地獄霊の憑依について


明主様御垂示 「地獄霊の憑依による定時の左半身麻痺」 (昭和24年10月2日)

信者の質問
「未入信の五十歳になる女の方で御座いますが、

毎日必ず夜六時頃から左足の指三本から急に寒気が致しまして、冷たい痺れが下から上へと左半身に感じ、

脳髄も半分痺れ、思考能力不能に陥り、数分後自然に普通の状態に復ります。

御浄霊を戴きましてからこの状態は二日おき、三日おきと間隔を置くようになりました。

この症状は何か霊的に意味が御座いましょうか。御教えを御願い申し上げます。

なお、当人は他人との面会を非常に嫌いますが、これにも何か特別に意味が御座いましょうか。御伺い申し上げます。」


明主様御垂示
「地獄の霊が入る。足の指から入る。拇指から入る。

長くいられないで出てしまうのである。

こっちの曇が減るに従いなくなる。

大抵、死の時刻に入るものである。」




明主様御垂示 「中風の地獄霊の憑依による左半身不随」 (昭和24年7月17日)

足の拇指から入るのは地獄の霊

信者の質問
「五十七歳の婦人、七年前・・・戦時中、常会の際左足親指より頭頂部にスウーと何か入ったような感じがして

同時に左膝がガクガクとなり、それより三日間意識不明となり、左半身不随となりました。

因みに本人の父親、林業に従事致し、商売繁盛を仙台の三吉稲荷にお願い致しました。

その後好転致しまして、相当の財産を作った由、その後三吉稲荷に御礼せず、後心臓病にて死亡致しました。

近親者は狐の祟りと言っております。

なお本人は左手を握ったままです。アクビをする時手指を延ばします。

浄霊によって霊体共に救われますか。また、浄霊の急所をお伺い致します。」


明主様御垂示
「狐ではない。

人間の霊で、中風で死んだ霊である。

足の拇指から入るのは地獄の霊である。

左手を握ったままでも、霊が憑ったのであるから普通のよりは軽い。

狐は手の拇指から入り、龍神は人差指から入る。

祝詞を奏げてやる。入信して御奉斎せよ。」




明主様御垂示 「地獄霊の憑依による悪寒と心臓、手の麻痺」 (昭和24年)

信者の質問
「午前一時頃より足部より悪寒を覚えます。

そして左手が痺れたり、心臓部が痺れて来ると死ぬ様に苦しくなります。

なお、浄霊者が参りましても多少痺れを感じます。どうしてでしょうか。」


明主様御垂示
「死霊がくっつく。考えてみよ。

死んだ人で必ずこんな症状の人があるに違いない。

足から冷えるというのは足から入ってくるので、地獄霊である。

龍神は人差指、狐は足の拇指から入る。」




明主様御垂示 「地獄霊の憑依による動悸、精神不安定」 (昭和24年2月25日)

信者の質問
「時々急に胸騒ぎがして気が落着かず、体ががたがたふるえ動悸がして来て何とも言えない淋しさと苦しさに悩んでおります。

何のためでしょうか。御浄霊で治るでしょうか。御教示下さい。」


明主様御垂示
「死霊が憑るのである。胸騒ぎするのは霊の苦しみが映るのである。

淋しさは、地獄から出て来た霊であるから、こういう状況である。

こういう時には祝詞か御讃歌を奏げるとよい。

光明如来様をお祭りし、祝詞を奏げると段々よくなる。」




明主様御垂示 「地獄の霊は明るい所を嫌う」 (昭和24年1月上旬発行)

信者の質問
「ある私生児がひなたを嫌い、お天気の日はぜんぜん外に出ず、雨の日は喜んで外に遊ぶそうですが、なにか霊的意味がありましょうか。」


明主様御垂示
「晴天の日に変死した人の霊がかかっているか、または地獄にいる霊がかかっている。

非常に強く嫌う場合は変死した人の霊がかかっており、それほどでもない場合は地獄の霊である。

ちょうど肺病患者がその通りである。

地獄の霊は明るい所を嫌うものである。」




明主様御垂示 「血の池地獄の霊の憑依による膣からの出血」

墓地跡の家

信者の質問
「本年四十六歳の女が下から出血が激しいのです。

その患者の御浄霊をさせて戴きましたのです。

毎日のように出た出血がお蔭様で月に一回位になりましたのですが、何分全快が手間取っております。

その家人の申されますのに、屋敷が墓地の跡地であったと申されます。

死霊のために全快が手間取るので御座いましょうか。御教えを御願い申し上げます。」


明主様御垂示
「これは死霊(地獄の霊)が憑いている。

血の池地獄か何かの霊である。(光明如来様が長いと言われたというが・・・)

