犬の憑霊による病気について


明主様御教え 「御霊光」 (昭和10年3月4日発行)

「これからいよいよこの観音会を機関とされて、観音様が観音力を揮われるという事は、実に開闢(かいびゃく)以来無い事であって、

人間では想像もつかぬ事で、これをなる程と思う所まで話すのは、実に難しい事なんで

初めて聞く人は不思議過ぎてとても本当に出来ぬ事が多いのであります。

それ故 私は加減して話しているんであって、実地有りのまんまを話すと、反って誇大妄想的に思われやしないかと思うんであります。

ですから何よりもまず一度御神体をお祭りして、拝んで下されば直ぐに判るのであります。

必ず不思議な御霊徳を受けるのであって、お祭りをしてから時日が経つに随って一家にある事すべてが良い方へ善い方へと向って行くのは実に不思議なのであります。

つまり病気が無くなり、金銭に困らなくなり、心配する様な問題等、すらすらと片付いて行くのであります。

これはどういう訳かと申しますと、大きな光に照らされるからであります。


それについて最近こういう話があります。

ある方が文字の観音様の御神体をお祭りされたんでありますが・・・

私の所へ来て、聞かれますには、先生のお書きになった「文字の墨」には何かお入れになるんですか、と云うのです。

私は、イヤとんでもない墨だけで書くんです、と答えますと

どうも奇体だ、お軸の大聖観世音と書いてある字が真白に光るんで、

私は燐(リン)でもお入れになったのかと思ったんです。

そしてジーッと拝んでおりますと、字がそのまま白い光になって、

その光った文字が脇の壁にありあり映って、大聖観世音とそのまま出るので

これは暗い為であろうと、日の当る頃太陽の光を射す様にして見ても、矢張り同じように見える。

するとこちらの壁へ写ったかと思うと又消えて、あちらの壁へ写る。

そして大きくなったり小さくなったりする。

そうかと思うとお掛軸の上の方から紫のような、雲のような、光が出て来て種々の変化をする。

つまりそれは瑞雲でありまして、その瑞雲が下の方からも湧き、あちらからもこちらからも出て来るかと思うと、

あちらへ行ったりこちらへ行ったりして、ちょうどネオンサインのようで、

とても綺麗でいつまで見ていても飽きないと言うのです。

それについて私も詳しく説明して上げたので、やっと判られた様な訳であります。


そのお宅に一寸面白い話がありますから、お話します。

その御婦人はどうして観音様をお祭りしたかと思うと、

その家に十位の男の子があるんであります。

しかし生れ付に言葉がはっきりしない。

全然口が利けないのじゃなくて、ただはっきりしないのであります。

アイウエオだけがハッキリ言えぬだけで、後ははっきり言えるのであります。

チョイチョイお出でになるうちに、ちょうど半分位良くなった時に、観音様をお祭りしたんであります。

その子供は、最初頭に瘤(こぶ)があるから、それをとかしました。

それがあらかた解けると最初来られた時には、ボーッとしていたんでありますが、

非常にはっきりして来て瘤が除れる頃は眼付も大変よくなり頭もとても良くなって従って、

学校の成績も驚く程良くなって来たんであります。

段々査べてみると犬の霊がたたっている事が判ったんであります。

それはその子のお父さんが犬を殺した事があるのです。

アイウエオの音だけはっきり言えないと言う事は犬である事を証拠立てているのであります。

大抵の動物は七十五音の内どれか一種を発する事が出来るのです。

犬は、ワヰウヱヲの音で、ワンワンと鳴き、ウーウーと唸り、

足等踏まれたり、轢(ひ)かれたりした時はヰーヰーと

うめき遠吠えする時は、ヲーヲーと鳴くのは、皆さんも御存じの通りであります。

その他猿はカキクケコ、鼠はタチツテト、牛はマミムメモ、馬はハヒフヘホと言う様に

各動物は一種の音声を特徴として神から与えられているのであります。

犬が祟って、憑っている為に人間の舌や発声機関を使うのは適しないから、その声だけがはっきりしないんで、

又その頭の瘤は犬が殴られた所なのでそれが致命傷になったのであります。

それが判ったから早速その犬を私は祀ってやった所、病気もどんどん良くなって昨今はほとんど快くなったんであります。

そのお母さんが光を拝まれたのであります。

こういうお光は、大抵な方は拝まれます。

その光が種々あって色は金色紫色紅色等が多く、その中でも白金色が一番多いのであります。


その訳は「神体」を書く場合、「観音光」が私の手と筆を通して文字の中へ入って行くんであります。

