水子・嬰児の憑霊による病気 1
明主様御教え 「元看護婦の体験」より (昭和28年)
「(一部のみ引用) 今一つの例は、これは霊的宗教的であるからここにはかきたくないが、
しかしこれも真実であるから、唯物思想の人達に対する頂門の一針としてかくのである。
それは昔から流産の子供は祀らない事になっているが、これは大変な誤りで、この霊が祀って貰いたいため、気を付かせるべく、命日を選んで憑依するのであるから、簡単に祀ってやれば、それで治るのである。
ところがそれを知らないから、ヤレ注射ヤレ何々などといって、見当違いの事をして苦しむのである。」
明主様御垂示 「児童の知的障害の原因」 (昭和24年7月30日発行)
信者の質問
「十一歳の男子、三歳のころより言語不自由となりいまでもキシャポッポ、ジイヤ、バーチャンくらいの言葉しか言えません。
智能もやや白痴に近うございますので、そのまま入学を遅らせております。
三歳のとき転んで頭を負傷したとのことです。これは霊的でしょうか。」
明主様御垂示
「これは二つに考えられますね。
一つはね、転んで内出血してそれが固まったために、智能を司る前頭部の活動が鈍くなったためか、
もう一つは赤ん坊の霊が憑いているためか、この二つですね。
こういうことがあるんですよ。
死んだ赤ん坊があってね、赤ん坊のほうはそうでもないんだけれど、
その親に強い執着があると、その想念によって赤ん坊が引っ張られ、
また新しく人間に生まれ変わるひまがなくて、次に生まれた赤ん坊にくっつくということはあるんです。
まれには頭を打って死んだとか、なにか爆弾みたいな爆発物で死んだ霊が、霊界での浄化が完全に終わらぬうちに生まれ変わって来ることもあって、こんなのはボーッとしてますがね。
こういうのはまあめったにないんですが、赤ん坊の霊の憑くのは一番多いんです。
また流産の霊が祀ってもらいたくて憑く場合もあります。
だから妊娠五カ月以後で死んだ赤ん坊は祀らなくてはいけませんね。
ごくまれに三、四カ月のでも障りになることもあります。
それで、この人の家に流産とか早産や赤ん坊の中に死んだとかいうのがあったらそれと考えていいですね。
御浄霊は前頭部の中が一番です。
それから首筋ですが、気長にしてれば少しずつ治って行きますよ。」
明主様御垂示 「嬰児の憑依によるひきつけ、知的障害」 (昭和24年12月20日発行)
信者の質問
「本年八歳の女子、昨年九月初旬にひきつけを起し、以後口がきけず
本年九月五日より三回御浄霊をいただきましたところ毎日一回ずつひきつけ、四日目は一日四回あり、
その翌日より「お父ちゃん」と申すようになり一日に二十回くらいその言葉を繰り返しております。
医師は小児麻痺と診断いたしておりますが、このまま御浄霊を続けてよろしいでしょうか。
私は霊的の病気と存じますがいかがでしょうか。」
明主様御垂示
「無論霊で、赤ん坊の霊ですよ。
なにか赤ん坊・・・死産か早産で死んだのを祀ってないんでしょ。
浄霊し始めるとひきつけは一時ふえますがね。
これは気永にしてれば治りますよ。
そしてそのうちに少し判ってきたら、その親が信者になり神様のために尽くせば、その徳によって早くよくなりますよ。」
明主様御垂示 「水子の憑依による知的障害、前世の薬毒の排除作用」
信者の質問
「大光明如来様、御屏風観音様を御奉斎の家(家族七人のうち、祖母、父、母が入信)。
三男K(満九歳)は生来智能低く、今でも涎(よだれ)を垂らしております。
赤子の時より御浄霊にて育ち、薬毒はございません。
三週間前より風邪気味のところ、ある夜半発熱し顔面蒼白、呼吸困難の症状となり、
父母が御浄霊いたしますとともに御神前に御守護お願いいたし、危機をお救いいただきましたが、
その後は譫言(うわごと)を申し、突然起き上がるなどいたしましたが、
先生に御出張願い、祝詞、善言讃詞を奏げ御浄霊をいただきましてから、だんだんと正気に返ったようでしたが、
