肺病と憑霊について
明主様御教え 「肺結核・病気と霊 一」 (昭和18年10月23日発行)
「医学上、結核は黴菌の伝染に因る事は何人も疑を挿(はさ)まぬまでに鉄則となり、常識となっている事である。
しかるに私のいう所は、結核は黴菌による感染ではなく誤れる医療と、今ここに説かんとする霊的原因の二つによるという事である。
そうして、結核発病について、ある特異な現象のある事に気付かなければならない。
それは何かというと、例えば一家庭内において、子女の一人が結核によって死亡するとする。間もなく、その兄弟姉妹の誰かが結核に罹り、又死亡する・・・という具合に、次々罹病し死亡する。
又夫婦の一方が結核の為死亡すると、暫くして残った一方が罹病し死亡する・・・これらをみれば、いずれも感染としか思えないのである。
しかるに、それを裏書するかのように、彼のコッホが結核菌を発見したのであるから、感染という理論が組立てられたのも無理はないと思うのである。
しかるに私は、右のごとき次々発生する結核の原因は、霊にある事を発見したのである。
そうして私が言う霊的作用とは左のごときものである。
即ち結核によって死亡した霊が霊界に往き霊界人となり、霊界の生活が始まるが、
その際孤独に堪えない為、生前親しかった兄弟姉妹友人、夫や妻等を自分の方へ呼ぼうとするのであって、その目的の為に憑依するのである。
しかるにその場合、霊界人となっても病気は暫くの間以前のまま存続しているものであるから、憑依する以上結核症状となるのは勿論である。
かようにして、多くの者が次々現界から霊界へ転移するという事は全く恐るべきものである。
そうして死霊が憑依する場合、人間が元気旺盛であっては憑依し難いものであるが、心身共に疲労又は衰弱するにおいて、憑依し易くなるものである。
医学において心身過労し、抵抗力薄弱になると発病するというのは、実はこれらの原因による事もあるのである。
従って、最初単なる感冒位であったものが拗(こじ)れたる結果、相当衰弱した時憑依するものである。
右の様な説は信じ難いであろうが、確乎(かっこ)たる事実である事を私は明言するのである。それについての最も好適例をかいてみよう。
私は先年、私の妻が突然発熱、咳嗽、血痰等の肺患三期位の症状を起したのである。
早速私が治療したが、頗(すこぶ)る効果が薄い。二、三日経ても症状は一進一退である。
そこで、これは霊的ではないかと想ったので、憑依霊の有無を査(しら)べてみた所、果してそうであった。
そうしてその憑依霊は、一年程前私が扱った青年の結核患者であって、ついに死亡したのであるが、その青年は父親と二人暮しで、長い病気の為、金銭を費い尽し、赤貧洗うがごとき状態であったから、死後の追善供養などほとんど行わなかったのである。
従って、霊は霊界において孤独不遇であるから、私によって祀って貰いたい希望で、私の妻に憑依したのである・・・という事が判った。
そこで私は、準備もあるから明晩祀ってやる故、それまでこの肉体が苦しむから放れて待っておれ・・・と言った所、快く承諾し離脱したのである。
離脱するや、妻はケロリとなし、何ら平常と変りない状態となったので、私もあまりはっきりしているのに驚いたのである。右の霊は、今でも私の家に祀ってある。
今一つの例として面白いのがあった。
それはある花柳界の中年の婦人で、相当長い間咳嗽に悩まされ、肺結核の疑もあるといわれたので困って居った。
私は頼まれてその家へ行きまず患者に対したところ、霊的原因らしく思われたので霊査法を行ったのである。
すると突然横に倒れ、手足を縮め狐そのままの形状をするのである。
そこで私は査問を開始したところ、果して狐霊の憑依であった。狐霊の語った要領は次のごとくである。
即ち「自分は伏見の熊鷹稲荷の眷族であって、憑依の目的は、遊んで楽をして美食が出来るからだ」というのである。
