罪と病気について 4 (病気の因果応報的解釈)
明主様御講義 観音講座第七講座より (昭和10年9月15日発行)
肺臓・心臓・胃の病気と罪について
「なぜ肺臓が弱るかと言うと愛が不足しているからである。
肺は水なり。水は火によりて動くのだ。
肺は心臓の熱によりて動くのである。
心臓の熱の少いのは愛が少いのであるから愛の行いをすればよいのである。
総てを愛するのである。その根本として観音様を拝む様にするのである。
観音様を拝むと前には人が笑っておれば癪(しゃく)にさわるといって怒っていたのが
お祭りしてから反って嬉しくなり楽しくなったというのである。これは実例なのである。
心臓の悪い人は理性に乏しいのであります。
心臓の火の燃えている原因は水分が沢山あるから、
続いて燃えているのであって水が沢山ある中(うち)はよいが
水が足らんと理性に乏しいことになるのである。
パーッと燃えるだけだからである。
観音様は火と水との働きであるから両方を程よく下さるのである。
胃の悪いのは物質を粗末にするのが原因である。
贅沢を言う人の胃の悪いのはこの原因である。
何んでも不味い物でも食べる人は胃は丈夫だ。
総て感謝がなければいけないのである。
常に感謝の生活をして居れば胃に罪は起らんから常に胃は丈夫で病気は起らんのである。心すべき事である。
腹は地下に相応するのである。
腹は地熱であるから、胃の物が腹へ下って清算される事となるので、
胃へはいったものは総て腹へ下って行って清算される事となるので、
ちょうど土も下へ穢い物を濾(こ)して水を下へ下して地下水となり、又汲み出されては使用されて、
この様に、腹は悪い物は濾して粕は糞として下へ出し、水分は小便にして腎臓へ送る。
又良いものは肝臓へ送るのである。
肝臓とはこの意味からきたものである。
この様にしてこれへ肉をつけ皮をつけるのである。
肺が悪いと寝汗をかくのが普通である。
心は火なり。
心の字は八に丶丶を横に打ってあるが、八に跨がせれば火となるのである。
心臓は肺に囲まれているのである。
子供は何かと言うと親の世話になっている内は連絡している。
この親の罪が移るのである。
子供の病気は何かと言うと子が親の罪を移されるのであります。
親に必要な事があっても罪があって病気になる様な時、
その親を使わねばならぬ用事が出来ている為親の罪を子に負わせているのであります。
親に用事がある時はその子に移すのであるが、
子の死ぬ場合があるが、これは親の代りになって行くのであります。」
明主様御垂示 「罪は曇りになる」 (昭和24年2月8日)
信者の質問
「日常生活におきまして道に外れた行為をするときはやはり霊体の曇りを増すことと存じますが、その場合の曇りは物質化して毒素となるものでしょうか。
またもし毒素になるものでしたら肉体のどこに集まるのでしょうか。」
明主様御垂示
「これはね無論曇りになります。
例えば手で悪いことをすれば手に集まり、人の目をごまかせば目に、二枚舌を使えば舌癌や喉頭結核になります。
以前私の所で使っていた女中に片目の潰れたのがいましたが、なぜ潰れたのかと訊ねたら、子供の空気銃で撃たれたからだというのです。
そのころは私も信仰したてのときでしたが、さらにその女中に実家の商売を訊ねたらその父が珊瑚の偽珠を作りそれを田舎へ持って行ってそうとう儲けたことがあるそうで、こうして人の目をごまかしたために娘の目が潰れてしまったのです。
また私が子供のころ、私の父親の商売仲間でやはり浅草になんとか亀次郎という古道具屋がありました。
よく人は花亀と呼んでましたがこの人はそうとうな財産を作ったのですが、後に盲になりまたその財産も伜が道楽をしてすっかり蕩尽してしまいました。
それはあるとき静岡の寺の住職が東京の寺の御開帳にやって来たがちょっと金に困り、本尊を抵当にその花亀から金を借りた。
で、しばらく経って住職はその金をこしらえて本尊をもらいにまたやって来た。
ところが当時は外人が仏像を、非常に高価に買い集めていたころだったので、花亀もその本尊をある外人によい値で売ってしまったあとだった。
そこへ住職がやってきたので花亀はそんなものを預かった覚えはないと言ってはねつけた。
