークである核不拡散条約(NPT)再検討会議で議長を務めるアルジェリアのタウス・フェルキ外相顧問が4日、長崎市を訪れた。爆心地で献花し、「原爆犠牲者の哀悼のために来た。日本政府が被爆の経験を世界に発信しようという努力はとても重要だ」と語った。
フェルキ氏は3日には広島市を訪問。4日は長崎市の爆心地のほか、長崎原爆資料館や国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館などを訪れ、田上富久・長崎市長や中村法道・長崎県知事とも面会した。午後には、会議に合わせてニューヨークを訪れるナガサキ・ユース代表団の大学生らとの交流会にも参加した。
NPT再検討会議は、今後の核軍縮の方向性について話し合うため5年ごとに開かれ、今回は27日から5月22日まで。被爆70年の節目でもあり、長崎からは、長崎原爆被災者協議会長の谷口稜曄(すみてる)さん(86)ら多くの被爆者が訪れる。(岡田将平)
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