毒死者の憑霊について


明主様御垂示 「中風二種あり」 (昭和25年2月17日)

信者の質問
「最近全身不随、頭も悪く口もきけなくなった患者を二人扱いましたが、一人は死亡し、今一人も見込み御座居ません。

このような状態の浄化が今後多くなるのでは御座居ませんでしょうか。

その場合、私達とすればどのようにさせて頂いたらよろしいでしょうか。」


明主様御垂示
「中風には二種ある。

毒死した霊など憑るのと、薬毒と両方ある。

薬毒のは皮膚面へ出たものであるから早い。じき治る。」




明主様御垂示 「毒死霊の憑依による無感覚」 (昭和25年3月18日)

信者の質問
「NK(男性・四十八歳)、昨年十一月、軽い中風発病後口中より甘いネバネバした唾が出て、何を食べても皆一様に同じ味がします。どれも皆美味しいそうです。

空腹感も満腹感もなく、お湯を飲んでも水を飲んでも酒を飲んでも甘いそうです。

入浴しても熱いぬるいが判りません。身体は右半身が少し痺れます。

いかなる原因で御座いましょうか。お伺い申し上げます。」


明主様御垂示
「普通の中風ではない。

霊が憑っている。毒死の霊である。

砒素剤系の毒は全身神経麻痺するから、無感覚になる。」




明主様御垂示 「服毒自殺者の憑霊」

疥癬薄紫に腫脹、腰力なく起たず

信者の質問
「男(二十五歳)、女(四歳)の入信疥癬患者、男は手首が腫れ、薄紫に変っており、熱も無く、化膿の様子もなく、痛みも大して無いようですが、腫れがひどく使うことが全然出来ません。

最近は一段と悪化の状態。女は昨年八月頃迄何等異常なく歩く事が出来ましたが、現在は腰がきかず、立つことも出来ません。

御浄霊の効果が少しも現われて参りません。どうしたら宜しいでしょうか。」


明主様御垂示
「薄紫に変って腫れてるのは結構である。腫れるだけ腫れて治る。浄霊を幾度もすれば早く腫れて排膿する。

女の方は霊である。出来るだけ祝詞を奏げてやり、頭と腎臓をよくやってやる。

足も頭の浄霊によって治る事がある。

死ぬ時に、毒死が多いが、自殺などで身体が痺れて動かなくなって死んだ霊である。」




明主様御垂示 「服毒自殺者の憑依による脊髄筋肉縮小炎」 (昭和24年6月2日)

両腕動かず痩せる

信者の質問
「栃木県の曹洞宗芳朝寺の住職が両腕が全然動きませんで、段々と骨と皮になってしまうそうです。

また、腹も全然力が無く、痰も容易に出せません。

医者は勿論の事、あらゆる良いと言われる事は何でもやってみました。

医者の言う事には、脊髄筋肉縮小炎と言われたそうですが、病気になり始めてより七ケ月、床についてから三ケ月になるそうです。

これは霊的に関係が御座いましょうか。また治るもので御座居ましょうか。御伺い申し上げます。」


明主様御垂示
「死霊の憑依である。

服毒自殺したような霊である。

毒を服むと身体が硬直する。

永く病気をして服毒した霊である。

(骨と皮になっているから)」




明主様御垂示 「服毒自殺者の憑依による筋肉萎縮硬化症」 (昭和29年2月1日)

