テンカンについて 1


明主様御教え 「癲 癇・病気と霊 三」 (昭和18年10月23日発行)

「癲癇(てんかん)は、精神病と同じく霊的ではあるが、ただ異なる所は、癲癇の方は一時的発作的である事と、その症状が人により頗(すこぶ)る多種多様である事である。

そうして癲癇の方はそのほとんどが動物霊ではなく人霊であって、稀にはそれに動物霊が、複数的に憑依している事もある。

そうして死霊の憑るや、その霊の死の刹那の状態を表わすものである。

たとえていえば発作するや、泡を吹きながら苦悩の状を呈するのがよくあるが、これは水死の状態で、俗に水癲癇というのであり、又火癲癇といい、発作するや、焼けるがごとき苦悩の状を呈するのがある。

又水を見、火を見て発作するのを水癲癇、火癲癇という事もある。

次に多いのは脳溢血のごとき病によって急死した霊である。

そういう霊が憑ると、その通りの状態を現わすので、顔面蒼白、眼は上吊り、ほとんど死せるがごとき相貌と状態を呈し、片方の手足が麻痺状態となるのである。

又変死・・・たとえば轢死、縊死、墜死、殺害、による死霊等も、すべては死の刹那の苦悶の状態そのままを表わすものである。

これによってみても、霊界に入るや、死の刹那の状態が持続するという事は間違いないのである。

癲癇なる病気は右のごとくであるから、死霊の憑依である事は一点の疑う余地はないのでこの意味において、医学がいかに唯物的に研究するといえども全然的外れであるから、徒労以外の何物でもない事である。

近来、医学においては頭脳に原因があるのではないかと想い、頭脳の切開手術を行う医家もあるが、患者に非常な苦痛と莫大な手術料を費やさしめ、障害者となし、寸効もないのであって、霊的事象に盲目である唯物医学として止むを得ないとするもまことに憂うべきである。

又、夢遊病者といって、発作するや自己意識を失い、所定めず彷徨(ほうこう)する症状があるが、これらも死霊の憑依であって一種の癲癇である。

そうしてあらゆる癲癇は、前頭部中央深部に死霊が憑依するという事は疑なき事実である。

それは右の部に対し、本医術による霊的施術を行えば、たちまち常態に復するにみて明かである。


そうして右に説いたのは本格的癲癇であるが、ここに擬似癲癇なるものがある。

それは全然霊的ではなく、延髄付近に溜結せる毒素が第一浄化作用による固結強化によって、一時的血管を圧迫する場合がある。

その刹那何秒位の間意識を失い倒れるのである。これらは霊的作用ではないから、簡単に治癒するものである。


癲癇の例として、今でも私の家に使用している下婢の事についてかいてみよう。

これは余程面白い例であって、最初の頃は、発作するや意識を失い倒れるのであるが、その面貌は物凄い程である。

それは顔面蒼白、唇は紫色で大抵の場合舌を噛み、口唇から血液が流れ出ているので、その状(さま)は殺害された死人のごとくである。

それが本療法によって漸次快方に赴き、近時は、発作するも意識不明等の事はなくただ頭脳がやや朦朧(もうろう)となり、不快感が伴う位である。

その際、前頭部深部に霊を放射するや、憑霊は非常に苦しみ、助けてくれーと繰返し、悲鳴を上げるのである。

それは勿論本人の口からである。その際私は「助けてやるからこの肉体から離れろ」と言うと「行く所がない」・・・というのである。

それは、その行く所とは人間の肉体であるが、さきに説いたごとく、血縁のない他人では憑依不可能であるから行き所がないというのである。

そうして霊の放射二三分にして移動するのである。

それは大抵肩、腹部、左右の腕等である。その個所を一々霊射する中、ついにいずれへか潜んでしまい分らなくなるのである。

そうして霊が逃げつつ憑依する個所は、痛みと不快感があるから判るのである。

しかしながら、漸次霊は畏縮しつつある事は、その発作的の苦悩が軽減するに察(み)て明かである。

これは死霊とそれに憑依せる狐霊との作用である。」 (「明日の医術 第3編」より)




