精神病・精神異常について 2 (動物霊の憑依)
明主様御垂示 「殺された蛇の憑依による精神病」 (昭和27年2月26日)
信者の質問
「IK(三十八歳。男性)二十五年二月精神異常となり、一家九人入信させていただき、大光明如来様も御奉斎させていただいておりますので、
さっそく教会の先生に御浄霊をいただき、たいへん良くなりましたが、
御法難ごろから親類の反対が激しく、本人が家を飛び出したり、川に入ったりいたし、
弟までも精神病院に九カ月入院し、ペニシリン四十本、その他をいたしましたが、いっこう良くならず、身体全体に浮腫みが来ました。
昨年五月末退院し、今日まで御浄霊を続けております。浮腫みも去り、食欲もふつうとなり、弟も今ではおすがりいたしております。
本人は昨今極めて無口で、倉庫(旧酒倉)に入りたがります。
家族の者が御参拝に出ますと、落ちつきを失い、酒倉に入っていたり、縊死でもするような様子になります。
生来病弱で肺炎、盲腸炎、腎臓炎、十二指腸潰瘍、胃痙攣などをいたしております。
入信以前に六百六号もいたしております。
入信後疥癬の御浄化をいただき、以来精神異常となるまで丈夫で働いておりました。
先日一信者に、酒倉の中の蛇だと言って憑依し、今までできるだけ邪魔していたが、どうしても邪魔することができなくなったと申したそうです。
それから落ちつきも出て、夜もよく眠れるようになりました。
ただいまでも、時々酒倉に入りたがるのでございますが、蛇と関係がございましょうか。
また御浄霊上の御注意いただきたく、右御垂示のほどお願い申し上げます。」
明主様御垂示
「これは蛇の霊ですよ。これは始終酒倉にいた蛇ですね。それで、酒倉に入りたがるんです。
蛇が・・・殺された怨みですね。それですから、もう一息で治ります。
だいぶ蛇も弱ってきましたからね。それですから、眠れるようになった。
精神病というのは、最初は暴れて、それから無口になるものです。
それから治る順序になるんですがね。
ですから、そういう順序ですからね。
それから、蛇と・・・六百六号ですね、これがいけない。
六百六号をやると、たいてい頭が変になりますからね。
そうすると、医者は、黴毒のためだと言うんですが、そうではない。
黴毒を治そうとする六百六号のためなんです。
もうだいぶ弱ってきているから、もう一息です。
浄霊は前頭部・・・ここに一番憑るから、ここですね。
それから頸のまわりですね。頸のまわりに必ず固まりがあるから、頸のまわりと・・・それですっかり治りますよ。
しかし、そうとう年月はかかります。三年や五年かかると見なければならない。
気がつくのは、もうじき気がつきますがね。
それからまた、気がついたようでも、またヒョッヒョッと憑りますからね。
それで、すっかり治るのは数年かかるものです。」
明主様御垂示 「殺された青大将の憑依による精神異常」 (昭和26年12月11日)
信者の質問
「KH(五十二才・男性)昭和二十三年ごろから、夜眠られず寝床を三カ所も変える状態で、
医師より脳梅毒と言われ、いろいろと医療を受け、熱心に御嶽教を信仰しておりましたが、だんだん悪化してまいりました。
御浄霊をいただくようになり、良い方に向かいましたので、主人は昭和二十四年二月入信させていただきましたが、
申し訳ないことに三月末ごろ突然、御守り様の「光」と「ヽ」とを鋏で切り離してしまいました。
その後、病状悪化し、現在では食物を丸飲みにし、こちらから持って行かねば、食事を要求せず、一日中寝て、口の中で独り言を言っております。
小便は自分で気がつかずにしてしまいます。
なお二十五、六年前に家の蔵の中に三升笊(さんじょうざる)を伏せたほどの青大将がいたのを殺して、近所の人に薬にするようにと与えたことがございます。
主人の父親は五、六年前に縊死しております。
私の前夫はある女行者と恋仲となり劇薬自殺を遂げております。