で、その坊さんもいまさらおめおめ帰れないので店先で首を縊って死んでしまったのですが、それの祟りで花亀は盲になったのです。
花亀の死ぬときは実に悲惨でした。
またやはり子供のころ、近くに経銀という立派な経師屋があったがこの人も盲になった。
この人は一日に一時間くらい仕事をしてあとは遊んでいたんですが、というのは新しく描いた画を古く見せかけて高く売りつけることがうまかった。
ある画家が古い有名な人の絵を模写しそれを経銀が人に見られぬように一部屋に入り、線香を使って虫食いなどを作りわざと古くさくして高く売りつけていた。
それで目が潰れたのです。
結局これらはみんな人の目をごまかしたためなんです。」
明主様御垂示 「他人の目をくらます罪による眼病」 (昭和27年2月26日)
信者の質問
「FIの長男H(五歳)生まれた時より、目が青黒くどんより濁り、ぜんぜん見えないとも思われませんでしたが、三歳ころよりは絵本なども目の側まで持ってきて、やっと赤白の見分けが、つく時とつかない時もあるほどで、ほとんど見分けできません。
そのころより目の玉の真ん中にチョボチョボがいっぱいでき、御浄霊をいたしておりますと、真ん中で水腫れのように白く腫れ上がり、一皮むけば、すぐにでも見えるような感じがいたしておりました。
会長先生の御浄霊をいただき、中京別院にお詣りさせていただき、少し良くなり、大きな物は二尺くらい先でも、ボンヤリ見える時もあるようになりました。
初めは伏せてでないと寝れず、太陽もまばゆくて見えず、始終下ばかり見ておりましたが、最近はたいへん良くなりました。
御浄霊の方法および今後いかがさせていただきましたら、よろしいでしょうか。
また、霊的に関係がございましょうか。
私ども夫婦は昭和二十一年七月入信させていただき、光明如来様、御屏風観音様を御奉斎させていただいております。
なお、この目の時一回だけ医診を受けましたが、薬は生まれてから一回も入れておりません。右御垂示お願い申し上げます。」
明主様御垂示
「これは治りますよ。これは、目に毒が固まっているんですからね。これはだいぶ溶けて出つつありますがね。
大丈夫ちゃんと治りますからね。安心していて良いですよ。
霊的もありますがね。霊的というよりか、罪穢れですね。
祖先の誰かが人の目を晦(くら)ますとか、そういったような目の怨みですね。
そのために、その怨みの霊が、つまり膿になって出るんですね。
で、浄霊は目と後頭部の真ん中ごろーそこを浄霊すれば良いんです。
それから頸(くび)のまわりも、固まりがある所があるでしょうから、そこをやると、それで良いわけですね。」
明主様御垂示 「眼病多き家族」 (昭和24年8月19日)
信者の質問
「四十三歳の女、眼がかすみよく見えず。
この婦人の姉妹六人あり、三人が同じ徴候という事です。
なお、この母も更に母の兄姉七人の中四人まで眼が悪く、婦人の子供四人あって長男(二十歳)が同じような眼です。霊的で御座居ましょうか。」
明主様御垂示
「目の罪である。人の目をくらました罪である。
また、神様に関係した罪、神様をかくすとか、神様の目を誤魔かすとかである。
浄霊し、大きな手柄をたてる。」
明主様御垂示 「夫婦眼病(眼の罪)、夫の贖罪」
信者の質問
「ある夫婦、主人が眼病にて一昨年入信し、御浄霊にて殆ど全快した所、昨年頃よりその妻が両眼のお浄化を頂きました。
主人が公用にて出張より帰宅致しますと、必ず妻が眼の浄化を頂きます。これはいかなる訳でしょうか。」
明主様御垂示
「目に関する罪がある。
未だ罪が残っているのを、妻君がそれを引受けたのである。
人の目をくらますような罪を作ったのである。」
明主様御垂示 「左眼血塊生じて失明 (日の神への罪)」
信者の質問
「妻は本年一月、私は本年二月入信させて頂きました。
当時肺門淋巴腺でしたが、三月十六、七日、五六七教本部で大先生様に御面会をさせて頂きましてより段々と楽にさせて頂き、今ではすっかり元気になりました。
厚く御礼申し上げます。その頃(三月下旬)より私の女児(六歳)が左眼に御浄化を頂きました。
初めの中は血の塊のごときものが出来、それが段々と白くなって参りました。
