小児麻痺について
明主様御教え 「小児麻痺・病気と霊 四」 (昭和18年10月23日発行)
「この病気は、真症の小児麻痺と擬似小児麻痺とあるが、医学ではその区別を知らず混同しているのである。
真症小児麻痺は、その原因は霊的であってそのほとんどは脳溢血で斃(たお)れた死霊が憑依するのである。
従って、その症状は脳溢血的症状であって、言語不能、涎(よだれ)を垂らし、半身不随等である。
それは今まで学校の成績もよく、何ら異常のない健康児が、突然高熱と痙攣を起し右のごとき症状となるのであって、実に悲惨にして恐るべき疾患である。
そうしてなぜ死霊が憑依するやというに、脳溢血のごときは、発病するやにわかに霊界人となるので、その霊としては死の覚悟がない故、霊そのものの想念は生きているつもりなのである。
しかるに肉体がないから、無意識に肉体を求めるのであるが、その場合他人に憑依する事は天則上出来得ないのである。
何となれば、人間は家族友人等すべて近親者間には霊線なるものの繋がりがあるからである。
勿論夫婦の霊線は最も太く、次に親子・兄弟・親類・友人等、縁の薄くなる程細くなるものである。
この理によって、死霊が憑依せんとする場合、霊線を伝わるのである。
しかるに、成人者より小児の方が憑依し易い為小児に憑依する・・・それが小児麻痺であるから、これらも唯物医学ではどうにも判りようがない訳である。
そうして多くは、祖父母が孫に憑る事が多く、親の霊が子に憑る事は稀にはあるが滅多にないのである。
すべて霊の憑依も遺伝も一代おきである。
一代おきに遺伝するという事は、医学でも認めているようである。
殊にハンセン病はそれが著るしいという事である。
又人間の性格においても、両親に似るよりも祖父母に似る事の方が多いのも周知の事実である。
次に、擬似小児麻痺とは、脳溢血的症状はなく、手とか足とか、身体の一部に故障のある症状である。
これらは単なる局部的毒素溜結の為であって、簡単に治癒するものであるが、医家はこれらを真の小児麻痺と誤解し、難病扱いになし、手術やギブス等の療法を行うが、
大抵は反って悪化させて障害者にする事が多いのである。それについて一例を挙げてみよう。
私が以前扱った患者に、片方の足の裏、拇指(おやぶね)辺が着けないで、外側と踵(かかと)だけ着いて歩くという七八歳位の少年があった。
それを医師が診て小児麻痺となし、外側の筋が長過ぎ、内側踵の骨が足りないというので、外側の筋を切り詰め、内側の踵に脛の骨を切り取って着け足したのである。
それから数年を経ても依然として片足の歩行障害であるので、私のところへ来たのである。
私が診査すると、足の裏拇指辺に毒素溜結があるがら、拇指を着くと非常に痛むのである。
その為、内側を浮して歩いたので、医師はその発見が出来なかったので、見当違いの手術をしたのであった。
故に私は拇指辺の毒素溜結を溶解除去した所、普通と同様に足が着けるようになった。
しかるに、踵に足した骨が邪魔をして、歩行が完全とはいかないから、
私は奨めて、右の足し骨を除去し元通りにすべく、右の医師に再手術を依嘱したのでその結果、
今度は完全に歩行出来得るようになって、今日は普通人と異ならないのである。」 (「明日の医術 第3編」より)
明主様御講義 「小児麻痺」 (昭和11年7月)
「この病気の種類は非常に多く、千差万別であって、概略その症状を述べてみましょう。
そうして大体、先天的と後天的に分ける事が出来ます。
先天的としては下半身又は全身又は腕足等が未発育麻痺等に依って使用不能な症状、及び柔軟で骨の無いごとき症状、低能的で視力が弱く言語明晰を欠き、涎(よだれ)を流し身体の一部又は全部が屈曲麻痺して畸型的等であります。
後天的としては、普通児と何ら異状がなく育成されつゝあったものが急激又は漸次的に前述のごとき症状になるのであります。