この時、前夫のみ死に、女行者は生き残りました。右は霊的関係でございましょうか。
なお、御神体を御奉斎させていただきますよう準備中でございます。」
明主様御垂示
「どうして、こんなことしたのかね。霊憑りだな。随分厄介だね。
光明如来様をお祀りするように準備していると言うんだから結構ですが、一日も早くお祀りする。
それから主人はやっぱり霊が憑っているんですがね。
鋏で・・・やっぱり霊にやられたんですね。
丸飲み・・・青大将ですね。
無論、この青大将は祖霊ですがね。
三升笊・・・随分大きいんだな。
青大将の霊を救ってやるんだから、光明如来様を祀ったら、その部屋に寝るんだね。
あとは別にたいしたことはない。それですね。
そうしてできるだけ御神書を読むようにして、気長にやっていればだんだん良くなります。
なにしろ、殺されると非常に怨みますから、しつこいですよ ・・・霊の働きがね。
だから、簡単にいかないですね。気長にやるよりしかたがないですね。
そして、少しでも暇があったら、一人でも多く人助けをする。
その徳によって治りが早くなるというわけですね。」
明主様御垂示 「ヌラ吐き浄霊中も乱暴する精神病患者」 (昭和24年11月15日)
信者の質問
「当年二十一才の女、昭和十九年入信二十三年一月頃より仕事に手がつかず、ぶらぶらしておりましたが
同年四月光明如来様を御奉斎させて戴いてより「ヌラ」を吐き神経衰弱的発作等の御浄化を戴き床につき、
時折乱暴する事もあり常に御浄霊を戴いておりましたが
最近に到り、両親は勿論浄霊者に対してまで乱暴するようになり食事の際、
御飯を御膳の上や下に散らして食べるような状態になりました。
御浄霊により御救を戴く事が出来るでしょうか。御浄霊の方法等御教え下さい。」
明主様御垂示
「龍神はヌラが特徴である。竜神が苦しいのである。
それはどうしても徹底させなければいけない。
竜神に罪があり、光明如来様のお光で苦しむので、精神病的の事をやるのである。
徹底さして越すといい、乱暴するのは長くない、なるべく被害を蒙らぬように注意する。
乱暴するのは長くて一ケ月、大抵は一、二週間位続くものである。
天津祝詞と時々善言讃詞、御讃歌を奏げる。
だんだん竜神の罪が減って行けば苦しまなくなる。」
明主様御垂示 「神主の龍神霊の憑依による憂鬱症」 (昭和24年9月15日)
信者の質問
「十七歳の男子で御座居ますが、九月初めより憂鬱症で、御浄霊を始めました。
御浄霊を致しますと憑霊現象となり、ある日の事、突然左のような事を申しました。
「神国ぜん日の出づる国ち有らば日の本とほめたたへたり、厳として東海に有り海原に中津国なり、くわしほこちたりの国は・・・」と後はだんだんと消え「もうお帰りになったのでわからない」と申します。
この子供は一年前、山奥で黄金色で細い青い首輪のある小さい蛇を見てびっくり致し、その夜頭痛で困った事があったと申します。
前にこの家は道通宮という蛇を使う神様を御祀りしておりまして、現在おもどりして戴きましたが、
この子供は夢で「道通宮さんが現われ、蛇を沢山寄せ集めた中で火が燃え、御祭のように賑やかにどんちゃん言わせながら裏から出ていった」のを見たと申します。
この色々な事は、皆病気との関係が御座居ますのでしょうか。
浄霊は、ずっとしておりますが、別に乱暴は致しません。
子供は入信致しております。このままで浄霊を続けているだけで宜しゅう御座居ますでしょうか。御伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「道通宮は蛇の神、引揚げる時火を焚いてお祀りした。それで解決した。
憂鬱症は未だ外に憑いている。
古神道の言葉であるから、神主などの龍神になったのが憑っている。
祝詞をよく奏げればよくなる。」
明主様御垂示 「木石的精神病 (石龍、木龍の憑依)」 (昭和25年5月22日)
