人霊の憑依による病気について 1
明主様御講義 「病気と憑霊」より (昭和11年7月)
死んだ実母の憑霊による喘息
「次に、死霊ですが、以前こういう例がありました。
五つになる男の子の喘息ですが、これが、死霊が憑いていてとても喉を締めつけられるように苦しがる。
判明した所によると、現在は継母に育てられているのですが、
右の死霊は死んだ実母が、子供を自分の方ツマリあの世へ連れてゆこうと、絶えず努力している。
それが病原であったのです。
症状は非常に苦しそうで、普通の咳と異うのであります。
顔色も死人のごとく蒼白でありましたが、これも全治したのであります。」(「岡田先生療病術講義録 上巻 4」より)
明主様御垂示 「母の憑依による下腹部の激痛」
信者の質問
「信者KH(十七歳・女性)、昨年十月より出血いたし、初めは月のものと思っておりました。
量も多く日も長く、下腹部に激痛を起し、その状態が二十日位続きました。
また、十二月と一月末より同じ状態が続きました。
その度毎にいくらか軽くなって来ました。
二月二十六日頃母の言葉で、父方の母親が産後亡くなっているとの事で、母の位牌が祀ってなかったので、三日の日が命日に当り早速お祀りをいたしました。
その時二時間位前より本人は何が何だかわかりませんがしきりと泣きたがり、五時間位泣いておりました。
その後起きられるようになりましたが、微熱が続いております。
学校の方より欠席届を出すようやかましく言われ、昨六日医師の診断書必要につき診断を受けました所、慢性気管支炎との事です。
当家では御神体を御祀りさせて頂いております。何か霊的な事が御座いましょうか。」
明主様御垂示
「母の霊関係がある。」
明主様御垂示 「妻と同居を苦しみ神経衰弱寸前 (生霊・死霊)」 (昭和24年2月20日)
信者の質問
「昨年の十二月七日に結婚致し、一週間後より主人が昼夜眠られず、時々一時間位は眠れるのですが
本人は何事においても他人の妻のような気がして本妻の気がせず、一緒にいないと夜良く眠られるのです。
本人はそのまま一緒にいたら神経衰弱になりそうだと言います。
早く分かれた方がよいでしょうか。また妻に何か霊的関係があるでしょうか。」
明主様御垂示
「生霊である。心当りがある筈だ。
信仰に入れば生霊は憑けなくなる。嫉妬で憑いている。
右延髄塊のため、脳へゆく血管が圧迫される。前頭部と後延髄の浄霊を受ける。
祝詞奏げるといい。希望せざればやめよ。
異例もある。例えばその家の母が、生前非常に可愛がり、それが嫁にとられたのを嫌うための場合もある。」
明主様御垂示 「移動するシコリと便秘」 (昭和23年10月22日)
亡夫の憑霊
信者の質問
「四十四、五歳の婦人、下腹部に拳大の固いシコリあり、無痛なるも圧すると少しの痛みあり、浄霊の都度右左及びその大きさも大小に移動し便秘致します。
右は霊的のものと考えて差支え御座居ませんか。なお特殊な御浄霊個所が御座居ましょうか。」
明主様御垂示
「亡くなった亭主の霊かもしれない。」
明主様御垂示 「霊の執着による心臓病、腎臓病」 (昭和25年3月1日)
先妻と同症の後妻
信者の質問
「三十五歳の婦人の信者、後妻に嫁ぎました。
先妻は心臓及び腎臓病にて死亡致しております。
子供が一人出来ましたが、その後先妻同様の病態となりました。
家族の者はお道の話がわからず、医者よ薬よと申しますので、止むなく離縁致し、実家に帰りまして信仰を続け、二ケ年になりますが同じ状態で御座います。
霊的のように思われますが、離縁しても霊は来るもので御座いましょうか。」
明主様御垂示
「霊の執着である。」
明主様御垂示 「先妻の憑霊による胎動の悪寒」 (昭和23年12月2日)
信者の質問
「三十五歳の初妊娠婦、現在八ケ月、胎動を感ずる都度地の底に引込まれるような感じと共に悪寒を覚えますが、いかなる訳でありましょうか。」
明主様御垂示
「死霊が憑くと背中が寒い。生霊は暖かい。
霊的因縁で、お腹の子供に関係がある。
即ち胎児に死霊が連絡するのである。
祝詞や御讃歌を奏げてやれば治る。
先妻の死後三ケ月目に後妻に入ったとしたら、先妻の霊であろう。
