精神病と狐霊について 2 (明主様御垂示)
明主様御垂示 「精神病の原因は狐霊」 (昭和24年5月)
信者の質問
「私の親類の娘、他家へ縁づいて子供が三人できましたが、精神的におかしくなり離縁されました。
両親が御浄霊してもこれを受けようともせず、
しかたなしに寝てるときに御浄霊しておりますがあまり変化いたしません。いかがいたすべきでしょうか。」
明主様御垂示
「寝てるんじゃちょっとまずいですね。
右の延髄ですよ。
精神病の原因ていうのは、心配事とか、気の小さい人が、ふつうの人ならなんでもないことを苦にしたりした場合、
心配事をするのは前額部の奥ですからね、そこへ霊が憑るんです。
まずたいていは狐霊ですね。
かかると眠れなくなるんです。
それがふつうなんですが、心配事で眠れないのを狙って憑くこともあります。
そこのところの前後は判然としないんですがね。
とにかく、脳細胞が希薄になると霊は憑くことができるんですが、
肝心なことは、自分の本霊が六でお客さんが四だけ憑いたときには精神病にはならないけれども、少し変なところがあるようになるんです。
まあいまの人ってほとんど変な人ばかりですがね。(笑声)
偉い人になったって、まあ総理大臣になったって、二か三は憑けるんです。
あの涜職事件なんかはそれですね。
「まあちょっと人に知られやしないから、やれやれ」ってお客さんがけし立てるんです。
本当に良心が光っていればそれを止めますけどね。とは言うものの、
少しもそういう不正をしなければ総理大臣になんてなれないですからね。
ちょうどね、いま配給が二合七勺でしょ、だがどうしたって足りないからヤミで買いますね。
ヤミもせず法に触れぬようにすれば腹がすいて仕事もできないですよ。
仕事ができなければ稼ぐこともできないですからね。
こんなわけで、やむを得ぬ罪悪ってのがいくらもあるんですよ。
政治のほうでもね、代議士になるには運動費がいるでしょ、
運動費をよけいに使った者ほどやっぱり当選しますからね。
ところが代議士になろうとする人はたいてい金がないから変なことをして金を手に入れる。
それで当選できるんです。
代議士になっても、それから大臣になるにはやっぱり金をばら撒かねばなりませんからね。
話がそれたけれども、その六と四が、五と五になると実に危いことになるんですね。
どうも常軌を逸するようになるんです。
それが四と六になると、もうお客さんのほうが思うようにできるんです。
狐などはこの「人間を思うようにできる」っていうのが一番おもしろいんですね。
狐はこれができると狐仲間でも顔がきくようになるんです。
狐仲間にもいろいろあってね、階級もいろいろあるんですが、
稲荷に祀られるような狐は正一位という位がありますが、このほかに野狐もたくさんいるんです。
まあ、浮浪人ですね。
この中にボスがいるんですが、人間を大勢気違いにしたり殺したりした狐ほど子分もよけいできるんです。
死霊がとっつくなんて言いますがね、あんなのもよく狐がやるんですよ。
轢死だとか首縊りだとかよくある場所がありますね、
あれなんかもほとんど狐がやってるんですよ。
馬鹿馬鹿しいような話だけど、狐が人を気違いにしたり殺したりするってのは本当なんですよ。
だから人間なんてわけないもんですね。
狐がちょいとここへ来て、ちょいとやれば死にたくもなるし、人殺しもしたくなるんですからね。
そこで霊が希薄になるのは血液が少なくなるからです。
血液の霊化したものが霊ですからね。
延髄の所に毒が溜まって血管を圧迫するから血液が脳へ行かないんです。
この固まりを溶かせば脳に血が充実して眠れるようになります。
あの眠れないときにはいろいろ考えますね、あれは狐ですからね。
狐ってのはまったく休みがないですからね。
狐が憑いてしゃべり出すと、まったくいくらでもしゃべります。