少量の鼻血が出ただけで、目脂もそのころより止まりました。
熱は三十八、九度を前後いたし、常に額が痛い痛いと泣いて訴えます。
食欲はあまりなく、駄菓子を間食いたします。
最近は昼間は解熱し、夜半になりますと高熱を出し、額、咽喉、腹部、耳などが痛いと、連続的に訴えます。
そうして「御霊光を貼れ、ゴム輪で頭を締めてくれ」と大騒ぎをし、母がほとんど夜通しに御浄霊をさせられますが、充分落ちついてできない始末です。
先生に泊まっていただいた晩はたいした騒ぎもなくすみます。
大小便はふつうにあり、発熱時は喀痰がよくあります。
霊的に疑わしい点は、光線を非常に嫌い、昼間も雨戸を閉めさせ、御守りを見せますと、駄々をこねて嫌がります。
また発病一週間くらい前、いつもはあまり行かない前の家(霊友会支部長宅)の祭壇の御供物をもらって食べたことがあります。
祖父は八年前に丹毒で死亡いたしました。右、原因と御浄霊の箇所につき御垂示お願い申し上げます。
なお、Kの名は明主様よりいただきました。」
明主様御垂示
「薬毒はございません・・・ございませんことはないよ。
これは霊的ですね。赤ん坊が憑っているんですね。
それで、赤ん坊がそうとうな薬毒で死んだんです。
それで、その憑っている赤ん坊が、だんだん浄化が起ってきて、その毒が、今出ているんです。
非常に結構です。ある時期までこんなような具合で、だんだん良くなります。
そうすると頭もよほど良くなります。
顔面蒼白・・・これは霊が浮いてきたんですからね。
涎を・・・というのは、これは赤ん坊の霊ですからね。
こういう浄化が起ったということは、たいへん結構なんです。
浄霊は頭・・・前頭部と後頭部から延髄・・・その辺を良くやってやると良い。
それから人によるが、ここ(頸部淋巴腺)をみて、腫れていたら、そこをやれば良い。」
明主様御垂示 「嬰児の憑依による癲癇、知的障害」 (昭和26年11月1日)
信者の質問
「ATというおじいさんの家では、次々と不幸があり、最近おじいさんが結核で重体となり、長女は主人が亡くなり家に帰っております。
亡くなった長男の子供が癲癇(てんかん)のようで、三歳くらいの頭脳です。
明治になって、お稲荷さんのあった所を、道路を作るために、上のほうに移しており、おじいさんは猟人をしておりました」
明主様御垂示
「霊的にもいろいろありますね。
頭脳の程度が三歳くらいというのは、赤ん坊の死霊ですね。
赤ん坊が死んで、祀られていないとか、あんまり正当じゃない死に方ですね。」
信者の発言
「癲癇のとき、顔が黒くなります」
明主様御垂示
「そういうのは、なかなか治らないですね。
治らないことはないが、そうとう暇がかかりますね。
光明如来様はまだお祀りしてないですね。」
信者の発言
「さようでございます」
明主様御垂示
「お祀りして、一生懸命信仰して、人助けをすると、だんだん良くなります。」
明主様御垂示 「嬰児の憑依による知的障害」
信者の質問
「十三歳の女子、生後一週間目に大病で医師に見放され、不動尊行者に頼み、生命は助かりましたが、発育が遅く、現在でも身長は七、八歳の子供位です。
言葉ははっきり致しませんが、記憶力はあります。
智能程度は低く四、五歳位です。
行者の話によれば、本人には幽霊が見えるそうです。
また、一度母がその子供を背負って一週間程前に死亡した人の家の前を通った時、その子供が「オバケ」と絶叫して母の背にしがみついたそうです。
この子供は不浄の場所を嫌い、葬式やお産のところに連れて行くと必ず帰ってから四十度位の熱を出して苦しむそうです。
このような時行者か祈祷師に頼み、川に塩と米を少量流すと不思議に熱は下り、平常に復するそうです。
また、行者の話によれば、この子供の口が自由に動かないのは神様が止めているからで、
神様が御許しになるまでは決して良くならないとの事、
また、この子供の事について、行者が祈り始めると五色の僧衣を着た僧侶が行者の眼前に浮ぶそうです。
