猫の憑霊による病気について
明主様御講義 「病気と憑霊」より (昭和11年7月)
「病気の原因として、憑霊という事を知っておく必要があります。
これを知らなくては解釈のつかぬ事が沢山出来て来ます。
多くの場合、憑霊的病原は軽視出来ないものがあります。
しかしこれを本当に知るには「霊覚」を持たなくてはならないし、といって又非常に誤られ易く、弊害も生じ易いので、まず常識的に一通り知っておけばいいのであります。
これは、病気の説明の時にお話しますが、大体死霊、生霊、動物霊の三つに分ける事が出来ます。
そうして、動物霊で多いのは蛇、狐、天狗、鳥類、犬、猫、馬、狸等であります。
これらの動物霊が憑依して病気を起す事実で、例えていえば小児のジフテリー及び喘息であります。
喘息の場合、病原である水膿溜結を溶解しても、咳が止まらぬ場合があります。
そういう時は、大抵猫の霊が憑いているんであります。
ですからそういう患者は、鼻と口の間辺に霊光を放射すると、とても噎(むせ)るんであります。
しかし、それによって霊は畏縮するから、実によく治ってゆくのであります。」 (「岡田先生療病術講義録 上巻 4」より)
明主様御垂示 「ジフテリヤと猫」 (昭和24年6月18日)
猫が供養を要求した事例
信者の質問
「十四歳の男児、約二ケ月前にジフテリヤに罹り、引続き小児結核と診断され療養中白血病となり、現在の医学では手当の方法がないと言われている時、
丁度私が行き、家族の了解を得た上で御浄霊をさせて戴き、約十日程にて死亡致しました。
その死に際に水を飲みたいと言い、コップ一杯飲んだ上に止めるのも聞かず台所へ這って行き、杓柄(ひしゃく)で二杯も飲んだ後、
私の横びんに向って猫が爪を立てるような恰好をし「これだぞ」と言って突き立てた後息を引取りました。
いかなる意味でありましょうか。また、白血病とは・・・」
明主様御垂示
「これはジフテリヤだけでこんな事はない。
猫の霊である。
猫が多い事はよく言ったが、それにジフテリヤの注射をする。これは非常な毒素で実に恐い。間違いなくジフテリヤの注射である。
白血病という名をつけたんだろうが、ジフテリヤの注射の強いのだと血が変るから、その名があろう。
私もジフテリヤ・・・、強い注射の経験はある。
ひどいのは一週間位人事不省になり、気付いてから精神病になり、私の家へ来て・・・五、六年来て、今はすっかり治った事がある。
猫が放れずにいて、水を飲み、爪を立て「これだぞ」と言ったのは、猫である事を知らしたのである。祀ってもらいたい・・・。
猫というのがこういうのもよくある。
二十年位前の事、先にやった五、六歳の女の子で、訳なく治る筈のが治らぬ。
おかしいと思って鼻を浄霊した。鼻へ向って浄霊すると猫のように喉を鳴らす。(クサメした)
これで猫はすぐ判る。
査べてみるとその子供の祖母さんは若い時芸者をした。
それが救われたいためにジフテリヤになった。
早く芸者をやめるならいいが、長くやると猫になる。」
明主様御垂示 「ジフテリヤは猫霊が最も多い」 (昭和25年1月20日発行)
信者の質問
「長虫(註 蛇のこと)の霊と猫の霊との相互関係および肉体に現われる症状について。」
明主様御垂示
「長虫や猫の憑いているのはたくさんあるが、ふつうではちょっと判らぬ。
病気のときなど異常を表わすので判る。
蛇の霊と言っても、祟ってる場合と蛇が生まれ変わった場合と、蛇霊が憑いてることもある。
龍神の憑いてるときの特徴は、喉が乾くので水を欲しがるのが特徴で、龍女の生まれ変わりは結婚を嫌う。その他、顔でもよく判る。
猫の霊はごく少ない。
たいていは女で、男にはあまりない。
あっても酷い目にあわした猫霊の祟りなどである。
病気で表われる場合は、子供のジフテリヤに多く、鼻をクンクンしたり、喉がゼイゼイいうのでよく判る。
ジフテリヤは猫霊が最も多い。
病気でない場合、猫が憑いていると三味線ひくとか、躍(おど)ることを好む。
喘息は猫とぜんぜん関係はなくはないが、単なる浄化作用で霊的関係はあまりない。