信者の質問
「MN(女性)と申す信者の次男K(三十二歳)と申す人で御座いますが、
十九歳の時精神病にて静岡脳病院に入院致し、効果無く退院し、現在御浄霊を頂いておりますが、
発病当時より全然口をきかず、人に言われた通りに行動致します。
立てば立ったまま、坐れば坐ったまま、食事をするように申せば一回に一升位は平気で食べ、食うなと申せば三日でも四日でも食べません。
また大小便共出放しで御座います。
母親が入信致しまして三ケ月程は経過もよく、御守護頂きまして食事も両便も自分で足りるようになりましたが、
その後また以前と同じ状態となり、母親が一心に御救い頂きたいと御浄霊致しておりますが、現在の所変化御座いません。
いかなる箇所を御浄霊致しますれば宜しゅう御座いましょうか。
また、いかなる原因に由るので御座いましょうか。御教えをお願い申し上げます。
なお、御屏風観音様をお祀りさせて頂いております。」
明主様御垂示
「一旦よくなりまた悪くなるという経過をとるもの・・・。
石龍とか木龍が人間に憑くと木石のような人間になる。
浄霊して祝詞や御讃歌を聞かせると少しずつ生き返ってくる。
親が一心になる事である。」
明主様御垂示 「杉の木の伐採による聴覚障害、発狂」
龍神と狐霊の単一樹木に対する同憑
信者の質問
「父親が杉の木を伐ったところ、その日から娘(二十一歳)の耳が聞えなくなり、鼻もつまって頭も少々変になり、
それから三、四日は刺身があれば食事をし、外出しては何回となく油揚を買って来ては食べ、家にいては威張っていた、との事で、浄霊を受けに参りました。
最初は一回でよくなりましたが、次の時来る途中で左耳が痛くなり、二、三時間も遅れて到着し、浄霊すると泣出しましたが、直ぐ平静になりました。
三回目の時は、私の家の前でまごついて入れずにいるのを家人が引入れたところ、
この娘に憑依した霊が通りかかった老人に憑ったのか、この老人は一丁程歩いて突然気を失ってしまいました。
私が駆付けて浄霊を致しますと、直ぐによくなりました。
それ以来伐られた枯木や憑依されたと思う人に浄霊すると直ぐよくなりますが、暫くすると、また憑依し、他人に迄仇をするようであります。
いかなる霊の仕業でありましょう。」
明主様御垂示
「代りの木を植えてやる。居所なく、まごまごしている。
なるべく、近い所へ、よく言い聞かすといい。
木一本あると、上へ狐、下へ龍神が憑く事もある。」
明主様御垂示 「榎伐採による木龍の祟り」 (昭和27年5月25日発行)
発狂・凶暴
信者の質問
「一、昭和十八年十月、鼻茸手術。大出血後衰弱はなはだしく、約八カ月発狂状態になりました。
一、同十九年七月、脳病院にて半年治療し、約四年間はだいたい良くなっておりました。
一、同二十三年三月、狂暴性になり「カッカッ」と奇声を発し、水を吐くような状態はなはだしく、家人他人の見境なく暴行を加えます。
このころより本人は少し気分が良いと、お大師さんや種々の神様に一人でお詣りいたしますので、本人の希望と思い、親も種々の信仰をいたしました。
一、同二十六年七月、本教のお道を知り、母が御守り様をいただき、同時に屏風観音様を御奉斎、他家に嫁ぎし姉もともに入信させました。
一、同二十六年九月、本人入信し、お蔭をいただきましてだいぶ良くなりました。
一、同二十七年二月、光明如来様を御奉斎。
約一カ月後またもや狂暴性になり、家人に暴行を加える(特に母)。
一、同二十七年三月二十七日、もったいなくも、光明如来様に手を掛けて引き破り、仏壇をも覆し、
その後も相次いで仏壇を覆し、最後に祖母の位牌をばらばらに壊しましたので、仏壇を階下に降ろしました。
四月十四日ごろまでは引き続いて母に暴行を加えておりましたが、その後はだいぶおちつき、寝るときが多くなりました。
一、家は元真言宗を信仰いたしておりましたが、いまより六十年前、曾祖父が黒住教に転向し、