女の人がヒステリーなんかになったときたて続けにしゃべるでしょ、あれは狐の本領発揮ですよ。
まあ、あんまり狐の話ばかりしててもなんだからこのくらいにしときましょう。
今度本に狐の話を載せましょう、「狐物語」としてね。
で、御浄霊する場合はいま言った延髄ですよ。
病人が寝てる場合には額をやればいいんです。」
明主様御垂示 「狐霊と精神病」 (昭和26年10月21日)
信者の質問
「姉M子はKSに嫁ぎ当年三十二才でございます。
昭和十四年二月二日結婚し、十五年十一月二日Sを分娩(男子・十六年八月胃病で死亡)十七年七月Aを分娩(女子・十九年十月胃病で死亡)二十年十一月Mを分娩(男子・十二年十二月胃病で死亡)十二年九月流産(三カ月)し、
農繁期のため身体具合の悪いのを我慢して稲刈をしましたところ、
十一月初旬ごろより胃と肝臓を患い、医療を受け、約二カ月療養せしも効果なく、
本教を知り御浄霊をいただき、一週間にて起き歩くことができ、十二月二十五日入信。
二十二年五月生家に帰り、静養中九月ごろ不眠症となり、御浄霊により快復。
二十三年九月嫁ぎ先へ帰り、同年十一月病気のため生家へ戻り、精神病となり静養中のところ、
本年十月七日ものすごく熱を出し、精神に異状を来し、申し訳ないことに光明如来様の御神体をはずしましたるを、伏してお詫び申し上げます。
首が落ちる、顎が落ちると叫びまわり、朝からここが火事になるとか、子供が毒殺されるとか、縄を取ってくれと言い続けておりました。
症状としては狐、狸、祖霊などの憑霊現象あり、十五日夜より昏睡状態となり、
十七日午前三時三十分御守護をいただき覚醒いたしましたが、なお精神に異状あり、現在に至っております。
この家は祖母が熱心な稲荷信仰者で、現在も屋敷内に祀ってありますが、父親の時より誰も信仰しておりません。
また父は四十六歳の時、本家厩舎にて溢死し、母は急性肺炎で死亡しており、
二十四年二月、親代わりでありました祖父も急性肺炎で病死し、現在は私たち兄弟だけの家庭ですが、
光明如来様、御屏風観音様を御奉斎させていただいており、近く大光明如来様も御奉斎させていただく予定であります。
右は祖霊と狐霊の憑依と思いますが、御浄霊はいかがさせていただきましたらよろしいでしょうか。
また屋敷内にある稲荷はいかがいたしたらよろしいでしょうか。」
明主様御垂示
「赤ん坊が胃病で死ぬなんて、あまりないはずですがね。光明如来様はいつお祀りしたんですか。」
信者の発言
「三年ほど前と思います」
明主様御垂示
「精神病になって二年くらいですね。最初はいつです。」
信者の発言
「教修いただくちょっと前でございます」
明主様御垂示
「ここ(頸部)に固まりがあります。これを溶かせば良い。
ここに固まりがあるために、前頭部が貧血する。
そこにやっこさんが憑く。狐も憑くし、祖霊も憑くし・・・いくらでも憑く。
自分たちの良い遊び場ができたというわけですね。
替わる替わるやってくる。
それが狐たちにはおもしろいんです。
先に、私が精神病のをやった時分に・・・この暴れる状態が精神病の状態ですね。
どんな精神病でも、一番ひどいのは、こういう状態です。
死のうとか、いろんなことを言う。
こういうことを言っていた中に入っているやつが、「お前、待ってくれ、もう少しやらしてくれ」
すると外にいるのが「おい、入れてくれ」と、順次に「俺にさせろ、俺にさせろ」と言っている。
出るとすぐお替わりだ。
その間に祖霊が出てくる。
それから、狐で祖霊の声色を使うやつがいる。実にたいへんなものです。
私がやっている時に五、六疋(ぴき)待ってました。それが順繰りにくっついてくる。
そうなると憑き良くなるんですからね。
だから、祖霊なんか順繰りに替わってくる。
それから狐が一番おもしろがるのは、人を殺すのがおもしろい。だから、人を殺そうとする。