いかなる訳でしょうか。」
明主様御垂示
「四、五歳位の幼児の死者を、近親者を査べればある。
供養を怠ったなどで憑いたのである。
この子には霊が見えたのである。
憑いてる子供の霊は、その前の世で神主とか、坊さんとかの職業のものが生れ代ったのである。
あるいは行者のようであって、その性格が残っている。
それが死後霊界へ行って、龍神となって、四、五歳位の幼児に生れ代ったものの霊である。
塩や米を好むのは、龍神に関係があるからである。
霊が人間の口利けぬのは多分に龍神の性能が残っている。
五色の僧衣・・・これである。」
明主様御垂示 「水子の憑依 (手伝いは出来る知的障害の子)」 (昭和24年11月19日)
信者の質問
「十一歳になる女の子、家事の手伝いは非常によく致しますが、学問は自分の名前すら思うように書けないので御座居ますが、いかなるわけで御座いましょう。」
明主様御垂示
「霊が憑っている。大抵赤ン坊の霊が憑ってる場合が多い。
智能が赤ン坊程度で、発育しない。
気長に前頭部、延髄をすればだんだんよくなる。」
明主様御垂示 「水死した嬰児と祖母の憑霊による知的障害、歩行障害」 (昭和26年9月21日)
信者の質問
「長女T子(六歳)が生まれて一年と三、四カ月のころに、突然に痙攣を起し、泡を吹き、手足を硬くして、目がきつく恐ろしくなり、非常に苦しみました。
その後は三十日ないし四十日に一回は必ず同じような引きつけをやり苦しみ、胃部に固まりができます。
発作後は衰弱がはなはだしく、医師も不明と言っております。
智能はまったく発達の様子が見えず、生まれた時そのままで、ただ「アーアー」と言うのみで歩行もできません。
しかし動作は早くて、なんでも手当たりしだいに破っては口に入れて齧(かじ)る癖があり、それ以外は常に夢でも見ているような状態であります。
私の家の祖母が昭和十七年三月二十六日に二度目の中風で死亡いたしており、
祖母の死の直前の苦しみと、長女T子が発作時に苦しむ状態が非常に良く似ております。
祖母の位牌は白木ですが、別に祀ってあります。
最近私が在宅中に発作が起りましたので、御浄霊をいたしますと早く楽になりました。」
明主様御垂示
「白木の位牌は長く置いてはいけないですよ。
白木の位牌は四十九日までが本当です。
それからはふつうの位牌で、それから先は、霊が嫌がります。
お気付けがありますよ。
人間が間違うと霊界はちゃんとその通りに響きます。
だから霊界では、行く所に行けないということになる。
痙攣・・・これは水死して苦しんで死んだ霊ですね。赤ん坊だな。
つまり生まれたての子供を、落っこちたか、投げ込んだかして水死したのを祀ってないか、
あるいはそうとう大きくなってから流産したのを祀ってないので、行き所がないのでくっついた。
動作が早いというのは、動物霊です。
ですから、赤ん坊というのは、動物霊が生まれ変わってきたのですね。
動物霊の習性が多分に残っている。
夢を見ているようなというのは、死んだ時の状態です。
祖母の霊も憑いているらしいですね。
ですから、祖母の霊が憑いている時は、祖母の状態を現わす。
やはり、霊が二つも三つも憑く場合がある。
人間と動物と両方憑く場合もあります。
動物が憑って死ぬこともありますね。」
明主様御垂示 「外科手術で死亡した児童の憑依による小児精神病」 (昭和27年1月25日発行)
信者の質問
「TM八歳(二十四年五月入信・男子)。
本年就学期の男児でありますが、精神耗弱、頭脳の働きは三、四歳くらいの低脳で、常に夢見るがごとく朦朧としておるようであります。身長も五歳くらいです。
この児は憑霊現象のため(二歳のとき鶏に殺された幼児葱依)昭和二十四年五月、明主様の御垂示を賜り、その霊は離脱いたしましたが、爾来いろいろな異状を呈して現在に至っております。
前記憑霊現象は四歳のとき二階階段上から八尺下の板間に転落し、前額右眉上部を強打してから後のことであります。