従って、学校の成績等良好であったものが急に低下し始め、痴呆症のごとき状態に変化する等、実に見るも悲惨であります。
これらの原因としては、全部霊的でありまして、それは次のごとき理由からであります。
脳溢血のごとき病気で急死する場合、その霊は死の準備がない為、死後霊界の存在を知らず、
故に霊界人として霊界に安住し難く、飽くまでその想念が現界にありますから、
自己の肉体は失われていてもそれに気が付かず、どこまでも人間に憑依して現界生活に接近しようとするのであります。
それはほとんど霊としては無意識的であります。
先天的の方は、それが受胎中に憑依するので、後天性の方は生後の肉体に憑依するだけの差であります。
故にその状態は脳溢血症状と中風症状が最も多いので、その他としては蛇霊の憑依であります。
四肢が柔軟であるのは総て蛇霊であります。
そういう患者が、腰から足など紆(うね)らせる状態は実に能く蛇を連想されるのであります。
本療法によるも、この病気はいずれも相当日数を要するので、軽症で六ケ月位、重症は一、二年位かゝるのであります。」 (「岡田先生療病術講義録 下巻5」より)
明主様御垂示 「真症小児麻痺の霊的原因」 (昭和23年10月18日)
信者の質問
「真症小児麻痺になった場合、霊が物質化して毒となり、腕や脚の神経、血管等を圧迫し、その成長を妨げるのでしょうか。右、御教示御願い申し上げます。」
明主様御垂示
「真症は脳溢血などで死んだ霊である。霊の物質化したのが脊髄・・・。」
明主様御垂示 「小児麻痺による発育不良の原因」 (昭和23年10月18日)
信者の質問
「小児麻痺は憑依霊が物質化し毒結となって腕、脚の成長を妨げるのでしょうか。」
明主様御垂示
「これは脳溢血で死んだ霊が憑くんです。
霊が物質化するのは脊椎カリエスなどです。
小児麻痺は霊のためだけで発育不良になるので別に物質化するのではないのです。」
明主様御垂示 「脳溢血霊の憑依による小児麻痺」
信者の質問
「当年十五歳の少年で御座いますが、三年程前から首は右に曲り、背は彎曲して、体は斜めで、
手は全然利かなくはありませんがぶらぶらして蟹のような恰好をして歩きます。
現在御浄霊をさせて頂いておりますが、いかなる原因で御座いましょうか。
父親は轢死、祖父は脳溢血で死んでおります。」
明主様御垂示
「脳溢血の霊である。この通りの恰好で死んだものである。
気長に悪い所だけ浄霊する。
光明如来様をお祭りしなくてはいけない。でないと霊が救われぬ。」
明主様御垂示 「急死霊の憑依による小児麻痺」 (昭和23年10月26日)
信者の質問
「五歳の時右半身不自由になり、現在十一歳になりますが、右手首、右足先が不自由です。何かの現象でしょうか。御教導下さい。」
明主様御垂示
「「天国の福音」にあるごとく、中風で死んだ霊である。
急死の霊は生きてるつもりでいるが、肉体がないから探す。
霊線の繋りあるものに憑く。子供は一番憑きやすい。
人間は急死したのは不仕合せである。
反って仕合せだなどというのは間違いである。
霊界あるを信じ、覚悟があれば、霊界へ行っても間誤つかぬ。
小児麻痺は簡単に治る。」
明主様御垂示 「中風で死亡した祖母の憑依による小児麻痺」 (昭和27年9月25日発行)
信者の質問
「私は心臓弁膜症で御守護いただき、昭和二十五年に入信いたしました者でございます。
二十四年に長男(K現在四才)を分娩し、生後十カ月くらいのとき、お祖母さんの一周忌後急に発熱し、
医師にみていただいたら佝僂(くる)病と言われ、毎日通っているうちに小児麻痺と診察されました。
障害者の子供を持つ悲しみ絶望感は、ひしひしと身に迫るものがありました。
軟弱で骨のないごとき症状で、言語明晰を欠き、涎(よだれ)を流し、全部が屈曲麻痺しております。