明主様御講義 「癲 癇」 (昭和11年7月)

「癲癇には二種類あって、体的と霊的とあります。

まず体的原因からお話致しましょう。

延髄付近に水膿溜結する為、脳へ送流される血液が阻止される。

それが強烈な場合、血液が中断される事がある。

その瞬間癲癇症状を起すのであります。

この症状は、膿結溶解によって容易に治癒するのであります。

今一つは霊的の場合で、こちらがはるかに多い事と悪質であります。

霊的の原因は「死霊」が憑依するので、「死の時の苦悩の状態」そのままを表わすのであります。多くは変死又は急死であります。

脳溢血での死霊は、特に多いのであります。

発作が起ると「脳溢血でたおれる状態」そのままをする。

それは・・・脳溢血などで急死した霊は「死の準備」がないから「自分がいつまでも現世に在るつもりの想念」でいる。

その為、生きた肉体を見付けて憑依するのであります。

たおれて泡を吹くのは「水癲癇」で、「水死した死霊」が憑るのであります。

又よく水を見てたおれるのがありますが、これは「水へ落ちて溺れた死霊」が憑くのです。

死の刹那「アア水は恐ろしい」という想念がこびり着いているから、水をみると恐れるのであります。

又「火癲癇」というのは、火を見て恐れる。以前扱った癲癇で、こういうのがありました。

それは必ず夜中に寝ている時に発作する。起きてる時は決してない。

それは最初火が燃えるのが見え、段々近くへ燃えてくると、意識が無くなるのであります。

これは、震災直後であったから、多分震災で焼け死んだ病人の霊に違いないと思いました。

以前こういうのがあった。それは一、二分間パッと意識が不明になるのであります。

(その人は株式仲買の支配人をやっている人ですが)

最初一年に一遍位起っていたものが、段々重くなって、ついには一月に一、二回位おこるようになった。

又極度に発作を恐れる為に一種の神経衰弱になってしまったのであります。

査べてみると、その人に憑いているのは、昔千住の小塚原で闇打(やみうち)に遇って殺された霊で、無縁になっていた為祀ってもらいたいというのであった。

最初病気が起ったのが九月の何日でしたか・・・ちょうどその日に死んだのであります。

その為断えず闇打に遇うような恐怖に襲われるので一人歩きは出来なかった位であります。

半年位治療する内、段々軽快に向い、その死霊を祀ってやったら、それっきり治ったのであります。

癲癇の治療を始めると、一時は反って余計に発作し、それがある期間過ぎると、段々治るのであります。

大体において、時日は長くかかりますが、治るのであります。」 (「岡田先生療病術講義録 下巻2」より)




明主様御垂示 「癲癇について」 (昭和24年6月23日)

信者の質問
「癲癇(てんかん)について

(一)周期的に発作の起る理由、

(二)喜怒の情に関係して起る原因、

(三)それが治ったときには憑依している死霊も救われておりましょうか。」


明主様御垂示
「周期的にくるのは死霊が憑依するためです。

だから憑依がずっと続けば精神病になるわけです。

周期的にくるのは、例えば夜中に死んだ霊が憑依すると、夜中に発作を起すんです。

その時間になると霊が思い出して人間に憑依するんですね。

そして死霊が頭の脳天にくると癲癇になるんですが、脳天には永くおられないんで、また下へさがるんです。

以前、東京の人で、いつも夜発作を起すんですが起すと目の前が火事で、その焔が燃えてくるのが見えるという人がいましたが、これは火事で焼け死んだ人が憑いてるんですね。

それから、人間が激情すると脳細胞が薄くなるんです。

薄くなるから脳天に霊がくる、従って発作を起すんです。

女の人のヒステリーなんかもそうで、「カーッ」となると、脳天の霊細胞が薄くなるから、狐がここへきていろんな狂態を演じるんです。

それから死霊は勿論救われますよ。祝詞を上げてやるといいですね。

また、死んだ日なんかにも霊はよくくるもんですよ。」




明主様御垂示 「死霊の憑依による癲癇」 (昭和26年8月16日)