御浄霊によっていまは癒りましたが、この打撲箇所を御浄霊すると、お光の焦点を反らすように頭を傾ける動作を数年間続けました。
変わった点を列記すると
一、蚊帳を吊った最初の夜、床に寝せようとしても嫌だと泣き喚き中に入りません。
天津祝詞を奉唱しつつ蚊帳と本人を浄霊すると床に入ります。このようなことは三日続きました。
一、終日独り言をしゃべっております。口から出まかせのでたらめを言っております。
一、公衆の前に出ることを非常に嫌い、劇場、催物場、理髪店など、およそ人の集まる所には行かず、公衆浴場は嫌い、家庭風呂は入りますが、上体はお湯につかりません。
一、悪戯が烈しく、玩具屋に入って売り物の玩具を外に投げるとか、呉服屋に行って反物の上を下駄履きのままで歩き、ゲラゲラ笑って逃げてきます。紙を裂くことを好み、絵本などはすぐ切り破るなどの悪習がはなはだしいのであります。
一、メシヤ教の上の先生がみえると、姿を見るや脱兎のごとく一目散に逃げ、裏庭の隅に隠れて息を殺しております。
この際御浄霊をしてやると素直に家の中に入ってきます。
一、寺院、仏閣の境内に立ち入ることをいやがり、仏事のとき、衆僧の読経している席へは寄りつきません。
寺院の本堂などは特に嫌いで、鐘の音を聞くと気違いのごとく泣いて逃げます。しかるに神社の参拝は平気であります。
一、食物の好みも変わっております。ごはんは温かいのしか食べません。
副食物も、例えば浅草海苔を欲すると三度三度そればかり食べ、一カ年以上も続きました。鶏卵、刺身等々同様です。
このようなときは仏壇にそれを供えて供養していると自然に止みます。
お菓子は上等品を欲し、甘くてもサッカリン混入のものは食べません。お茶を非常に好み、上等の煎茶を望みます。
一、特に変わっていることは、外科病院の前は絶対に通りません。
何町も離れた遠くの道路にいても、その方向に曲がろうとすると、すでにそれを感知して他の方向に逃げます。
たまたま病院の付近にゆけば、逃げて自宅に帰ります。
しかるに外科以外の病院はなんともありません。
また、町中を歩行中、ある家の前に来ると、その前を通りません。
外科病院、または、この家の中には、なにかこの児にだけ見ゆる恐ろしい物があるように感じられます。
一、余念なく遊んでいるとき、突如として腰が立たず、あたかも中風症状のごとくとなったり、または小児麻痺の状態となったことが二、三回ありました。この場合御浄霊二、三日にして平癒しております。
一、本教に関する重要な話を始めると、側に来てわけの判らぬことをしゃべったり、悪戯をしたりして邪魔をします。
一、腹に手を当てると、ゲラゲラ笑って当てさせません。御浄霊を嫌がるときと、みずから進んで望むときとがあります。
一、四、五歳ごろは、天津祝詞、善言讃詞を暗記して神前で奏上しておりましたが、このごろは勧めても唱えません。
一、面相はふつうの子供と変わりなく、白痴的馬鹿面もしておりません。良く笑う児であります。
父母は有資格者であり、大光明如来様の御神体を奉斉し中教会支部として御奉仕に専念しております。
ちなみに現在居住しておる家屋宅地は母の生家であり、数百年伝来の旧家でありましたが、
その家の子女たちは成年に達すると次々に死亡し、八人の兄弟姉妹が七人まで夭折し、TMの母親ただ一人生き残り、すでにその父母亡き後は、一家断絶の悲運に遭遇しておる因縁の家であります。
なおTMの父は十年前本教に救われるまでは、慢性胃腸病のため、数十年にわたって薬剤を用いた身体であり、母も元来虚弱体質の者であります。
右のようです。いかなる原因に因るのでしょうか。また御浄霊箇所はどこをいたすべきでしょうか。」
明主様御垂示
「これは医学でいう小児精神病といって、たまにはある病気である。
勿論、幼児の霊の憑依であるが、これは変死の霊で、祀られていないか、あるいは祀り方が間違っているためである。