御浄霊いただきましてから、握ったままの手がいまは開くようになりました。
やっと物を持つようになり、目もどろんとして年寄りのようだったのも少し良くなりました。
私も一生懸命神様におすがりし、会長先生からもいくども御浄霊をいただき、
「あなたの御先祖には中風で亡くなられた人はございませんか」とたずねられました。
私が子供を生む五年前に姑が中風で亡くなっております。
幸作がお祖母さんと同じような状態で顔までがそっくりでございます。
御屏風観音様を奉斎するように再々お祖父さんに言いましたけれど、天理教の信者で聞き入れず、
私の実家で弟が入信しているので御屏風観音様を御奉斎いたし、
中風で亡くなった祖母も実家にお祀りさせていただいております。
私は浄霊いただきながらもふたたび子供を授けていただき、その子供はKに比べものにならないほど達者な子供でございます。
弟が丈夫なのでKは泣いているのでございます。
あるとき天理教の布教師にすすめられ奈良の本部まで行きましたが、なんの変化もございませんでした。
ただいまは御浄霊は弟よりいただいておりますが、あまり変化がございません。
御浄霊の際は善言讃詞を奏上させていただいております。御神書も聞かせております。
今後いかがいたしたらよろしいでしょうか。謹んで御教示お願い申し上げます。」
明主様御垂示
「光明如来様をお祀りしなければ、本当には治らないが、しかしそういう事情ならしかたがないから、
支部の神様によくお願いして、時節を待ちなさい。」
明主様御垂示 「小児麻痺から癲癇」 (昭和25年4月12日)
中風霊の憑依
信者の質問
「満二年四ケ月になる男児、生後七ケ月の時縁台より落ちて左の耳の上を強打、意識不明になり、それから右半身不随の小児麻痺となりました。
一ケ年間種々手当をしましたが効果がなく、昨年夏御道にお救いを頂き、両親共入信、御浄霊を続けている中、八月末には物につかまって歩く事が出来、
十月には独りで立って歩けるようにして頂き、御力の偉大さに感謝致しておりますが、右の手だけは未だ握ったままで余り変化が御座いません。
一月頃より一日に三回位軽い癲癇のように不意に倒れるようになりました。
二月御屏風観音様を御祀り致し御先祖もお祀りさせて頂きましたが、倒れ方は却って多くなったようで、
なお最近は時々恐しい者にでも遭ったかのようにおびえて、泣きそうな顔をする事も御座います。
倒れたりおびえたり致しますのは小児麻痺と関係が御座いましょうか。
また、どう致しましたら早くお救い頂けるので御座いましょうか。お伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「中風霊が憑いたのである。気長に徳を積むと治る。前頭部をする。」
明主様御垂示 「中風霊の憑依による脊髄性小児麻痺」
信者の質問
「九歳の男子、生後六ケ月頃風邪を引き、薬を飲ませておりましたところ、
ハシカのような状態となりましてより三日程して全身クラゲのようにクタクタになり、その状態が三日程続き漸次良好に向いました。
その後半月程に左手の肩の所が脱臼したようになりました。
指先が多少動くが腕の上下は出来ません。
日赤病院で診察して貰ったら脊髄性小児麻痺と云われました。
二十二年十月御守を頂き、浄霊を続けておりますが大した変化はありません。原因と浄霊法を御教示下さい。」
明主様御垂示
「中風の霊が憑いたらしい。
真症小児麻痺である。気長にやれば治る。
前頭部の奥を浄霊する。腕の付根もする。
少しずつ良くなってゆく。」
明主様御垂示 「中風霊の憑依による小児麻痺」 (昭和24年9月7日)
信者の質問
「私が半月程前より近所の小児麻痺の九歳になる女の子を浄霊致しております。
右半身の方がひどいようで御座いますが、どのように浄霊すると早く歩けるようになりましょうか。
