執着霊の憑依について
明主様御垂示 「位牌を拾い関節痛になった事例」
信者の質問
「未入信のSN(七十五歳・女性)と申す者、二ケ月余り御浄霊を受けていますが、関節が痛み出し、手足が動かなくなりました。
頭の御浄化を頂いて、時々暗いとか帰りたいとか申しまして、家中の者を困らせます。
本人二十年前海岸に落ちていた位牌を持ち帰り、現在も自宅にお祀り致しております。
また、三十年程前に漁に行った時に、網に頭蓋骨が掛ったので、共同墓地に葬ったそうで、
その後この家では三人続けて若死を致しましたそうで、拾った位牌及び頭蓋骨とこの柴田家と霊的関係がありましょうか。
また、その後の処置は、いかが致しますれば宜しいでしょうか。」
明主様御垂示
「関係がある。関係がなかったらそのような手続きにはならぬ。
死霊が憑っている。
頭蓋骨のそれではない。
位牌の実家へ帰りたいのであろう。
光明如来様をお祭りして仏壇へお屏風観音様をお祭りすれば段々救われ、満足する。手足の痛むのも治る。
浄霊が足りないし、急所を外れてる。」
明主様御垂示 「軸物の入手によりリュウマチになった事例」 (昭和24年3月2日)
信者の質問
「奉天から復員時持帰った軸物がその家に入ってから間もなく関節リョウマチ(二人、一人は死亡)が、片足を切断した者と足の指を切断した者が出たので御座居ますが、
これは軸物に憑依した霊の働きでしょうか。
それともその家の先祖の霊の祟りで御座居ましょうか。」
明主様御垂示
「中の絵を見てからでないとはっきり言えぬが、霊が憑いているようである。
よく中国や朝鮮から持ち帰った物に憑いている。
箱根にある石の飾り物などにも、査べたら王様の霊が憑いていたので、救ってやったら帰った。
よく査べないとまた死ぬ。
以前短刀に三代将軍家光の奥方の霊が憑いていた事があった。」
明主様御垂示 「泥人形を壊して歩行不能になった事例」 (昭和24年12月11日)
信者の質問
「三十二歳の信者、戦時中、中国の山間部落のあるお堂に宿営致しました際、
お堂に投身大の泥人形が御座いましたので戦友と共に打壊しましたところ、
翌日から足の具合が変り、日一日と足の感覚がにぶって、とうとう、帰国致しましたが遂に歩けなくなりました。
去る九月上旬入信致しましたところ、お蔭様で杖に縋って歩けるようになりましたが、どうすれば宜敷う御座いましょうか。御伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「中国にはそういうものが多い。
泥人形のように手足が動かなくなった状態が映るのである。
浄霊で離れ、救われる。
光明如来様に早く人間に生れるようお願いする。」
明主様御垂示 「阿弥陀様・不動様の祟りで子供が次々死亡した事例」 (昭和24年6月15日発行)
信者の質問
「ある家で、七年前に仏壇にお祭りしてある阿弥陀様と不動様の左右の手が折れてから、子供が九人次々に肺病で死亡して、
最後に残った娘(三〇歳)も現在胃癌で瀕死の状態にありますが、なにか霊的に障りがあるのでしょうか。
またいかに処置したらよろしゅうございましょうか。」
明主様御垂示
「阿弥陀様や不動様に霊が憑っておれば、破損した腕を直してもらいたいために障ることがある。
そのような場合には仏具店で簡単に直してくれるから早く修理してもらえばよい。
なお肺病で死亡した者はふつうは霊界でも孤独の状態で寂しいために兄弟などへよく憑るもので、これはなかなか治り難いものである。
胃癌はだいたい四〇歳過ぎでないと罹ることはないので、たぶん誤診だろう。」
明主様御垂示 「観音石像を祀り喘息症状となった事例」
信者の質問
「NM(三十一歳・信者・男性)が山に石で彫んだ観音様を近所の中尾某と協同で祀っていたそうですが、
光明如来様をお祀りさせて頂きましてからは、その観音様のお祀りを致しておりません。
右の場所は昔落人の墓跡らしく、点々と色々な石があるそうで、NM氏の五歳の子供が時々そこに遊びに行きますと、
必ずその夜は喘息のような状態で苦しみ、御浄霊を厭がり、恐ろしいと言って、目付きが変り、言葉が荒くなり、