信者の質問
「TM(長男)と申す二十四歳の信者でございますが、十八歳の時、ある夜突然ひきつけを起しまして

以来月に一度ないし三カ月に一度くらいの割で起しておりました(症状は手足をバタつかせ呼吸困難となります)。

一年ほど前からこの発作はだいぶ遠のいてまいりましたが、今度は後頭部の頭痛と不眠が続き、物が二重に見え、視力が衰えてまいり、終に眼球が右と左に開いてまいりました。

医者も原因不明と申し手術の寸前御浄霊をいただくようになり、病勢好転、眼球の開き方はだいぶよくなりました。

その間、水を昼夜非常に飲みたがり、薬缶を枕頭に置いて飲みましたが、これも順調によくしていただきました。

家族は祖母を除いてみんな入信し、たいへん熱心にお導きもいたしております。

本人も進んで他人の御浄霊をいたしておりますが、この六月ごろより、なんとなく元気がなくなり衰弱してまいりました。

以前はさほど口数は多くない方でしたが、非常によくしゃべるようになり人を笑わせます。

また歩く時は酒飲みのようにフラフラいたします。苦痛はあまりなく食事は進みません。

この家は代々中気で倒れる人が多く、また祖母の代にその父と兄が海岸で水死しております。

他の家事のことは非常に御守護いただいておりまして熱心に信仰いたしておりますが、長男だけが右のような状態でございます。

右につき御教えを賜りたくお願い申し上げます。」

明主様御垂示
「これは祟ってる霊があるんですね。

その解決がつかなければいけないんですがね。

手足をバタつかせ呼吸困難となります・・・こういう症状はみんな死霊ですからね。

死んだ時の症状をあらわす。癲癇ですね。

この発作はだいぶ遠のいてまいりました・・・霊が救われてきた。


物が二重に見えるのは乱視ですね。

ここ(後頭部)に毒が固まったためですね。

これはだんだん良くなってきます。


霊もだいぶ救われてきましたね。

水を飲みたがるのは龍神と思って良い。

いろいろとここの家の霊的の障りがあるのがだんだん取れていく。

龍神というが、やはり祖先の霊です。

それが救われたいので憑っていく。

しゃべるのは、これは霊の性質による。

フラフラする・・・これは蛇の霊が憑るとこういうことがあります。

中風で倒れたとか海岸で水死したという霊とは違います。

気長にやっていればだんだん治ります。

なるたけ御神書を読むように・・・日限の問題ですからね。

気長にやっていれば治ります。」


信者の質問
「四十年前に木を切り、そのため、子供が死んだということがあったんですが。」

明主様御垂示
「それとは違います。それは木龍ですからね。

これは水に住んでいた龍神ですからね。木龍ではないですね。

木龍が祟ると、耳が聞えないとか口がきけないというのが木龍ですからね。これはそうではない。」




明主様御垂示 「死霊の憑依による癲癇」 (昭和26年11月18日)