私は「この婦人より以前に憑いていたのは何人か」と訊(き)いたところ、矢張り某花柳界の若い婦人で、医者は肋膜炎といい、相当長期間病んでついに死んだとの事である。
私は狐霊の悪行為を咎(とが)め速かに改心して去らなければ、刑罰を加える事を申渡したので、狐霊は三拝九拝して去ったのである。
去ると共に患者は夢から醒めた様な風で、病気は拭(ぬぐ)うがごとく治癒したのである。
その時、私は熟々(つくづく)思った事は、万物の霊長などと威張っている人間が、狐霊などに自由に飜弄(ほんろう)され、病苦に悩み、ついに生命まで奪われるというに至っては、あまりにも情ないではないか・・・と。」 (「明日の医術 第3編」より)
明主様御垂示 「肺病と憑霊」 (昭和23年8月28日)
信者の質問
「肺結核の空洞とはどんな原因でできるのでしょうか。また死霊憑依の肺結核の治療過程は・・・」
明主様御垂示
「空洞というが私は合点が行かない。
私は医者ではないし解剖してみたくもないからはっきりしたことは言えないが、おそらく毒の固まりだと見ている。
肺病で死んだ体を解剖するとき、毒素が収縮して固まり空洞になるのでしょう。・・・
肺結核の場合体中どこからでも痰や咳が出る。
殊に頭と股です。
以前股だけやって肺病が治ったことがあります。
これは体のあらゆる部分の毒は溶けるといったん肺に入り痰になって外へ出るからで、肺はちょうどゴミダメのようなものです。
医者はこんなことが判らないのです。
肺結核なんかみんな医者が製造するのです。
だから大病院の近くは死亡率が高いですね。
なんだって物が停滞していてそこに湿気と温度があれば黴菌は湧くんです。
だから肺病はまったく自家発生です。
死霊が憑いて間もないのはすぐ出ます。
先に私の奥さんに肺病の霊が憑き、突然肺病三期の症状を呈した。
で、さっそく調べたら一年前に死んだ鈴木某で「祀ってやるから離れろ」と言ったところ、すぐけろりと治ってしまったことがありました。
肺病が重くなり衰弱すると憑くので、兄弟の霊も憑きやすいです。
それはなぜかというと重病で血が薄くなるとそれだけ霊も薄くなるので死霊なんかが憑きやすくなるのです。
死霊だと判ったら「いま訊ねるから首で返事をしろ」と言って、「あんたは死んだ人ですか」「男ですか」「年は若いか(老人か)」「肺病で死んだか」などそうして調べたらよい。
その場合患者は正座させておく。あらかじめ観音様に「ただいまから調べますから御守護をお願いいたします」とお願いし、患者に祝詞を上げてから調べるのです。
また供養するにしても仏をただ祀るだけではだめで、女中に仏壇へ食物を上げさせても仏は食べられない。
やはり当事者が心をこめて祀ることです。」
明主様御垂示 「肺結核の霊的原因は兄弟が一番多い」 (昭和24年8月23日)
信者の質問
「肺結核の霊的原因には猫と長虫があるとのことですが、これは事実でしょうか。」
明主様御垂示
「関係ないことはないけど、そんなにはないですよ。
霊的原因は兄弟が一番多いんです。
一人死ぬと淋しいもんだからよく連れに来るんで、そのために伝染したように見えるんです。
夫婦の場合もありますね。
親子もあるにはあるがこれはごく少ないですよ。
ここにある猫は咳を出させますから、それが肺結核と間違えられるんですが、
しかしこの咳は本当の肺病の咳とは違いますね。
それから長虫・・・これは蛇ですがね、蛇は肋間神経痛を起すんで胸が痛くなる、それを肺だと言うんでしょう。
そういったような少し判断しにくいのは、じきに肺病だって言われますからね。」
明主様御垂示 「結核の霊的因縁」
信者の質問
「肺結核の霊的因縁を御教え下さい。」
明主様御垂示
「霊的も多い。大抵は身体が弱った時に憑く。兄弟の霊が一番多い。霊界では淋しいのでどうしても呼ぶ。風邪等の何かの動機で身体が弱った時に憑く。