現在も毎日私が御浄霊をし、三日に一度位は教導所の先生のところへ行き御浄霊をして頂いておりますが、一向捗々しくありません。今でも全然見えません。
霊的でしょうか。また、いかにしたらお救い頂けるでしょうか。」
明主様御垂示
「血の塊は瞳の方へかかると白くなるものである。
見えないのは祖先の罪か前世の罪がある。
左の目とは火の系統の神に相当するから、これは相当長くかかる。
即ち目の罪であって、火の系統の神に御無礼か何かあったのを子供の眼で償いをする訳である。治るには治る。」
明主様御垂示 「薮睨みの霊的原因」 (昭和24年5月)
信者の質問
「薮睨み(やぶにらみ)は霊的でしょうか。また幼児の間なら全快いたしましょうか。」
明主様御垂示
「これは治ります。霊的と体的と両方ありますよ。霊的の場合は眩しくて正視できないんですね。
眩しいというのは地獄にいたときの苦しみがまだ眼に残ってるんです。
前世において、人の目をくらますとか、ごまかすとか、あるいは盲だったとかね。
それがまだすっかり浄化されないうちにこの世に生まれて来たんですね。
それから体的にはね、眼の筋が吊れてるんですよ。
毒の固まりがその筋を圧迫してるんです。
ですから浄霊によってどちらも治りますよ。」
明主様御垂示 「目と頭の病気の霊原因、井戸の祟り」 (昭和24年8月6日)
信者の質問
「私宅母、兄と相次いで頭の病気で亡くなり、現在父は盲目です。
ある家相見によれば、裏軒下に在る井戸の精気が「ヒサシ」にふさがれ、よくない、位置を変えた方がよいとの事で、
また最近も妻が歯を病み浄霊致しましたが、痛みが止りませんので井戸で祝詞をあげお願い致しましたところ、急に歯茎から水が出て痛みが止りました。
井戸をどうしましたらよろしいか御教示下さい。」
明主様御垂示
「目は日月で、頭の病気と盲目はそうでない。
頭は神であり、目上の祖先に対する無礼である。
目の下は家来である。
大いに信仰を励む事である。
井戸の側へ生米とか塩、生魚、野菜等を上げ、月に一ぺん位ちょっとお祀りしてやる。」
明主様御垂示 「生来の盲目」 (昭和24年7月6日)
信者の質問
「四年前入信させて頂き光明如来様を御祭りさせて頂いている家の三歳の女子が、生れた時より少し左眼の目付が悪い位に思っていましたが、
二ケ月位前に瞳が白くぴかぴか光って何も見えないことに気が付き、親が引続き浄霊させて頂いており、私も二回程させて頂いておりますが目脂も涙も出ません。
なお、その子は特にお爺さんの家の大光明如来様へお参りしたがり、また、智慧は進んでいるようで御座います。この目は治るで御座いましょうか。」
明主様御垂示
「治るには治るが、ヒマがかかる。罪である。
生れた時から見えなかったもので、それで目付がわるい。
頭をよく浄霊する。延髄にも塊がある。
左眼なら右、右眼なら左に塊がある。」
明主様御垂示 「臍の緒顔に巻く (顔の罪)」 (昭和24年11月21日)
信者の質問
「ある女の信者、十月二十三日夜、男子を分娩致しましたところ、赤ちゃんの顔に臍の緒が巻き付いておりました。
産婆は「こんな赤ちゃんは仏に因縁がある」と申します。
また、信者の家に来る坊さんも、生れた時肩に臍の緒が懸っていたと申します。
右のような事は霊的に何か関係が御座いましょうか。御教えを御願い申し上げます。」
明主様御垂示
「前の世の罪である。
臍であるから腹である。
顔が腹の役をする。
顔に対する罪とか怨みで、顔を汚すとかどうかするのである。」
明主様御垂示 「人の嫌がることを聞かせると耳の病気になる」 (昭和25年3月8日)
信者の質問
「最近よく御浄化で耳の遠くなる人が多いようでございますが、これはなにか意味がございましょうか。」
明主様御垂示
「そうですかね。
やはりそういうのは罪から言うと、先方が嫌に思うことを聞かせるっていうことになるんですね。
人間はね、できるだけ先方の気持ちよくなる話をしなくちゃいけない。
罪から言うとそういうことになるんで、耳の病気は割合そういうのが多いんですよ。
そういうことの好きな人がよくいますからね。
人をびっくりさせたり、うんと悲観させたりする癖のある人がね。」
明主様御垂示 「耳鳴りの罪 (邪教宣伝の罪)」 (昭和25年2月12日)
信者の質問