二十六年三月より(本教入信前)病床の祖父承知の上、御仏壇には断りなしに元の真言宗に復帰しました。
一、昭和七年ごろまでは、家運とても良かったのですが、家の裏の榎の古木を切り、そこに炊事場を建ててより、だんだん家運が傾いてきました。
一、十八年十月、兄が輸送船沈没により水死しました。その兄が炊事場より入ってくる夢を、家人が三人とも見、このときより家人が相次いで二人死亡しました。
なお遠い親戚にも古木を切ってより後に発狂して死亡した者がございます。
一、父および兄夫婦はお道のことが判らず未入信で、兄夫婦および子供らは危険につき別居させています。現在では御守護によりおちついております。
イ、本人の発狂は、なにが主因となっておりましょうか(古木となにか関係がございましょうか)。
ロ、もったいなくも光明如来様を破り、また仏壇を覆すのはどういうわけでしょうか。
ハ、今後いかようにさせていただいたらよろしゅうございましょうか。
右謹みて御垂示のほどお願い申し上げます。」
明主様御垂示
「直接の原因は鼻茸手術のためである。
鼻茸手術は非常に恐ろしいもので、酷いのは気が狂って死ぬ人もある。
榎(えのき)伐採のため木に住まっていた木龍の祟りもある。
しかし手術のほうはいまさらしかたがないが、木龍のほうは、庭のなるべく清い所へ小さくともよいから榎を植えて、光明如来様に木龍がそれへ移るようにお願いすればよろしい。」
明主様御垂示 「伐木跡へ便所建て不幸続出す」
発狂・死亡・耳病・凶暴
信者の質問
「ある入信者、二十年前現在の土地を買い家を建てた時、一本の古い大木を伐り倒し、現在は丁度その所が御不浄となっております。
この家に住んでからは兄嫁が発狂、一人の子を残して死亡、また家内のものや、親戚のものが次から次へと耳を病み、弟は左耳が聞えず、ちょっとした事にも怒り、時には目を据えて蛇のような目付きをし、所構わずその辺にある物を投げつけます。
また、井戸水も非常に濁り、掘り返しても濁水で、この土地は首をくくった人も前住しているそうで、二十年も経った現在、祖母は霊憑りとなり、依然災難が続いています。右、理由・・・」
明主様御垂示
「龍神が怒っているから、便所を他へ移すといい。」
明主様御垂示 「龍神の祟りの家を教会にする是非」 (昭和25年2月21日)
井戸の龍神の怒りによる轢死、発狂、行方不明、事業不振
信者の質問
「最近の信者で、昭和二十一年十月、事業拡張のため隣接地を買収致しました所、その地内に古井戸が御座いまして、
地ならしの朝、その信者が出がけに、土方の親方に井戸はそのままにして潰さぬように申し置いたそうでございますが、潰して地ならししてしまったそうで御座います。
十二月からその土地に事務所並びに工場の建築に取りかかりましたところ、二月中旬、大工の棟梁が帰宅途中電車にはね飛ばされて即死し、
また一ケ月後の三月中旬に地ならしした土方の親分も発狂し、未だに行方不明だそうで御座います。
その信者もそれ以来事業も不振になり、またその祟りを恐れて新築のまま今以て使用致しておりません。
この度、その信者の願いにより、その建物を手入れして教導所をお移し致したいと存じます。
どう取計らいましたら宜しゅう御座いましょうか。御教えを御願い申し上げます。」
明主様御垂示
「古井戸に龍神がいて、よほど怒った。
代りに井戸を掘るか、池を少し深く掘る。
教導所にした方がよい。土地の名はよい。」
明主様御垂示 「馬の憑霊による精神病に対する浄霊の急所」 (昭和24年7月)
信者の質問
「昭和十五年、北支方面にて頭を患い、内地に送還された四十七歳の男子、
帰還以来自家の二階に閉じ籠もりまったく外出もせずだれとも交際しませんでした。
昭和二十二年末よりだれとも口をきかなくなり手の掌に字を書いて用を弁じております。