妻の死後は一ケ年は結婚を我慢しなくてはいけない。」
明主様御垂示 「御神体奉斎後に浄化続く」
救われたい亡夫の憑霊
信者の質問
「御奉斎以来家内中誰か必ず浄化を頂き、連続的に床につくようになりました。
特にその人は未亡人で主人の命日の二十三日頃になると、心臓が非常に苦しくなり起きておれなくなります。
浄霊は入信以来連続的にしていますが段々烈しくなって参ります。
主人は七年前、メチールで死亡。いかがすべきでしょうか。」
明主様御垂示
「御奉斎したりすると、家の中は光が強く、浄化は強くなる、そして順々に浄化する。
つまり早く浄化されるから結構である。
主人も早く救われたいために憑くのであるから、死の時の苦しみが映る。
のりと奏げてやるとよい。」
明主様御垂示 「産後に祖母が憑霊した事例」 (昭和24年10月19日)
産後眩暈・顔火照り・足冷ゆ・動悸
信者の質問
「三十三歳の女、昨年正月に出産(初産)があり、本年三月末に突然眩暈がして気が遠くなり、顔と頭だけが熱いような感じで、足が大変冷えますので、そのまま寝込みました。
四月下旬から脈搏は普通ですが、動悸が頭へ強く響くようになり、
時々横隔膜のあたりから胸へかけて圧迫があり、顔が熱くなり、物がぼやけて見えますので、
足には湯たんぽをあて、頭は水枕で冷やして実母散を飲み、ホルモン、カンフルビタミン、ヒロポン等種々の注射を九月中旬まで続けましたが全然効果なく、
医師は心悸亢進症、心臓脚気、血の道等診察を受ける毎に違います。
九月下旬から御浄霊を受け、三日目に月経がいつもより余分にありましたが別に変ったこともなく、十日目あたりから乳の下部の圧迫は楽になりましたが、
今迄全然感じなかった臍のあたりから左胸、頭の方へ圧迫を感ずるようになり、動悸は余り楽になりません。
現在は臍の周りから胃部にかけて固結があり、七日程前から腹が鳴ります。
食欲は発病以来平常通りで、殆ど衰弱もございません。
右の動悸はいかなる訳でございましょうか。なお、本人の実母及び祖母が心臓病で亡くなっておりますが、霊的関係が御座いましょうか。」
明主様御垂示
「こういう霊が憑る。
産後心配して頭を使うと古血が上る。一時固まり、三月末にその浄化が起った。顔面の毒は浄化して火照る。
動悸は祖母が憑っている。
浄霊で治る。」
明主様御垂示 「兄の憑霊による腎臓の痛み」 (昭和24年7月27日)
信者の質問
「私の娘(十九歳)、本月十八日の例祭の夜突然意識不明になり、無意識の中に両手で頭髪、枕等頭の近くにあるものを掻きむしり、熱は平熱に下りました。
先生の浄霊を受けてからその症状は二日位でよくなり、一定時間意識を取り戻すようになりましたが、
その後は意識のある時無い時に拘らず非常に物におびえるようになり、熱は延髄付近に少々出て参りました。
なお、意識のある時は腎臓部の痛み足部の倦怠感を訴えます。いかなる原因で御座いましょうか。
因みに本人の祖母は喘息、兄は腎臓結核にて腎臓を剔出し、もがき苦しみ六年前に死にました。
こうした霊とも関係が御座いますでしょうか。
またあるとすればいかように致したら宜敷いでしょうか。御教示を御願い申し上げます。」
明主様御垂示
「兄の霊。天津祝詞、善言讃詞、御讃歌を奏げてやる。すると段々よくなる。」
明主様御垂示 「ネフローゼ症候群」 (昭和24年11月8日)
排尿減量 兄弟霊
信者の質問
「AK(二十二歳)、三年前ネフローゼにかかり、種々手当を致しましたが思わしくなく、今年六月頃より御浄霊させて頂き、
現在では大分良くなって参りましたが全身のむくみが中々取れず、また塩分を摂りますと目に見えてむくみが強く、
また身体が冷えると尿量が半減致し、腰から下の方を大変寒がります。
御浄霊法を御教授願います。また、病人の兄も同病で一年前死亡致しておりますが、霊的に何かの関係が御座いましょうか。お伺い申し上げます。」
(註 ネフローゼ・・・腎臓の糸球体の障害により、たんぱく尿として大量のたんぱく質を喪失するため、低たんぱく血症・脂質異常症・浮腫を呈する状態。腎炎などのほか、糖尿病などで二次的に起こるものもある。)