墓地の跡はいけない。

供養されぬ霊が沢山いるから祟ってくる。

光明如来様をお祭りし、信仰を一生懸命にすれば救われる。

あまり長くかかるようなら合同で祀ってやる。

その人の家の仏様か小さい仏を買って一緒に祀ってやる。無縁の霊とする。

これは面倒であるから菜食にしてみよ。出血は菜食に限る。それでまず止る。」




明主様御垂示 「血の池地獄の霊の憑依による虫の這う異常感覚」 (昭和25年5月18日)

信者の質問
「二十八歳の女、昨年十二月お産して一ケ月位して体に異状を来し、一ケ月程前から臥床現在に至ります。

現在脈搏百二十位、夜は殆ど一睡も出来ず、腹部から首、耳あたりに虫が這うように苦しく、本人は虫だ虫だと言っております。

医者は十人位に診てもらったそうですが原因不明だと言っているようです。

本人は後妻で、先妻は後妻の姉にあたり、やはり産後心臓弁膜症で亡くなっています。

三、四日御浄霊致しました。苦しくなると顔、首あたりを這い上ると言って狂人のように手で払います。

血の池地獄にいる先妻の霊の憑依のように思われます。

相当医療もしてあり、衰弱致しております。

お位牌だけ祀ってありますが仏壇はありません。

幽世の大神様を御奉斎し、仏壇に御位牌をお祭りすれば御救い頂けましょうか。右、御伺い申し上げます。」


明主様御垂示
「何人医者に診せても駄目である。

虫が這うのは血の池地獄である。

仏壇を作り、お屏風観音様をお祭りする。

仏壇を早く作るべきだ。

人間で言えば住居である。」




明主様御垂示 「三子奇形、狸の書いた書」 (昭和23年7月21日)

信者の質問
「前妻の子三人あり、皆奇病・・・」


明主様御垂示
「餓鬼が憑いてる。時々意識不明になる。

黒顔となる。黒皮となる。口開けてると口中舌まで黒い。墨のようである。服毒死の状態である。

「千里・・・」の額あり、霊憑りの娘が嫌がる。

円覚寺の和尚が狸に食い殺され、狸が和尚に化けて書いた額との事である。

相当偉い狸である。

寺へ返すといい。

祝詞を奏げてやってもいい。光明如来様をお祭りし、暫くしてからでよい。

お祭りして一年位経ってから処分する。

時々祝詞奏げてやると早く改心する。」




明主様御垂示 「餓鬼道の死霊の憑依によるゲップ」 (昭和23年11月12日)

信者の質問
「空腹になると盛んにおくび(註 ゲップ)を連発し、食べますと直ぐ止ります。これはいかなる毒素の浄化で御座居ましょうか。」


明主様御垂示
「これは餓鬼道的な霊で、おくびを連発して食べようとしているのであろう。」




明主様御垂示 「餓鬼道の死霊と供養」 (昭和23年)

「霊界で腹が減っている餓鬼道へ堕ちた死霊で、死んだ時の状態を表わす。

よく査べて、仏様へ毎日食物を上げる。

新しい霊はよく喉がかわく。」




明主様御垂示 「無縁墓地の霊による憑依」 (昭和24年10月9日)

