祖霊の戒告と病気について 3
子孫の信仰上の誤りを咎める戒告
明主様御垂示 「お光と祖霊の戒告」 (昭和24年11月7日)
信者の質問
「BY(五十七歳)女、本年一月入信、家の都合にて御守様を先生宅に預かって頂きました。
その後本人は気管支炎にて大変苦しくなりましたが、この浄化は御守様を先生にお預けしました事に関係があるのでしょうか。御教え下さい。」
明主様御垂示
「大いに関係がある。
祖霊が気づかすためにやったのである。
御守は決して放してはいけない。」
明主様御垂示 「祖霊の戒告 お屏風観音様の拝受を他人に依頼して耳の浄化」 (昭和25年4月8日)
信者の質問
「私の不注意のために何とも申し訳ない事を致しまして慎んでお詫び申し上げます。
去る二月十八日かねて御屏風観音様をお願い致し、当日都合が出来て熱心な信者さんに戴いて来るように頼んで置きましたところ、
当日御面会の帰路紛失致してしまいました。誠に申し訳ございません。
早速心で明主様にお詫び申し上げ、去る三月二十日御屏風観音様をお祀りさせて頂きました。
この間二月二十五日突然私の両耳が耳鳴りのようになり、
三月一日脳溢血症状となり耳は完全に聞えなくなり、
口もきけなくなりましてそのまま死亡するかと思いましたが、
四日目に口は元のままとなり起きる事が出来ました。謹んで御礼申し上げます。
爾後昼間は耳許で大声が聞え、夕方七時頃になると急に近くの声が聞えるようになります。
申し遅れましたが私の母が脳溢血で、右のような状態で四日目に死亡しております。
私の耳は元のようになり、またお救いさせて頂けますでしょうか。何卒御守護御願い申し上げます。」
明主様御垂示
「屏風観音様を人に頼むのは間違っている。祖先が気に入らぬのである。」
明主様御垂示 「表裏に別人の戒名のある位牌が原因で結核になった事例」 (昭和24年8月8日)
信者の質問
「私の関係の信徒でHH(女性)と言う人の仏様は変っております。
即ち祖先の位牌中、全然別人の法名が表裏に書かれてあります。
現在二十二才の娘が六年前より結核にて療養中で、昨年八月二十五日入信したのですが、呼吸が苦しくてなりません。
前記の位牌と何か関係ありましょうか、また今後いかにしたらよいでしょうか。」
明主様御垂示
「病気に関係がありそうだ。
裏表別にしなくてはいけない。
直ちに正常の形に戻すべきである。」
体験談 霊界は必ずある (地上天国 5号、昭和24年6月25日発行)
表裏に別人の戒名のある位牌が原因で子供が高熱、衰弱した事例
日本観音教天国会光明分会 OJ(45・男性)
「私には四人の子供があります。昭和二十二年六月中頃の事で御座居ました。
上の子供から次々に高熱腹痛という同じ症状の御浄化を頂きまして、S子(二歳)などは身体は極度に衰弱し、高熱のため苦しみ通し、見る影もない姿になりました。
今日は死ぬか明日は死ぬかと愛しい我が子の死を案じ「何とかして丈夫にして戴けないものか」と妻は一日に何回となく、それこそ一生懸命にお観音様にお念じして御浄霊させて頂きました。
しかし子供の容体は少しも変りなく暗黒絶望に悩むこと数十日で御座居ました。
丁度六月三十日の事、妻はS子を抱いて教導所にお参りさせて頂きました。
大野先生は一目御覧になり、「これは重態だ」と他の方を後にされて子供に早速御浄霊して下さいました。
骨と皮のようになった子供は苦しそうで御座居ました。
大野先生に御浄霊を戴きましたが相変らず変化は御座居ません。
大野先生は御心配下さいまして鬼頭先生に御報告申し上げると共に御質問して下さいました。
「祖霊の戒告」ではないでしょうか。先祖様に対して万が一も御無礼はないでしょうか。
その御教えを頂きまして、家に帰り直に御仏壇を調べましたところ、御位牌の両面に法名が認められました。
こんな御無礼をしていて申訳ないと身を清め、恭しく御位牌を新しく書き初めました。