ちょっとでも油断すると首をくくらしたり、外に引っ張り出して水に飛び込ましたり、汽車や自動車に轢かせようとしたりする。
殺すと仲間で幅がききます。
だから、狐で自慢するやつは、俺は今までに何十人殺した、と言う。
先に聞いたのによると、一番多いやつは四十何人ですね。
その時考えましたね。人間なんて、なんと情けないかとね。わけなく殺せるんですからね。
そういう場合に、神様を信仰していると、正守護神や神様に邪魔されてできない。
信仰してないと、そういう御守護がないんです。
だから狐のやり放題です。自殺するのはほとんどそうです。
新聞に出てましたが、熱海で自殺したのが、錦ケ浦ですが、半年で百二十八人だそうです。
その埋葬の費用が足りなくて、市の財政は困っている。
おそらく、半年で百二十八人というのは日本中で一番でしょう。
三原山も華厳滝(けごんのたき)もかなわない。
そういう自殺をやりそこなうと、後でどうして死のうと思ったのか、命は惜しいと思う。
そんな場合祖霊かあるいは御守護の神様が、ちょっと止めちゃう。
すると助かる。そうすると、これはいけないと、狐霊は離れちゃう。
そうすると本来の自分に戻るから、どうして死のうと思ったか、助かりたいと、無性に思う。
そういうわけだから、信仰に入ってないとしたら、人間には恐いです。安心して生活していけない。」
信者の発言
「KSの家に嫁ぎ、病状がそこにまいりますと、そうなり、家に帰りますと、少し良くなります。今度帰ってから、二回目が起きました。なにか関係がございましょうか」
明主様御垂示
「ありますよ。
霊界が曇っている場合はそうなります。
家の霊界の曇りの少ない所は、そういう悪霊が跳梁することができないからね。
みんな胃病で死んだなんて、おかしいですね。
こんなことはないですね。
よほど祟りがありますね。」
信者の質問
「実家に帰っておりました方がよろしいでございましょうか。」
明主様御垂示
「その方が良いですね。KSは信仰には・・・」
信者の発言
「入っております」
明主様御垂示
「それでは、当分まだ実家に帰っていた方が良いです。なにかがあるからね。KSは、信仰は熱心ですか。」
信者の発言
「そうでもありません」
明主様御垂示
「いろいろ霊的にゴタゴタがあって、ある程度解決がついてないから、別々にして、そのままでじっと時日を経過すると、収まるところに収まって、
良い状態・・・良い運命になっていくから、それまで待つよりほかはない。急いでもしようがない。
名前も悪いな。今暴れるようなことはないのですか。」
信者の発言
「今は少し落ちついているようで、覚醒してから、一昼夜半眠り・・・」
明主様御垂示
「眠るのは非常に良いんですよ。
眠れるようになれば、治るまでに入っているんです。
そうして浄霊を続けていれば、だんだん良くなります。
ですから、ここ(頸部)の固まりをやって、それからここ(前頭部)を良くやって、できるだけ御神書を読んで聞かせる。
それで良いです。そういうのが治るのは、どうしても四、五年かかります。
すっかり治るのは十年以上ですね。
どうやら危なくないような状態にでも二、三年かかる。
すっかり頭が壊れているからね。でも、治るのは治ります。
稲荷は祖先からですか、途中からですか。
豊川稲荷とか、伏見稲荷とかがありますが、そのお稲荷さんは祖先から続いているのとは違うんですからね。」
信者の発言
「途中からと思います」
明主様御垂示
「そうすると、これも関係ありますね。」
信者の発言
「最後の時非常に長いので、稲荷になにか供げまして、やってやりましたら、それから少し良くなりました」
明主様御垂示
「そうでしょう。最初の時は稲荷かもしれないですね。
そうしたら、光明如来様によくお願いして、稲荷にお詫びするんだね。
