安倍首相:米議員とTPP意見交換
毎日新聞 2015年04月03日 20時09分(最終更新 04月03日 20時19分)
安倍晋三首相は3日、来日した米下院のナンシー・ペロシ院内総務(民主党)ら議員団と首相官邸で会談した。日米などが交渉している環太平洋パートナーシップ協定(TPP)について意見交換し、進展に向けて努力していくことで一致した。
安倍首相は会談で「TPPは地域の経済発展及び安全保障に資する戦略的意義がある」と強調。ペロシ氏は「解決すべき課題はあるが、成立に向けて努力していきたい」と応じた。
TPP交渉は今春の合意を目指して交渉が大詰めを迎えている。合意には、米国で議会にある交渉権限を大統領に一任する大統領貿易促進権限(TPA)法案の成立が必要とされ、米議会で調整が続いている。【松倉佑輔】