すると肺病の通りになる。また、元気の時に憑く場合もある。
こちらに曇りがあるから憑く。霊が抜けるとすぐ治る。憑いて長くなると離れ難いが、憑いて間もないとすぐに離れるものである。」
明主様御垂示 「結核の霊的原因 (続死)」
信者の質問
「結核は霊的にいかなる関係にありますか。」
明主様御垂示
「霊的からいうと兄弟の霊が多い。
体的には医学で作る。これが多い。
霊的の場合は次々死ぬ。以前滋賀県の校長で兄弟一人だけ残った人があった。霊界で淋しいために次々連れてゆくのである。」
明主様御垂示 「肺病で死んだ霊の憑依による結核」
三年間に四つ葬式があった事例
信者の質問
「十九歳の娘で、結核を病んでおります。出張して御浄霊しておりますが、
初めて伺いました時第一に御先祖に御挨拶いたしましたところ新しい御位牌が四体ありました。
見れば三年間に四つ葬式があった事に考えられましたので、病気を伺いますと皆、風邪から肺炎で、一人は結核の診断を受けた方でした。
現在の患者は霊的に関係が御座いましょうか。」
明主様御垂示
「霊的に関係がある。肺などで死んだ霊で、その通りになる。でなければ別である。原因ははっきり言えない。
要するに間違った療法で生命を捨てる場合に沢山ある。
ただ、死霊が憑いたかどうかは、霊と同じような症状なればそうである。
風邪を引かぬよう、風邪を止めるのが肺炎の原因で、肺炎の小さいものが風邪である。
風邪を引けば結核も肺炎もなくなる。」
明主様御垂示 「妻の死後に結核となる」 (昭和24年5月16日)
信者の質問
「私は金藤家に生れ、十五歳の時親戚の菅家の養子となり、更に五十嵐の娘と結婚致しました。
妻は結婚後六ケ月で(昭和二十三年五月二十六日)結核で死亡(妻は双子で、妹も昭和二十一年結核で死亡)しました。
私は昭和十四年肋膜となり、昭和二十二年一月、初めて喀血し、同年五月また喀血致しました。
更に昭和二十三年及び二十四年に、いずれも一月と五月に喀血しました。
妻の死と私の結核との霊的関係並びに浄霊法を御教示下さい。
因みに私は昭和二十四年一月入信させて戴き、浄霊を受けております。」
明主様御垂示
「関係がないとは言えぬ。夫婦は、兄弟はよく霊が憑る。」
明主様御垂示 「憑霊による結核」 (昭和26年9月18日)
母の供養により結核が瞬時に治った事例
信者の質問
「私の妻は九月九、十、十一日と毎晩十二時ごろより急に結核的症状を起し、いかに浄霊してもあまり効果なく、夜の明けるとともに平常に戻りました。
特に十一日のごときは喉頭結核的症状となり、何回も息が止まるかと思ったこともありました。
その時ふと頭に浮かんだことは「明日の医術」第三篇中に明主様の奥様が、突然結核症状となられ、結局霊的であったとのこと、
さっそく夜が明けてから妻を調べてみましたが、なかなか口がきけません。
奉仕者中に霊媒的素質のある者がおりますので、その者に呼び出してみましたところ、
やはり霊的にて、妻の三歳の時、実母が他家に再婚して、その家で喉頭結核で死亡していることが分かりました。
霊の希望としては、他家に再婚している関係上、妻の実家の祖霊の中に入れぬため、祖霊様にお願いしてほしいとのことでした。
さっそく紙片に俗名を書き大光明如来様に御守護をお願いし、仏壇に入れてお供えものをし、
善言讃詞、御讃歌を奏げて祖霊さんにお願いしましたところ、さっそく御礼に出て、今日ただ今離れると申しました。
すると家内もケロリとして平常になりました。
右の場合、霊的と感じたら霊媒などを使って呼び出すことはよろしいことでしょうか。
また、気がつかずにいた場合はいかなる結果になりましょうか。
なお当時出る痰は憑依霊の曇りの物質化でしょうか。本人のも出るものでしょうか。」
明主様御垂示
「良かったですね。これは霊媒を使ってもかまいません。結構です。