「十二年前より耳鳴りで悩んでいる四十五歳の男子で御座いますが、昭和十九年に入信致し、今日迄御浄霊を頂いておりますが、大した変化は御座いません。
祖父は耳鳴りがもとで神憑的精神病で死亡致しており、また、父親は現在耳鳴りのため耳が遠くなっております。
何か霊的のように思われますが、いかがなもので御座いましょうか。御伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「見当違いではないか。(頭脳内にあり)
また、耳の罪であろう。悪い事を聞かす、即ち邪教の宣伝などそれである。」
明主様御垂示 「耳の罪を作った祟りで聴覚障害」 (昭和25年1月20日発行)
信者の質問
「未入信の木樵(きこり)の孫(女児)四歳のとき耳だれが出るようになったら耳が聞こえなくなり、
医者へも行き、日蓮宗の信仰もして耳だれが止まって聞こえるようになり、六歳になっております。
その妹三歳になりますが、本年四月より耳が聞こえなくなり、片言も言わなくなりました。
二十日はど前より御浄霊をしていただきましたら、耳だれが出て少し聞こえてまいりました。
右は木龍の祟りでしょうか。
職業で、大木を倒したのは、いかにお祀りさしていただいたらよろしいでしょうか。
また右の木樵の別の孫(七歳、嫁に行った娘の子)は生まれつき喉仏がなく、
喉の真ん中が上顎の真ん中ごろまで裂けたようになっております。
発音が明瞭にできず、ごはんはユックリいただけますが、吸うことは少しもできません。
その家の祖父はひどい喘息で、十七年前、湯殿で縊死(いし)いたしました。
右はいかなる因縁でしょうか。また御浄霊によって少しは発音が良くなるものでしょうか。」
明主様御垂示
「前者は、木龍ではない。
祖先のだれかが耳の罪を作った祟りである。
後者は前世において、真っ二つに切られたか、または喉をなにかで突き潰されたかして死に、霊界で治らぬうちに再生したものである。」
明主様御垂示 「舌癌の霊的原因」 (昭和24年7月)
信者の質問
「四、五年前より舌に小さな出来物ができ、そのまま大きくもならず、ふつうは痛みもありませんが強く押すと痛みます。
十五年前に私の伯母が舌癌で死んでおりますが、これは霊的でしょうか、また御浄霊により治りましょうか。
明主様御垂示
「これは舌癌の危険がありますね。御浄霊で治りますよ。
こんなのは霊的です。前世でなにかよけいなことをしゃべったために怨んでる霊があるんですね。」
明主様御論文 「口中の病など」より (昭和27御執筆)
「(一部のみ引用) 希ではあるが、何としても治らないのがある。すなわちこれが真症舌癌である。
しかしこれは霊的であって、原因はその人が悪質な嘘を吐いたり、舌の先で人を傷つけたりする罪の報いであるから、そこに気がつき悔改め、正しい信仰に入らなくては絶対治らないのである。」
明主様御垂示 「舌癌と舌の罪」
信者の質問
「六十二歳の男子、舌癌にて医師に見放されましたが、御浄霊を三回程致しておりましたところ、舌の腐蝕した部分が落ち黒血が沢山出ました。
その都度頭部の苦痛が去り、一週間後には肉が出来てきて食欲が増して来ております。
家族のものは早速入信し、本人も非常に喜んでおります。今後いかにしたらよいでしょうか。」
明主様御垂示
「大変よい事で、助かる。そのまま続ければよい。
これは本当の癌ではなかったのである。
頭の毒血が舌から出ようとして舌に固まったものである。
本当の癌は痛みも出血もない。
苔みたいなものが重なっている。
これも治らなくはない。
舌の故障の罪はその人の言葉によって人を苦しめたような事、例えば裁判などで、その人の言葉によって罪を着たために怨む、その怨みの罪が舌へおデキになったりなどするのであるから、人に怨まれるような言葉は注意しなくてはいけない。」
明主様御講話 「熱心な共産主義者はひどい舌癌になる」 (昭和26年9月1日)
「それで、これから霊的に関した病気のことを書くんですが、一番最初に書いたのは癌です。
癌にも薬毒による癌と霊的による癌とある。
薬毒は疑似癌です。
先に書いたが、真症癌は霊的なんです。
よく胃癌は手術するんですが、そうすると癌が見つからないで、あわててふさいでしまうのがよくある。