長い間かまわなくて、まことに申し訳なかった。だから勘弁してくれ。と謝まるんだね。
これは当然ですからね。稲荷として祀ったら、人間が世話焼くというのは当然です。
それをしないというのは、狐が怒るのはあたりまえです。
だから謝罪するのが本当です。
これからは、月に一ぺんお祀りするからと、よく言うんです。
月並祭の後でお祀りするんです。
なるだけ好きなものを・・・油揚げとか・・・供げるんです。
少なくとも、三年以上ですね。
そうしてから、精神病をすっかり治せと、よく言うんです。すると、よほど違います。
そうして、すっかり治ってから、適当なやり方にすれば良いんです。
処理するか、あるいはまた、別の方法にするか。
その時そう言えば、私が教えてあげますからね。」
明主様御垂示 「狐の憑依による精神病」 (昭和27年1月26日)
信者の質問
「SM(二十八歳・女性)七年前、妊娠四カ月の時原子爆弾に遭い、家の下敷きとなりましたが助かり、
無事出産し、実家に帰って子供を養育し、一年四カ月目に亡夫の両親の元に渡し離婚いたし、
その後市内の洋裁店に務め、職場の先生より求婚されましたが、その人が「とう病」の家系らしいというので、
それを苦にして退職し別の所に務めましたが、一カ月も過ごすことができず、
家に帰ろうとして駅に出ると、わけもなく恐怖感に襲われ、汽車に乗ることもできず、
近くの祈祷所でみてもらうと、その先生より、執着のために「ゲドウ」をつけられているから、落としてあげるとのことで、祈祷してもらい駅に出ると、
今度は白シャツに白ズボンの男が目にちらつき、身に危険を感じ、どうしても汽車に乗れず、次の駅まで走り、思いきって飛び乗り、目的駅に着きましたが、
またもや四、五人の男の姿が前後に現われ、家に帰れないので知人に送ってもらいました。
一週間後に非常な恐怖に襲われ、その先生よりもらった衣類に執着がつけられていると言うので、全部焼き捨て煙で自分の体を燻(いぶ)したり、
ある時は何者かが大勢押し寄せてきて、皆殺しにするから、みんな外に出てくれ、刃物は全部隠してくれと言ったりいたします。
またいろいろの神様にもお参りしましたが、だんだん重くなり、二十四年四月、精神病院に入院させました。
二十五年母親が入信。その後主人、息子も入信、信者数名を導き、光明如来様をお迎えいたすべくお願いいたしております。
病院では、婦長さんがお道を理解し、御神書も拝読し、薬などは一切使用いたしておりません。
ただ、以前電気治療を四十回くらいかけております。
現在では、会話はほとんど平常と変わりませんが、時折着物や夜具を破るそうです。
なお「ゲドウ」とは犬神だと言う者もあり、「とう病」とは家の中に水瓶のようなものに蛇をたくさん飼っており、一種の信仰のようなもので、
それを祀る家人が他人の持ち物などに執着を持った場合に、知らぬ間にその物がなくなったり腐敗したり、当人が精神病のようになったりすると言われておりますが、霊的にいかがなものでございましょうか。
また、こういう人をお導きいたしますには、いかがいたしましたら、よろしゅうございましょうか。」
明主様御垂示
「これは、やっぱり狐なんですよ。これは狐がよくやるやつなんですよ。恐怖感を与えるんですね。
そうして、襲ったりする人間を見せるんですね。
この通りなんですよ・・・狐が驚かすやり方はね。
そうしてだんだんやって、本当の精神病に・・・この時は精神病になりかけなんですがね。
私の本に・・・いつか書いたことがありますがね。
石川という男でね・・・これは聞こえるんですよ。
「石川、今お前を殺しに表に来ている」と言うんです。
石川という男は、それで震えているんですよ。これは聞こえるんですよ。
それから、黒いものなんかが襲ってくることがありますね。
これはだんだん少しずつ良くなります。
こういうのは、急には良くなりません。