これは心臓喘息と気管支性喘息と二種ある。
咳が出て息がつまるようなのが気管支性である。」
明主様御垂示 「蛇、猫の憑依の特徴」 (昭和25年1月20日発行)
信者の質問
「長虫(註 蛇のこと)の霊と猫の霊との相互関係および肉体に現われる症状について。」
明主様御垂示
「長虫や猫の憑いているのはたくさんあるが、ふつうではちょっと判らぬ。
病気のときなど異常を表わすので判る。
蛇の霊と言っても、祟ってる場合と蛇が生まれ変わった場合と、蛇霊が憑いてることもある。
龍神の憑いてるときの特徴は、喉が乾くので水を欲しがるのが特徴で、龍女の生まれ変わりは結婚を嫌う。その他、顔でもよく判る。
猫の霊はごく少ない。
たいていは女で、男にはあまりない。
あっても酷い目にあわした猫霊の祟りなどである。
病気で表われる場合は、子供のジフテリヤに多く、鼻をクンクンしたり、喉がゼイゼイいうのでよく判る。
ジフテリヤは猫霊が最も多い。
病気でない場合、猫が憑いていると三味線ひくとか、躍(おど)ることを好む。
喘息は猫とぜんぜん関係はなくはないが、単なる浄化作用で霊的関係はあまりない。
これは心臓喘息と気管支性喘息と二種ある。
咳が出て息がつまるようなのが気管支性である。」
明主様御垂示 「踊踏病の霊的原因」 (昭和27年8月1日)
信者の質問
「八歳の男子でございますが、毎晩同じ時間に舞を踊るそうでございますが、霊的でしょうか」
明主様御垂示
「霊です。」
信者の質問
「どういう霊がそういうことをするのでございますか」
明主様御垂示
「いろいろあります。猫なんか多いです。それから狐。たいてい猫と狐です。」
信者の質問
「赤ん坊で死んだのを祀ってないのがあるそうですが、そういうのは霊界に行って・・・」
明主様御垂示
「しかしその霊は踊りとは関係ありません。
しかし猫や狐のために・・・死んだ人間の霊にそのまま猫が憑いていて、
そうすると死んだ人間の霊は畜生道に堕ちるから、それが憑く場合もある。
しかし、元は猫だと、こういうことになる。
しかし信仰で治ります。
舞踏病というのがありますが、あれは始終踊るのです。
私が先に見た踊踏病は、見ていると時々こうやるのです。
ちゃんと形が決まっているのです。
五分くらいの間隔を置いてこうやるのです。」
信者の質問
「その形と同じだそうでございます」
明主様御垂示
「そういう踊踏病はただ猫が踊るとかそういうのではない。
そういう形をして死んだ霊です。
そういう霊が憑いていると、その通りの形をするのです。
それは死ぬときの形をする霊と、そういった動物霊で踊りの好きな霊・・・そういうのが踊っているのがあります。
形によってたいてい分かります。」
明主様御垂示 「猫の憑霊による精神病」 (昭和27年1月17日)
信者の質問
「SS(男性)。昭和二十四年十二月、精神分裂症にて入院し、電撃療法を行ない一度は収まりましたが、
翌年再発し再入院いたし、頭が変でありましたが、
電撃療法はいたしませず、自然に任せておりましたところ、やや快方に向かいましたが、
赤痢を併発し衰弱がはなはだしくなり、自宅に帰り、本教を知り、昨年五月より御浄霊をいただいております。
八月ごろには精神異常がはなはだしくなりましたが、最近は応答もだいぶふつうにできるまでにさせていただきました。
現在は左足に苦痛を覚え、体の動きは中風のようでございます。
また左足は右足よりずっと肉のつき方が少なく、筋肉も締まっておりません。
食事は少しずつ絶えず欲しがり、特に魚が好きで、その食べ方は犬猫のようだと申しております。
御神体はお祀りさせていただくまでに信仰が進んでおりませんが、御屏風観音様はお祀りさせていただいております。
霊的と思われますが、無理のようでも御神体をお祀りさせていただきませんと、お救いいただけないものでございましょうか。」
明主様御垂示
「精神病は、少しけわしい時は、歩けなくなったりしますが、あれは麻痺する注射をうつんでね。
筋肉が締まってない・・・足を使わないと痩せてきます。