つまり霊ですから、逃げたらそれっきりで、蛇なら舌を出しているくらいだ。
つまり病気を霊的方面からの・・・そういう意味の説明なんですが、大体分かる程度に書いたんです。
簡単なものではなく、随分複雑なんです。細かく書いたら、きりがないから要点だけ書いた。
要するに間違ったことをすると、いかに恐ろしいかということです。
共産主義者で働いた人は、ひどい舌癌になるだろう。」
明主様御垂示 「舌が二つに裂けるのは前世で嘘をついたことが原因」 (昭和24年5月30日発行)
信者の質問
「ある男、舌が二つに裂け、そのいっぽうはなにも感じなくなり、食事の際に邪魔だというので、その感じのないほうを鋏で切り取ってしまいましたが、その後なにごともないようです。これはどういうわけでしょうか。」
明主様御垂示
「これはわけがありますよ。
この人は前の世で大いに二枚舌を使って罪を作った人なんですね。
その罪が消えないうちにこの世に生まれたんで、舌が二つになったのです。
こんなことは実際あることですよ。
二つに裂けなくても、生まれながら二枚の人もあります。
だから二枚舌とはうまく言ったもんですよ。」
信者の発言
「最初真ん中に筋が入ったので、どうしたのかとだいぶ騒いだそうです。」
明主様御垂示
「ほう、ずいぶん変ってますね。
とにかく、二枚舌を使う人はたくさんあります。
そしてそのために被害をこうむった人が怨みますからね、それがいけないんですよ。」
明主様御垂示 「二枚舌の霊的原因は前世のウソ」 (昭和24年7月1日発行)
信者の質問
「駿東郡K村を布教中のことでございますが、ある男の方でいつの間にか舌が二つに裂け、いっぽうが感じがなくなり、
食事の際邪魔になると申しまして自分で鋏で切り取り、
その後なにごともないそうでございますが、霊的にわけがございましょうか。」
明主様御垂示
「前世で二枚舌を使い悪をした人でしょう。
二枚舌を使われ、その人が非常に恨んだ場合そのようなことがあります。」
明主様御垂示 「怨みによる目、舌の病気には供養が一番いい」 (昭和23年)
信者の質問
「舌の裏にも一枚舌が付随している本年七歳の女児あり、その兄も同様の障害でありましたが、これはどういう訳でしょう。また、お浄めで治りましょうか。」
明主様御垂示
「これはやはり二枚舌の罪である。
二枚舌のために非常に苦しんで死んだ人の怨みの霊の祟りに因る。
舌のみでなく、痣などもそうである。
ブン殴られて死んだ霊などの怨みのため生れながらに手が動かず自由にならないのなどある。
盲にも怨みによるのが多い。
ひどいのは代々祟ってやろうと云う怨霊もある。
私の子供の頃近所に経銀といって、経師屋で贋物の名人があった。
その人が一番うまいのは虫食いを作る事で、それを作る時は一室へ閉じ籠って誰も入れず、線香を使って作ったと云う事である。
そうして大儲けをして立派な家に住んだが、終に盲になった。
それについて私の父はよく云った。
「経銀が盲になった。これは多くの人が贋物をつかまされた怨みのためだ」と。
また、以前に片方の眼がつぶれた女中を傭った事がある。
聞いてみると、以前に奉公した家の坊ちゃんが打った空気銃の弾が過まって目に当ったためにつぶれたんだそうで、
なおよく聞き質すと、その女中のおやじは銃弾の贋物を沢山作って各地方へ売った。
その弾で、その娘の目を失った訳であった。
以上のような症状は供養が一番いいのであって、浄霊ではちょっと難しいが、少しで食い止める事は出来るだろう。
また、それ以外その人の行ないによって治らぬ事はない。
九分まで治らぬが、絶対に治らぬと云う事はない。」
明主様御垂示 「不語の小児 (口の罪)」 (昭和24年7月26日)
信者の質問
「私は現在五人の子供があり、今迄に長女と家内が種々御守護を頂き、誠に有難う御座いました。
次男(十二歳)、三男(七歳)が頭が悪く、幼少の頃いずれも引付けなどが何度もあり、特に三男は昨年一週間の間一言もものを言いませんでした。
御浄霊は引続きやらせて頂いておりますが、二人共言葉がはっきり判りません。
これは親の犯した罪でございましょうか。
また、先祖の何かの知らせでしょうか、罪でしょうか。