霊媒でも悪いんじゃない。良いことができれば結構です。
この霊が早く救われますからね。
そうすると、霊媒は良いことをしたことになる。
ものは使いようですね。悪いことに使えば悪いし、良いことに使えば良いんです。
霊媒がいないで霊的と思った時には「私が言ったことが合っていれば、首を縦に振って、違っていたら横に振ってください」と言う。
そうすれば、口のきけない霊でも、それだけはできるはずです。
あなたは女ですか、男ですかと聞く。
また最近亡くなったのですか、古い時にかと言う。
またそれなら何年前ですか、と言うと、大体見当がつきます。
この質問のははっきりしてます。
肺病で死んだので・・・祀ってもらいたいとすると、どこに祀ったら良いかと、だんだんやっていると分かる。
これは幸いに霊媒がいたから良かった。
病人の当人の状態になるんです。
痰は憑霊の曇りです。
だから憑霊も救われますからね。
しかし、痰はたくさんあるから、少しくらい出てもたいしたことはない。
その人の痰もいくらか出るがたいしたことはない。
こういうのはお医者にかかると、分からないからさんざんやられて、霊の方も離れないですね。
分からせるのが目的ですからね。
ところが、霊はこれは駄目だ・・・どうも分からないということが分かると、ある程度離れますが、肉体はもう駄目です。
その身体を医者が結核の二期とか三期とかになっているから、安静にしなければならない・・・注射をしなければならないと言う。
霊が離れても、医者につかまった以上死ぬまでやられる。
これが恐いですね。霊的に救われるとたいしたものです。
霊が憑ると急激に重症になります。
霊は死ぬほどの重症ですからね。同じ苦しみになる。
ふだん達者でいても、急に悪くなって、間もなく死ぬというのがあります。
こういうのが多いです。」
明主様御垂示 「肺病で死んだ婿の憑霊による結核」 (昭和24年11月17日)
信者の質問
「当年二十八歳の福永弥生と申す者、最近結核になり、養母が入信して御浄霊をさせて戴いておりますが、この人は養女で三回目の結婚を致したのであります。
最初の許婚であった男の人は結婚前養子として入籍しましたが、間もなく結婚前に結核で死亡致しました。
その後本人が養女として入籍し、やがてその家の職人を婿として二度目の結婚をしましたが、その婿も幾何(いくばく)もなく女の子一人を残してやはり結核で死亡致しました。
次にその家の養父も間もなく中風で死亡しましたので、本人は三度目の結婚をし、男児を生み、今度は自分が結核に罹りました。
ただ今の主人は月給は全部家に入れず、養母とは折合いが悪く、また、前夫の女児を邪魔にして家中風波が絶えず、いっそ離婚した方がよいとさえ思っているそうですが、今後いかにしたらよいでしょうか。
病気の原因は霊的でしょうか。また、今後させて戴いたら御救い出来ましょうか。御伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「簡単にはゆかぬ。
肺で死んだ婿の霊が憑いたのである。
請合う事は出来ぬ。やってみる。そして少し良くなってから入信さす。見込みのつかぬうちはまずい。」
明主様御垂示 「結核再浄化 (霊祀による解決)」 (昭和24年11月13日)
信者の質問
「妻H子(教修生、三十一歳)、本年七月頃より結核症状の御浄化にて、御浄霊により一時良くなりましたが再浄化頂き、だんだん衰弱して来ます。食欲はあまりありません。
脈は百四十程数えられます。御浄霊後は大変に楽になります。
生家で三人、私の方で七人結核で死亡致しております。
最近、大光明如来様、御屏風観音様も奉斎させて頂いております。御救い頂けますもので御座いましょうか。」
明主様御垂示
「霊はお祀りを形式的にやってもちっとも有難がらぬ。
だからお祀りしていいというものでない。霊の承知せぬ場合がある。