それが為に文字やお像から絶えず光を放射するんであります。

その光に依って一家の罪障が除れるんであります。

罪障とは、罪の障(さわ)りと書くんで、この障りが解消して行くんであります。

一軒の家に不倖せがあるのは、罪が障っているからなんで、罪障の多い家程、それが一つの層になっていて

いつもお話をする、霊界、その家の霊界を暗くしているんで、

罪の多い程、その家の霊界は暗いんであって、暗黒の濃い程悪魔が災害を与えようとして、跳躍し易いのであります。

悪魔は人間に隙さえあれば、災害を与え苦しませようと、絶えず、狙っているもので、

人間に病貧争の悩み苦しみを与えるのは彼らの天賦的本能とも言うべきなんであります。

故に暗い家程 悪魔の力が強いという事は当然な事であります。

暗黒の度の強い家と言う事は、一家に罪障が多いと言う事であって、

罪障はすべて曇りになり、その曇りが暗黒を造るんでありますから

それと反対に正しい信仰をし、善を施し、徳を積めば、それが光となって曇りを減らして行くのであります。


こういう説明は信仰的でなくむしろ科学的であると思います。

それで観音様のお光は何んであるかと言うと、太陽と月の両方の光を一つにした光なのでありまして、強さは太陽の光と同一でありますが、

太陽のごとく、まぶしくなくギラギラ光らないのであります。

又 観音様のお光は金色と紫の光をよく拝む事がありますが、金色は表の光で紫は裏の光であります。

詰り金色は日の光で紫は月の光であります。

千手観音様の霊写真に私の腹の横から出ている光がその光であって、

写真を御覧になった方は非常に強い光であるという事は想像が出来る事と思います。」(仁斎)




明主様御垂示 「犬の憑霊による癲癇 (夜のみ発作)」

信者の質問
「十九歳の男子、昭和十四年より癲癇の発作が起り医学、既成宗教、按摩等にかかり翌年三月二十六日にちょっと治り、

六月初め再発し、八月二十五日第一回の御浄霊を頂き、現在も続けて頂いております。

九月八日に御光を戴きました。現在やはり二時間おき位に発作が起っております。霊も再三浮いて来ましたが、はっきりしません。

一、右のような場合、祀らなくても御浄霊だけで宜しいでしょうか。

二、就寝時左半身がだるくなる訳。

三、夜発作が起った場合、念頭に明主様、念被観音力が浮びますので発作は直ぐ治ります。昼はそれが中々浮びません。一ケ月前迄は昼と夜と反対でした。就寝中も二時間置き位に発作が起ります。右理由・・・。」


明主様御垂示
「犬でその人の所へ来たい。あるいは祖先かもしれぬ。

霊界で救われぬのでくっつく。何か希望があるから聞いてやる。

返事出来ねば首の振り方によって知るといい。

祝詞を奏げてやるといい。

浄霊すると、発作増え頻繁に起る。

念被・・・、明主様と浮ぶのは正守護神が助けてくれる。

あまり霊が磨けていないので、明るい時は憑れぬ。

清まった霊でないと昼間力が出ない。

犬の霊がよくなると、昼間かかれるから昼間発作がある。」




明主様御垂示 「四代前の先祖が犬を惨殺した事例」 (昭和25年4月22日)

鳩尾部棒状の固結

信者の質問
「本年一月入信致しました五十三歳の男子で御座いますが、普段軽い中風状態で御座います。

御屏風観音様をお迎え致しましてより、お臍のあたりより鳩尾(みぞおち)に向って棒状の固結が現われてまいり、

最近では鳩尾を圧迫されて息苦しい由で、なお直径六分位の固結が臍の辺より鼠蹊部の辺を行き来しており、固結は大変動悸を打っております。

なお本人はここ三年程前より、二月頃から五月頃迄の三ケ月位の間神経衰弱の状態になり、喜怒哀楽が甚しく、

本年二月、大光明如来様をお迎えさせて頂きまして大変御守護頂きまして、

本年は四月に入りましてから神経衰弱の状態になりました。

この家ではただ今迄で三代同じ状態の人が続いているそうで御座います。

四代前の人が犬をなぶり殺しにした事があり、その犬は何か位のある犬と言う事が言い伝えられております。

四代前に犬を殺した事とただ今の病状と関係が御座いましょうか。御教えをお願い申し上げます。」


明主様御垂示
「その犬の霊らしい。

霊は何代も祟るものである。

光明如来様によって犬が救われるから、気長にしておればよくなる。

こういう犬は人間の生れ代りである。

早く人間に生れ代らしめ給えと祈願する。」




明主様御垂示 「殺した犬の怨み 脚屈伸不能となる」 (昭和25年5月12日)