父親は浄霊を始めてから四日目に入信致しました。」
明主様御垂示
「中風の霊である。足をよく査べよ。足の裏にきっと痛い所がある。割合よく治る。」
明主様御垂示 「交通事故死した母の憑霊による小児麻痺」 (昭和27年2月7日)
信者の質問
「ST(十歳・女子)三歳の時急に眼の玉が中央に寄り、手足がきかなくなり、医診では脳性小児麻痺とのことで、治る見込みなしと言われ、
堀之内妙法寺の堂守に見てもらいましたところ、家の後ろで、一間ばかりの板塀を取り除けて防空壕を掘りましたので、地神の怒りでなったとかで、
二十一日間御浄め(神棚に塩を上げ、良くお詫びして、その塩を使った土地に撒く)するように言われ、浄めてもらいましたところ、二日目に元通りになりました。
二十二年四月私(母)入信。同年七月(母は交通事故で足を怪我、即日死亡)頭痛激しく、御浄霊させていただきましたが、
初めてのことで良く解らず、アスピリンを服ませ、元気になったように見えましたが、翌朝より左足がきかなくなりました。
その当時は非常に痛がり、足の付け根より全部に痛みがあり、御浄霊させていただきましたが、途中一年ばかり他のこともいたしました。
現在御浄霊させていただいており、主人および本人も入信。御神体もお迎えさせていただいております。
足首がグラグラで、冬は膝から下がとても冷え、常に足の裏、特に指の付け根付近は、甲もグニャグニャになり、
最近一カ月、頸(特に前頭部)の痛みを訴え、それが良くなりましてより、
グニャグニャもだいぶしっかりしてまいり、特に親指の屈伸も少しずつできるようになりました。
御浄化いただきますと、両脚の長さが異なり(悪い方が短く)そのうちに同じ長さにさせていただけます。
御浄霊の急所を御垂示お願い申し上げます。
なお発病の同月末、次の子が帰幽いたしましたが、住所が安定いたしませんので、足掛け五年、隣り村のお寺に骨を預けております。
また頭部の骨が良く焼けなかったので、灰捨場に灰をかけておきましたが、後日行ってみますと、違う位置にころがっておりました。
家主の好意で、家主のあいている墓に頭だけ入れてもらいましたが、土に還っていることと思われます。
右の骨はいかがいたしましたら、よろしゅうございましょうか。」
明主様御垂示
「地神・・・よく地の神様と言いますがね。
二日目に元通りになり・・・不思議なものだな。
家主の墓に・・・これは早く処置しなければいけませんね。
早く埋めた方が良いです。
この頭と一緒に埋めなければいけませんね。
頭だけ・・・これはいけないですよ。
ちゃんとくっつけて、埋ける所はしかるべく当然ですから、つまりバラバラはいけないですね。
これは霊の障りもありますけれども・・・私の母、足を怪我して・・・死亡、この霊が憑いたんですね。
この子供の足の痛みですね。
これは足の付け根と膝の、主に真の方が急所ですから、そこを良く浄霊してやる。
そうして気長にやれば、すっかり治りますよ。
これはもう一息で治るから良いですね。
次の子・・・足掛け五年、こいつはまずいな。
早く、今言ったように頭と一緒にして、なるべく自分の墓に埋めた方が良いんですがね。
どうしても不可能なら、家主の墓でも良いですがね。
これはお祀りしてあるんですね。
まあ、そんな具合ですから、別に心配いりませんよ。」
明主様御垂示 「児童の憑霊による擬似小児麻痺」 (昭和24年2月2日)
発作的片足不自由
信者の質問
「本年二歳の女の児、先月半ば頃より突然片脚が不自由になり、所々診査致しましたところ別状なく、
不思議に思い親に尋ねましたらば、その児の姉が四歳にて小児麻痺にて死亡致せし由、その霊の憑依と思われますが、御浄霊のみにて宜しいで御座居ましょうか。」
明主様御垂示
「亡くなった児の霊であろう。