信者の質問
「KS(三十四歳・男性)右半身不自由にて、六月より御浄霊をいただいておりますが、

七日に一度くらい手足が引き吊り、紫色に変わり、シャックリをして、意識不明になり、

最近では十分か五分で元に戻り、あとはケロリとしておりますが、顔は少し腫れます。

口はきけませんが、朝夕仏前にてお経を奏げます。

また君が代などを歌い、また子供の名を時々呼びます。

医診では、脳血栓と言われました。

病人の妻は九月に入信させていただきました。

現在足を引きずりながら歩けるようになりましたが、その他は変化ありません。

病人はよく肥り、血色も良く、本人ならびに家族も一生懸命にお願いいたしております。

御浄霊はどこをさせていただきましたらよろしいでしょうか。

また、霊的になにか関係がございましょうか。」

明主様御垂示
「ケロリとして・・・死霊が憑るんですね。

今はお経じゃ駄目なんです。お経じゃ効き目がないんです。

霊的関係・・・じやない。霊的ですよ・・・病気はね。

七日に一度・・・これは、死んだ病人が、そういう状態で死んだんです。

それが、あの世に行って浮かばれない。

それで頼ってくるんで、この人に憑る。

癲癇ですね。

これは、光明如来様をお祀りしてないですか。」


信者の発言
「まだでございます」

明主様御垂示
「これが第一ですね。それと、御屏風観音さんはまだですか。」


信者の発言
「まだでございます」

明主様御垂示
「それが根本だから、それをやらなければならない。

それをやらなくても治りますが、ずっと暇がかかる。

それをやると、ずっと早く治る。

何分の一かになる。

死霊が救われないんだから、できるだけ本を読ませるんです。神様の本をね。」


信者の発言
「本も読めないような状態でございますが・・・」

明主様御垂示
「それじゃ、奥さんかなにかが読んで聞かせる。結局治りますがね。たいしたものではない。

この霊を救ってやれば良いんですからね。

仏教ですか。仏様はありますね。何宗ですか。」


信者の発言
「門徒でございます」

明主様御垂示
「今言ったようにしてやりなさい。」




明主様御垂示  「死霊の憑依による癲癇」 (昭和27年6月1日)

信者の質問
「本年三月、発熱頭痛のあと気が遠くなり発作が起き、最初は三十分くらいのが二時間くらい続くこともあり、そのときは無意識で・・・」

明主様御垂示
「霊が憑ったんだね。」


信者の発言
「最初は猫だ猫だと言っており、最近は俺だ俺だと言っております。

その子はお婆さんの所に養子に行っており、お婆さんがいると発作がひどく、他のときにはございません」

明主様御垂示
「じゃ、お婆さんに関係がある霊じゃないか。」


信者の発言
「お祀りはいたしております」

明主様御垂示
「お祀りしたから解決するというんじゃないですよ。

お祀りくらいじゃ承知しないというのもあるし、霊によるんだからね。

まだ納得がいかないためなんだからね。

子供の親はいつ入信したんですか。」


信者の発言
「二十三年でございます」

明主様御垂示
「お婆さんは・・・。」


信者の発言
「前に資格をいただいております」

明主様御垂示
「じゃ信仰がねぼけているんじゃないか。」


信者の発言
「今も続けております」

明主様御垂示
「続けているといっても、働かなければです。拝むだけじゃ駄目ですよ。今子供の状態は・・・」


信者の発言
「普段は何でもなく遊んでおり、月に二、三回発作がございます」

明主様御垂示
「癲癇だな。それは調べるのは面倒臭いからね。お婆さんはいくつです。」


信者の発言
「五十九才でございます」

明主様御垂示
「何をしているんですか。」


信者の発言
「主人が学校の校長でしたが、今は会社に勤めております」

明主様御垂示
「信仰は・・・。」


信者の発言
「御守様をいただいておりますが、熱心でありません」

明主様御垂示
「熱心でないのはいい、入っているかというんです。」


信者の発言
「入っております」

明主様御垂示
「入っているだけで別に働きがないんですね。お婆さんもボヤボヤしているんですね。」


信者の発言
「月に二人か三人の導きをいたしております」

明主様御垂示
「で、無意識にボッとしているんですね。」


信者の発言
「非常に暴れまして二、三人の男では抑えきれないくらいでございます」

明主様御垂示
「救われない霊があるんだ。子供は学校に行っているんですか。

まあ別に・・・そのままでだんだん良くなります。

大したものじゃない。なるべく・・・朝晩お参りしているんですね。」


信者の発言
「いたしております。浄霊は受けませんが、善言讃詞はおとなしく聞いております」

明主様御垂示
「善言讃詞とか御神書を聞かせるんですね。その霊は子供に憑いているんだからね。」




明主様御垂示 「死霊の憑依による癲癇」 (昭和24年4月6日)

信者の質問
「本年四十三歳の女、十五、六歳の頃より癲癇となり、当時は一ケ月に二、三回の発作がありましたが、現在は一、二回位の状態です。

御浄霊は未だ一、二回受けただけですが、信仰心厚く観音様のお話を聞き一心に御縋りしておりますが、よくなるでしょうか。御浄霊の方法を御教示下さい。」


明主様御垂示
「治る。死霊の癲癇である。」




明主様御垂示 「水死者の憑依による癲癇」 (昭和27年3月5日)