明主様御垂示
「兄弟の霊は一番憑き易い。
腎臓外部に毒が固まっているため腎臓の活動が弱っているんで、膀胱へ小便を送るのが弱っている。
腎臓を主にしてする。塩分を急にやらなくても少しずつ摂ってやる。」
明主様御垂示 「乳母の憑霊による肛門からの大量出血」 (昭和24年3月16日)
信者の質問
「本年四十歳の女性会員、光明如来を御祭りし、なお受光以来二年間一日として欠かす事なく熱心に浄霊を受けておりますが、排便の都度出血多量で貧血を起します。いかなる理由でありましょうか。
なお、昭和二十二年八月、その人の幼児の乳母が独居しておりましたが、突然死去し、それを隣人も知らずに二日間そのままになってあったそうです。
三日目にその人の御通夜に参列した夜、就寝中に非常に重いもので身体を押付けられ、声も出なくなりました。
苦しいその夜の出来事以来病状も一段と悪化して、停頓の状態です。霊的の関係があるようですが、いかにしたら救われましょうか。」
明主様御垂示
「出血を止めるとか、減らすには菜食した方がよい。すると出血は減る。
菜食は血の収縮力を強める。菜食の血は収縮力がある。
昔切腹などして血が出ぬ・・・喋ったりするのは、肉が縮まるからである。外人には出来ない。
乳母の霊がこの人に憑いた。非常に親しく思ったり、お祀りの仕方によりそういう事がある。
信仰しているうちに乳母の霊は救われ、ある時期へ行くと離れる。
霊の祀り方については、遺骨など埋めてないか・・・の事など注意する。」
明主様御垂示 「母を愛していた霊の憑依」 (昭和24年7月16日)
定日に失神する患者
信者の質問
「現在入信致していない二十一歳の青年ですが、大概の月に一日と十五日の二回発作を起し、
先祖の仏壇にお参りしお祭りしてある母の写真を知らぬまに持ち、無意識となり倒れています。
御浄霊を好みますので母の霊でもつくのかと思われます。御浄霊法を御教示御願い申し上げます。」
明主様御垂示
「執着のため霊界で救われていない。信仰に入らなくてはならぬ。
一日と十五日とすると、昔職人か、職人に関係ある者であろう。
母を愛していたものに違いない。
霊界で遇えないから、現界で執着するのである。
この人か家族かが入信して、発作の時祝詞を奏げる。」
明主様御垂示 「老婆の憑霊による疫痢」 (昭和25年5月3日)
血と泡の下痢する児
信者の質問
「四歳の男子、一ケ月前に突然下痢を三日続け、以前死んだ老婆のような姿をし、次に痙攣を起しましたが御守護を頂き全快致しましたが、
すぐ続いて下の子(三歳)が突然下痢を三日続け、次に痙攣を起し死亡致しました。
その死亡の時にも外の二人の子が次々霊憑りのような異常な行動を致しました。
ところが昨夜よりまた前の四歳の子が再び、殆ど血と泡のみの下痢を始めました。
これはやはりその老婆の霊と考えて宜しいでしょうか。(今度この霊を御祀り致しました)」
明主様御垂示
「祀らなかったのが原因である。症状は疫痢である。
前頭と腹と背をする。
霊が憑れば祝詞奏げて大丈夫である。」
明主様御垂示 「満州時代の友人の憑依による喘息」 (昭和24年8月23日)
信者の質問
「満洲より引揚げた娘(八月八日教修終了)ですが、毎日喘息のような発作があり、失神し、
うわ言にて満洲当時の友達を浄霊に連れて来る様子を順序よく言うのですが、
これは友達の霊が本人を縋って来るのだと思いますが、
このような場合、霊を祭ってやる必要がありましょうか。」
明主様御垂示
「浄霊だけしてやればよい。
その都度祝詞を奏げる。」
明主様御垂示 「水の出ぬ肋膜と霊」
信者の質問
「ある信者ですが、戦争中婚約者死亡、帰還し他の女と結婚後病気を得(肋膜炎)、
ある祈祷者に尋ねたところ、最初の婚約者の霊の障りとの事ですが、その霊を祀るにはどうすればよいでしょうか。
配偶者と死んだ婚約者とは親しい友達だそうです。」
明主様御垂示
「肋膜は霊と関係はない。
肋膜で水の出ないものなら霊と関係がある。
昔からある祀り方でよい。
なお、医者の誤診だといけないから祝詞を奏げてやるとよい。もし霊ならばそれで治る。」