腎臓、腰、足の裏等を浄霊する。
擬似小児麻痺である。」
明主様御垂示 「水子の憑依による小児麻痺」 (昭和27年3月1日)
信者の質問
「一年ほど経ち、子供が小児麻痺になり、三年ほどで少し良くなり、昨年違った霊が憑ったようで、急に赤ちゃんのようになり、少し物が言えたのが、言えなくなりました」
明主様御垂示
「赤ん坊の霊です。」
信者の発言
「本家の姉がお産のとき、胎児が大きく骨盤が小さいと言うので、病院で子供を切りきざんで出そうとして、親子共亡くなっております。祀って上げたいと言うので・・・」
明主様御垂示
「結構ですね。祀らなければならないです。」
信者の質問
「男女の別が分かりませんが、どういう位牌にいたしましたら・・・」
明主様御垂示
「それは、男らしいな。男としてやれば良い。」
信者の質問
「男の名前をつけまして・・・」
明主様御垂示
「そうです。やっぱり坊さんにね。」
明主様御垂示 「水子の憑依 (小児麻痺類似)」 (昭和24年10月27日)
信者の質問
「私の叔父に半次郎という者があります。
子供が七人あり、その次女(十五歳)が小児麻痺に似た状態になっております。
人の言葉はよく聞けますが発言が三歳位の子供よりおろかです。
父の話によると、私の家の先祖に半次郎と言う者があり、
その者がある時に行方不明になっているようです。
叔父はその名を受継いでおります。
現在の半次郎は先祖半次郎の霊を祭っておりますが観音様の事は大変嫌っており、御浄霊は受けません。
いかにしましたら行方不明の先祖及び子供が救われますでしょうか。お教え下さい。」
明主様御垂示
「半次郎の霊とは関係ない。
行方不明になったのは祀ってやればよい。子供の霊が憑っている。
死産、早産、流産など、祀られていない霊が居所がなくて人間の身体へ憑いてくる。
すると子供そのままの状態が写る。
査べてみて、それを祀ってやる。
光明如来様をお祭りすると、その光によって、迷った霊やいろいろの霊が霊界で救われてゆく。それが大きい効果がある。」
明主様御垂示 「轢死者の再生ゆえに小児麻痺、音声恐怖症となった事例」 (昭和27年8月25日発行)
信者の質問
「IM子(九歳・女子)生後百日くらいのころ突然引きつけ、小児麻痺の状態となり、
医師の診断の結果、腸の熱からとのことにて一カ月余り通院いたしましたが良くならず、
その後あらゆる手をつくしましたが相変わらずますます病勢悪化するのみでした。
ちょうどM子四歳のとき初めて浄霊をいただきました。
その当時は「日本浄化療法」と申しておられました。
それ以来、長女K、私次女U子、三女Y主人Mと入信、光明如来様、御屏風観音様と奉斎させていただき、昨年大光明如来様をお祭りいたしておりますが、
御用は家事のひまひまに私だけがお恥ずかしいほどですがさせていただいております。
M子の病状でございますが、四歳当時は立つこともはうこともできませんでしたが、だんだんと手も足も生育してまいりました。
立つことも歩くこともぼつぼつながらできるように御守護いただき、まことにありがとう存じます。
ただどうもおかしいことには、汽車の通る音とか人の咳払いなどに非常に驚き、家の外に出てかくれたりして困ります。
父親(M子の)の実家は信州ですが行方不明になった者、また汽車に轢かれて死んだ者も一人あり、長男(M子の兄)Sは戦死いたしておりますが、
それぞれお祀りさせていただいておりますが、なにかこれらの人々と霊的に関係ありましょうか。
関係ありましたらどんなにいたしましたらよろしいでしょうか、お示し願います。
また御浄霊はどこに重点をおいたらよろしゅうございましょうか、御教え願います。」
明主様御垂示
「これは轢死した霊の生まれ替わりで、その恐怖がしみついているのである。