そしてこの間九年というものは冷水でもってしかもタワシで毎日全身をこすっております。
その奥さん以外のだれとも面接しませんでしたが、
私は三回ほど御浄霊をやっていまは私だけは面会できるようになりました。
奥さんは最近御光りをいただきましたが、これは治りますでしょうか。」
明主様の御垂示
「治りますよ。
これはつまり戦地に行って馬の霊かなにか憑いたんでしょう。
馬はタワシでこすって体を洗いますからね。(笑声)
馬だからして人間の言葉が出ないんですよ。
たぶん馬でしょう、気長にやれば治りますよ。
やはり前頭部が中心です。・・・
馬の霊もなかなかよく憑くもんですよ。
先にも五歳の女の子に憑いたことがあって、
寝るときにはこんなふうに、ちょうど馬が寝たときのような格好をしてましたよ。(笑声)」
明主様御垂示 「泣き笑い精神病 馬の憑霊」 (昭和24年5月4日)
信者の質問
「二十三歳の女、昨年十二月から精神病になり、色々な事を言ったり泣いたり笑ったりし、
また、刃物で首を切るような事も致します。この外に足が曲っていましたが、
これは三、四回の浄霊で伸びるようになり、なお浄霊を続けております。
この家では四年前に借りてきた馬が自動車に首と腰を轢かれて死んでおり、昨年またもや馬が死んでおります。
そして病人もまた首と腰を非常に痛がります。
この家の馬の死と本人の病気と関係ありますでしょうか。
病気を治すにはいかように致しましたら良いでしょうか。御伺い致します。」
明主様御垂示
「馬の霊である。精々祝詞を奏げてやるとよい。延髄付近を浄霊してやる。」
明主様御垂示 「笑う精神病 タヌキの憑霊」 (昭和24年8月6日)
信者の質問
「十八歳の男子、昨春より精神病に罹り、医療のため段々悪化し、薬毒を知らされ
昨年十一月より御浄霊を受け、家内中御光を戴き、光明如来様も奉斎させて戴き、
五月には常に変らない迄に御利益を戴き喜んでおりました所、
また御浄化を戴き、一生懸命浄霊をさせて戴いておりますが、
最近朝から夕方四時頃迄眠り続け、夜になると聞取れないような事を喋り、座敷を引繰り返しております。
食事は食べさせてやらねば食べません。時々大きな声で笑い続けます。
また狐のように一足飛びにとび歩きます。なお兵隊の真似をしたり、米国へ出征する等と言います。
いかなる霊の仕業で御座いましょうか。」
明主様御垂示
「狸である。前頭の奥と延髄の塊を溶く。
はっきりするのは二、三年はかかる。気長にすれば治る。
「日本人は全部精神病」というのを今書いている。」
明主様御垂示 「狸霊は治り難い (精神病)」 (昭和25年4月22日)
信者の質問
「一昨年入信致し昨年五月光明如来様をお迎え致しました三十歳の男子で御座いますが、
二十歳頃より精神病状態となりまして、人の言葉はよく判りますが時々ゲラゲラ笑い出します。仕事は全然致しません。
昼間の出来事に関係した事を寝床の中で大声で喚きます。
祝詞を奏上致しますと次第にしずまります。
六年前、父、兄、妹と一年間に三人結核で死亡致しております。
ちなみにこの家の付近に稲荷の祠があり、中身はいつか失くなっております。
この稲荷と右の精神病と関係が御座いましょうか。
また父、兄、妹の死と関係が御座いましょうか。お伺い申し上げます。
なお、稲荷は村で祀ってあったものと思われます。」
明主様御垂示
「狸霊である。狸はよく笑う。狐よりは治りにくい。」
明主様御垂示 「大食精神病 狐狸の憑霊」 (昭和24年11月5日)
信者の質問
「三十二歳の男、親譲りの毒素の塊が後頭部にあり、
以前兵役服務中に、電気治療を受けたる事あるも治癒せず、
本人の身体は至って頑健にて、現在では農業に従事中なるも、言語動作は常態を失し普通人のごとくならず、
一例を挙げれば、飯は大食にして一時に飯櫃一杯を食する位にて、
食事の際誰もいないのに外に対してお出でお出でとさし招き誰も来ない時には、