信者の質問
「OT(九歳・女子)赤ん坊の時、泣いて二、三回引きつけ、少し歩くようになった時

縁側より落ち左大腿骨を脱臼し接骨医にて全治したようでしたが、

爪先でチョコチョコ歩くために、すぐ転びました。

二十二年より御浄霊をいただき、現在は右へ右へと斜めに歩きます。

腰も手も後ろの方に出しながら歩きます。

子供の歩き始めのような状態でございます。

二十四年、光明如来様、御屏風観音様を御奉斎させていただきました。

祖母のお婆さんの兄弟で、男子(年齢不明)文久元年殺され、川へ石碑の重しをして投げ込まれた人があります。

位牌は家にお祀りしてあります。

祖母の兄は六歳の時友達に後ろから押され、水車に挟まれ死亡いたしました。

これも家にお祀りいたしております。

これは霊的でございましょうか。御浄霊の重点を御垂示お願い申し上げます。」

明主様御垂示
「これは霊的ですよ。

一種の癲癇(てんかん)ですね。

それで、歩き方が変なんですね。これも、その霊ですね。

水車に・・・これらしいな。水車の方ですね。

死に方の具合がちょっと違うな。

これは土左衛門だから、土左衛門になって死んだんだから、やっぱり癲癇が、水ふくやつですね。

水車・・・これらしいですね。

ですから、これは前頭部の中を良く浄霊するんです。

そうして気長にすれば治るんですがね。

しかし、そうとう長くかかります。まだ数年かかるでしょうね。

そうして光明如来様をお祀りしてある部屋に寝かせるんです。

それから御讃歌とか祝詞を本人が聞くように・・・要するに耳に入るようにしてやる。

これは何宗旨ですか。水車に挟まれたのが祀られたのは・・・」


信者の発言
「宗旨は判りかねます」

明主様御垂示
「仏教の方でしょう。」


信者の発言
「さようでございます」

明主様御垂示
「祀ってあるんでしょう。」


信者の発言
「さようでございます」

明主様御垂示
「今言ったようにしてやれば、少しずつ良くなります。」




明主様御垂示 「水死霊の憑依による癲癇」 (昭和27年2月17日)

