精神病に対する浄霊の急所について 2 (明主様御垂示)


明主様御垂示 「夢遊病の浄霊の急所」 (昭和23年10月26日)

無意識で外出

信者の質問
「昨年急性肺炎をしてより二月目の十五日に就寝後ひどい痙攣が起き、無意識のまま外へ出て行きます。何か霊的に関係がありましょうか。」


明主様御垂示
「これも霊で、本人の意識はなく、霊の意識になる。立派な夢遊病である。

身体が衰弱すると憑き易い。

肺結核など、最初からの霊は少ない。大抵は衰弱した所へ霊が憑く。

頸の周りと頭をする。

私など疥癬の時に憑いた。弱ったのはI川の霊であった。」




明主様御垂示 「精神病の浄霊の急所」 (昭和23年12月26日)

信者の質問
「当年十九才の娘ですが、一ケ月前より気が変になり父の言葉は聞きますが、祖父や母の言葉は聞きません。

自分より霊位が低いと言うのです。御浄霊にてなおりましょうか。」


明主様御垂示
「治る。首の廻りに塊がある。右延髄に一番塊がある。よく浄霊して溶すと治る。

原因は右延髄へ固まると血管を圧迫するから、前頭部へ行く血が少くなり霊が薄くなる。

それを補充すべき外の霊が入る。これが精神病の原因である。ねむれぬと霊が稀薄になる。

大抵狐か狸で、三十人に一人位はある。前頭の霊が六になると精神病。

ジキルとハイドのごとく、薬を服むと霊細胞が稀薄になるから憑霊になる。


今の小菅行の人物などは皆この頭脳の血液不足によるもので、憑依霊の誘惑に負けるのである。

私も前に代議士になろうと思った事があるが、それには悪い事をしなくてはならぬ。

また上の政治家に節を枉げたり、幇間的な事をしなくてはならぬ。それでやめた。

そういう事をやれる位の人間でなくては、政治家になれぬ。

そういうのが政治を執っている。

それを巧妙にやったのが政治を執っているからうまく行かぬ。

今の政治家で悪い事をしないものはいない。

アメリカやヨーロッパなど、キリスト教があるため、それがない。それでいい政治が行われて来た。」




明主様御垂示 「小児癲癇と癲癇の種類」 (昭和24年)

信者の質問
「四歳の女子、昨年十一月頃より一日一回から三回位発作を起して、発作の時倒れ、両手を握りしめ痙攣し、目は据(す)えて動きません。

約一分間位にて起き上り、何食わぬ様子して遊んでいます。

浄霊は教導師が二ケ月続け、現在母親が御光を本年一月受け、毎日浄霊しています。右は霊的でしょうか。

浄霊はどこを良くしたらよいでしょうか。また、治りましょうか。御教え下さい。

父親が癲癇で、発作の時は泡を吹きます。

父親の弟他家へ養子に行き、養母が水で死んでいます。その他無理死霊等ありません。」


明主様御垂示
「霊が前頭部の奥へ上った時発作が起る。水死の霊である。泡を吹くのは土左衛門の霊である。すべて死の様相を表わす。

他にも、無人癲癇、人癲癇、火癲癇等がある。

延髄部等浄霊する。」




明主様御垂示 「精神病で食欲なし」 (昭和24年1月6日)

信者の質問
「十八歳の男子、精神病発病以来医療を続けて来ましたが、元来食欲がなく、衰弱するばかりです。

昨年十一月より浄霊を致しており、幾らか言行が静かになりましたものの、食欲が進みません。

引続き浄霊を致しますれば救われますでしょうか。」


明主様御垂示
「治る。

特に頸の周りをする。後右の延髄をする。

この固結のため前頭部へ行く血が少くなり稀薄になる。

それが精神病の原因である。

胃の周りにも毒がある。」




明主様御垂示 「食物の怨みの霊による精神病の事例」 (昭和24年2月28日)

信者の質問
「三十四歳の女、食事のときだれかが自分のごはんに唾を吐くと言って一粒一粒捨てたり、手拭でふきながら食べたりします。

その「だれ」かに「別の茶碗で食べろ」と言っても駄目らしく、御浄霊は二十回くらいいたしましたがあまり変化がありません。いかがでございましょうか。」


明主様御垂示
「これは霊ですよ、食物の怨みの霊が来てるんです。こういうのは治りますがね。

そんなに手数はかからないんだが・・・しかし精神病の一歩前ですね。

以前狐憑きの人で、物を食べようとすると耳許で「その中には毒が入っている。食べると死ぬぞ」と言われびっくりしてよしてしまう。

蕎麦屋へ行ってもそうだし、寿司屋へ行っても同じで、どこへ行っても食べられずぐるぐるまわっていた人がありました。

で、私は「あんたは狐に騙されているんだから、騙されるもんか、と思いなさい」と教えながら浄霊したらだんだんよくなりました。

だから、そういうことを話して御浄霊してあげなさい。

だいたい右側の延髄と前頭部が大事です。」




明主様御垂示 「精神病の浄霊の急所」 (昭和24年2月28日)

信者の質問
「二十三歳の男、精神に異状を来し、一昨年七月より九月まで精神病院に入院。

十一月より昨年二月まで医大に入院、現在は自宅療養中ですが、

最近乱暴をするようになり家人も心配しておりますがいかがでしょうか。

また、御軸(註 御神体のこと)をお祀りすることはいかがでしょうか。」

明主様御垂示
「御浄霊で治ります。

御軸も祀ったらいいでしょう。」


信者の質問
「御軸を破ったりする心配がありますが・・・」

明主様御垂示
「破ることを心配してては駄目です。もし破られたら、それはそれで意味があるんです。

両親が教修をうけて前頭部と後頭部をよく浄霊すれば治ります。

二十三くらいではかわいそうです。」




明主様御垂示 「僧霊と狐霊の共同憑依による精神病」 (昭和24年3月19日)