これは猫の霊が憑っているんだな。
絶対に御神体をお祀りしなければ駄目です。
精神病的なものは、御神体が一番肝腎なんです。
ですから、それをやらないで浄霊ばかりしていても駄目ですよ。今言った通りですね。」
明主様御垂示 「猫の生霊か (異様の精神病)」
信者の質問
「本年四十二歳の女、精神病で、四日間御浄霊致しましたが変化ありません。日頃の状態は大体次の通りであります。
身体は割合いに冷たく、首すじは固くて微熱あり、殆ど家の中にいますが、
水を汲む事と御米をとぐ事は一日として忘れた事がなく、
また物の数を数える事はよく気が付きます。
例えば新聞の写真を見て、この新聞に何人いるとか、大きな字は間違いなく読みます。
この病気は知らず知らずの中にいつとはなしに精神病になったのだそうで、
平素頭が痛いと言って柱に頭をゴツンゴツン打ちつけているような事もよくあったそうであります。
また道を歩く事をいやがり、好んで畠の中などを歩きたがります。
因みに「猫の生霊ではないか」と言う人もありますが、いかがでしょうか。
なお、この家には十七、八年になる猫がおります。
この病気の原因と浄霊法を御教え下さい。」
明主様御垂示
「右延髄に原因がある。それを溶かすと頭へ血が行き、霊が充実する。
猫は生霊も働く。」
明主様御垂示 「猫霊による精神病 食事を残す」
信者の質問
「三十六歳の男、黒猫の憑依らしい気狂いです。常に食事を残します。浄霊法をお教え下さい。」
明主様御垂示
「犬の精神病も偶(たま)にはある。
猫は喉を鳴らす。犬は手首を下げる。
とにかく、先刻の方法でよい。」
明主様御垂示 「猫の憑霊 (食物に関する異常行動)」 (昭和24年7月17日)
信者の質問
「御浄霊に参っておりますある家のお嫁さんは、人が食べられるものは何でも自分のポケット等にかくして置き、人のいない所で食べるのだそうです。
こういう人は霊的にいかなる理由によるので御座いましょうか。御伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「猫のようである。」
明主様御垂示 「猫の祟り」 (昭和25年3月3日)
中風で呼吸困難・舌を出す
信者の質問
「五十七歳の婦人、昨年十二月七日中風発病、特異症状としては、夜分時間を限り二、三回は呼吸困難となります。
その時はちょっと舌を出すようにして息をし、何か食物を欲しがります。
本人はその節、歯に力が入り、歯が浮くような感じがすると申します。
三十年前にある悪戯な野良猫を戸外の電信柱に縛ったまま殺してしまった事がありますので、その祟りではないかと気にしております。
もしそうだと致しますれば、御浄霊の他に何か特別にお祭りの方法がありましょうか。」
明主様御垂示
「猫の祟りである。中風の外に猫が憑っている。祝詞を奏げてやるとよい。」
明主様御垂示 「猫の祟りによる頭痛 父親が猫を惨殺」 (昭和25年2月22日)
猫にお詫びすべきとされた事例
信者の質問
「ある信者の父が昭和二十二年、野良猫を床に投げつけて頭を割り、惨酷な殺し方を致しました。
その後父の後妻が頭痛がするようになり、余り甚しいので昨年暮手術致しましたが、依然として続いております。
現在親夫婦とは遠く別れて暮しておりますが、猫を殺した事が家の曇りになるのではないかと存じ心配致しております。
どう致しましたら宜しゅう御座いましょうか。お伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「猫の霊が祟っている。
怨みと居所がないので、後妻に憑いたのである。
猫に詫びればよい。
入信して光明如来様をお祭りすれば治る。」
明主様御垂示 「猫の怨霊が原因で喉が痒くなった事例」
幼少期に猫を絞め殺した事例
信者の質問
「二十四歳の女、十月下旬夢で、咽喉から黒いものが出そうで出ないので鋏で来ると、切り取った黒いものは消えて終いましたが、