信者の質問
「MS(昭和二十二年入信。三十二歳・男性)二十三年六月長女S子が、一週間ほどの下痢が因で急性肺炎で死亡してより、

教会へ御無沙汰いたしておりますうちに、長男T(四歳)が二十四年一月浴場で引きつけ、

以来毎日ちょっとした刺激などにも体をピクつかせ、十日に一度くらい、少し熱が出ると引きつけます。

お道が良く解らず、約一年医療を受けましたが、病状は一進一退でございました。

近所の信者さんに、今一度三日間の教修のお話を聞かれてはと言われ、

今まで間違っていたことをお詫び申し上げ、御浄霊いただきましてより、

だんだんビクつくこともなくなり、引きつける回数も少なくなり、

御屏風観音様を御奉斎させていただき、妻も入信。

昨年六月疫痢の御浄化をいただきましたが、教会の先生の御浄霊により御救いいただきました。

八月に光明如来様を御奉斎させていただき、子供二人にも「小」の御守り様を拝受させていただきました。

十二月ごろより隆志の状態が以前より激しくなり、連日ちょっとした刺激にも、

また遊んでおります時にも、急にバネで弾かれたように体全体に痙攣を起し(以前は部分的でございました)目を離すことができなくなりました。

現在、引きつける時は口から泡を吐き、両手でなにか探るようなことをいたしたり、

おびえるような大きな声を出し、目を引き吊り、なにかじっとにらむような顔をいたします。

なお、その後は入浴を非常に嫌います。位牌は御先祖始め、諸々の霊位を率祀りさせていただいております。

父は神経痛を二十年ほど患い、死ぬ少し前に精神病でございました。

兄は戦死、弟は自動車事故で死亡いたしております。

以前に増して発作が激しくなりましたのは、いかなるわけでございましょうか。

また今後いかがいたしましたら、よろしゅうございましょうか。」


明主様御垂示
「これは癲癇(てんかん)ですね。

この癲癇はお父さんの神経痛じゃないんですね。

兄の戦死・・・これでもないな。弟・・・これでもないですね。

これは他の霊ですね。

つまり泡をふくというのは、水死の霊ですよ。

水を飲んで死んだという奴ですがね。

よくあるがね。これは、前頭部の中心・・・そこを浄霊すれば良い。

そうして癲癇の起った時には、善言讃詞を奏げてやって、そうして頭の前頭部の中心をやる。

そうしてふだん頸のまわりが、毒の固まりがありますから、それを良く浄霊して ・・・これがあるから頭が貧血する。

血管を圧迫するからね。

そうすると前頭部の方が貧血するから、それで霊が憑りやすくなる。

そうしていったんひどくなるものですよ。

峠があってね。それが過ぎると、だんだん良くなる。

早いのは一カ月か二カ月のがあります。

遅いのは四、五年かかるのがあります。

結局は治りますがね。今言ったように気長にやっていれば、少しずつ良くなるものです。」




明主様御垂示 「小児癲癇と癲癇の種類」 (昭和24年)

泡をふくのは水死の霊

信者の質問
「四歳の女子、昨年十一月頃より一日一回から三回位発作を起して、発作の時倒れ、両手を握りしめ痙攣し、目は据(す)えて動きません。

約一分間位にて起き上り、何食わぬ様子して遊んでいます。

浄霊は教導師が二ケ月続け、現在母親が御光を本年一月受け、毎日浄霊しています。右は霊的でしょうか。

浄霊はどこを良くしたらよいでしょうか。また、治りましょうか。御教え下さい。

父親が癲癇で、発作の時は泡を吹きます。

父親の弟他家へ養子に行き、養母が水で死んでいます。その他無理死霊等ありません。」


明主様御垂示
「霊が前頭部の奥へ上った時発作が起る。水死の霊である。泡を吹くのは土左衛門の霊である。すべて死の様相を表わす。

他にも、無人癲癇、人癲癇、火癲癇等がある。

延髄部等浄霊する。」




明主様御垂示 「老人霊の憑依による癲癇 手足荒れる」 (昭和24年1月29日)

信者の質問
「本年二十五歳の青年で、四年前突然癲癇のような発作を起し、昨年末まで医者や薬にて療養しておりましたが、

毎日二、三回発作が起り、頭が痛み、舌が痙(つ)り、手足が七十歳位の老人のように荒れ、アカギレが出来、夢を全然見ませんでした。

御浄霊を始めて一ケ月位になります。

最初一週間位は別に変った症状もなく、最近約二週間の状態は発作三回、頭の方は全然痛まず、夢を見るようになり、毎日下痢を三回位致します。

医者は病名が無いとの事ですが、一種の癲癇で御座いましょうか。」


明主様御垂示
「無論、癲癇である。七十歳位の人の霊である。治る。脳溢血霊・・・。」




明主様御垂示 「脳溢血で死んだ霊の憑依による癲癇」 (昭和24年1月27日)

信者の質問
「六歳の子供、一昨年春と秋に痙攣を起し、昨年春一回起しました。その時には浣腸でよくなりました。

昨年八月また痙攣を起し、その時から右手右足が不自由となり、いまだに数分ずつ痙攣を起します。これはどう云う因縁でしょうか。」


明主様御垂示
「脳溢血で死んだ霊である。浄霊で治る。額へ行った時痙攣を起す。

入信して光明如来様をお祭りしてお願いすれば治るが、相当時日が掛る。

霊を浄化すると共に子供も助けるのであるから、大変いい事である。

痙攣は前頭部をする。そして延髄をする。前頭の中心へ曇りが行くと痙攣する。

延髄に毒(曇り)があり、始終前へ行くものである。」




明主様御垂示 「小児麻痺から癲癇」 (昭和25年4月12日)