信者の質問
「三十七歳の男、昨年二月十一日より霊憑りとなり、耳元にて色々の事を申しており、四月十一日まで御浄霊させて頂いておりましたが、

私が何か坊様に関係した事がないかと調査致しましたところ、

この家は代々浄安寺と申す寺・・・住職並びにその家内をお世話申し上げていた事が判りました。

その中に住職になる方がありました者が二人肺で夭折(わかじに)致し、その方々が殆ど無縁同様になっておりました。

その供養を致しましたところ、耳元で種々申される事がなくなりました。

その後本年一月二十八日までは何事もなく過しましたが、今度はただ頭が変になって新聞も見られず、何事もいやになり、一日三回位布団にもぐり込んで寝てしまいます。

いかがなもので御座いましょうか。お伺い申し上げます。」


明主様御垂示
「坊さんの霊に狐の霊がついて、それが憑依しているのである。

祝詞、善言讃詞、御讃歌など奏上するのが一番よく、気長にやる事だ。

また、家の人が人助けするとそれだけ早く治る。

前頭部をよく浄霊する。」




明主様御垂示 「統合失調症の浄霊の急所」 (昭和24年4月13日)

信者の質問
「統合失調症の御浄霊はどのようにいたしたらよろしいでしょうか。」


明主様御垂示
「主に前頭部ですね。

それから後頭部のあたりもよく御浄霊するんです。

精神分裂症っていうのは前頭部の奥に霊が憑くんですからね。

しかし、○○○○症なんてまったくうまい名前をつけたもんですよ。」

(註 原文では「統合失調症」とは異なる表現がされています。)




明主様御垂示 「泣き笑い精神病 馬の憑霊」 (昭和24年5月4日)

信者の質問
「二十三歳の女、昨年十二月から精神病になり、色々な事を言ったり泣いたり笑ったりし、

また、刃物で首を切るような事も致します。この外に足が曲っていましたが、

これは三、四回の浄霊で伸びるようになり、なお浄霊を続けております。

この家では四年前に借りてきた馬が自動車に首と腰を轢かれて死んでおり、昨年またもや馬が死んでおります。

そして病人もまた首と腰を非常に痛がります。

この家の馬の死と本人の病気と関係ありますでしょうか。

病気を治すにはいかように致しましたら良いでしょうか。御伺い致します。」


明主様御垂示
「馬の霊である。精々祝詞を奏げてやるとよい。延髄付近を浄霊してやる。」




明主様御垂示 「狐の特徴 (短期の精神病)」 (昭和24年6月7日)

信者の質問
「今年二十歳の青年(教導師)ですが、一家揃ってお光を頂戴し、大光明如来様を御祭りさせて戴いている者でありますが、

最近度々御浄化を戴き、左のごとき状態であります。

一、浄化の来る前は何でもやたらに食べたがる。

二、延髄がとても痛くて苦しがり、言葉を出そうとしても言えない。

三、家人にすら会う事を嫌い、昼間でも蒲団を被り、恐ろしがります。

四、頭が混乱して、前後不覚になります。時々天井より黒いものが下り、夢うつつのごとく現われる。

右のような状態の御浄化が月に二回位あります。右の霊的原因及び浄霊法等を御教示願います。」


明主様御垂示
「狐である。短期間の精神病である。

食べたがるのは動物霊である。

蒲団を被って人に遇うのを嫌うのは狐の特徴である。

狐の霊は上から下へ来る。

延髄と前頭部をする。」




明主様御垂示 「タヌキの憑霊による精神病」 (昭和24年6月7日)

大食い、独り言、独り笑い

信者の質問
「私の姉YS(三十六歳)は、七年前兄の戦死を苦にし、それがもとで気が違い、一時は外に出歩きましたが、

今では普通の受け答えは出来、仕事も遅いながら普通の人と変りなく、ただ一人で笑ったり、一人言を言っております。

昨今は胃腸が悪く、体も衰弱し、仕事もせずぼんやりしており、おいしい御馳走を沢山食べたがります。

その姉の浄霊をする事をなぜか厭な感じがして、なかなか出来ません。

何か霊的に関係が御座いますでしょうか。

また、いかにしたら宜敷いでしょうか御教示願います。」


明主様御垂示
「霊的に無論関係がある。狸である。嫌がって邪魔するようにする。

気長にやれば必ず治る。

延髄と前頭部の奥をする。」




明主様御垂示 「言語使用不能の精神病の原因」 (昭和24年6月8日)

信者の質問
「私はただ今鹿児島県へ開発に参り、御世話になっている家では、精神病で座敷牢に入っている人と、耳は聞えて言葉が出ない人とがおります。

いかなる因縁のある家で御座いましょうか。御伺い申し上げます。」


明主様御垂示
「精神病は殆ど狐で、たまには狸もある。

耳が聞えて言葉が出ぬというのは、舌の運動が不能になっている訳で、舌は前頭部に元があり、その命令で動く。

故に前頭部から舌へ通ずる神経に毒があって押えてる場合と、舌根の根部に塊がある場合とあるから、右両部を浄霊する。体的の病気はそれで治る。

先天的の場合は、舌を切られるとか槍で突かれるとかで死んで、それが霊界ですっかり浄まらぬうちに生れたものである。

また、神様に対し悪い事を言った、そういう罪のための場合もある。勿論前の世の事である。

こういう場合、よく先祖の罪というが、その先祖というのは自分であったかもしれない。

霊的の罪は信仰によって消える。また、他人を助ける事である。」




明主様御垂示 「復員後発狂」 (昭和24年6月8日)

信者の質問
「当年二十六歳の男子、入隊当時より苛酷なる生活を続けておりました所、

終戦により復員、帰郷後発狂し、時々人を見て乱暴をするのです。

現在ぶらぶらしております。四年後の今日も同じ様子です。いかなる訳でしょうか。本浄霊により治るでしょうか。

なお、本人の気持は、人の言う事、歌等は良く理解致します。本人も家族も未だ入信しておりません。」


明主様御垂示
「家族の一人が入信するといい。

延髄、前頭部の浄霊と神書、祝詞等・・・。」




明主様御垂示 「医師の子の神経衰弱」 (昭和24年6月8日)