飯櫃を家の上り口迄持って行き食する有様です。
(本人には何か見えるらしいのです)
現在右の者を浄霊治療中でありますが、果してよくなるものでしょうか。浄霊法を御伺い致します。」
明主様御垂示
「これは電気をかけたために治り難い。
軽い精神病である。霊が憑いている。
多分動物霊で、狐狸などは大食いである。
一番近い者が熱心に信仰する。
延髄付近の毒を溶かすとよい。」
明主様御垂示 「タヌキの憑霊による精神病」 (昭和24年6月7日)
大食い、独り言、独り笑い
信者の質問
「私の姉YS(三十六歳)は、七年前兄の戦死を苦にし、それがもとで気が違い、一時は外に出歩きましたが、
今では普通の受け答えは出来、仕事も遅いながら普通の人と変りなく、ただ一人で笑ったり、一人言を言っております。
昨今は胃腸が悪く、体も衰弱し、仕事もせずぼんやりしており、おいしい御馳走を沢山食べたがります。
その姉の浄霊をする事をなぜか厭な感じがして、なかなか出来ません。
何か霊的に関係が御座いますでしょうか。
また、いかにしたら宜敷いでしょうか御教示願います。」
明主様御垂示
「霊的に無論関係がある。狸である。嫌がって邪魔するようにする。
気長にやれば必ず治る。
延髄と前頭部の奥をする。」
明主様御垂示 「猫の霊の憑依による精神病」 (昭和27年1月17日)
信者の質問
「SS(男性)。昭和二十四年十二月、精神分裂症にて入院し、電撃療法を行ない一度は収まりましたが、
翌年再発し再入院いたし、頭が変でありましたが、
電撃療法はいたしませず、自然に任せておりましたところ、やや快方に向かいましたが、
赤痢を併発し衰弱がはなはだしくなり、自宅に帰り、本教を知り、昨年五月より御浄霊をいただいております。
八月ごろには精神異常がはなはだしくなりましたが、最近は応答もだいぶふつうにできるまでにさせていただきました。
現在は左足に苦痛を覚え、体の動きは中風のようでございます。
また左足は右足よりずっと肉のつき方が少なく、筋肉も締まっておりません。
食事は少しずつ絶えず欲しがり、特に魚が好きで、その食べ方は犬猫のようだと申しております。
御神体はお祀りさせていただくまでに信仰が進んでおりませんが、御屏風観音様はお祀りさせていただいております。
霊的と思われますが、無理のようでも御神体をお祀りさせていただきませんと、お救いいただけないものでございましょうか。」
明主様御垂示
「精神病は、少しけわしい時は、歩けなくなったりしますが、あれは麻痺する注射をうつんでね。
筋肉が締まってない・・・足を使わないと痩せてきます。
これは猫の霊が憑っているんだな。
絶対に御神体をお祀りしなければ駄目です。
精神病的なものは、御神体が一番肝腎なんです。
ですから、それをやらないで浄霊ばかりしていても駄目ですよ。今言った通りですね。」
明主様御垂示 「猫霊による精神病 食事を残す」
信者の質問
「三十六歳の男、黒猫の憑依らしい気狂いです。常に食事を残します。浄霊法をお教え下さい。」
明主様御垂示
「犬の精神病も偶(たま)にはある。
猫は喉を鳴らす。犬は手首を下げる。
とにかく、先刻の方法でよい。」
明主様御垂示 「焼死した牛と犬の憑依による発狂」 (昭和23年10月18日)
信者の質問
「三日ほど前、牛と犬が焼け死にましたが、一晩である人が気が狂い
「俺は焼け死んだ牛だ」とか「焼け死んだ犬だ」などと申します。牛と犬のためでしょうか。」
明主様御垂示
「無論両方憑いている。浄霊すれば急には治らぬがだんだんに治ります。
こんなのは人間が畜生道へ堕ち、牛や犬になったのです。焼け死んだので苦しんでるのです。」
信者の質問
「その場合御浄霊で救われるのは憑かれている人が浄まるためでしょうか。」
明主様御垂示
「その牛も犬も救ってもらいたいのです。焼傷して苦しんでるから。
で、浄霊で苦しみが除ければ牛、犬の霊はその人から離れて行きます。