中風霊の憑依

信者の質問
「満二年四ケ月になる男児、生後七ケ月の時縁台より落ちて左の耳の上を強打、意識不明になり、それから右半身不随の小児麻痺となりました。

一ケ年間種々手当をしましたが効果がなく、昨年夏御道にお救いを頂き、両親共入信、御浄霊を続けている中、八月末には物につかまって歩く事が出来、

十月には独りで立って歩けるようにして頂き、御力の偉大さに感謝致しておりますが、右の手だけは未だ握ったままで余り変化が御座いません。

一月頃より一日に三回位軽い癲癇のように不意に倒れるようになりました。

二月御屏風観音様を御祀り致し御先祖もお祀りさせて頂きましたが、倒れ方は却って多くなったようで、

なお最近は時々恐しい者にでも遭ったかのようにおびえて、泣きそうな顔をする事も御座います。

倒れたりおびえたり致しますのは小児麻痺と関係が御座いましょうか。

また、どう致しましたら早くお救い頂けるので御座いましょうか。お伺い申し上げます。」


明主様御垂示
「中風霊が憑いたのである。気長に徳を積むと治る。前頭部をする。」




明主様御垂示 「言語不明瞭の癲癇」

中風霊の憑依

信者の質問
「二十八歳で癲癇を病んでおります。

信仰させて頂きましてから一年になり、大分良くして頂きました。

言葉が従前通りはっきり言えません。治りましょうか。」


明主様御垂示
「中風霊である。

出来るだけ光明如来様の御軸の部屋へ寝るようにするとよい。」




明主様御垂示 「癲癇より失明」

盲目の中風霊の憑依

信者の質問
「私の長女(十九歳)が十三歳の頃から癲癇が月に七、八回起りました。

(最初の頃は夜明けが多かった)

現在は二、三回位になりました。

これも大先生の御霊徳の賜と感謝しております。

ところが昨年一月頃より眼が見えなくなり、半身手足が不随の状態になりました。

これは霊的でしょうか。いかなる訳でしょうか。いかにしたらよろしいでしょうか。」


明主様御垂示
「(中略)中風で眼が見えず死んだ霊で、癲癇もその霊である。治癒するであろう。

頭、特に前頭をよくする。」




明主様御垂示 「幼児の憑依による癲癇」 (昭和25年3月20日発行)

信者の質問
「ある信者、四歳の児を養女にやり、五歳のとき死亡いたしました。

母が非常に不憫(ふびん)がっておるうちに妊娠し、女児を産みました。

この子は今年四歳ですが、誕生ごろよりひきつけを起すようになり、

ひきつけのあとすぐ続いて寒気をし、目を開いたまま痙攣を起こし、始終ピクピクしております。

これは霊的でしょうか、また痙攣のときの御浄霊箇所をお教えください。」


明主様御垂示
「死亡した児の霊が憑依するのだ。

母親がその児に対する執着のため、子の霊は引きつけられて行く所へ行けず、母によばれるため、憑依するのである。

ひきつけは、一種の癲癇である。

その際前頭部を浄霊して祝詞を奏げてやればよい。

光明如来様をお祀りしてよくお願いすれば必ず治癒する。」




明主様御垂示 「地縛霊と癲癇」 (昭和25年2月21日)

信者の質問
「水死等不慮の死に遭った人の霊は地縛の霊となるように御教えを戴いておりますが、

癲癇に憑って来る霊は地縛の霊とはどんな関係になっているので御座いましょうか。御伺い申し上げます。」


明主様御垂示
「癲癇はその人の系統で、関係はない。

地縛の霊は必ずしも癲癇にならぬ。

地縛の霊は一定部以内しか動けぬ。」




明主様御垂示 「癲癇と刹那的精神病」

信者の質問
「四十歳の男子、時々癲癇のような症状で発作が起き、また気狂いのように変な事を口走る人がありますが、いかなる訳で御座いましょうか。御教示を御願いします。」


明主様御垂示
「刹那的精神病である。」




明主様御垂示 「癲癇発作と治癒」 (昭和24年6月23日)

信者の質問
「癲癇について、

一、周期的に来る理由、

二、喜怒の情に関係して惹起す原因、

三、それが治った時は憑いている死霊も救われているのでございましょうか。

右、御教示御願い申し上げます。」


明主様御垂示
「一、癲癇は死霊の時間的憑依で、これが続いているのが精神病である。

死んだ時の恰好をするし、死んだ時刻に起す。夜中に・・・。

その時間に起して知らす。またその時・・・。それは出鱈目も多い。

身体のどこかに憑いている。頭に来る。長くいられぬので下る。

二、人間は激情すると脳細胞が薄くなり上へ昇る。カーッとなると頭の霊細胞が薄くなる。

三、勿論死霊が救われるから治る。(祝詞奏げるとよい)」




明主様御垂示 「癲癇の発作」 (昭和24年9月7日)