信者の質問
「(一)昭和二十年六月一日入信致しました長男が、以前より神経衰弱でありましたが、毎日浄霊を致しているに拘らず大して変化もありませんが、いかなる理由で御座いましょうか。浄霊法を御教え願います。

(二)なお、私の主人は十年程前に亡くなりましたが、元医者で、病院を経営しておりましたが、長男の病気と関係ありましょうか。御教え願います。」


明主様御垂示
「(一)症状を明記せよ。治る訳である。一番肝腎なのは延髄である。

(二)関係があるかもしれぬ。」




明主様御垂示 「馬の憑霊による精神病に対する浄霊の急所」 (昭和24年7月)

信者の質問
「昭和十五年、北支方面にて頭を患い、内地に送還された四十七歳の男子、

帰還以来自家の二階に閉じ籠もりまったく外出もせずだれとも交際しませんでした。

昭和二十二年末よりだれとも口をきかなくなり手の掌に字を書いて用を弁じております。

そしてこの間九年というものは冷水でもってしかもタワシで毎日全身をこすっております。

その奥さん以外のだれとも面接しませんでしたが、

私は三回ほど御浄霊をやっていまは私だけは面会できるようになりました。

奥さんは最近御光りをいただきましたが、これは治りますでしょうか。」


明主様の御垂示
「治りますよ。

これはつまり戦地に行って馬の霊かなにか憑いたんでしょう。

馬はタワシでこすって体を洗いますからね。(笑声)

馬だからして人間の言葉が出ないんですよ。

たぶん馬でしょう、気長にやれば治りますよ。

やはり前頭部が中心です。・・・

馬の霊もなかなかよく憑くもんですよ。

先にも五歳の女の子に憑いたことがあって、

寝るときにはこんなふうに、ちょうど馬が寝たときのような格好をしてましたよ。(笑声)」




明主様御垂示 「憂鬱性精神病」 (昭和24年7月17日)

信者の質問
「三十二歳の男子、三年前に結婚致し、その妻実家へ帰り出産致しました。

本人は度々妻の実家へ行き、その都度木箱製造業の資金をねだられ、遂に無一文になりました。

本人はそれを苦に致し、憂鬱になり、約一年半前より一室にとじこもり、

一口も口を開かず、現在に到るまで時々ニヤリニヤリと笑うのみです。

妻はその後前非を悔い、一生懸命に農業に従事致しております。

食事も普通にて衰弱致しておりません。家族は現在迄天理教信者でした。

浄霊により霊体共に救われますか。浄霊の急所を御教え下さい。」


明主様御垂示
「治る。右延髄の塊が急所である。

精神病の憂鬱症である。

天津祝詞を出来るだけ奏げてやる。」




明主様御垂示 「目撃した轢死者の霊の憑依による精神病、発話障害」 (昭和24年7月28日)

信者の質問
「私の姉(二十六歳)が、耳は聞えますが言語が喋れません。

今より十三年前、近くの踏切で唖の老婆が列車にはねられたのを目撃した姉は驚き、

その後一週間目頃より急に恐怖症状となり、便所には白髪の老夫妻が立っているとか言って行かなくなり、

また、家の中の独居を恐れたりする内に言葉が出なくなりました。耳は聞えます。

その後一年間位は喋れる時もあります。

なお、その唖の老婆も村の世話で葬儀をしました。

この老婆と姉の状態とに何か霊的関係が御座いますでしょうか。

また、私の兄も精神病者で乱暴をしますので、今は監禁しています。

家の中で二人の異常者があるので、家中で熱心に御用をさせて頂いております。

いかなる因縁で御座いましょうか。御伺い申し上げます。」


明主様御垂示
「お婆さんの霊が憑いた。治る。

本人にも祝詞を出来るだけ奏げさす。(天津祝詞がよい)

すると老婆の霊が清まるか、霊界へ帰る。

供養もしてやる要がある。それで治る。

精神病は最初乱暴する。少し経つと温和しくなる。その時に浄霊する。

右延髄の固結、また、精神病者に天津祝詞を奏げる。」




明主様御垂示 「狐の憑依による精神病者に対する浄霊方法」 (昭和24年8月21発行)

信者の質問
「私の姉は十八歳のとき精神病となりましたが、昨年八月、光明如来様と御屏風観音様をお祀りいたしましてからたいへんよくなりました。

御守りをいただくようにすすめますと「私はいらないよ」と申します。

御守りをいただかせるにはいかがいたしたらよろしいでしょうか。」

明主様御垂示
「狐が憑いてると御守りを嫌がるんです。受けさせても捨てたりしますから、それに気をつけてしなければいけませんね。」


信者の質問
「御浄霊もたいへん嫌がります。」

明主様御垂示
「そうでしょう。

こんなのは無理にしないでね、眠ってるときなんかにするんですよ。

だましだましやってゆけばそのうちにだんだん狐が弱ってきますよ。」




明主様御垂示 「笑う精神病 タヌキの憑霊」 (昭和24年8月6日)

信者の質問
「十八歳の男子、昨春より精神病に罹り、医療のため段々悪化し、薬毒を知らされ

昨年十一月より御浄霊を受け、家内中御光を戴き、光明如来様も奉斎させて戴き、

五月には常に変らない迄に御利益を戴き喜んでおりました所、

また御浄化を戴き、一生懸命浄霊をさせて戴いておりますが、

最近朝から夕方四時頃迄眠り続け、夜になると聞取れないような事を喋り、座敷を引繰り返しております。

食事は食べさせてやらねば食べません。時々大きな声で笑い続けます。

また狐のように一足飛びにとび歩きます。なお兵隊の真似をしたり、米国へ出征する等と言います。

いかなる霊の仕業で御座いましょうか。」


明主様御垂示
「狸である。前頭の奥と延髄の塊を溶く。

はっきりするのは二、三年はかかる。気長にすれば治る。

「日本人は全部精神病」というのを今書いている。」




明主様御垂示 「引揚げ後引付け」 (昭和24年8月17日)