そうしてこの憑霊は、外科手術のごとき障害のため死んだ者であり、
また祖先からの怨みの霊の復讐もあるが、怨みとは種々な動物霊が殺されたためもある。
要するにこれをふつうくらいまでになるには、数年以上かかると見ねばならない。
浄霊の箇所は前頭部から頭の中心を主にし、首の周りを次にすればよい。
幸い信仰による人助けをしているので治る可能性があるのである。」
明主様御垂示 「リットル氏病」 (昭和23年8月12日)
信者の質問
「リットル氏病について・・・。三歳の女子にして脳神経と運動神経が一致せず、歩行も不能、口も利けざる状態です。御伺い致します。」
明主様御垂示
「生来の状態なら霊だと思う。
逆神経で、物を食べようとすると口を閉じる。
物を言おうとして物を言わぬという訳である。
霊的には簡単でない。
子供の霊で、あるいは流産か早産かの霊かもしれない。
主に頭を浄める。
どうしても数年になる。そして完全に治るかどうか疑問である。それは霊の目的による。
流産なれば祀ってやれば案外早く治ろう。
主人公が他に女を作り、流産せしめた場合憑いてる事もある。」
明主様御教え 「癲 癇」より (昭和22年2月5日発行)
「(一部のみ引用) 次に夢遊病者といって、発作するや自己意識を失い、家を飛出し、所定めず彷徨するという始末の悪い症状であるが、
これらも一種の癲癇であって、この憑霊は幼児の霊である。
癲癇の例として、数年前から私の家に使用している下婢の事を記いてみよう。
これはよほどおもしろい例で、最初の頃は発作するや意識を失い、所構わず倒れるが、
その際の面貌は物凄い程で、顔面蒼白、唇は紫色になり、舌を噛み口唇から血液が流出している。
その状あたかも殺害された死人と少しも異ならないのである。
それが本医術によって漸次快方に趣き、近来の発作は極軽微で意識を失う事はなく、多少の不快を伴う位である。
その際前額部深部を霊射するや、憑霊は悲鳴を挙げ「助けてくれー」と繰返す。
私は「助けてやるからこの肉体から出よ」と言うと「行く所がない」という。
憑霊が行く所というのは人間である。
この場合全然他人では憑る事が出来ないから始末が悪い。
そうして右の下婢を施術するや前額部へ霊射二、三分にして肩、腕、腹部等へ次々と移動する。
おもしろい事にはその局部を圧査すると必ず毒結がある。
そうして憑霊の逃げ廻るのを追いかけるように一々霊射する結果、霊は極度に萎縮し、苦痛は一時解消するのである。
この下婢の霊は、祖母にあたる者が不義の子を宿し、出産するや圧死させた。
その嬰児の霊である。
その嬰児の霊へ、祖母に関係ある狐霊が憑依し、同化霊となって活動するのである。」
明主様御垂示 「中絶した水子の憑依による癲癇」 (昭和26年10月28日)
信者の質問
「当年四七歳の婦人(未入信)昭和五年次女が急性胃腸カタルおよび脳膜炎を併発し、その日に死亡いたしました。
そのころより、人と対談中突然、少しの間、口がきけなくなることがたびたび起ります。
同七年長男出生、このころより人と対談中軽い発作が起り、前に伏し、いかにもおかしくてたまらぬような状態になります。
同九年妊娠いたし発作が強くなり、子供を背負っていて突然倒れるようになり、
医診の結果、後天性癲癇とのことに五カ月の胎児の中絶を行ないました。
同十四年突然出血、輸卵管結紮(けっさつ)手術を行ない、その後何度となく発作を起し、はなはだしい時は顛倒して人事不省に陥り、尿を多く洩らすようになり、
朝より午後の方が多く、就寝中の発作は特にひどく、時には室内を彷徨(ほうこう)することもあり、
発作時間は二、三分で、月経前一週間くらいになると乳房が痛み(乳腺炎の手術をいたしております)発作もはなはだしくなります。
なお幼少のころ三叉(さんさ)神経を病みしことありし由で、今まであらゆる療法をいたしましたが、効果ありませんでした。