信者の質問
「昭和二十三年一月十五日入信の五十九歳の者で御座いますが、

五十三年前(当時六歳)一夜の中に左脚関節部(ヒザコブシ)が引付けられ、丁度「へ」の字形となり、屈伸が全然出来ず、

悪い方の足先を少しつけて歩く程度の状態となり、五十余年間不具の身となりました。

一家は八人共入信致し、御神体もお祀りさせて頂きまして、その後数々の御神徳を頂いておりますが、入信後本人の足は一向変化なく今日に至りました。

本年四月二十三日夜半、非常に患部に激痛を感じ、歩行も出来ない状態になりました。

その痛みは今迄にない激痛で御座いました。御浄霊をして頂きまして、大分楽になりましたが、足の屈伸については何の変化も御座いません。

言伝えで御座いますが、三代目の先祖が鶏を取りに来た犬に石を投げつけましたところ、

それがあたって一本足をぶらさげ、泣きながら菩提寺の軒下に行き死んでおりましたそうで御座います。

十年前日蓮宗の人に見て貰いましたところ、犬の祟りがあると申しておりましたが、果してこの犬と関係が御座いましょうか。

もし御座いますならばどう致しましたら宜しゅう御座いましょうか。御教えをお願い申し上げます。」


明主様御垂示
「やはりこの犬の霊が憑いたのである。

急にそうなるのはすべて霊的である。

治るには治るが、固まって癖がついているから長くかかる。

自分で常に屈伸してみるとよい。」




明主様御垂示 「犬飼うと耳患う」 (昭和24年5月22日)

信者の質問
「ある家で犬を飼いますと、必ず家の誰かが耳を悪く致します。

その犬を他家に譲ると直ります。また飼いますと誰か耳を悪く致します。

何か霊的意味が御座居ましょうか。御教えを賜わりとう存じます。」


明主様御垂示
「犬に関係がある。

犬というのは、前の世で人間で、畜生道へ堕ちたもので、死ぬ時に耳をどうかされて死んだものである。」




明主様御垂示 「犬の祟り 猛犬に子供が次々噛まれる」 (昭和25年5月23日)

信者の質問
「四歳の男子(長男)、戦時中猛犬に顔面を噛み取られ、半月位医療を加え死亡(当時未入信)、

二十三年夫婦共入信、本月十六日次男(四歳)がまたまた犬に手首を噛まれ、一心に御浄霊を致しておりますが、後日になってその犬が狂犬と判りました。

現在御浄霊を続けておりますが、御守護戴けましょうか。」


明主様御垂示
「浄霊すれば何でもない。犬が祟っている。

早く光明如来様をお祭りする。」




明主様御垂示 「犬神被憑依者に対する浄霊の急所」 (昭和24年8月21発行)

信者の質問
「犬神に憑かれた人を御浄霊してくれと頼まれましたが、御浄霊の方法を御教えください。また、犬神とはなんでしょうか。」


明主様御垂示
「犬ですよ。

ちょうどね、蛇の霊って言うと言霊が悪いから龍神って言うようなもんで、犬の霊ってことを犬神と言うんですよ。

また、こういうふうにいい名前をつけると悪いことができなくなるんです。

浄霊は前頭部が一番です。それから首のまわりですね。

犬神は治りますよ。犬神が治って立派な教導師になりいまさかんに働いている人がありますよ。」




明主様御垂示 「犬神は人間が畜生道へ堕ちて犬に生まれてる奴」 (昭和24年8月21発行)

信者の質問
「二十三歳の娘に犬神が憑きましたが、これはその父が村の組合長で昨年の米の供出量を決定いたしましたが、

村民某が不公平だと言って非常に怨み、犬神に願をかけその娘を殺してくれと祈ったので、その犬神は殺そうとして憑いていると申します。

いかに話をしても聞き入れず御浄霊いたしますと苦しがります。

が、かまわずに御浄霊を続けましたところ、心経を上げてくれと申しますので家族が心経(般若心経)を三回上げましたところ、苦しみは治り平常になりました、この犬神とはなんでしょうか。」

明主様御垂示
「これは犬ですよ。人間が畜生道へ堕ちて犬に生まれてる奴ですよ。この人は信者じゃないんですか。」


信者の質問
「はい、信者ではございません。」

明主様御垂示
「じゃ信仰に入るよりほかに方法はないですね。

そして、光明如来様をお祀りすれば、そういった霊は憑依していられなくなりますからね。

この「心経を上げてくれ」ってのは、自分が好きで始終上げていたんでしょう。」