「法名」と書き「釋」と書こうと筆を下した刹那、重態だった子供が突然声高らかに元気な時と同じような笑い声が聞えてまいりました。
まったく自分の耳を疑う程で御座居ました。
しかし子供は痩せてこそおりますが、とても元気な様子で喜々としてはしゃいでおります。
何という不思議な事で御座居ましょうか、でも事実は事実であり、現に目の前にこの奇蹟を見せられ嬉しいやら有難いやらで夫婦共々感泣致しました。
先祖の霊があるものか無いものか、否霊など今まで思っても考えてもみなかった愚な私共で御座居ましたが、はっきり現実にこの疑う事の出来ない事実を見せられ吃驚致しました。絶対なる神の恩恵。祖霊の戒告。
お観音様に救われた身の幸福にただただ有難く感涙に咽ぶのみで御座居ます。
眠っていた魂も覚醒致しました。
御恩の万分の一にも御奉仕の誠を捧げ奉るべく地上天国建設の御聖業に、微力ながらお尽しさせて戴く事を決心致しました。
筆舌に尽せぬこの感激を拙い一文を綴りまして御報告申上げ、御礼の言葉とさせて戴きます。」
明主様御垂示 「墓所の移転により障害者が続出した事例」
信者の質問
「屋敷内に墓があったのを家を建てるのに移転しました。
それから次々と死人が出たり障害者が出来たりして、現在子供二人 障害があります。
主人は今度の戦争で戦死しました。
石塔はそのままで移転したところにあってよろしいのでしょうか。
またその因縁を切るにはいかにしたらよいのでしょうか。
私は最近御光を戴いたもので御座いますが御教え下さい。」
明主様御垂示
「移転する必要のある場合は、言葉で先祖へ向ってお願する。そうすれば差支えない。
止むを得ぬ事は仕方ない。霊も納得する。そうすれば何でもない。
そうしないのは、先祖の納得がゆかぬのではないか。
因縁は切らぬようにすべきで、切ってはいけない。
よくお詫びして、光明如来様にお願して、祖先が承知するようして戴く。」
明主様御垂示 「家族連れの布教に戒告」 (昭和24年1月28日)
信者の質問
「去る一月二十二日、夫婦にて子供を連れ布教に行き、帰りに生後一年八カ月の子供が発熱し、電車中にて御浄霊をさせて頂きながら参りました。
子供は非常にむづかりましたが、空家の話がありましたので出掛けたついでにと見て参り、
途中にてヒキツケ、顔面が黒々となり、直に道路に下して大先生に御守護を念じつつ御浄霊させて頂き、
T先生へ早速連絡致し、支部を通じて御守護のお願いを申し上げました。
お蔭にて八時頃意識回復、帰宅致す事が出来ました。
その後軽い痙攣があり、翌二十三日支部長先生のお出でを頂いて御浄霊を頂きました。
まだ「とと」(魚のこと)「アーチャン」だけしか言えない子供が、前額部へ御浄霊を行いますと「痛い痛い、いや」と言って逃げます。
一日に尿は三回、下痢は二回位でございましたが、昨日あたりから大分回数も増えて参りました。
御守護を頂きだんだん良くして頂いておりますが、何か霊的のように思われますが、何卒宜敷く御守護の程お願い申し上げます。」
明主様御垂示
「布教は一人で行くべきものである。
祖霊が怒って戒めたものである。
妻や子供を連れるのは御用がついでになる。
用向きが主になる。」
明主様御垂示 「御詠歌奏げて苦しむ」 (昭和25年4月8日)
信者の質問
「最近富士地方において御詠歌が非常に流行致しております。
信者で近所の人に誘われて御詠歌を練習中急に背中が寒くなり、胃から背中が痛み嘔吐、下痢の浄化を頂きました。
数日後他の信者も同じような浄化を頂きました。
御詠歌に誘われたる場合いかように致しましたらよろしゅうございましょうか。お伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「御詠歌を断わるとよい。それをやめよ・・・と祖先が気付けるのである。」
(註 御詠歌・・・巡礼や浄土宗の信者などが仏の徳などをたたえて唱える歌。短歌や和讚に節をつけたもので、一般に鈴や鉦(かね)に合わせて詠吟される。)