信者の質問
「私は台湾から昭和二十一年四月引揚げて参った者で御座いますが、

私の長女(T、十二歳)が、引揚げてから二ケ月位たって引付ける症状を三ケ月ないし四ケ月に一度位起しますが、

引付けてから十分ないし二十分位で元に復し、後頭痛がひどくします。

最近は一週に一度位引付けるような症状を起しますが、前よりずっと軽く済みます。

今後の浄霊の方法及びこの引付ける原因を・・・。

この子は右手が弱く、重いものは持てない状態でございます。」


明主様御垂示
「死んだ霊が頭へ憑るのである。台湾で死んだ霊である。

憑いた時に祝詞を奏げてやる。段々治ってゆく。

浄霊は前頭部をする。

手は大体腕の付根の中である。」




明主様御垂示 「兄の霊と狐霊の共同憑依による精神病」 (昭和24年9月8日)

狂暴と発作的精神病

信者の質問
「本年三十五歳の男子ですが、昭和二十二年一月に入信致し、二十三年に光明如来様をお祭り致しております。

暇を見て他人の浄霊を致しておりますが、何か気に入らぬ事があると狂人のごとく、火の入っている火鉢や手にさわる物を投付けたりして荒らし、

その後は昼夜なく寝転んでおり、仕事は全然せず、食事は一人前以上食い、干魚類をそのまま食う事を好みます。

本人の浄霊は妻が毎日やっております。

また、時折分会の先生方にお願いしておりますが、何の変りもありません。

この人の兄は狂人にて死亡致しております。

これは霊的でございますか。お伺い申し上げます。」


明主様御垂示
「狐である。発作的精神病で、兄の霊も憑いてるかもしれない。

いろいろ食う霊と精神病の霊とは違うのが憑いている。

相当罪穢があるから出来るだけ祝詞を奏げる。

浄霊は右延髄である。

癇癪を起すのは人霊である。」




明主様御垂示 「精神病の浄霊の急所」 (昭和24年9月17日)

信者の質問
「私の二女(二十五歳)は約五年前肝臓を患い、半年位にして大体治癒いたし、職についておりましたが、

約三年前、気狂いになりましたので、婦人科に十日間位通わせましたが変化がありませんで今日に至っております。

私も本月六日入信受光いたし、先生をお願いいたし浄霊を頂く傍ら、私も浄霊いたしておりますが、格別の変化が御座いませんが、

今後いか程経ちましたら治りましょうか。御伺いいたします。」


明主様御垂示
「病の軽重や浄霊者のいかんであるから分らぬが、浄霊を続ければ治る。

延髄と前頭部の奥を気長に浄霊し、祝詞や神書を読ませれば必ず治る。」




明主様御垂示 「夢遊病の浄霊の急所」 (昭和24年9月18日)

信者の質問
「今年五歳の女児、夜中に急に起きて歩き出し、大声で訳も分らない事を色々と寝言に申しております。

いかなる原因で御座いましょうか。また、浄霊法について御教示を御願い申し上げます。」


明主様御垂示
「夢遊病というのである。

延髄部をよく浄霊する。

子供でも精神病がある。以前、六歳の子で、部屋中飛び歩くのがあった。」




明主様御垂示 「陰気な精神病」 (昭和24年10月28日)

信者の質問
「私の浄霊させて戴いている未入信の四十三歳の男、昨年五月頃痔出血一週間程続き、

その後同年八月頃医師より神経衰弱とて現在臥床しております。

絶えず暗い部屋を好み、右手にて左手の親指、中指、薬指(べに指)等の爪を掻き、現在爪は無くなっており、なお掻き続けております。

「自分は手当が遅れた」とか「罪穢が多くて心が沈んで行く」等と言っております。

右の者十年以前精神異状の時、二、三年続いた事がありました。今後の御浄霊の方法につき御教示下さい。」


明主様御垂示
「延髄の塊を溶かせばよい。」




明主様御垂示 「大食精神病 狐狸の憑霊」 (昭和24年11月5日)

信者の質問
「三十二歳の男、親譲りの毒素の塊が後頭部にあり、

以前兵役服務中に、電気治療を受けたる事あるも治癒せず、

本人の身体は至って頑健にて、現在では農業に従事中なるも、言語動作は常態を失し普通人のごとくならず、

一例を挙げれば、飯は大食にして一時に飯櫃一杯を食する位にて、

食事の際誰もいないのに外に対してお出でお出でとさし招き誰も来ない時には、

飯櫃を家の上り口迄持って行き食する有様です。

(本人には何か見えるらしいのです)

現在右の者を浄霊治療中でありますが、果してよくなるものでしょうか。浄霊法を御伺い致します。」


明主様御垂示
「これは電気をかけたために治り難い。

軽い精神病である。霊が憑いている。

多分動物霊で、狐狸などは大食いである。

一番近い者が熱心に信仰する。

延髄付近の毒を溶かすとよい。」




明主様御垂示 「御神体奉斎前夜に精神病患者がナタを振り回し暴れた事例」 (昭和24年11月5日)

信者の質問
「二十六才の男、終戦後無口になり、時々一人言を申しますので、

脳病院に入院致し多少良くなり、退院し自宅にて働いておりましたところ、

母親が入信致し御光を頂きましたその日から一人言を云いつづけ、

御軸光明如来様、御奉斎の前夜には「皆殺してしまう」と云うて「なた」を振り廻しあばれました。御浄霊に依て救われましょうか。」


明主様御垂示
「救われる。

お祭りするのが怖いから脅かしたものである。

近しい人が熱心な信仰に入り、出来るだけ天津祝詞を奏げてやる。

浄霊は頸部である。」




明主様御垂示 「狐霊の憑依による色狂人」 (昭和24年12月5日)