どれかの霊が憑っている。
結核は必ず再浄化する。ある程度衰弱を越すといけない。
方々に固まっている。延髄に固まっている。
見当違いを浄霊すると反って平均浄化が起って咳がよけいに出る事がある。」
明主様御垂示 「憑霊による肺結核」 (昭和26年10月15日)
長く執着を持って憑いた霊は容易に退けない
信者の質問
「昨年二月、医師より肺結核と診断され、マイシン二十本、栄養剤など服用しておりましたが、
本年二月ごろより御浄霊をいただくようになり、お蔭様にて高熱、喀痰その他結核症状は十日ばかりにて去り、非常に感謝いたしさっそく入信。
順調に経過しておりましたところ、五月十日突然大喀血の御浄化をいただき、これが約一週間続き、
それ以来現在まで四十度くらいの高熱が毎日続き、絶え間なく咳も出ております。
最近は咽喉(のど)も痛くなり、発声も不能となりました。
食欲はややありますが、咽喉の痛みと連続的な咳のため食べかねております。
また咳の隙をみて食事を口にすると、咽喉に玉のごときものが抑えつけ、呼吸もできなくなり、やむなく口の中の食物を吐き出してしまいます。
また本人は全身的にリウマチのような苦痛ありと訴えております。
衰弱は日々加わっております。右は薬毒のみの御浄化でございましょうか。または霊的原因もあるのでございましょうか。」
明主様御垂示
「これは薬毒ばかりではないですね。霊ですね。
こういう場合に、こういうことがありますよ。
先にありましたが、命を取ろうという霊が憑っているんです。
そうすると、医者にかかると喜んでいるんです。
お医者が良いあんばいに、自分に共同してくれるからね。
そうして薬毒をつぎ込むに従って命が縮まってきますからね。
命を取ろうという憑霊の目的にはごく良いんですからね。
メシヤ教なんかに救われますと、これはたいへんだ、とんでもないやつが出てきたというので、馬力をかけるんです。
医者に任せておけば安心・・・薬を服んでいると安心だ、結局自分が命を取っちゃう。
メシヤ教が出てきてはたいへんだと、どこまでも馬力をかける。
そういうのが、こういう結果になるんですがね。
それから、もう一つは、長くそういうふうに執着を持って憑いた霊は容易に退けない。
命を取ると退けますがね。
霊が霊界に行ってしまいますからね。
それで、早く命を取ってしまわなければならないというので、それが咽喉に玉のごとき・・・というそれです。
どうかすると、こういうのがあります。
これが困るんですよ。これはかなり激しい方ですね。
それも、薬毒がたんとないと、そういう霊もなかなか思うようにいかないが、薬毒がたくさんあると・・・マイシン二十本なんてやられていれば、霊は活動し良いんです。
これはちょっと受け合えませんね。
まあ、霊を救う心算(つも)りでできるだけ御神書を聞かせてあげるんですね。これは問題ですね。
それからこういうことがあります。
どうしてもこの病人を治したいということは、悪いことではないが、それがかえって障ることがある。
そうすると人間の霊がー生きた人の霊ですね。
それが始終その人に来る。
そうでなく、なにごとも神様任せで、神様にお任せしておこうというと、神様の霊がよけい入ってくる。
だから執着を取ると、よけい治るということがよくあります。
だから人間が手段を尽くすだけ尽くしてもいけない時は、やはり神様の思し召しがあるんだから、よろしく神様にお任せします、というそれで良いんです。」
明主様御垂示 「霊的結核に対する応処 (兄の憑霊)」
長く執着を持って憑いた霊は容易に退けない
信者の質問
「二十六歳の男子、胸部疾患に悩み、昨年入信、浄霊を受けて快方に向っていましたが、
本年一月頃より喉頭結核のような症状となり、現在声が出ず、食事もお粥を一杯食べるのに半時間余りかかります。