咳払いを恐れるのは、そのとき側にいた人のが聞こえたので、汽車の音とともに耳に残っているのである。
信仰さえしていれば年々よくなるものである。」
明主様御垂示 「龍神の憑依による小児麻痺」 (昭和27年3月5日)
信者の質問
「TH(四歳・男子)生後八カ月目のころ急に小児麻痺のようになり、特に足がクタクタになりました。
不思議に思い近所の人に聞きまして、お道を教えられ、御浄霊をいただき一家全部入信させていただき、
光明如来様、御屏風観音様を御奉斎させていただきました。だいぶ快方に向かいましたが、歩行はできません。
祖母は心臓麻痺で急死しております。
また家は、昔、六部(行脚僧)を殺した場所に建てたという話もございます。
このことと霊的関係がございましょうか。御浄霊の箇所御教示お願い申し上げます。」
明主様御垂示
「これは龍神が憑いたんですよ。
クタクタに・・・これは霊が憑ったんですがね。
とにかく龍神には違いないですがね。
ただ、龍神が・・・六部を・・・これじゃないな。
心臓麻痺・・・これでもないな。
他の龍神ですがね。龍神が憑くと、足がクタクタになる。
これは割に治るものですよ。
やっぱりできるだけ御神書や御讃歌、祝詞・・・そういうものを聞かせるようにして、
そうして気長にやってやれば、すっかり治りますよ。」
信者の発言
「次の子は、生まれて間もなく亡くなりましたが、親指が二本ありました」
明主様御垂示
「一本多いんですね。それもやっぱり霊的ですね。
それは死んだのですね。
まあ、死んだのなら説明の必要ないでしょう。」
明主様御垂示 「木龍の憑依による小児麻痺」 (昭和27年10月1日)
信者の発言
「NK(男性)、二十年一月入信。三男は現在小児麻痺であり、長男は二十年前に小児麻痺で死亡しております。
御神体、御屏風観音様は御奉斎させていただいております」
明主様御垂示
「小児麻痺のは幾つですか。」
信者の発言
「十三でございます」
明主様御垂示
「いつからですか。」
信者の発言
「小学校に入学の頃からでございます。長男も小学校入学のときからでございます」
明主様御垂示
「十三ですから五、六年前からですね。これは霊的です。」
信者の発言
「昨年秋まで約一カ年疥癬の御浄化をいただきました」
明主様御垂示
「学校には行ってませんか。」
信者の発言
「さようでございます。手足がブラブラで寝たきりでございまして、坐らせておくと、重みで坐っている程度でございます」
明主様御垂示
「立つことはできないのですね。」
信者の発言
「食事は台の上に置くと口を持って行きます」
明主様御垂示
「それは蛇の生まれ変りです。
非常に早く治るのと、なかなか治らないのとあります。
最初と今とはどうですか。身体の状態はどうですか。
あなたはいつから浄霊に行ってますか。」
信者の発言
「去年からでございます」
明主様御垂示
「去年では分りません。一月だって十二月だってあります。一年違いますよ。去年の何月ですか。」
信者の発言
「去年の二月からでございます」
明主様御垂示
「そうすると一年半ですか。で、最初のときと今の違いさは・・・。」
信者の発言
「一度熱の御浄化で後頭部が溶け下痢を・・・」
明主様御垂示
「経路ではない。状態です。」
信者の発言
「状態は変っておりません。ただ父と娘さんが信仰的にぐらついていたのが、最近熱心になっております」
明主様御垂示
「それは難物です。名前は・・・。」
信者の発言
「NM(男性)と申します」
明主様御垂示
「妙な名前だな。音で読めば「ガキ」ですね。父は一三ですか。食事は・・・。」
信者の発言
「普通でございます」
明主様御垂示
「別に水は欲しがりませんか。」
信者の発言
「他に変ったことはございません」
明主様御垂示
「それは霊的に非常に複雑しているのです。
それは木龍です。木にいた龍です。ちょっと難しいです。