四這になる酒癖の夫

信者の質問
「義弟(三十四歳)、お酒が何より好きで酔うと家の中を四這になって這い廻り、また食欲が物凄く旺盛になり、手当り次第に食べて終います。

最近酔っている時私が御浄霊致し、前頭部に祝詞を奏上致しましたら、本人の家の台所を指さし「あすこに人が埋めてあるのになぜ出さぬ」と申しました。

家人に聞きましたところ、その辺一帯は昔無縁墓地のあった所だそうで御座います。

右の妻は早く夫の悪い酒癖を直したいと最近入信致しましたが、心ではお縋り致しておりますのに、一日に数回お守り様を外して終います。

義弟夫婦の右の行為はその無縁仏と関係がございましょうか。

または他の霊によるもので御座いましょうか。御教示を御願い申し上げます。」


明主様御垂示
「憑霊が苦しいという関係がある。無縁仏が救われれば、受ける影響も少くなる。」




明主様御垂示 「最低地獄の霊が憑依した患者には室外から浄霊すべき」 (昭和24年7月30日発行)

信者の質問
「三十五歳の女、三年前から夏でも綿入れを着て炬燵(こたつ)にあたり、室内に火を起し戸障子雨戸を閉めきり、他人を入れず、従って室の掃除もできず、塵は一寸も溜まっているかと思えるくらいです。

しかし本人は寒い寒いと言いながら汗をかきます。

汚れますと次々に脱ぎ捨てて積み上げてあります。

近所に住む知人でOという七五歳のお婆さんがおり、病人はなにかとこのお婆さんを頼りにして毎日そこへ金子や食料品をとりにやり、食事は間食のみを採っております。

そして金品をとりにくるのを拒めば、たちまちその霊が来るのかここ数日来腰に一貫目くらいの重みがかかり、立ち上がれず、

またその霊が身体のほうぼうをまわり、食事もできず、霊の離れたときようやく乳一合、卵、果物くらいを食べられるのです。

Oさんは最近に教修を受けた人で入信後右の病人の室に入り御浄霊をしてからそのように悩まされておりますので、私はOさんを一日も早く助けてあげたいと存じます。いかにしたらよいでしょう。

またその病人を浄霊するとき、もしその病人が室に入ることを拒めば、室外から浄霊してもよいでしょうか。」


明主様御垂示
「本人に知れないように室外から浄霊するほうがよい。それでよく効く。

これは最低地獄の霊である。

これによく似た病人があって霊界叢談に書いてあるが、必ず治るから気長にすればよい。」




明主様御垂示 「無関係な地獄の霊の供養方法」 (昭和24年7月1日発行)

信者の質問
「肉体と関係のない地獄の霊が次々と憑依してきて、中には祀ってくれと言われることがございますが、

そのような場合祀らなくてはならないものでございましょうか。」


明主様御垂示
「祀ってやったほうがよろしい。

その場合小さな位牌に「諸霊位」と書き、言霊で、諸霊位の位牌にかかりなさい、と言ってから祀ればよろしい。」




明主様御垂示 「地獄の霊には善言讃詞を上げろ」 (昭和24年7月1日発行)

信者の質問
「愛知県K町にある善光寺という寺でございますが、

このお寺の和尚さんが寝ると、夢ではなく頭の所に地獄の霊が救ってくれと言って頭をつつくのだそうで、

和尚さんは恐ろしさに寝ることもできず、鐘や木魚を叩くそうです。

この寺は昔幽霊が出て着物の片袖を置いて行ったとのことで、いまだにその片袖が残っているそうです。なにか霊的に関係がございましょうか。」


明主様御垂示
「地獄に苦しんでいる霊が、救いを求めに来ているのですから、善言讃詞を上げてやればよろしい。」




明主様御垂示 「悪霊は火の車で地獄を脱出して来る」 (昭和24年3月8日)

信者の質問
「憑依霊は霊界を脱出して来るのでしょうか、あるいは霊線によって連なっているのでしょうか。

また脱出の場合、その霊は霊界で罰せられるものでしょうか。」


明主様御垂示
「これは霊界を脱出するんです。いろいろありますがね。

悪霊なんかは地獄を脱出するとき火の車に乗って来ます。

まあ、地獄の「バス」みたいなものでしょう。(笑声)

霊には苦痛はあっても死ぬことはありませんからね、こんなものもあるんです。

で、そのときは霊線を辿って来ます。

それから罰と言っても、憑依の目的さえよければいいんです。

その場合はただ無断脱出の罪だけです。

しかし脱出なんかするのは地獄の霊で、八衢(やちまた)以上のはちゃんと神様のお許しを受けてから来るものです。」




体験談 恐怖の子癇救はる (地上天国 10号 昭和24年11月20日発行)