信者の質問
「私の近所に約十年位前より色狂人になっている四十歳位の女がありますが、最近益々その度が強くなって来ました。

その状態は女をつかまえては救いを求め少しでも「からかう」といつまでも根にもってその人につかみかかって来ます。

いかなる原因でかようになったものでしょうか。

また、右の狂人は御浄霊によって救われるでしょうか。御伺い致します。」


明主様御垂示
「色気狂ではない、狐である。

色情的とか、盗みとか、騙して喜ぶ等狐にはいろいろな性格がある。

ひどいのは前を捲ってイジるのがある。

女学校の女教員で、鎮魂をすると尻を捲って四つん這いで這うのがあった。

右延髄部に塊がある。

それを溶き、天津祝詞を奏げてやるといい。

接近させないのは祝詞がいい。」




明主様御垂示 「発狂した場合の浄霊の急所」 (昭和24年12月25日)

信者の質問
「KM、主人戦歿後実家にかえる。

主人弟賜暇(しか。公務員の休暇)にて来たりたるも姉夫婦祖母虐待す。

その後KM発狂す。

それは主人の死霊のためか、また先祖との関係でしょうか。

浄霊により大変よくなりましたが完全に癒りましょうか。

なおKMは入会致し、母は入信致しております。右の事御伺い申し上げます。」


明主様御垂示
「頭に血が少いのだから、頸の周りを浄霊すれば治る。光明如来様をお祭りする。」




明主様御垂示 「城跡の家 次男発狂」 (昭和25年1月16日)

信者の質問
「私の次男Y男(二十二歳)は四年前突然発狂し、無闇に喋り、家の者、特に私に対して怒鳴ります。

入院七ケ月、その間頭部に電気等をかけ一時おとなしくなりましたが再発し、

私が昨年五月入信し御浄霊を致しましたら乱暴する回数が多くなり、また時々発疹したり下痢を致します。

私の家は元城跡であって、昔武士が切腹して相果て、その後祀られていないそうであります。

私の家は父の代で分家したのでありますが、私の兄弟は五人中四名若死し、私だけとなり、

また私の子供は二人を残して四名若死致しました。

妻も目下病臥中であります。

七年前父は精神病にかかり、口癖のように馬の祟りだと申しますので馬頭観音を信仰して治った事がありますが、いかなる因縁でありましょうか。

なお今後いかにさせて頂きますれば救われましょうか。御教示御願い申し上げます。」


明主様御垂示
「城跡などはあまりよくない。

しかし、そこへ越すだけの因縁・・・曇りはある。

人が死んだりなどして霊界に汚れがある。

一家が救われれば明るい霊界へゆくようになる。

祝詞を奏げる。浄霊は後頭部、延髄をする。

また、徳を積む事である。

浄霊する事により一ぺんに勃発する。

いかに罪穢が溜ってるかが知れる。

馬の祟りなどは本当である。殺したり虐待したのであろうから・・・。」




明主様御垂示 「癲癇より精神病となる 戦死者の憑霊」 (昭和25年1月16日)

信者の質問
「今年三十歳の青年、戦地で癲癇になり、約九年前護送されました。

発作を起しますと顎をはずし、約一時間程苦しみます。

以後一、二日はぼうっとして殆ど何も判りません。

二、三年前より精神病になり、昨年二月烈しく狂い、二ケ月程入院、やや落着き、昨年八月入信致し、光明如来様をまつらせて頂きました。

狂う度に「殺すぞ、俺を殺せ」と怒鳴ります。

そのように烈しく狂っても、祝詞を奏上させて頂きますとひざまづき一緒にお祈り致します。

そして喜んで浄霊を頂きます。

また、乃木大将、東条さんの写真を大切に保存し、私達に見せます。

最近は夜間御神前で小学校読本を読みます。

以前日蓮宗を信仰致し、狂うと前の御経をあげたり致します。

また、兄弟が肺結核、脊椎カリエスで死亡致しております。

いかなる霊のためで御座居ましょうか。

また、今後いかにしたら早くよくなりましょうか。」


明主様御垂示
「戦死した霊で、霊が離れると一日ボーッとしている。死の時の状態を表わす。

浄霊、祝詞、神書がよい。

後頭、延髄を気長にすれば治る。」




明主様御垂示 「歩行不能となった精神病者 (注射禍)」 (昭和25年1月18日)

信者の質問
「三十八歳の婦人ですが、昭和二十二年頃精神に異常を来たし、電話をかける風をしたり、歌を歌ったりするような状態のため脳病院に約一ケ月入院をして、精神異常は治りましたが、

二十四年の十月頃に肥り出して歩行が余りよく出来なくなりました。

また、本年初めより今度は全然歩行が出来ず、一人で立ち歩く事が出来ません。

また、坐っていても時々倒れて終います。歌も忘れっぽくなって終いました。

食事は普通に食べておりますが、直ぐに腹が減って物を食べたがります。

右は体的な御浄化でしょうか。霊的でしょうか。御伺い申し上げます。」


明主様御垂示
「熱は大抵右延髄(大抵右)か頭部(大抵右)である。耳下腺をやる。精神病の注射が原因である。」




明主様御垂示 「小児麻痺から癲癇」 (昭和25年4月12日)

中風霊の憑依

信者の質問
「満二年四ケ月になる男児、生後七ケ月の時縁台より落ちて左の耳の上を強打、意識不明になり、それから右半身不随の小児麻痺となりました。

一ケ年間種々手当をしましたが効果がなく、昨年夏御道にお救いを頂き、両親共入信、御浄霊を続けている中、八月末には物につかまって歩く事が出来、

十月には独りで立って歩けるようにして頂き、御力の偉大さに感謝致しておりますが、右の手だけは未だ握ったままで余り変化が御座いません。

一月頃より一日に三回位軽い癲癇のように不意に倒れるようになりました。

二月御屏風観音様を御祀り致し御先祖もお祀りさせて頂きましたが、倒れ方は却って多くなったようで、

なお最近は時々恐しい者にでも遭ったかのようにおびえて、泣きそうな顔をする事も御座います。

倒れたりおびえたり致しますのは小児麻痺と関係が御座いましょうか。

また、どう致しましたら早くお救い頂けるので御座いましょうか。お伺い申し上げます。」


明主様御垂示
「中風霊が憑いたのである。気長に徳を積むと治る。前頭部をする。」




明主様御垂示 「癲癇より狂暴症状」 (昭和25年4月12日)