しかし、こういうことを知っておかなければならない。
仮にそれがどうしても治らないというと、そこの家の人が、親なら親が信仰によって非常に徳を積むと死んでしまうのです。
それは、生きているということが苦痛だから、生まれ変らしていただくということです。
ですからお蔭をいただくと死にます。これはたいへんなお蔭です。
そうすると本人も普通の人間に生まれ変って、一家も苦痛から解放されるから幸福になるわけです。
ですからそういうお蔭をいただくと死ぬことになる。
その点は神様は気が利いてます。
そうかと言って、殺人罪になりますから殺すわけにはいきません。
しかし生きていると親だって一生困りますが、霊界に行けば一番良いです。
それは神様がやってくれます。これはちょっと難しいです。」
明主様御垂示 「池の龍神の祟りによる小児麻痺」 (昭和27年8月25日発行)
信者の質問
「私は昭和二十六年十二月、妻、二男とともに入信、その後、母、長男と家族一同入信し、
本年三月、御神体およびお屏風観音様を御奉斎させていただきました。
私の父は大正十三年の暮れに、家の向かい側道路を挟みました所に現在の雑貨店を建てるため畠を埋め立て、
そのとき横にあった古い小池もついでに埋めてしまいました。
それから二年後の大正十五年に父は突然脳膜炎にて死亡し、四十五日後に私の弟T(十歳)がまた脳膜炎にて死亡いたしました。
また私の姉は妊娠中離縁となり、子供は安産いたしましたが乳を飲まずに死亡いたしております。
私の家内S(四十歳)が二十歳で嫁に来て三、四年目に神経痛で右足が不自由になり今日に至っています。
私の二男Y(十四歳)は三歳のとき小児麻痺となり、両足がぶらぶらになりましたので、阪大病院にて脊髄注射八本いたしました。
医者より、病気が重いので請け合われないと言われましたので、
その後は家にて電気治療(自の魂)を半年続けましたが、別になんの感じも変化もありませんでした。
なお服薬は奇応丸、膏薬湯(煎薬)療養の泉など一年半、そのほか薬湯、マッサージなどもいたしました。
二、三年前また脊髄注射四十本いたしましたがよくならず、悩んでいましたところ、
このお道を知り、御浄霊により現在はたいへん良くしていただき、
膝より下足首がしなしなしておりますが、杖なしで歩行できるまでにしていただきました。
母S(七十歳)は、二十七年二月末ごろより左膝がリウマチのごとくなりましたが、これも御浄霊によりたいへん楽にさせていただいております。
父の死亡後は天理教を信仰し、仏壇は別に祀っておりましたが、現在は天理様の祭壇の中にも仏壇にもお屏風観音様をお祀りしております。
父弟と死亡し、家族五人中三人まで足の悪くなりますのは、他の龍神の祟りでしょうか。
もしそうですとそのお詫び、お祀りの方法はいかがいたしますればよろしいでしょうか。
また御浄霊の箇所を御垂示賜りたくお願い申し上げます。」
明主様御垂示
「これはあなたの思う通り、龍神の祟りもあるが、薬毒も大いに禍(わざわい)しているから、なるべく早く龍神を祀らなければいけない。
それは所属の支部長に頼めばいい。
薬毒はできるだけ多く浄霊すればよい。
とにかく気長にやれば治るから安心しなさい。」
明主様御垂示 「蛇霊の憑依による小児麻痺」 (昭和24年8月21発行)
信者の質問
「七歳の男子、眼が光り薮睨みのごとき目つきにて、医師は十万人に一人の眼病であり手術せねば二カ月以内に死ぬと申します。
その兄(三十一歳、教導師)は御浄霊にて治すと断固言い張り、その母親は手術させようとして相争っております。母親を理解させるにはいかがいたすべきでしょうか。」
明主様御垂示
「厄介ですね、こんな反対をするのは。
しかし眼が光るってどんなのか説明してもらおう。
どこが光るんです、瞳が光るんですか。」
信者の発言