信者の質問
「私は三年前から癲癇の発作が起るようになり、二十年八月教修を受け、浄霊を受けておりましたが、

はかばかしくありませんでしたので半年位で鍼医にかかりましたが、

益々間近に起るようになりましたので、今年六月よりまた浄霊を受け始めました。

発作は幾分軽くなったように思われます。

憑依霊も中風の人、水死の人等三人位あると教導師の方は申されます。

このまま浄霊を受けておれば治りますでしょうか。

また、どれ位の期間を要するものでしょうか。お伺い致します。」


明主様御垂示
「浄霊すると発作がふえるので迷ったものとみえる。

前頭部をよく浄霊する。早いので半年か一年はかかる。

外に治すものがないから、浄霊する外ない。」




明主様御垂示 「癲癇の治癒年数」 (昭和25年3月28日)

信者の質問
「本年三十歳の女、二十歳の時癲癇で苦しみ、二十八歳の時入信させて頂いてから殆ど快くなったのでしたが、最近また発作の回数が多くなりました。

この癲癇をお救い頂くにはどう致したら宜しゅう御座いましょうか。御伺い申し上げます。」


明主様御垂示
「癲癇は治りきりに簡単にゆかぬ。

段々遠のいてゆく。普通五、六年、長いのは十年かかる。

頭をよく溶く。額の元・・・。」




明主様御垂示 「癲癇の治癒 (黒影をみる)」 (昭和25年2月17日)

信者の質問
「私が浄霊している知人の妻の妹(二五歳)は、五歳頃より癲癇にて毎日一回程の発作があります。

医師に掛った事もありましたが、効果なきためそのままにして今日に至っており、最近浄霊を受けるようになりました。

以前その知人が就寝中胸元に黒い影が立ち、苦しさの余りもがけば黒い影のものは羽の生えた白い馬に跨がり壁に吸込まれるように消えるのがありあり見えた夢を見た事があります。

何か癲癇と関係がありましょうか。

また、いかにしたら救われましょうか。御教示下さい。」


明主様御垂示
「癲癇とは関係ない。浄霊すると余計起るものである。前頭部の中へ来ると起る。」




明主様御垂示 「癲癇の治癒」 (昭和25年2月3日)

信者の質問
「最近、癲癇患者が二人も参り、二人共夜中に熟睡中も発作を起し、昼間は六、七回起き、五ケ月にもなり、一向治る形勢が御座いませんが、いかなる訳で御座いましょうか。」


明主様御垂示
「結局は治る。」




明主様御垂示 「癲癇と脳切開」

信者の質問
「十二歳の少女です。三年前より月数回の発作が起ります。

浄霊を続けるようになりましても効果がはかばかしくありませぬ。

いかにしたらよろしゅう御座いましょうか。

(名古屋医大にて脳切開及び腸肉移殖手術を行った事があります)」


明主様御垂示
「脳切開をしたためだと思う。これをやったのは実に治りが悪い。名古屋医大にこの専門家がある。

霊的のものをこんな事するので反って悪い。

切開すると霊が反って活動し易くなる。

しかし治らぬ事はない。

治るには治るが、癲癇を浄霊するとよけいに起るようになる。それを過ぎて段々快くなる。

その人に憑いてる霊が、浄霊すると霊は苦しんでもがくからである。

頭へ行くと霊は非常に愉快で面白い。

癲癇の霊などは浄霊すると苦しいので、頭へ上ろう上ろうとする訳である。

段々やってると、起り方が少なくなり、段々軽く、時間が短くなる。

回数は減らないものである。気長にやれば治る。

脳切開の具合では何ともいえぬ。

発作しない時は普通と変らぬなら、それ程に脳は犯されていないとしてよい。」