右の状態にて現在に至り、一週間くらいの御浄霊にて、前額部および延髄部の苦痛は取れ、夜および昼の発作は、今のところなくなり、
御浄霊を始めますと発作が起り、状態は笑い顔にて、手および体全体を引き締め、脱衣状態をしながら横になり尿を洩らします。右はいかなる原因でございましょうか。
なお御守護いただきますには、いかがいたしましたらよろしいでしょうか。」
明主様御垂示
「赤ん坊の霊ですよ。一人、二人・・・その霊ですね。
無論祀ってあるでしょうね。
つまり、浮かばれてないわけです。
それからこういう時に、祀り方が・・・なんというか・・・お粗末だったり、それから惜しいとか、
おっ母さんが思う執着で、霊界に安住ができなくて、おっ母さんの霊が呼ぶわけです。
それから子供が親を慕う場合に、そういうのが憑ると、癲癇が起るんですね。
これは癲癇ですね。
それから、いろんな医療をやって霊が曇りますから、そうすると癲癇がよけい起りやすくなる。
尿を洩らすというのは、つまり赤ん坊の霊が憑ると、やっぱり赤ん坊のように、尿を洩らすんですね。
それから三叉神経を病むというのは、関係ありませんよ。
手術してすぐに起るなら関係ありますが、この赤ん坊が死んでからですからね。
これは治るのは治りますよ。
けれども、そうとう長くかかります。
赤ん坊の霊を救ってやるようにするんですね。
だから仏様に屏風観音様を祀って、まだ信仰に入らないようだけれども、早く信仰に入って光明如来様をお祀りして、その部屋に寝るようにして、時々浄霊するようにしただけでも、結構治ります。」
明主様御垂示 「他界した子供の憑依によるひきつけ」 (昭和25年3月20日発行)
信者の質問
「ある信者、四歳の児を養女にやり、五歳のとき死亡いたしました。
母が非常に不憫(ふびん)がっておるうちに妊娠し、女児を産みました。
この子は今年四歳ですが、誕生ごろよりひきつけを起すようになり、ひきつけのあとすぐ続いて寒気をし、目を開いたまま痙攣を起こし、始終ピクピクしております。
これは霊的でしょうか、また痙攣のときの御浄霊箇所をお教えください。
明主様御垂示
「死亡した児の霊が憑依するのだ。
母親がその児に対する執着のため、子の霊は引きつけられて行く所へ行けず、母によばれるため、憑依するのである。
ひきつけは、一種の癲癇である。
その際 前頭部を浄霊して祝詞を奏げてやればよい。
光明如来様をお祀りしてよくお願いすれば必ず治癒する。」
明主様御垂示 「嬰児の憑霊によるひきつけ」 (昭和27年3月6日)
信者の質問
「STの次男(三歳)先月二十五日より三十八、九度の熱が出、少量の下痢を日に三、四回いたしておりましたが、
二十七日午後、急に引きつけを起し、その日は夕方まで遊びましたが、熱はあまり変化なく、
二十八日よりはまったく食欲がなくなり、ただわずかに水を一口ほど、日に十数回飲む程度でございます。
一昨日の二時ごろより、夢中で大声で「母ちゃん」とか「赤ちゃん」と叫び、あやしても受けつけません。
それからは、目つきに変わりはありませんが、歯軋(はぎし)りのようなことをし、また手を噛むようなことをいたして暴れます。
平素より肩が固く、気短かで、気に入らないと手当たりしだいに物を投げたりいたし、気難しい子でございます。
体にはさほど熱はございません。頭、主に後頭部、延髄に熱がございます。
また昼夜の別なく発作的に騒ぎます。これは霊的でございましょうか。」
明主様御垂示
「これは霊的ですね。やっぱり、死んだ赤ん坊の霊ですね。
身内になければ、親類とかなにかで、つまり迷っているわけですね。
これも祝詞、御讃歌を聞かしてやるんです。
そうして前頭部の中を浄霊してやると良いです。
それでだんだん良くなるわけです。」
明主様御垂示 「水子の憑依 (ひきつけ、発話障害)」 (昭和24年9月13日)
信者の質問
「本年八歳の女子、昨年の九月初旬、引付けを起し、それより口が利けず、
本年の九月五日より三回の御浄霊を受けてより毎日一回づつの引付けあり、