御浄霊を頂きますと大人しくなりますが、済めばまた暴れます。
中尾さんも御浄化を頂いて、御浄霊でお蔭を頂き、教修を頂きたいと申しております。
何か霊的な関係がございましょうか。
また、この観音様を今後いかように処置致しましたらよろしいでしょうか。」
明主様御垂示
「これは霊が憑依している。
本当からいうと、観音様は石ではいけない。
木に限る。雨ざらしの所へ祭るのも不可。
御像は金無垢の一寸八分が本当である。
でなければ木彫りがよく、金鍍金ならよい。
観音様は東洋のお働きであって、東洋のものはすべて木か金でなくてはいけない。
西洋のものは石である。
これは外の霊が憑いているから、庭へもって来た方がよい。
光明如来の方へ向いて安置し、月一ぺん祝詞を奏げてやると、それで霊は救われる。」
明主様御垂示 「地蔵の祟り」 (昭和24年11月22日)
信者の質問
「未入信の家で御座いますが、この親類には指の障害者が多く生れます。
土地の人の話によりますと、五代前のお爺さんが俄雨に会い、
地蔵堂に雨宿りを致します間に、地蔵様の指をいじっております内に指がぽろりと落ちましたそうで、
その夜帰りましてから高熱が出て、遂に指を切断致しましたそうで、その後次々に障害者の子が生れると申します。
この祟りは地蔵の霊でございましょうか。御伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「地蔵は大抵人間である。変死者などを祀る。
これらも人間の霊である。非常に執念深い。怒りっぽい霊である。これでは地蔵の資格はない。
入信すれば治る。光のため、そういう霊が災されぬようになる。」
明主様御垂示 「坊主の霊の憑依する石塔」 (昭和24年11月19日)
信者の質問
「私は去年六月頃、肋膜炎のため御浄霊を頂いておりますが、大変良くさせて頂きましたが、
この六月頃よりまた少し御浄化を頂き、御浄霊を戴いておりますが、はっきり致しません。
現在私の家に左図のような石塔が祀ってあります。
その石塔は昭和十八年に今年九歳になる弟が病気ばかりしておりますので、何か障りがあるのではないかと稲荷様に見て貰ったところ、
その石塔の霊が出まして、元の位置に戻して祀ってくれと出ました。
その石塔は私の祖父が宅地の西南の一部に「ため」を掘った時に出たもので、
それを家から一丁程離れた道祖神の側に置いてありました。
現在は宅地の一隅に祀って水と線香を立てて供養しておりますが、何か私の病気に霊的に関係がございましょうか。
また、その石塔をどう致したら宜しゅうございましょうか。」
明主様御垂示
「これは坊さんである。供養してやった方がよい。
水に線香、食物など、月に一ぺん位供えて、日を決めて善言讃詞を奏げてやるとよい。
肋膜は関係ない。肋膜は二、三回起る事があるが、その都度治る。
それは再浄化であるから、少しやれば治る。」
明主様御垂示 「刀の祟りで発狂した場合」 (昭和24年9・10月)
信者の質問
「私の家には代々試し斬りをした脇差が伝わり、そのためか先代と当主が狂人になり、
他にもいろいろと不幸がございます。いかようにいたすべきでしょうか。」
明主様御垂示
「斬られた人の霊がついてるんですよ。
ま、光明如来様(註 御神体のこと)の前に置いておけば、霊が救われて祟らなくなりますよ。」
明主様御垂示 「刀剣には殺された霊がつく」 (昭和23年9月21日)
信者の質問
「刀剣類の祟りが各地に続出いたしておりますが、この場合、刀剣類をどう処分いたせばよろしいでしょうか。お教えを御願いいたします。」
明主様御垂示
「刀剣にはよく霊がくっついている。
額を当てると霊がついてくる。(憑ってくる)
この刀で何年前に殺されたなどという。
殺された時その刀そのものに霊が憑く、するといつ迄も憑いている。
そういう場合天津祝詞を三回奏げると、大抵それで解決がつく。そうばかりも言えない。
先に、石の観音様があり、二千年前の中国の天子の霊が憑いていた。