日本五六七教和光会 KI(19)

「私は昭和二十四年三月十三日御観音様の尊い事を知り入信させて頂き、以後一生懸命に御用させて頂いております。

顧みれば三月二十一日の事でありました。午前二時頃兄の嫁(KT)が初産しました。

入信以後毎日浄霊致しましたために誰が見ても初産とは思えない程の安産でした。

それから少しすぎて六時半頃でした。

この時間は私達家族にとって、一生忘れる事が出来ません。

今までスヤスヤ寝んでいた姉が突然、「痛い、痛い」と大声を挙げて苦しみ出したのです。

慌てて行って見ますと、引きつけたような目をして悶え苦しんでいるのです。

ちょうどその時、親戚の叔母さんがいたので父と叔母さんと私三人がお光を頂いておりますから、一心に御観音様に御守護を御願い致し浄霊をしました。

全身がピクピクと引きつけたようになったかと思うと口から真黒いような血をブクブクと噴き出すのです。

引きつけてはブクブクと吐き出し、引きつけては吐き出す、その物凄い顔の気味悪さに、思わず眼をそむける程でございました。

少し楽になったかと思うと直ぐ烈しく苦しみ出し、息が止まり、「今度こそ駄目か」と思って善言讃詞を唱えた事が幾回あったか判りません。

前記のような苦しみが二十一日の午前六時半頃から午後十時頃まで十六時間続いたのです。

無論その間は血を吐き続けたのですから、その時の有様が御想像出来ると思います。

不思議な事に姉のお産は古血が一寸下へ下っただけで全部出ないのです。

普通でしたら見ているだけで手のつけようもないのですが、幸にして浄霊する事が出来ました。

今まで何回となく先生より、「いかなる病気といえども悪化作用は一つもない。ことごとく浄化作用である」とお聞きしておりましたので、

姉の苦しんでいる際も、「浄化だ神様のお恵みだ」と思わなくてはいけないとは思えど、余りの苦しみに、「浄化だ」と思えない時もありました。

生れた子供の事や家の将来を考え想像します時、何か何でも救って戴かなくてはとただただ観音様に御願いするのみでした。

余りの出来事に近所の人々が来て下され驚いて医師を呼んでいまいました。

私達は幾ら病気が烈しくても真剣にお縋りして必ず助けて頂くという事だけで、外の事は全然思いませんでしたが、

医者が来たので一応診て頂いたらと申します故診て頂きました。その医師は稲武町のOさんと言う人でした。

医師は体を診察して注射を五、六本しましたが全然効果なくその時医師が、「この病気はお産の中でも稀に見る病気で、二千人の中一人か二人しか助らない子癇という非常に恐ろしい病気だから気を付けないといけない」との言葉を残し苦しんでいるのに、サッサと帰ってしまいました。

医者もこの状態では?と思ったのでしょうか。その時つくづく思いました。

「家中が死者狂いになっているのに、『気を付けないといけない』といって帰って行った。それが医者というものだろうか!! 医者であったら病人が楽になるまで何時間でも付添っているのが本当ではないか? それが本当の人助けまた人救いではないか」と思った時憤慨の余り悲しくなりました。

苦しみは依然として続いております。もうその時には私の叔父さんでお光を頂いている人が二人来られ、五人で一心に浄霊しましたが、五人共こんな重病に逢った経験が無いので、何とかして上の先生にお願い致したいと思っておりました。

しかるに何と言う有難いお観音様の御引合せでしょう。

電報を打とうか、呼びに行こうかと思っている所へ突然従兄の教導師HK兄さんが駈けつけてくれたではありませんか。

その時の嬉しさは言い表すことが出来ません。

そして善言讃詞を三回おあげして後、「大丈夫だ、浄化だから一生懸命やれ」と云って病気に呑まれ勝ちな私達を励まして下され、その落着いた態度に私達はすっかり感心しました。