ただ今は一家全員入信させて頂き、ひたすら御縋り申しており、一心に御浄霊を続けさせて頂いております。普通になりましょうか。」
明主様御垂示
「霊が憑っている。浄霊は頭である。先祖の罪でこの親が引受けている。
口を利いて罪を犯した言葉の罪で、神様の悪口とか、信仰へ入る人の邪魔をするとか、嘘をついたりして、人の不仕合せになるような事をするとかで、
父母が大いに良い事を言えば罪は消えて行く。
信仰して人助けし、浄霊すればある程度よくなる。すっかりとは判らぬ。」
明主様御垂示 「口から生理を出す女性」 (昭和26年7月8日)
信者の質問
「口より月のものを出す女がありますが、霊的になにか意味がありましょうか。」
明主様御垂示
「前世において逆なことをしたからである。
ラッパ管の入口に毒素があるから、下腹部をよく浄霊することである。」
明主様御垂示 「出臍の因縁」 (昭和24年8月16日)
信者の質問
「兄弟全部が出臍ですがいかなる訳でしょうか。」
明主様御垂示
「少しはある。本当は引込んでいるのが本当である。
その家の血統である。
(祖先が)お腹を突出す、即ち威張ったのか、また臍は勇気であるから勇気を出しすぎて罪を作ったとかいう事があるのであろう。」
明主様御垂示 「祖先の威張った罪」 (昭和24年12月15日)
セムシ、小児麻痺、断絶の恐れ
信者の質問
「私の親類でいとこ同士の夫婦で子供が五人ありましたが、長男(三十歳)、次女(二十四歳)、三女(二十一歳)の三人は「セムシ」でいずれも十歳以降発病しました。
次男(九歳)は小児麻痺です。
長女(二十七歳)のみは健康体で結婚しておりましたが、子供も無く、夫婦共肺結核におかされ、それが原因で夫婦心中致しましたので、事実上相続者無き状態です。
また、ある易者の言うには、その家の屋敷に大きな欅の木があったのを、現在家の主柱にしてありますが、昔その木の下で武士が殺されたので、その者の恨みからだと申しますが、どんな因縁でしょうか。
いかに致しましたら救われるでしょうか。御伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「祖先の罪が沢山ある。
易者の言った事は信じられぬ。
欅も龍神が住んでる時切ると祟る。
セムシ(カリエス)三人は祖霊の祟り、その祖先なるものが封建的人間で、威張り、人に頭を下げさす事を好み皆おじぎさせた罪である。
夫婦心中も、続けるだけの徳がないのだからやむを得ぬ。」
明主様御垂示 「両足首後ろ向きの男」 (昭和25年2月12日)
信者の質問
「身体の外の部分は普通と変り御座いませんが、ただ足首から先だけが両足共全く後ろ向きになっている人が御座いましたが、霊的にいかなる意味が御座いましょうか。お伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「一つは、その人が前世において後ろ向きにさせるような罪を犯したためと、
二は、死ぬ時にむごい殺され方か何かで足首から切られて、葬る時に逆に着けられたものである。
であるから、死んだ時の死骸の仕方も注意すべきである。」
明主様御垂示 「ワナで動物を多数殺めた罪」
四、五歳より足立たぬ家
信者の質問
「京都府何鹿郡豊里村のある家で、子供が生れると痙攣が起り、四、五歳から足が段々立たなくなってしまいます。
長男だけは漸く国民学校六年を卒えましたが、その後やはり足が立たなくなりました。
末子は本年十四歳の女子で、坐ったままよく前に倒れ、額を強く打ちますが、平気で痛がりません。
四人兄弟共現在は大便を「オカワ」で取っている状態です。いかなる因縁でしょうか。」
明主様御垂示
「これはよほどの祟りである。
足が立たぬため発育しないのであるが、オカワでとった習慣が残っている。
祖霊が多くの人の足を害した罪で、足に祟っている。
狐、兎等、ワナで鼠とりのような調子で、動物をいくつも殺したものと思う。
足を動かなくして殺した、それが生れた子に祟っているのである。」
明主様御垂示 「三児鳥目 (家族続死)」 (昭和25年2月21日)
信者の質問
「魚、煙草、お菓子等の商店で、四十五歳の信者で御座いますが、