非常に喜び・・・それまで祟ったんで会社の社長が坂井に貰ってくれろというとの事である。
今迄救う人がなかったので悲観したという。
中国では兵戦があり、墓を守ったり、位牌を作ったりする事がないので、無縁になっている。
それで逃げる時大抵土中へ埋ける。
であるから、少し良い物は土中物と言う。」
明主様御垂示 「刀剣の祟りと善言讃詞」 (昭和24年2月25日発行)
信者の質問
「刀剣類の祟りが各地に続出いたしておりますが、この場合刀剣類をいかが処分いたせばよろしいのでございましょうか。」
明主様御垂示
「剣によって人を殺した場合、殺された霊は多くその刀に憑依する(人に憑依することもある)が、
この場合 善言讃詞を三回奉誦して幽世大神様にお願いすればよろしい。」
明主様御垂示 「猟銃には殺された霊がつく」 (昭和25年3月21日)
信者の質問
「本年二月入信致しましたMTさん(四十歳・女性)、精肉商の妻で御座います。
M家は代々精肉の卸と小売を致しております。
同家は老夫婦とも健在、当主MTさんの夫は酒乱で御座います。
本年一月MTさんが喀血致しましたが、御浄霊により御守護を戴き全治致しましたので、夫の酒乱を治すべく入信致しました。
夫は初め二回程御浄霊を戴きましたが、その後は嫌って御浄霊を受けません。
お爺さんは不動尊の信者で寒行、水垢離など致しております。
叔母の話によりますと、終戦後中古の猟銃を買い入れました所、それより酒が激しくなり、酒乱になったと申しております。
同家では銃に何か因縁があるから売って終うと申しますと、お爺さんは売らないと申します。
この猟銃と酒乱に何か霊的関係が御座いましょうか。御教えを賜りたく御願い申し上げます。」
明主様御垂示
「猟銃や刀などで殺された霊が憑き、いろいろな事をする。
討たれて死んだ霊は人に憑らず刀や銃などに憑ってその持主に祟る。
光明如来様をお祭りして、その前へ置くと治る。」
明主様御垂示 「呪いの釘の処分方法」 (昭和25年1月11日)
信者の質問
「ある女の信者で御座いますが、戦争中長男の縁談が決まり結納が納まった日に、
あるカフェーの主人が、そこの女給がその長男と関係があり、目下妊娠中であると申し出て参りましたが、そんな馬鹿な事がと相手にしませんでした。
そこでその女はカフェーの女将と共に縁談の相手の令嬢の家へどなり込んだ由で、その縁談は解消となりました。
同時に長男は応召致しました。その留守中カフェーの女は大きなおなかを抱えて認知方を嘆願に参りましたが、
誰の子かわかるものかと追い返しましたが、女は七生迄も恨むと言って立ち去り、そのまま今日迄消息不明であります。
長男は無事帰還致しましたが、その後一家は運が悪く、家は戦災で焼け、親子共する事なす事うまく行きません。
今度長男は勤務先で争いが起り悲観しておりましたので、
母は教導所へお詣りして先生に相談して来ると家を出ましたが、都合でお詣り出来ず帰宅致しますと、
長男がどうだったと聞きますので、悪いとは思いましたが、
先生は皆過去の罪の浄化だ、素直な気持になって争い心を捨てろと申しておられたと言っているうちに
我知らずこの家は「のろい釘」を打たれていると口走りました。
長男は驚いてどこにと尋ねますと、また鎮守の神木だと申して仕舞いました。
長男は直ぐお宮へ出かけます。
大変な事を言って仕舞ったと心配しながらついて行くと、
不思議にも「呪い釘」が数本打ち込んでありました。
驚きながら苦心して抜き取り、釘には祝詞を奏上し「世を呪ひ人を恨みしその頃の心の曇りは消えて跡なき」の御讃歌を奏げましたが、
これはどう処置致しましたら宜しいもので御座いましょうか。
なおこの長男は未入信で、浄霊を極度に嫌い、睡眠中に御浄霊致しましてもすぐ起きてしまいます。
どう致しましたら宜しゅう御座いましょうか。」
明主様御垂示
「正当の場合は怨みはある程度許される。
誤解などは根本的には何にも出来ぬ。
入信して徳を積むのがよい。
釘は怨みが入ってるから、紙へ包んで、光明如来様の前へ、三宝へ載せ置いておく。
怨みの曇りが除れる。一年位でよい。」