「はあ。」
明主様御垂示
「で、健康状態はどうなんですか?」
信者の発言
「異状ありません。」
明主様御垂示
「で、どうして医者は二カ月以内に死ぬって言うんですか。」
信者の発言
「脳へきて死ぬと申します。」
明主様御垂示
「脳へきてね、ははあ、そんなことはありませんよ。
脳から眼へくることはありますがね、逆は絶対にありませんよ。
真理に外れてますよ。これは最近こうなったんですか。」
信者の発言
「はあ、そうです。」
明主様御垂示
「じゃ、治りますよ、生まれつきじゃないんだから。その母親ってのはいくつくらいです。」
信者の発言
「八十歳くらいです。
明主様御垂示
「八十くらい、字は読めるんですか。」
信者の発言
「はあ。」
明主様御垂示
「じゃ、本を読ませなさいよ、地上天国の「おかげばなし」でも。」
信者の発言
「読んでおります。」
明主様御垂示
「読んでも信じないんですか。」
信者の発言
「だんだんおすがりするようになってはきたんですが、医者から二カ月以内に死ぬと言われたもんですから・・・」
明主様御垂示
「ああ脅かされたんですね、罪ですね。
(前項の人と名前が一致しているのをご覧になられて)
前の、この小児麻痺ってのはどんなんですか。」
信者の発言
「腰から下が立てないんですが・・・」
明主様御垂示
「腰から下が立てないって、グニャグニャなんですか。」
信者の発言
「はあ、そうです。」
明主様御垂示
「ああこれは蛇の霊ですよ。妹も同じなんですか。」
信者の発言
「姉の初めのころと同じでございます。」
明主様御垂示
「同じね、じゃ何匹もの蛇ですね。治りますよ、これは。少し気長にやってれば治ります。」
信者の発言
「家族の者が容易に信じないもんで困ってるんですが・・・」
明主様御垂示
「あたりまえですよ。
あんたもあまり押しつけないほうがいいですよ。
これがそうとうに治って走れるようにでもなったら、向こうが自然についてきますよ。
それがほんものです。
で、目が光るのは眼は見えるんですか。」
信者の発言
「いえ、ぜんぜん見えません。
明主様御垂示
「見えない。じゃ、見えないことを書かなくちゃいけないじゃないですか。先には見えたんですね。」
信者の発言
「はあ。」
明主様御垂示
「どっちもですか。」
信者の発言
「いえ、右の眼だけです。」
明主様御垂示
「それも書かなくちゃあ。薬はそうとうさしたんですか。」
信者の発言
「一本眼球注射をしたと申します。」
明主様御垂示
「それは注射する前からもう見えなかったんですか。」
信者の発言
「はあ。」
明主様御垂示
「ははあ、でも一本だけですね。・・・こんなのはなんでもない、じき浄霊で治るんですがね。どれくらい浄霊してるんです。」
信者の発言
「三カ月です。」
明主様御垂示
「三カ月! それでどうなんです。」
信者の発言
「少し光るのが薄くなったようです。」
明主様御垂示
「少し薄くなった。この眼の上のほうをよくやらなくちゃいけませんよ。
これは治りますよ、請け合ってもいいですよ。
浄霊を続けてご覧なさい。」
明主様御垂示 「カエルの憑依による小児麻痺」 (昭和24年7月30日発行)
信者の質問
「生後六十日目から小児麻痺にかかり現在十三歳になっている男の子供ですが、全身ブラブラで蛙のような格好で家の中を這っています。
本月二日から七回ばかりの浄霊で十分間くらいは体を支えてやれば(頭部の浄霊の間くらい)坐っておれるようになりましたが、
続いて御浄霊をすればしだいに治ってくるでしょうか。」
明主様御垂示
「だんだん治る。気長に浄霊する。
これは蛙で、蛙はよく人間につく。
以前一日に何回となく倒れる子供があった。
倒れ方は蟇蛙(ひきがえる)を上からつぷしたような格好をして倒れ、
手の指も蛙の通りで倒れるときギャーという奇声を発するのである。」