本人の家庭は一家四人いずれも教修を受けています。
本人の兄は数年前結核にて病苦のため自殺致しました。
母は神仏に礼拝致しますと何か憑いたような恰好になります。
大光明如来様をお祭り致してから床に臥してしまいました。
いかように致しますれば快方に向いましょうか。原因と浄霊法を御教示下さい。」
明主様御垂示
「兄の霊が憑いている。これを伝染というが、決してそうでない。
執着が強くてなかなか抜けない。霊界にいると殺す事を何とも思わぬ。反って霊界の方がいいと思っている。
善言讃詞や御讃歌など詠んでやる。
それによって殺すのが罪である事を自覚すると改心する。
霊は人間の身体が弱ると憑く。身体が弱ると霊も弱る。衰弱した時に憑く。これは一番厄介である。」
明主様御垂示 「霊界人が現界人を引っ張るのは罪」 (昭和23年)
信者の質問
「肺結核で霊界へ行きました人の肉親が、半年位で結核性疾患になりました場合、その霊は既に覚醒しているのでございましょうか。
また、次々と同様の疾(やま)いになり霊界へ行きますが、それぞれ違った霊界人が肉親を呼ぶのでございましょうか。御伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「兄弟が多い。霊界へ行って淋しいんで呼びたいのである。
霊はすでに死んでいるんで、死ぬ事は何とも思っていない。
現界にいると同様の気持で、霊界では肉体を滅すのも大して重大と思わぬ。
中にはこちらが良いと思う霊もある。
継母に育てられてる息子を霊界から母が呼ぼうとして喉を締めた例がある。
肺で次々死ぬのは皆これである。
しかし人を殺せばその霊もその罪により堕ちる。
暫くは、傍へ執着によって呼ぶが、間もなく離れる。」
明主様御垂示 「魚商の結核患者が生臭い大出血をした事例」 (昭和24年5月12日)
中気の父の憑霊
信者の質問
「一信者の夫で結核の三期と言われ既に見放されている人で御座いますが、
七日朝脳に血が逆上致しますような感じがいたしまして、同時に脳の左側が耐えられない程苦しくなりました。
熱心に観音様を念じました所、頭痛がとれて歯茎から毒血が吹出しまして、
その状態が一日中持続致しまして、御浄霊を戴きましても止りません。
出血の量は一日で小洗面器二杯程で御座いました。
八日午後御浄霊させて戴きました所口内からの出血は止りましたが、
一時間後鼻血が出始めまして一晩中続き、朝七時頃、奥さんの御浄霊を戴いている中に止り、その後ずっと眠っています。
鼻血の出血量は洗面器一杯程で御座いました。
また同じように真黒の血便が相当量出まして、出血の時間は前後三日間程続きました。
それは真黒で生臭く、出ると直ちに固まるそうで御座います。
当家は代々魚商をいたしています。
何か霊的に関係が御座いましょうか。御伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「生臭いのは、魚に関係がある。大変結構である。
父の霊が、霊界で中気が未だ治らず、憑って来たものである。
そして中気の毒が出た訳である。肺病であってもよく治る。」
明主様御垂示 「水死者の憑霊による肺病」
信者の質問
「一年程以前より肺病の診断を受けていましたがはっきりせず、二十日程前から浄霊を受けていますが、
浄霊を受けますとうつ向きになり、前後へよろめき、
また水の中で何物かが苦しむような様子をしたりしましたが、
五日目頃に欠伸が沢山出て体の動くのがやみました。
今は未だ声が出ず、道等歩くと呼吸が苦しくなります。
これは何かの憑きものでしょうか。声は出るようになりましょうか。」
明主様御垂示
「水死の霊である。欠伸は悪のビ=霊で、浄霊して欠伸の出るのはいい。欠伸の沢山出るのは霊の悪いのが出る。
肺病などで衰弱すると霊が憑き易い。これは衰弱してから憑いた霊である。だから割合い簡単に出る。