信者の質問
「二十五年十一月入信の信者。入信少し前から頭がぼやっとしておりました。

御浄霊をいただき指先が痺れるようになり、浄霊で思うようにゆかず、

親戚、親の意見で名古屋医大に入院、筋肉萎縮硬化症にて治らないから駄目だということで退院し、それから信仰を一生懸命にさせていただいております。

体中が痺れ、今ではぜんぜん動くことができません。

霊的原因があるのではないかと思われます」

明主様御垂示
「最初はどの指ですか。」


信者の発言
「指先全部で、最初は一節でしたが、二節、三節という具合になってまいりました」

明主様御垂示
「霊的ですが、そういう霊は、毒で自殺して死んだ霊です。

それで強い毒は体がぜんぜん痺れてしまうのです。

その霊が憑って、最初は人間のほうにも生きる力があるが、その内にだんだん霊と同化してしまうようなものです。

それでちょうど死んだときと同じ状態になってしまうのです。

それは治らないことはないです。

一番に浄霊するのは頭ですが、それで気長にやれば、つまり霊の、死霊の毒を浄霊するわけです。

それは医者では分かるわけがないです。


前にそういうのがありました。

その霊は、時々霊が憑依するのですが、そうすると体がピタッといって、それがひどいのです。

例えてみれば、私がこうしているときに霊が憑ると、このままでどうすることもできないのです。

立っているときは立ったまま、寝ているときは寝たまま、座っているときは座ったままです。

それでふだんの憑っていないときは当たり前のままです。

それで最初はそういうときに注射したのですが、注射すると一時は良くなるのですが、その内にだんだん痺れている時間が長くなって、心配になって私の所に来ました。

そのときは私も浄霊をし始めて間もないときで分からなかったし、少しは良いようだったが、そのままになって、死んだかどうかは分かりませんが、後になって毒で自殺した霊ということが分かりました。」


信者の質問
「ただ今の、霊が憑依しているときに注射すると一時楽になるという場合には、霊はどういうようになるのでございましょうか」

明主様御垂示
「肉体のほうが変わるからです。

つまり痺れるということは肉体ですから、霊は別に痺れることはないです。

肉体に反映する場合に、薬なら薬が、一つの何かの作用をするのでしょう。

西洋でも昔からよくあります。

発病した場合に、薬を始終持っていて使用する。

注射をしなかったり飲まなかったりすると引っ繰り返ってしまうというので、西洋の小説か何かにあります。」


信者の質問
「その薬というのは、血管を無理に拡げるとかいうものでございましょうか」

明主様御垂示
「そうではないのです。

巌窟王ですか、牢屋に入っていて、その薬を飲むと一時意識不明になるという、ああいう薬の働きというものは、どういう働きだか分かりませんが。」


信者の発言
「そこのところが不思議な感じがいたしまして・・・」

明主様御垂示
「やっぱり何か・・・そういうものでしょう。

眠いときにカラシでもなめるようなものではないですか。西洋にはよくあります。

今の痺れたというのも、やっぱりそういう薬です。

痺らす薬もあるのだから、一時的痺れをなくする薬をいうものはあるわけです。

そこで薬迷信というものができてしまったのです。

確かに効くのですから・・・。

それは薬の効くということも大したものです。

ただ、治って効くのではなくて一時的だから、それだけの話です。」


信者の質問
「精神療法の電撃療法というのも、やはりそういったものでごさいましょうか」

明主様御垂示
「その理屈です。唯物科学のほうだから・・・。

私は若い時分にアンチピリンをのみましたが、この中毒というのは怖いもので、体中が痒くて落ち着いていられないのです。

飛び上がるようで、実に苦しいものです。

それで夜なかなか苦しんで、朝になって医者に行ったところ“そうか、分かった”と言って何か薬をくれたのです。

それをのんだら二、三十分でサッと治ってしまったのです。

だから薬というものは怖い物だし、またありがたい物だと思いました。」




明主様御垂示 「マムシに噛まれて死んだ霊の憑依による筋肉痙攣」 (昭和28年1月25日発行)

