ヒステリーについて
明主様御教え 「日本人と精神病」より (昭和25年4月20日発行)
「(一部のみ引用) 人間の本能である感情を常に制扼(せいやく)し、過ちなからしめんとする本能こそ理性の受持ちで
人間がともかく普通常態を保ちつつあるのは、この理性という法規の力で感情を抑えつけているからである。
従って、この法規の力を失うとすれば、感情は自由奔放脱線状態となる。それが精神病である。
右のごとく法規の力が前頭内に光っているとすればそれを識っている憑霊は、そこを占有することが出来ないが、一旦霊が希薄になった場合邪霊は得たりかしこしと憑依する。
稀薄といっても厚薄の差別があり、その差別通りに活動する。
例えば、前頭部の霊の充実が十とすれば、憑霊する事は全然出来ない。
九となれば一だけ憑依出来る。二となり三となり四となり五となり六となった場合憑霊は六の力を発揮し得るから、
四の理性の力では六の感情の力に負けるから、自由に人間を支配し得るのである。
最初に述べたごとく、凝りのため血管が圧迫され貧霊する。
その割合だけ憑霊が活動し得るとすれば現代人に凝りのないものはないから、霊の充実が十ある人など一人もないと言っていい。
社会で尊敬されるような人でも、二ないし三くらいの欠陥はある。
あんな偉い人がアンな間違いをするとか、あれくらいの事がなぜ判らなかったとか、どうして失敗したのかなどといわれるのは右の二、三の欠陥あるためである。
しかしながらこの欠陥は一定不変ではない、常に動揺している。
非常に立派な行為をする時は二くらいの欠陥の時であるが、何らかの動機にふれて邪念が起り、罪を犯す場合は四くらいかそれ以上の状態になった時である。
これは世間によくある事だが、大抵は罪を犯してから後悔するがその時は二くらいに還った時である。
よく魔がさすというのはこの事をいうのである。
ところが一般人はまず平常三ないし四くらいであって、動機次第でいつ五の線を突破するか判らない。
この場合思いもよらぬ罪悪を犯すのである。
この例としてヒステリーであるが、この原因はほとんど狐霊で、その際前頭内に蟠居(ばんきょ)する。
この原因は嫉妬、怒りのため五の線が破れる。
そうなると心にもない滅茶苦茶な事をいい、狂態を演ずるが長くは続かない。
というのは五の線が再びそれ以下に還元されるからである。
従って人間は三の線を確保すべきで、それ以上では危険である。」
明主様御垂示 「女性のヒステリーは狐霊」 (昭和24年5月)
「霊が希薄になるのは血液が少なくなるからです。
血液の霊化したものが霊ですからね。
延髄の所に毒が溜まって血管を圧迫するから血液が脳へ行かないんです。
この固まりを溶かせば脳に血が充実して眠れるようになります。
あの眠れないときにはいろいろ考えますね、あれは狐ですからね。
狐ってのはまったく休みがないですからね。
狐が憑いてしゃべり出すと、まったくいくらでもしゃべります。
女の人がヒステリーなんかになったときたて続けにしゃべるでしょ、あれは狐の本領発揮ですよ。」
明主様御垂示 「ヒステリーの原因」 (昭和23年6月8日)
信者の質問
「心の中に魂があることは判らせていただきましたが、その魂は体のどこにあるのでしょうか。」
明主様御垂示
「人体は腹の真ん中と前頭部の奥とで天と地となり相通じ合っているのです。
ですから高天原を人体で言えば眉間です。邪神がつくと眉間へ来たがってしかたがない。
眉間を占領すればその人を自由にすることができるから。
そこで眉間へ来れぬときはその人を怒らせる。
怒ると頭の霊細胞が薄くなるから眉間へ来れるのです。
そのうちまた気持ちが平静になり霊細胞が濃くなると邪霊は下のほうへ下がるのです。
ヒステリーなんかはこれです。
また狐の霊なんか憑くとよくしゃべるんです。
女でよくしゃべるのは狐です。
また威丈高になって相手にものを言わせないのもそうです。」
明主様御垂示 「月経閉止期とヒステリー」 (昭和23年12月12日)
信者の質問
「婚期が遅れた女性、また五十歳前後の月経閉止期に生理的にヒステリックになるのは霊的に関係があるでしょうか。」
明主様御垂示
「関係がない事はない。霊的にも体的にも密接な関係がある。
毒があるとそこへ霊が憑依する。浄霊すると霊は逃げる。
毒の個所へ、毒のある所へと逃げる。
そして綺麗になってしまえば霊は寄り付かなくなる。
月経閉止期は女の大転換期である。血が動揺して安定しない。
そのため一種の不快感があってヒステリーになる。
怒りっぽいのはどこかに毒があるのである。
気持が悪いと物を悪意に解釈する。
であるから、人間は不快感を除かなくてはいけない。
毒が除れれば爽快になる。
ヒステリーは狐霊が頭を占領するのである。」