衰弱が問題で、これさえとれれば治る。
すでに喉頭結核になっている。出す古い痰に毒があり、それが喉にカタルを起さすのである。それで声の弁が腫れる。」
明主様御垂示 「肺病霊の障り」
「光明如来様をお祭りすればよい。朝晩祝詞を奏げれば肺病の霊の障る事もなくなる。」
明主様御垂示 「結核と癌死亡者の霊は無関係」 (昭和24年9月15日)
信者の質問
「今年四十五歳の女子、昨年八月より肺結核に罹り一ケ年間三十八度の高熱が続き、
本年五月迄医療を受け、その間ストレプトマイシン九本を注射しておりますが効果なく、五月以降は医療を止め就寝しております。
最近本教の御浄霊を受ける事となり、本月三日より私が御浄霊をしております。そして本日迄に次のような事が判りました。
(イ)昔から観音様の信者で、本人も御主人も大変喜んで、本月四日早速入信して御縋りしております。
この患者の父親は胃癌で、母親は子宮癌、兄が口内癌、姉が子宮癌で死亡しております。
(ロ)この家は、五年前に岡山市におりました。
その屋敷に湊川の戦いで戦死した霊が出て、仏に祀れと云われ、祀ってありますが、現在芦屋にいるのですが、現在は祀っておりません。
(ハ)次に、昨年霊友会に入り、親類の仏様の戒名を書き、自宅の仏壇に祀ってありますが、家族の者はこれを気にしております。
以上の事実は、この病気と関係ありましょうか。また、今後いかにしたら救われるのでしょうか。本人に代りて御伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「(イ)結核だから癌の霊は作用してない。憑れば死霊と同じ状態になる筈である。
(ロ)祀ってやった方がよい。強いて祀らずともよい。
(ハ)霊友会のやってる事は嘘故、よくお礼をいって止せばよい。」
明主様御垂示 「怨霊の憑依による結核状態」 (昭和24年7月26日)
滅ぶべき運命の家系
信者の質問
「結核で悩んでおったある女の人、一年程で楽にして頂き深く感じ、入信の上お手伝いをさせて頂いておりました。
その人が本年四月頃、十八歳になる結核の娘を浄霊しておりましたら、一時良くなりましたが、
その家の人達が反対し注射を打ちましたので浄霊をやめました。
その後娘の容態が悪くなり、いよいよ死ぬ直前、その人に是非一度会いたいと云うので行きますと、
娘は縋り付き、親達がわからないためこうなったのだから親を怨んでやる。あなたもつれて行く、と云いました。
その帰途、子供を背負ったまま転んで胸を強打したため喀血し、その後どっと寝ついてしまい、
子供の顔までが死んだ娘の顔にみえ、転んだ時が娘の死んだ時間だそうです。
また、その娘が夢枕に立って救ってくれと言います。
現在その人は食事も一膳位しか頂けず、咳が出るため仰臥出来ず、布団にもたれております。
いかが致したら宜敷いでしょうか。御伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「こんな事は聞いた事がない。
第一、親を怨むのはよくない。祝詞を出来るだけ奏げ、信仰雑話を朗読する。
言って聞かしてもよい。そうすれば治る訳である。
死んだ執着の恐ろしさを説いて聞かす。余程罪があるらしい。(中略)
審判にかかって、こういう家は滅ぶべき運命にある。」
明主様御垂示 「呪いの生霊による肺の病気」 (昭和24年10月16日)
信者の質問
「本月十四日知人が私宅に参り、話によりますとそこの嫁は霊友会の熱心な信者で、毎日お経をあげております。
半月程以前より義弟(主人の弟)が急に悪寒を覚え、胸が苦しくなり一日に二、三回程苦しみ、十日程で死亡致しました。
死ぬ少し前より、嫁が御経をあげると苦しいから止めてくれと申しておりました。
医師は死亡は胸の病気が原因と申しておりましたそうです。