父は大工で母は早く亡くなり、後妻の子が家をついで本人は分家し、昭和元年妻を迎えました。
子供が産れますと一年前後で次々に三人胃腸病で死亡致しました。
屋敷に何かあるのだとも言う人があり、その後道路の改修により移転して屋敷跡を掘りましたが、石の道標が出ただけで御座いました。
移転後も二人同じ状態で死亡致しました。
店の都合でまた移転致しました所、それからは子供も育ちますが、現在六人の子供が御座いまして、十七歳(女)、九歳(男)、三歳(男)共に鳥目で御座います。
当人も若い頃から鳥目で、父も鳥目で御座いました。
妻は耳が遠く。家の母も祖母も耳が遠かったとの事で御座います。
御屏風観音様もお祀り致し、御浄霊もさせて頂いておりますがはかばかしく御座いません。
いかなる原因で御座いましょうか。別段恨みを受けますような心当りも御座いませんが、いかように致しますれば宜しゅう御座いましょうか。お伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「鳥に関係がある。
鳥が人間に転生したのかまたは前生で鳥刺しなどで鳥を沢山殺したなどの罪があったものと思われる。
浄霊でも心掛けで治る。
子供が三人死んだのは医者へかかったためで、これも罪穢が沢山あるからである。
気長に信仰し人を助ける。その徳で罪がとれる。」
明主様御垂示 「指にコブ 指で罪を作った祟り」
信者の質問
「六十三歳の女、三月に入信しましたが二、三年前より手指の先が瘤状になり、本人はハンセン病ではないかと心配しております。
局部は別に痛みも痒みもないが、目がかすみ出していると云う事で、日常の用事には差支えありませんが、十指とも全部瘤が及んで来ております。霊的因縁でしょうか。」
明主様御垂示
「ハンセン病ではない。
ハンセン病ならもっと早く症状が出る。
ハンセン病の一番著しい症状は毛が抜ける。
脱毛には三種ある。
台湾坊主は所々禿げる。
梅毒は間々が万遍ない。
ハンセン病は一部抜ける。
前世の一種の怨みか、執着のようなものである。指で罪作った祟りである。」
明主様御垂示 「拇指より小指出づ」 (昭和24年6月5日)
信者の質問
「五月二十二日に出られたある信徒の男の子、右の手拇指の外側の爪のところから指の半分位の太さの指が出ております。どのような因縁で御座いましょうか。
またはこの指はとれるもので御座いましょうか。どのように致しましたら宜敷いでしょうか。御伺い致します。」
明主様御垂示
「前の世に欲張ったからである。右手は物質である。
あまりに取り込んだために、拇指が物をとる働きをする。」
明主様御垂示 「処女膜硬化」 (昭和24年5月2日)
信者の質問
「当年二十五歳の女で御座います。処女膜肥厚のため結婚出来ず悩んでいます。
何か霊的原因があるので御座いましょうか。右は教修を受け、御神体もお祀りしています。」
明主様御垂示
「前世の関係である。天罰である。
前の世にそういう罪を犯したため塞がれたものである。」
明主様御垂示 「肛門孔なき子」 (昭和24年11月19日)
信者の質問
「昨年十二月教修を戴きました妻(三十四歳)、昭和十七年五月長男を分娩、健在、昨年五月妊娠四ケ月にて流産致し、本年十月女児を出産致しましたが、肛門の形はありますが穴がありません。
出産三日目に手術を致しましたが九日目に死亡致しました。
私も右の女児死亡五日前に教修を戴きました。
右障害者の子供の出産の原因の御垂示を御願い申し上げます。
なお、幽世大神は御祀りさせて戴いております。
光明如来様は床が完成次第に御奉斎させて戴く事に御願い致して御座います。」
明主様御垂示
「前の世の罪である。原因は公開の席上では言えない。」
明主様御垂示 「無肛門の産子」 (昭和25年5月6日)
信者の質問
「私の所属する教会の信徒です。
昭和二十三年夫婦共入信致し、光明如来様を御奉斎させて頂いており、数々の御利益を戴き、一家感謝の日々を過させて戴いております。
去る四月三十日男児分娩致しましたが、その嬰児には肛門が無く、通常の位置に薄い跡が在るのみで、腹部が次第に膨脹致し、五月五日朝死亡致しました。
右の原因は霊的にいかなる意味が御座居ますでしょうか。」
明主様御垂示
「前の世の罪である。」