その言葉にいよいよ心強くなり、不屈の信念に燃えて一心に浄霊しました。

時刻は丁度夕方の午後六時でした。すぐ一同にて大先生に御守護をお願いすると共に、分会長OT先生宅へ御守護の電報を午後八時に打ちました。

HK兄さんが、「大抵師崎の御宅へ電報が着く時刻には楽になるから」といわれましたが

事実その通り十時頃よりだんだん浄化が軽くなり、今まで三、四分おきに血を吐いたのが五分おきになり、十分になり十五分になり、次第に苦しみが遠くなり、午後十一時半にはすやすや眠れるようになったではありませんか。

いかに上の先生(当分会ではO先生)にお願いするのが大切かということ、またおすがりする気になっただけで楽にして頂けるという事を痛切に教えられた事はありませんでした。

家中は花が咲いた春のごとく明るくなりました。

見れば今までの苦しみはどこへやらといったようにすやすや眠っているのです。

翌日(二十二日)は一日中眠り続けましたが、二十三日の朝の事でした。

一緒に寝ていた私の兄が「何だか変だ」というので早速行って見るとどうした事でしょう。

全快した姉さんが今度はうわ語を口走るのです。

「地獄が見える」とか「地蔵様がいる」「見る人見る人が地蔵様に見える」とか、何を意味する言葉か私達には少しも判らない事を喋り続け、頭が狂ってしまったのではないかと思わせる事もありました。

誠に奇怪極まるものでした。

HK兄さんも「豊橋におられる鈴木みさを副分会長先生をお願いして来る」といって豊橋へ行っていまいました。

故に私達の不安は募るばかりで、「気狂いになってしまうのではないかしら」とそればかり心配していました。

その中に手を少しずつ動かし始めたかと思うとそれが次第に激しくなり、足にまで及び、手足を大人五人にて押さえていても、ともすればはね飛ばされる位驚くべき力でした。

夜は眠らず、体は動かし続け、遂に厚い敷布団一枚を踏み破ってしまう程で御座居ました。

いかに激しかったかが想像出来ると思います。

三日過ぎてから「鈴木先生もお忙しい故にお願い出来ず、吉田きよ子先生と原田智乎さんをお願いして来た」とHの兄さんが帰って来られその日は大変良く、

先生方の一心の御浄霊によりまして快方に向い我にかえり少しずつ赤児にも乳を飲ませるようになり、

昨日よりは今日、今日よりは明日という工合に、目に見えて良くなって参りました。

治ってから姉さんの話によると、「一旦は自分の魂だけ地獄に落ちたけれども偉大なる観音様に救われたため、地獄へ落ちた霊が(子癇で死んだ霊)『それあそこの家は信仰しているから縋れば救って頂ける』といわれ

体について手や足を動かしたので手足を動かしたのは皆霊がさせたのですという誠に驚くべき事実を話すので御座居ます。

嗚呼! 地獄へ落ちた心、霊までが救われるとは! 何と偉大な御力でしょう。

ここにまた驚くべき御利益が一つ頂けました。

それは今まで近眼が非常にひどく、不自由をしておりましたが、今度の大浄化と共に一遍に良くなり、以前は眼鏡なしでは夜はどこも歩けず新聞も読めなかったのが、眼鏡をはずしても字も書けるし夜路も歩け、また新聞もはっきり読めるようになりました。

これこそ妙智力のしからしむる所であると感心致しました。

嗚呼、この感激!かような死の難病が全快すると誰が言い得た事でしょうか。

大浄化を戴いてから家中がつくづく観音様の有難さを体験致し、感謝、感謝で愉快に暮さして頂いております。

あんなに大患いした者が一ケ月足らずで約一里余りあるH兄さんの家へお参りに行けるようになるとは夢にも思いませんでした。

姉さん始め家内中がこの尊いお力を一人でも多くの人、また病気で悩んでおられる人々に知って戴きまた御恩の万分の一に届かねど、微力なりとも御用をさせて頂いております。

回顧する時、暗黒の世界へ転落した我が家に、光明が、そして喜びが得られようとは!思えばただ涙あるのみです。

大先生始め分会長先生、鈴木みさを先生、諸先生に何と御礼の申し上げようもございません。

以後は観音様に一切を捧げ、御恩返しが致したいと日夜思っております。大先生有難うございました。」