信者の質問
「私は入信前昭和二十三年初めのころより、やや脚気的症状でございましたのが、

漸次全身の筋肉の疲労感が高まり、ついに昭和二十四年六月入院する身となりました。

入院後あらゆる医学的療法を加え、医師も研究されましたがまったく病因不明で、

「まあ内分泌系統らしい」とのことで、なんら得るところなく同年九月退院しました。

その後お道のことをうけたまわり、九月十九日より御浄霊をいただくようになりましたが、

その日から床の中にて、ひとりでに手および足がピクピクと痙攣し始めたのでございます。

私はこのような反応が起こったことに、心中大いに不思議に思いまして、

御浄霊を続けていただくうちに、たいへん御守護いただいて便所にも行かれるようにさせていただき、

家内とも入信させていただき御屏風観音様を御奉斎申し上げ、二十六年には箱根にて明主様の御光をいただくことができるようにしていただきました。

その後時折疲労感が出ましても、その都度教会にて御浄霊いただいて治していただいておりました。

ところが二十七年春ごろより浄化を強くいただくようになり、御浄霊中、痙攣が起こるように変化してまいり

肩、腕、腹、大腿部の筋肉が、あるときは次々に盛り上がるごとく、

あるときはふつうではとても動かせないように筋肉だけが痙攣し、ピクピク動きます。

酷いときは約一寸くらいも盛り上がることもあります。

十二月初めまでは右のような状態でも特別疲労感は強くございませんでしたが、十二月初めより非常に疲労を感ずるようになり、会社も休みもっぱら御浄霊をいただいています。

力は重い火鉢を寸時運べるほどあっても、はたき四、五回振ったり、半里近く歩くと、一日中動きまわったような疲労感があり、心臓の鼓動が非常に早くなってまいりますが、

痙攣の御浄化のほかには、発熱その他の浄化作用はいっさいいただいていません。

これは全身にわたって溜まった薬毒のほかに、特に毒素集溜の急所があるものでございましょうか。

また、霊的関係がございましょうか。私の知っております範囲では変死者はおりません。

御神体は二十七年十二月八日御奉斎させていただきました。謹みて右お伺い申し上げます。」


明主様御垂示
「これは霊的であって蝮(まむし)に噛まれて死んだ霊である。

その霊の憑依で、腫れも、痙攣も、強烈な疲労感も蝮の毒の特徴であるから、気長に浄霊すれば必ず治る。

勿論薬毒も大いにあるから、いずれは浄化が起こるが、長く浄霊してるからたいしたことはない。

急所は頭脳を第一とし、腫れや痺(しび)れた所を第二とすれはいい。」




明主様御垂示 「手足伸び切りの発作」 (昭和25年1月11日)

服毒自殺者の憑霊による一種の癲癇

信者の質問
「本年三十一歳の男子の信者で御座いますが、入信前には毎月一回発作が起りまして、一週間か十日間位手足が伸びて動かなくなり、首だけがかすかに動くようになっておりました。

昨年九月受教致しまして後は一度だけそのような状態が一週間位続いて癒りました。

その後現在迄起きておりませんが、まだ本人は起きそうな気がすると申しております。

何か霊的な原因があるので御座いましょうか。御教えを御願い申し上げます。」


明主様御垂示
「一種の癲癇で、死霊が憑く。

死霊の状態の通り表われる。

大抵毒で死んだもの、砒素剤のようなもので死んだものである。

起りそうな気がするのは、未だ霊が憑きそうになっている。

祝詞、御神書を読む事、霊も救われてくる。」




明主様御垂示 「服毒自殺者の憑依により味覚麻痺」 (昭和25年3月18日)

信者の質問
「一会員、昨年十月突然中気となり、以後唾が始終出ますが食欲がなく、なにを食べても同じ味がし、どれを食べてもおいしく。」

明主様御垂示
「こりゃあいいや。(笑声)」


信者の質問
「空腹感も満腹感もなく、お湯でも水でも酒でも酢でもなにを飲んでも同じで(笑声)、

入浴しても熱いぬるいが判らず、右半身がしびれます。これはいかなるわけでしょうか。」

明主様御垂示
「珍しいですね。

これはふつうの中風じゃありませんね。・・・

これは霊が憑ってるんだな。

自殺か他殺で毒死した霊ですね。

その毒も砒素剤のような毒ですね。

砒素剤を服むと神経が麻痺しちゃって、ぜんぜん無感覚になりますからね。

以前、やはり毒死した霊が憑った人がありましたが、この人は体もなにもぜんぜん動かなくなったんですよ。

歩いてても急に発作が起きて、往来でもなんでも突然ばったり倒れちゃってね、口を開いたら口を開いたまま、眼をあいたら目をあいたまま、まるで石地蔵のようになってしまうんですよ。・・・

こんなのも気長に根気よく浄霊してれば治りますよ。」




明主様御垂示 「煎茶中毒は霊的」 (昭和25年3月20日発行)

信者の質問
「特に煎茶を呑むときだけ吐く人があります。いかなるわけでしょうか。」


明主様御垂示
「特殊の食物で中毒症状を起す人はよくあるが、浄霊によって治る。

原因は霊的で、煎茶の嫌いな人とか、煎茶に毒を盛られて死んだ人とかあって、その霊の再生または憑依によるのである。

霊の性格は一本調子であって、滲みついた想念はなかなかとれぬものである。」