犬神・・・蛇・・・とか、そういうものじゃないですね。
この人は、やっぱり後頭部の方に固まりがありますから、そこを浄霊してやるんですね。
婦長が理解しているというんだから、御神書を本人に聞かせるんです。
そうすると・・・御神書を聞かせるというのは、霊に聞かせるということもあるし、
その人の曇りが取れていくので、邪霊はだんだん萎縮していくということがあるんです。
そうして気長にやってやれば、だんだん治っていきます。
しかし、そうとうに長くかかります。まあ五、六年とみて良いですね。
大丈夫と言うまでには、どうしても十年くらいかかりますね。
精神病が早いと、割合治るのは早いんですがね。
これは、そうとう固まっていますからね。」
明主様御垂示 「人霊に憑いてる狐霊の憑依」 (昭和25年3月2日)
脳溢血から精神病
信者の質問
「熱心な信者の宅で御座いますが、御主人が昨年五月教修を頂く当日脳溢血の状態で倒れ、その後精神病状態でおりましたが、
御守護を頂きまして大分楽にして頂き、この頃では時々変な事を言う状態で御座いますが、
本人が眠っておりますと歯ぎしりは致しませんのに、目を開いている間は絶えずひどい歯ぎしりを致しますが、
何か精神病と関係が御座いましょうか。お伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「動物霊・・・人霊に憑いてる狐霊である。
狐霊と人間が関係している。段々に治ってくる。」
明主様御垂示 「言語使用不能の精神病の原因」 (昭和24年6月8日)
信者の質問
「私はただ今鹿児島県へ開発に参り、御世話になっている家では、精神病で座敷牢に入っている人と、耳は聞えて言葉が出ない人とがおります。
いかなる因縁のある家で御座いましょうか。御伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「精神病は殆ど狐で、たまには狸もある。
耳が聞えて言葉が出ぬというのは、舌の運動が不能になっている訳で、舌は前頭部に元があり、その命令で動く。
故に前頭部から舌へ通ずる神経に毒があって押えてる場合と、舌根の根部に塊がある場合とあるから、右両部を浄霊する。体的の病気はそれで治る。
先天的の場合は、舌を切られるとか槍で突かれるとかで死んで、それが霊界ですっかり浄まらぬうちに生れたものである。
また、神様に対し悪い事を言った、そういう罪のための場合もある。勿論前の世の事である。
こういう場合、よく先祖の罪というが、その先祖というのは自分であったかもしれない。
霊的の罪は信仰によって消える。また、他人を助ける事である。」
明主様御垂示 「祀った稲荷焼け、馬蹴にあい狂暴となる」 (昭和25年5月2日)
信者の質問
「二十四年七月入信致しました静岡県志太郡西益津村のHT(三十四歳)と申します信者で御座いますが、
十八歳の時横浜のベルト工場に勤務中稲荷様を信仰致し、工場内の稲荷様の世話をよくしたそうで御座います。
召集後狂った馬に蹴られ人事不省となり、手当を尽しましたが医者は脳カンまたは脳神経と申しております。
現在家事(農業)の手伝いを致しておりますが、発作中は痙攣致しまして、一時は非常に狂暴となり、他人に危害を加えたり致しました。
入信後静かになりましたが、最近また暴れ出しまして、刃物などで人を傷つけます。
本人は先祖だと言い、また稲荷だとも申しまして、現在家に祀ってある稲荷とは違うと申します。
食事は手掴みで幾らでも食べ、水もよく飲みます。
今迄に嫁も迎えましたが長続き致しません。
父と弟が入信致しまして熱心に御浄霊を続けております。
なお、横浜のベルト工場の稲荷はその後戦災で焼けております。
最近は益々発作が劇しく、噛みついたり刃物を持ちますので目が離せない状態で御座います。