ヤクザの憑霊

信者の質問
「ST(三十八歳・男性)と申す四月に入信予定の癲癇の者、変った症状を起します。

発作は十五日目くらいに起り、最初の症状は普通の癲癇のようですが、

数分間にして立ち上り、発狂状態となり、手当り次第の刃物特に出刃や鎌等をもって人に立向い、時々大怪我をさせておりますので、家人も困っており、本人も後悔致しておりますが、

このような症状を呈しますのは、いかなる訳で御座いましょうか。御教えをお願い申し上げます。」


明主様御垂示
「癲癇は死霊が憑く。切合いをして殺された霊である。

未だ切り足りず、大勢殺そうと思って死んだもので、大勢殺そうという執着が残っている。ヤクザなどである。

前頭部と頸の周りをよく浄霊する。気長にすると治る。

光明如来様をお祭りして祝詞を奏げる。」




明主様御垂示 「祀った稲荷焼け、馬蹴にあい狂暴となる」 (昭和25年5月2日)

信者の質問
「二十四年七月入信致しました静岡県志太郡西益津村のHT(三十四歳)と申します信者で御座いますが、

十八歳の時横浜のベルト工場に勤務中稲荷様を信仰致し、工場内の稲荷様の世話をよくしたそうで御座います。

召集後狂った馬に蹴られ人事不省となり、手当を尽しましたが医者は脳カンまたは脳神経と申しております。

現在家事(農業)の手伝いを致しておりますが、発作中は痙攣致しまして、一時は非常に狂暴となり、他人に危害を加えたり致しました。

入信後静かになりましたが、最近また暴れ出しまして、刃物などで人を傷つけます。

本人は先祖だと言い、また稲荷だとも申しまして、現在家に祀ってある稲荷とは違うと申します。

食事は手掴みで幾らでも食べ、水もよく飲みます。

今迄に嫁も迎えましたが長続き致しません。

父と弟が入信致しまして熱心に御浄霊を続けております。

なお、横浜のベルト工場の稲荷はその後戦災で焼けております。

最近は益々発作が劇しく、噛みついたり刃物を持ちますので目が離せない状態で御座います。

家には先祖からの稲荷と龍神が祀って御座いますが、横浜の稲荷様と関係が御座いましょうか。

もし御座いましたら別に新しくお祀り致しました方が宜しゅう御座いましょうか。お伺い申し上げます。」


明主様御垂示
「横浜の稲荷である。戦災で焼けて居所なく祀ってもらいたいのである。

馬に蹴られた時、脳中に多少内出血しているであろう。

頸部、前頭部の浄霊をすると共に、稲荷を祀ってやるとよい。」




明主様御垂示 「犬猫の霊の憑依による精神病」 (昭和26年10月5日)