四日目には一日に四回の引付け、
その翌日よりお父ちゃんと申すようになり、一日に二十回位その言葉を繰返しております。
医者は小児麻痺と診察致しておりますが、このままの御浄霊で宜しゅう御座いましょうか。」
明主様御垂示
「赤ン坊の霊である。」
明主様御垂示 「水子の憑依 (ひきつけ、発話障害)」 (昭和24年8月28日)
信者の質問
「私の信者に四歳の頃発病して、当初は時々引付け、
次第に回数を増すに従い頭を悪くし、言葉も自由に発音が出来ず、現在では発音不能になりました。
先般来御浄霊を十回程受けましたが未だよくなりません。
霊的でしょうか。または御浄霊の方法を御教え願います。」
明主様御垂示
「霊的である。赤ン坊の霊である。
口が利けぬなら死産か流産の霊である。祀ってやるとよい。
度々霊が憑ると頭が悪くなる。」
明主様御垂示 「夢遊病の原因は嬰児の憑霊」 (昭和23年10月28日)
信者の質問
「夢遊病はいかなる人が罹るのでございましょうか。またそうさせる霊は、いかなる霊界にいる霊で御座いましょうか。」
明主様御垂示
「前頭部に霊が憑る。癲癇の一種である。殆ど赤ン坊の霊である。
それ故何にも知識はない。丁度フラフラと赤ン坊と同じ性格になる。
足だけは利くから、アテもなく出かけて何をしたか自分で判らぬ。歩ける赤ン坊である。
動物霊が混ると(その人にある副守護神)犯罪などを犯す。」
明主様御垂示 「赤ん坊の霊の憑依による夢遊病」 (昭和24年9・10月)
信者の質問
「本部に泊まって御浄霊を受けております娘、先日汽車で二時間半かかる実家に帰り三晩泊まって教導所に戻ってまいりましたが、
平常と変わりなく実家の様子や車中のことなどを私に報告した後発作が起り意識不明になりました。
気がついてから不思議そうに部屋を見まわし
「実家にいるかと思っていたのにいつのまにここへ来たのだろう」と考えておりますので、
発作前のことをいろいろと思い起させるように試みましたところ、
ようやく汽車に乗るまでは判りましたが、それからは苦しくなってぜんぜん意識がなくなったと何度聞いても答えます。
また、ときには発作中に突然起きて目をつぶったまま二階から階下の便所へ行き用を足して元へ戻り再び発作を続けることもあります。
これは本霊のためでしょうか、あるいは憑依霊のためでしょうか。」
明主様御垂示
「本霊はこんなことさせやしないですよ。
勿論 憑依霊ですよ。
こういう間違ってることは憑依霊のためで、こんなのは一種の夢遊病ですね。
霊だって汽車に乗ることくらい知ってるからそうさせるんですよ。
癲癇(てんかん)ですね、まあ期間の長い癲癇です。
そしてこういうのは赤ん坊の霊ですよ。
赤ん坊の霊は知識がないから判らないんです。
大人の霊なら判りますがね。
これもだんだん治りますよ、けど早く治すためにはやはり霊の解決が必要ですね。」
明主様御垂示 「水子霊と夢遊病」 (昭和24年8月22日)
失神して息苦しい夢遊病患者
信者の質問
「今年二十歳の女、NS(女性)と申します。
八年位前から時々頭がボッとなり、倒れる事があったそうでございますが、
最近教修いただく四、五日前から大声を出して走り出す始末で、本人は無意識だそうでございます。
教修中も一回横に倒れ、声は出しませんでしたが、このように倒れる事は一ケ月二回位はあったそうでございます。
こんな場合は頭が重くなり、腹部と胸部を上下にふくふくさせ息苦しそうでございます。
お光をいただきますと下に下り楽になります。
三日間に大変気持よくなったと申します。これは何の霊でございましょうか。御伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「赤ン坊か子供の霊である。夢遊病がそうである。
他殺され無縁となったものが生れたのである。
父なし児のように息が出来ず死んだもので、その胸の苦しみが表われる。」