家には先祖からの稲荷と龍神が祀って御座いますが、横浜の稲荷様と関係が御座いましょうか。
もし御座いましたら別に新しくお祀り致しました方が宜しゅう御座いましょうか。お伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「横浜の稲荷である。戦災で焼けて居所なく祀ってもらいたいのである。
馬に蹴られた時、脳中に多少内出血しているであろう。
頸部、前頭部の浄霊をすると共に、稲荷を祀ってやるとよい。」
明主様御垂示 「生命を狙う狐霊」
信者の質問
「この度、山形県東置賜郡に光明如来様御二体御祭りさせて頂き誠に有難く厚く御礼申し上げます。
SK子、当年三十八歳の信者で、十八年間気違いで、町内知らぬ人がない位評判で御座いましたが、
御浄霊を頂き二ケ月位で大変よくなりましたが、時々面白い事を言いますが、
本人も狐霊がついている事が分っております。
本人が、この体から離れてくれればどんな事でもして上げると狐霊に言いますと、
何にもほしくない、SKちゃんが大好きで、命がほしいのだと言います。
本人が嫌いだと言いますと「コンコン」と泣きます。現在眠れず困っております。
この度光明様を御祭りさせて頂きました。狐が絶対に眠らせないと言うそうです。何卒御守護を御願い申し上げます。」
明主様御垂示
「気長に浄霊しておればよい。よほど霊力を要する。」
明主様御垂示 「狐霊の憑依による神経衰弱」 (昭和24年7月3日)
信者の質問
「三十五歳の女、神経衰弱と言われ四年前に教修をいただき、初めはさほどでもなかったのですが
昨年ごろよりだんだん悪くなり、ほとんどしゃべらず、頭を軽く上下に振り口を動かし、いつも口に手を当ててうつむいております。
良いときは御光りをかけふつうの仕事をいたしますが、悪くなると御光りを外し右のようになり、御浄霊を非常に嫌って逃げまわります。
一度、以前に稲荷を信仰したことがあるそうですが、これもやはり狐霊のためでしょうか。」
明主様御垂示
「これは稲荷ですね。狐が憑いてるんですよ。
逃げまわったりするときは御浄霊もよしたほうがいいですよ。
で、祝詞を上げてやるんですね、天津祝詞を。
それから善言讃詞や御讃歌も始終聞かせてやるんですよ。
そうするとだんだんよくなりますよ、狐が萎縮しますからね。
御浄霊するよりもかえってそういうものを聞かせたほうがいいくらいですよ。
眠れますか、この人は。」
信者の発言
「はい、眠ります。」
明主様御垂示
「じゃ、軽いんですよ。・・・
四年も前に教修を受けたんですか。これは早過ぎたんだな。
教修で治すってのは嘘ですよ。
病気が治ってありがたいと思って教修を受けるのが本当なんです。
教修が早過ぎると本当に治りきらないことがあるんですよ。
生命に関係ある病気の場合は殊にそうです。
第一、治ってから御守りをいただくのが順序ですよ。
なるほど治ると判り、ありがたいと思って受けるほうが腹から受けられますからね、それが本当ですよ。
そして、心からありがたいと思うと、自然に手を合わせる気持ちになるもんですよ。
そこで、光明如来様をお祀りして拝みたいという気持ちになるんです。
だからそういうふうにやってゆかなけりゃいけませんよ。
信仰ってのは、押しつけられたり、一時的だったりしたんでは駄目ですよ。
やっぱり、本当にありがたいという気持ちになり、心からやむにやまれぬ気持ちでなくちゃいけないんです。
勿論、時と場合によってはそうはゆかないこともあるから、そういうときは臨機応変にやったらいいんです。
それからまた、先方が御守りをいただいてこの道を研究したいと言って入信を希望するときには、御守りを受けさせていいですよ。
そういうときには大いにいろいろと知らせたらいい。
あるいは、悩みのある人には、光明如来様をお祀りしてお願いするように話してあげるのは結構ですね。」