人間の性格と病気について
明主様御教え 「病気と人間の性質」 (昭和11年御執筆)
「私が幾多の経験上、面白い事には病気とその人の性質とが好く適合している事を感ずるのである。
例えば病気治療の場合、よく判るのであるが、素直な性質の人は素直に治ってゆき、淡白な人は病症も淡白である。
それに引換え、我の強い人はそのごとく病気も長引く傾向がある。
従って、頑固な人は病勢も頑固である。心の変り易い人は病気も変り易く、皮肉な人は病気も皮肉な経過を辿るのである。
この理によって考える時、療病に際し、この事をよく知って、その人の悪いと思う性質を治してゆく事は、取不直(とりもなおさず)、病気に好影響を与える訳になるのである。
それは、何事も素直になる事が最もよいのである。」 (「新日本医術書」より)
明主様御垂示 「癌、中風には頑固な人が多い」 (昭和24年2月8日)
信者の質問
「肺病なんかになるのは素直に「ハイ」と返事ができない頑固な人だとも聞きますがいかがでしょうか。」
明主様御垂示
「さあそれはどうですかね。
しかし癌とか中風のような病気は頑固な人に多いですね。」
明主様御垂示 「中風患者は物欲を取る必要がある」
中風霊の憑依による左半身不随
信者の質問
「二十六歳の女、本年四月十八日、突然左半身不随となり、婚約も駄目になりました。
お浄めで今辛うじて歩行が出来ましたが、未だ手が不自由で御座居ます。
何かの因縁でしょうか。お教え下さい。」
明主様御垂示
「中風の霊が憑ったのであろう。二十六歳で中風は早すぎる。四十過ぎでなくては起らぬものである。気長にやれば治る。
中風は物質欲がいけない。物欲をとらなくてはいけない。
であるから症状は手(拇指)を握って胸へくっつける。
罪の金があると本当の金は入らぬ。私など二十年間借金で苦しんだ。諦めてお任せすると入って来た。」
明主様御垂示 「浮腫硬化と軟化する場合」 (昭和24年7月29日)
信者の質問
「腎臓の御浄化の場合に浮腫が固くなる場合とだぶだぶになる場合とございますが、いかなる訳でございましょうか。」
明主様御垂示
「毒の種類による。固まり易い毒は硬くなる。毒と本人の性質による。」
明主様御講義 観音講座第七講座より (昭和10年9月15日発行)
肺臓・心臓・胃の病気と罪について
「なぜ肺臓が弱るかと言うと愛が不足しているからである。
肺は水なり。水は火によりて動くのだ。
肺は心臓の熱によりて動くのである。
心臓の熱の少いのは愛が少いのであるから愛の行いをすればよいのである。
総てを愛するのである。その根本として観音様を拝む様にするのである。
観音様を拝むと前には人が笑っておれば癪(しゃく)にさわるといって怒っていたのが
お祭りしてから反って嬉しくなり楽しくなったというのである。これは実例なのである。
心臓の悪い人は理性に乏しいのであります。
心臓の火の燃えている原因は水分が沢山あるから、
続いて燃えているのであって水が沢山ある中(うち)はよいが
水が足らんと理性に乏しいことになるのである。
パーッと燃えるだけだからである。
観音様は火と水との働きであるから両方を程よく下さるのである。
胃の悪いのは物質を粗末にするのが原因である。
贅沢を言う人の胃の悪いのはこの原因である。
何んでも不味い物でも食べる人は胃は丈夫だ。
総て感謝がなければいけないのである。
常に感謝の生活をして居れば胃に罪は起らんから常に胃は丈夫で病気は起らんのである。心すべき事である。
腹は地下に相応するのである。
腹は地熱であるから、胃の物が腹へ下って清算される事となるので、
胃へはいったものは総て腹へ下って行って清算される事となるので、
ちょうど土も下へ穢い物を濾(こ)して水を下へ下して地下水となり、又汲み出されては使用されて、
この様に、腹は悪い物は濾して粕は糞として下へ出し、水分は小便にして腎臓へ送る。
又良いものは肝臓へ送るのである。
肝臓とはこの意味からきたものである。
この様にしてこれへ肉をつけ皮をつけるのである。
肺が悪いと寝汗をかくのが普通である。
心は火なり。
心の字は八に丶丶を横に打ってあるが、八に跨がせれば火となるのである。
心臓は肺に囲まれているのである。
子供は何かと言うと親の世話になっている内は連絡している。
この親の罪が移るのである。
子供の病気は何かと言うと子が親の罪を移されるのであります。
親に必要な事があっても罪があって病気になる様な時、
その親を使わねばならぬ用事が出来ている為親の罪を子に負わせているのであります。
親に用事がある時はその子に移すのであるが、
子の死ぬ場合があるが、これは親の代りになって行くのであります。」
明主様御垂示 「結核と愛と頭脳」 (昭和24年8月21日)
信者の質問
「結核患者に限り臨終まで意識が明瞭で御座いますのはいかなる訳で御座いましょうか。御教えを御願い申し上げます。」
明主様御垂示
「結核は頭の病気でないのと、結核患者は愛の熱が足りぬ。
冷やかだから理性が勝つ。
結核患者になった人はあまり愛の人はない。
感じも冷やかである。
肺を治すには愛の行をするといい。」