それから咽喉が時々むず痒くなり、その時猫の鳴く真似がしたくなり、咽喉をこすれば気持がよいとの事です。
十二、三歳の時、猫をいたずらし、首を細紐で締め殺した事があり、最近夜になると声がかれて参りますが、いかにすればよいでしょうか。」
明主様御垂示
「猫の霊だが祀るのは面倒である。
祝詞を奏げてやるとよい。
また、光明如来様をお祭りし、その部屋へ寝かす。
宅にお祭りしてない場合は教会の光明如来様へお詣りし、一日二、三回小さい声で天津祝詞を奏げる。
猫が光明如来様に救われたいのである。
人間の転生ならば、早く生まれ替らして戴けるようお願いする。」
明主様御垂示 「猫の執着が原因の発声障害」 (昭和24年3月13日)
祖父が猫を絞め殺した事例
信者の質問
「三十九歳の女、風邪を引いてからしだいに声が出なくなり、御浄霊を半月続けましたらちょうど発病当時の状態となり、発熱し痛みますがいかがでしょうか。」
明主様御垂示
「ええいいです。固まっていたのが溶けてきたんですからね、治りますよ。
声が出るのは弁の振動ですが、細かく振動すると高い音が出るし、ゆるく振動すると太い低い声が出ます。
その弁のつけ根へ毒の固まりができたんです。
それで声が出ないんですから、それを溶かせば声は出るようになります。」
信者の質問
「その人の祖父は以前猫をしめ殺したことがあり、病人の伯母も同じ状態になっており、霊的のように存じますが・・・」
明主様御垂示
「それは勿論猫の執着がまだ抜けきらないのです。だから額と喉とをよく御浄霊するんですね。」
信者の質問
「額と耳下腺の辺に高熱があり、昨日は下顎が腫れうつむけぬくらいでした。」
明主様御垂示
「ええ非常に結構ですね。
よく霊の病気と言いますがね、霊体はやはり一致しているものですからね、
霊が憑くときはやはりそこに曇りがあるから霊が憑依できるんです。
だから御浄霊すると曇りがとれて霊が憑けなくなるというわけですね。」
明主様御垂示 「猫の怨霊が指に憑いた事例 (足指付着)」 (昭和25年4月21日)
父親が猫を捕獲して売った事例
信者の質問
「本年十五歳の男子、生れた時足の指が三本くっついておりましたので手術を致しました所、化膿致し、三本とも下に曲ってしまいました。
本人が未だ腹の中におりました時、父親が非常に乱暴を働く猫をつかまえて、猫を殺す人に売ったとの事で御座います。
母親は時々猫の夢をみるそうで御座いますが、何か猫と関係が御座いましょうか。御伺い申し上げます。
なお、当人の智能程度は十歳位で御座います。」
明主様御垂示
「猫が指にくっ憑いている。切らないうちなら浄霊で人間になる。やらないうちは見当がつかぬ。」
明主様御垂示 「猫罰について」 (昭和24年5月12日)
信者の質問
「掌、足の裏が丁度猫の足のようになっており「猫罰」などと申しており、松の木の皮状をなしており、長く水に浸していると白くなり、薄皮が取れるのです。
一家族中母と長女と次男が猫罰であり、父と長男は普通です。
また、この家の親類にも七、八軒猫罰の人があります。
猫罰は五代続けば自然消滅すると申して諦めていますが、これの原因は何に因るので御座居ましょうか。
また、浄霊により全治可能でしょうか。御教え願い上げます。」
明主様御垂示
「猫が怨むという事はある。
一人位はあるが、一つの祖先の薬毒である。
浄化され一個へ溜るのである。
浄霊すれば治る。
五代続けばその毒がなくなる訳である。」
明主様御垂示 「爛れた魚鱗膚」 (昭和25年5月22日)
父親がたくさんの猫を殺して食べた事例
信者の質問
「現在十六歳の未入信の男子で御座いますが、生後六ケ月位より全身の皮膚が赤く爛れ、魚の鱗のようになり剥げます。
後頭部が特にひどく頭髪は真白で御座います。なお痛みは無いようで御座います。
御浄霊を続けておりますが、現在のところ変化が御座いません。
一昨年死亡致しました父親が 生前に犬や猫を相当殺して食べた事があると申しております。
これは毒素のためで御座いましょうか。霊的で御座いましょうか。