その後間もなく姑も同様に苦しくなりましたので不思議に思い占者にみて貰うと
「嫁が三十日以内に姑の命が取れるように祈っており、祈り始めてより三日目だ」と言われ、
占者に苦痛を取ってくれと頼んだところ「生霊故駄目だ」と言われ、私のところへ相談に参りました。
このような事は事実でしょうか。
また事実としたらいかようにしたら宜敷いでしょうか。
因みにその家は姑と義弟と嫁の間が不仲のようです。」
明主様御垂示
「お経をあげると霊は苦しい。
霊界が違って来たから、お経は絶対あげぬ方がよい。
霊友会など、特にそういう事がある。
日蓮宗など、怨みや執着が反っていいとしてあるから、こういう事はあり得る。
しかし浄霊すれば何でもない。
祈り怨むなどは先方が間違っている。
光明如来様をお祭りすれば何でもない。」
体験談 臨終一歩前で救はる (地上天国 5号 昭和24年6月25日発行)
猫の憑霊による肺病
日本五六七教青心会 YO(男性)
「私の妹は、奈良県北葛城郡百済村字今市、MK方へ嫁付き夫婦の中に八人の子供があり農業を営んでおりますが、
昭和二十一年夏MK氏は胸の病気で静養一旦は良くなりましたが、
昭和二十三年八月再発して百済村の○○医師の診断施薬注射を日々なし、静養するも病気は依然と進み、いよいよ重体と成り私方へ知らせに来た。
私は早速行って浄霊をしてあげるとすぐに病人は楽になった、私が帰るとまた苦しみ出します。
私が再び行くと楽になると言うふうで二、三日過しましたが、私が浄霊するときの後で医師が注射すると言う訳で、
病人の衰弱は段々悪化する一方最早駄目だと言うので、親族、兄弟相集り広くもない家は昼夜一杯です。
私はとても駄目だろうと思ったが、妹婿の事であり、子供八人もあるのに「今死んで行ったら後がどうなるか」と考えるとじっと眺めておれず、
といって親戚は医師のみに頼り、前記の通り観音様の御利益があっても一向信じない。
そこで私は勇気を振って親戚の反対を振り切って青木先生の御出張方を御頼みしました。
先生はある信徒の家の御祭に出張中にて二十日午後十時ごろに来て戴いた。
その時は既に臨終一歩手前です。青木先生は早速浄霊して下さいました。
約三十分経っても病人は一向に楽にならない、家一杯集っている人達は異様な目をして病人と青木先生を見つめている。
先生は何か考えられたか浄霊を止めて「一寸休みます。仏檀にお光を付けたさい」と言って、先生と私、妹と先生の御供、野田教導師と四人にて仏檀に灯を灯し、善言讃詞を御奉唱して下さいました。
善言讃詞を半分位あげた時、三毛の子猫が近寄って来て、仏壇の前に高さ約一尺位の小机があり、その上に直径三寸位の「リン」とその横に長さ四寸位の「リン棒が置いてある。その机の上に飛び上り「リン棒」をくわえ「チーン」と一つ打った。
一同子猫が「リン」を打ったのを見ていたが、その時は余り気にもせず善言讃詞の奏上は終りました。
先生は煙草に火を付けて「サア」もう一度浄霊をしよう、と病人の後から頭を浄霊された。
約五、六分病人は益々苦んでいる,その時先生は突然「猫だ」と言って急に前に廻られて病人の顔を左手で持ち、顔の中心に浄霊しておられる
(病人は苦しさのため夜具を積んで座っている)
約五分先生は一人言のように「抜けた」と言われて続けて浄霊をしておられる。皆んな何んの事かわからない。
すると不思議や五分位すると病人は急に楽に成りほっとしたような顔をして「先生助けて戴きました」と言葉を出した。
一同はその様子を見て、「先生どうですか」と尋ねますと「大丈夫ですよ助かりますよ」との事です。
しばらくすると嘘のように病人は元気になり、その後先生に二回浄霊に来て戴き、私も数回浄霊し元気を取戻し九死に一生の御利益を戴きました。
妹の家は何が、大きな因縁ある様子ですがどんな場合でも観音様に真心で縋れば不思議な御利益を戴けると私は深く深く感謝しています。」