信者の質問
「昭和十七年祈願詣りの帰途目まいを感じ、医師の診察を受けましたが病名判らず、続いて三年ほどして血清検査を受けましたが異状なしとのことでした。

しかし気分は少しも変わりませんので、十カ所余りの医師、鍼灸、指圧などの治療を受けました。

ある医師より、頭の中の病気ゆえ脳外科へ行くようにと奨められたので、十九年九月千葉医大へ入院し、四十日ほどして、やっと脳腫瘍ではないかとの診断を受けました。

当時歩くのに中心がとれず、体が左に片寄っておりました。深部レントゲンを一日二回ずつ三回かけましたが、

頭痛、嘔吐は増し、退院帰宅後はますます頭が痛み出し床につく日が多くなりました。

二十三年十二月中旬ごろ急に腹痛を覚え、医師の診断で腸腫瘍とのことで手術しなければと言われましたが、薬と注射で痛みは止まりました。

その後右下腹部に卵大の固結ができ、便秘がちとなり、この固結はその後一年ほどしてなくなりましたが、便秘は増して一週に一度くらいは下剤をかけました。

現在頭が非常に痛く、絶えず頭の中で土用波のような騒音がし、目の奥が痛く、顔や胸が熱く感じて非常に苦しく、

しかし手足は冷え、時々脳の発作があり、持って行った食膳をひっくり返したり、無理難題を強いたりいたし、

後で正気に戻ると「申し訳なかった。私がしたのではなく、なにかにさせられたのだから」と言って詫びるのです。

なお非常に苦痛のある時でも食事をすると、一時たいへん楽になり、二、三時間後また苦しくなり、

また味覚は家族と異なり、塩辛いものも、時によっては本人には甘く感じ、甘いものでも塩辛く感じ、

それが時間の経過によって甘、辛、酸といろいろに変化いたします。

夜、睡眠中に大声で騒いだり、呟(つぶや)いたり、また急に起き上がって、隣に寝ている人をなぐったりなどいたしましたが、最近は寝言だけにとどまりました。

なお嗅覚が非常に強く、普通人にはとても感じられぬような臭いも感じて、たいへんに苦しんでおります。

なにか霊的にも関係あるように思えますので、前住者にいろいろと質(たず)ねたところ、左の事柄が判りました。

前住者の祖母は裏の堀に入り水死し、今は堀は埋めて水神様として懇(ねんご)ろにお祀りしておりますが、

水死の原因はこの家の主人がある古屋敷を買ったところ、古屋敷は元首吊りなどして絶家したそうで、

その霊に祖母は取り殺されたということが判り、さっそくその屋敷を売り払いましたが、その買い取り人の家にも不幸を出したそうでございます。

そのため水死の霊と古屋敷の霊とを五十年よくお祀りしたからといって、安心して東京に行かれました。

その後私どもは昭和十年春この家に移転しましたが、昭和十二年祖母が精神異状を来し、あらゆる無理なことを言っては人を困らせ死亡しました。

二十二年には主人の弟が肋膜炎を患い、五年後に全治し、それと交代したように母が病み、前記の症状で今日に及んでおります。

その間祖父、私の子二人も他界しております。光明如来様はまだお迎えいたしておりませんが、御屏風観音様を御奉斎させていただいております。

なお母は入信しておりませんが、母の浄化につき御教示賜りたくお願い申し上げます。」


明主様御垂示
「これは一日も早く光明如来様をお祀りしなければ駄目です。

歩くのに中心がとれないというのは、霊が憑っているんですね。

レントゲン・・・これは非常に悪いですね。

嘔吐というのはレントゲンのためです。

一回ずつ三回ならたいしたことはない。

だが悪いですね。とにかく頭にかけては非常に悪いです。

卵大・・・便秘、これはなんでもないですね。

土用波・・・目の奥が痛く・・・脳貧血ですね。

延髄部に固まりがありますよ。

これは動物霊が憑っている。

甘く感じ・・・これは動物ですね。

擲(なぐ)ったり・・・嗅覚・・・これもやっぱり動物の本能ですね。

水神・・・これは関係ない。首吊りとも関係ないですね。

精神異状・・・これは関係があるかもしれないですね。

これは犬か猫・・・そういうものでしょう。

擲るというのは、自分が生きている時擲られた、その因縁が残っているんですね。

この家は光明如来様を早くお祀りしなければ駄目です。

そしてできるだけ御神書を読んで、やっぱり人助けをしなければならない。

そうして罪が減っていくに従って、このお婆さんも良くなる。

その犬猫の霊も祖先の一員で畜生道に落ちている。

それを救ってやらなければならない。

浄霊は頭ですね。前頭部の中と頸のまわりですね。

そして気長にやればだんだん良くなります。」




明主様御垂示 「失恋から精神病になった事例」 (昭和26年12月18日)

信者の質問
「連れ子をして柴家に再婚し、その末子(IT子・二十九歳)は昭和二十年の暮れごろより、失恋の結果神経衰弱となり、

悪化して二十二年春ごろより完全に精神病となり、二十四年九月武蔵野精神病院に入院、

各種療法、電気治療を三十六回ほど繰り返しました。

また仏の因縁とて霊友会に入会し、一心に供養いたしました。

それよりしだいに快方に向かい、本人の希望により退院を申し出ましたところ、まだ完全な治療を施してないので、完全に治癒していない。

とにかくベストを尽くすべきだ、とて強いられるままに手術をし、その経過香(かんば)しくなく、

「九分九厘は治癒したが、後の一厘が治癒しない。しかし、現代医学の最善を尽くしたので、これもやむを得ない」と言われ、

手術前より悪化したまま、本年一月退院し今日に至っております。

去月十日にお道のことを聞き、さっそく御浄霊をお願いいたしました。

御浄霊前は常識外れのことばかりいたしておりました。

私の浄霊は厭がりましたが、支部長先生の御浄霊はおとなしくいただき、最近ではたいへん落ちついてまいり、

熟睡できるようになり、顔の艶も良くなり、目玉も上がりぎみで白眼がちでありましたが、少し下がって黒眼がちとなり、声もたいへん静かになってまいりました。

電気療法や手術をいたしておりますが、今後どのようにいたしましたらよろしいでしょうか。

なおどこを主に浄霊いたしましたらよろしゅうございましょうか。

主人は頑固で信仰を嫌い、近所の家を借りて、そこに出張いただき御浄霊をいただいております。

なお、T子が退院後間もなく、霊友会でいただいたもの(仏壇中央に貼るもの)をはがして破り棄てた後は、

「位牌が見えなくなった」と言って、仏壇内のものを全部払い落とし、ボロや自分の脱ぎ捨てたものなどを押し込んだりいたします。

なにか先祖関係、霊的関係がございましょうか。」

明主様御垂示
「位牌はどうしたんですか。

霊友会では、位牌を片づけますがね。

霊友会じゃ、位牌は撤去しますよ。

位牌は、昔からある黒いのに金で書いたのですね。」


信者の発言
「そこまでいっておりません」

明主様御垂示
「やっぱり・・・仏壇屋でこしらえているでしょう・・・金で字を書いた、黒く塗った・・・あれを使わなければならない。

白い紙や白木は四十九日までなんです。

それ以後はちゃんと金文字にしなければいけないんです。

それを、さっそくこしらえてやりなさい。

こういうのは、祖先がちゃんとしたのをこしらえてもらいたくて憑るんですからね。


それから精神病というのは、眠るようになったら必ず治るものです。

眠れるようにするには頸、延髄・・・たいてい右ですが、左の場合もありますから・・・固まりを溶かせば眠れるようになります。

眠れるようになれば、必ず正気になるんです。

だいぶいじって壊してますから、ふつうになるのは四、五年ですね。

こういうのは、病院やなにかでいじくってあるのと、そうとう長いので、長くかかりますが・・・精神病で、一週間か十日のなら治ってしまいますがね。

こういうのは、そうとう壊れてますから、そういう意味で気長にやるよりしようがない。

しかし、結局は治ります。年限で治るに違いない。

それから前頭部、頸・・・前頭部の中ですね。

なにしろ、頸のまわりと、熱い所がありますからね。

そこを主にしてやるんです。そうすれば、必ず治りますよ。」


信者の質問
「主人が反対なので、外で御浄霊してますが、そのままでよろしいのでございますか」

明主様御垂示
「しかたがないです。」


信者の質問
「祖霊でございましょうか」

明主様御垂示
「いろいろなものがあります。狐もありますしね。

それから、祖霊の中でも順繰りに憑ります。

それから・・・人間のような、獣のようなものがあります。

これは、人間が狐になりきらない・・・半分のやつが・・・いろんなものがあります。

主人公が入信すれば、早く治りますが、そうかと言って無理に入れるわけにはいかない。

先に治してね・・・そうすると、自分の方から入りたくなりますよ。

やっぱり、主人公が入信しないというのも、わけがあるんですからね。」


信者の質問
「霊友会に入っておりましてもよろしいので」

明主様御垂示
「悪くってもしようがない。

そういうのは、神様にお任せして時日を待つんですよ。

そうするとそのうちに祖先が働きますから・・・祖先が主人をやりますから・・・どうしても、急ってはいけないですね。」




明主様御垂示 「小児精神病の浄霊の急所」 (昭和27年1月25日発行)