また霊的で御座いましたらどう致しましたら宜しゅう御座いましょうか。御教えをお願い申し上げます。」
明主様御垂示
「霊的らしい。魚でも人間に憑くのがある。犬や猫もある。
猫は非常に魚を食うから、魚の祟りで赤ムケになる事がある。
猫は殺すとよく皮を剥ぐ。そのようになったのであろう。
入信によって相当治るが、普通になるのは難しい。」
明主様御垂示 「子猫の霊がお腹にいた事例」
信者の質問
「四十二歳の男子、壮健の時に蛇、犬、猫を好んで喰い、以前より病気中のところ、二ケ月前より浄霊の度全身に苦痛を感じ、一時間程にて苦痛は去り快くなりましたが、
最近は苦痛甚だしく、先日、磯部教導師に来て戴き御光を受けましたが、苦痛が止まず苦悶しております。いかなる理由で御座いましょう。」
明主様御垂示
「食ったものの霊が憑いている。辛抱して浄霊すれば治る。
以前朝鮮人で、猫の子を何十匹か食って、それがお腹中にいたのがあったが治った。
祝詞を奏げてやるとよい。」
体験談 臨終一歩前で救はる (地上天国 5号 昭和24年6月25日発行)
猫の憑霊による肺病
日本五六七教青心会 YO(男性)
「私の妹は、奈良県北葛城郡百済村字今市、MK方へ嫁付き夫婦の中に八人の子供があり農業を営んでおりますが、
昭和二十一年夏MK氏は胸の病気で静養一旦は良くなりましたが、
昭和二十三年八月再発して百済村の○○医師の診断施薬注射を日々なし、静養するも病気は依然と進み、いよいよ重体と成り私方へ知らせに来た。
私は早速行って浄霊をしてあげるとすぐに病人は楽になった、私が帰るとまた苦しみ出します。
私が再び行くと楽になると言うふうで二、三日過しましたが、私が浄霊するときの後で医師が注射すると言う訳で、
病人の衰弱は段々悪化する一方最早駄目だと言うので、親族、兄弟相集り広くもない家は昼夜一杯です。
私はとても駄目だろうと思ったが、妹婿の事であり、子供八人もあるのに「今死んで行ったら後がどうなるか」と考えるとじっと眺めておれず、
といって親戚は医師のみに頼り、前記の通り観音様の御利益があっても一向信じない。
そこで私は勇気を振って親戚の反対を振り切って青木先生の御出張方を御頼みしました。
先生はある信徒の家の御祭に出張中にて二十日午後十時ごろに来て戴いた。
その時は既に臨終一歩手前です。青木先生は早速浄霊して下さいました。
約三十分経っても病人は一向に楽にならない、家一杯集っている人達は異様な目をして病人と青木先生を見つめている。
先生は何か考えられたか浄霊を止めて「一寸休みます。仏檀にお光を付けたさい」と言って、先生と私、妹と先生の御供、野田教導師と四人にて仏檀に灯を灯し、善言讃詞を御奉唱して下さいました。
善言讃詞を半分位あげた時、三毛の子猫が近寄って来て、仏壇の前に高さ約一尺位の小机があり、その上に直径三寸位の「リン」とその横に長さ四寸位の「リン棒が置いてある。その机の上に飛び上り「リン棒」をくわえ「チーン」と一つ打った。
一同子猫が「リン」を打ったのを見ていたが、その時は余り気にもせず善言讃詞の奏上は終りました。
先生は煙草に火を付けて「サア」もう一度浄霊をしよう、と病人の後から頭を浄霊された。
約五、六分病人は益々苦んでいる,その時先生は突然「猫だ」と言って急に前に廻られて病人の顔を左手で持ち、顔の中心に浄霊しておられる
(病人は苦しさのため夜具を積んで座っている)
約五分先生は一人言のように「抜けた」と言われて続けて浄霊をしておられる。皆んな何んの事かわからない。
すると不思議や五分位すると病人は急に楽に成りほっとしたような顔をして「先生助けて戴きました」と言葉を出した。
一同はその様子を見て、「先生どうですか」と尋ねますと「大丈夫ですよ助かりますよ」との事です。
しばらくすると嘘のように病人は元気になり、その後先生に二回浄霊に来て戴き、私も数回浄霊し元気を取戻し九死に一生の御利益を戴きました。
妹の家は何が、大きな因縁ある様子ですがどんな場合でも観音様に真心で縋れば不思議な御利益を戴けると私は深く深く感謝しています。」