信者の質問
「TM八歳(二十四年五月入信・男子)。

本年就学期の男児でありますが、精神耗弱、頭脳の働きは三、四歳くらいの低脳で、常に夢見るがごとく朦朧としておるようであります。身長も五歳くらいです。

この児は憑霊現象のため(二歳のとき鶏に殺された幼児葱依)昭和二十四年五月、明主様の御垂示を賜り、その霊は離脱いたしましたが、爾来いろいろな異状を呈して現在に至っております。

前記憑霊現象は四歳のとき二階階段上から八尺下の板間に転落し、前額右眉上部を強打してから後のことであります。

御浄霊によっていまは癒りましたが、この打撲箇所を御浄霊すると、お光の焦点を反らすように頭を傾ける動作を数年間続けました。

変わった点を列記すると

一、蚊帳を吊った最初の夜、床に寝せようとしても嫌だと泣き喚き中に入りません。

天津祝詞を奉唱しつつ蚊帳と本人を浄霊すると床に入ります。このようなことは三日続きました。

一、終日独り言をしゃべっております。口から出まかせのでたらめを言っております。

一、公衆の前に出ることを非常に嫌い、劇場、催物場、理髪店など、およそ人の集まる所には行かず、公衆浴場は嫌い、家庭風呂は入りますが、上体はお湯につかりません。

一、悪戯が烈しく、玩具屋に入って売り物の玩具を外に投げるとか、呉服屋に行って反物の上を下駄履きのままで歩き、ゲラゲラ笑って逃げてきます。紙を裂くことを好み、絵本などはすぐ切り破るなどの悪習がはなはだしいのであります。

一、メシヤ教の上の先生がみえると、姿を見るや脱兎のごとく一目散に逃げ、裏庭の隅に隠れて息を殺しております。

この際御浄霊をしてやると素直に家の中に入ってきます。

一、寺院、仏閣の境内に立ち入ることをいやがり、仏事のとき、衆僧の読経している席へは寄りつきません。

寺院の本堂などは特に嫌いで、鐘の音を聞くと気違いのごとく泣いて逃げます。しかるに神社の参拝は平気であります。

一、食物の好みも変わっております。ごはんは温かいのしか食べません。

副食物も、例えば浅草海苔を欲すると三度三度そればかり食べ、一カ年以上も続きました。鶏卵、刺身等々同様です。

このようなときは仏壇にそれを供えて供養していると自然に止みます。

お菓子は上等品を欲し、甘くてもサッカリン混入のものは食べません。お茶を非常に好み、上等の煎茶を望みます。

一、特に変わっていることは、外科病院の前は絶対に通りません。

何町も離れた遠くの道路にいても、その方向に曲がろうとすると、すでにそれを感知して他の方向に逃げます。

たまたま病院の付近にゆけば、逃げて自宅に帰ります。

しかるに外科以外の病院はなんともありません。

また、町中を歩行中、ある家の前に来ると、その前を通りません。

外科病院、または、この家の中には、なにかこの児にだけ見ゆる恐ろしい物があるように感じられます。

一、余念なく遊んでいるとき、突如として腰が立たず、あたかも中風症状のごとくとなったり、または小児麻痺の状態となったことが二、三回ありました。この場合御浄霊二、三日にして平癒しております。

一、本教に関する重要な話を始めると、側に来てわけの判らぬことをしゃべったり、悪戯をしたりして邪魔をします。

一、腹に手を当てると、ゲラゲラ笑って当てさせません。御浄霊を嫌がるときと、みずから進んで望むときとがあります。

一、四、五歳ごろは、天津祝詞、善言讃詞を暗記して神前で奏上しておりましたが、このごろは勧めても唱えません。

一、面相はふつうの子供と変わりなく、白痴的馬鹿面もしておりません。良く笑う児であります。

父母は有資格者であり、大光明如来様の御神体を奉斉し中教会支部として御奉仕に専念しております。


ちなみに現在居住しておる家屋宅地は母の生家であり、数百年伝来の旧家でありましたが、

その家の子女たちは成年に達すると次々に死亡し、八人の兄弟姉妹が七人まで夭折し、TMの母親ただ一人生き残り、すでにその父母亡き後は、一家断絶の悲運に遭遇しておる因縁の家であります。

なおTMの父は十年前本教に救われるまでは、慢性胃腸病のため、数十年にわたって薬剤を用いた身体であり、母も元来虚弱体質の者であります。

右のようです。いかなる原因に因るのでしょうか。また御浄霊箇所はどこをいたすべきでしょうか。」


明主様御垂示
「これは医学でいう小児精神病といって、たまにはある病気である。

勿論、幼児の霊の憑依であるが、これは変死の霊で、祀られていないか、あるいは祀り方が間違っているためである。

そうしてこの憑霊は、外科手術のごとき障害のため死んだ者であり、

また祖先からの怨みの霊の復讐もあるが、怨みとは種々な動物霊が殺されたためもある。

要するにこれをふつうくらいまでになるには、数年以上かかると見ねばならない。

浄霊の箇所は前頭部から頭の中心を主にし、首の周りを次にすればよい。

幸い信仰による人助けをしているので治る可能性があるのである。」