祝詞(幽世大神)を上げてやればよい。」
明主様御垂示 「亡母霊の復讐の想念 ひき蛙の憑依による異常行動」
信者の質問
「十八歳の入信の女、肺炎にかかり亡母の霊に憑かれ、極度に父を嫌うようになり、目をむいたり、唾をかけたりしていましたが、
その後大声で「ガガガガギギギギググググゲゲゲゲゴゴゴゴ」と申しました。
いかなる訳でしょう。母は生前父と不仲でした。」
明主様御垂示
「ガギグゲゴの泣声の動物、即ち蟇蛙のごときものの霊で、母に憑いていた動物霊で、生前から父へ対し復讐的信念をもっていたものである。」
明主様御垂示 「複数の動物霊の憑依による精神病」 (昭和27年9月25日発行)
信者の質問
「MK(三十七才・女性)は昨年二月ごろより発作的に物を投げたり怒ったりするようになり、
九月に男児分娩後は殊に発作が激しく、家人の監視が必要のため脳病院へ入れましたが、
そのとき院長は全快の見込みなく預かるだけだと言われ、電気治療をいたし、
約六カ月後の本年五月退院いたしましたが、日常絶えず何者かの霊と話をしておりますようで、
返事をしたり笑ったりしゃべったりいたしており、他から話をいたしましても、とんちんかんな返事をいたし、げらげら笑います。
ときどき大切な物でも無理に人にあたえて困らせたり、たらいに水を入れて、行水のまねをいたします。
六月十四日より主人にこのお道の話をいたし、御浄霊をいたしておりますが、変化がございません。
七月一日家出いたし三日目に警察に保護されておりました。
七月十八日、主人と本人と入信いたし、御屏風観音様を御奉斎させていただきました(先祖代々の霊の位牌は作っておりません)。
その後は動作がそわそわするようになり、二十二日夕刻よりひどい発作が起り「坊様やお客様が大勢くるから」と家中騒がせました。
翌朝は激しく「神様が切れと言われたから」と刃物で手を切り、首を締めたり、たらいに水を入れて着物のまま入り、
祝詞をあげ、歌を唄い、飛んだり暴れたりいたし、やっと上げて御浄霊いたしますと
「わしはお日様の次に悟りを開いたのだからそんなもの(御浄霊のこと)いらぬ」と申し、
また「家に火を点けて焼け」とかいろいろ大声でどなっておりましたが、
天津祝詞、善言讃詞、御讃歌、明主様のレコードなど聞かせまして御浄霊させていただきましたら、
夜八時ごろやっと平常の精神状態になりました。
その後、御浄霊をきらいます。
主人は野崎家へ養子に来まして、一男一女を置いて戦争中に先妻と死別いたし、二度目にいまの「きぬゑ」を娶(めと)りました。
次々と三人分娩いたしまして長男は幼児のとき死亡いたしております。
なお本人は最初嫁ぎまして三カ月くらいで生別、男児分娩後、男親に渡し里子に出し、現在十六歳でその子供が生みの親を慕っているそうで、ございます。
なお本人は野崎家へ来まして三カ月くらいのとき結核性脳膜炎で入院いたし、氷冷で良くなったそうでございます。
なお本人の実母は生駒の聖天様の熱心な信者で、人助けもいたしているそうでございます。
主人も入信はいたしましたが、なかなかわかりません。
御浄霊の箇所は前頭部、後頭部、肩、首、腎臓部をさせていただき、
御浄霊のときは天津祝詞、善言讃詞を一回ずつ奉誦させていただいております。
これはいかなる原因でございましょうか。いかにいたしましたらお赦しいただけますでございましょうか。謹んで御垂示のほどをお願い申し上げます。」
明主様御垂示
「これは狐霊、狸霊、その他種々の霊が憑るもので、一般精神病の状態である。
これは本人の浄化作用というよりも主人のほうの浄化作用である。
なぜならば苦しみはズッと主人のほうが多いからである。
従って主人が熱心な信仰によって人助けをし、神様のお役に立つようにしなければならない。
その徳によって罪穢が減るから、それだけよくなるのである。
勿論浄霊、祝詞、御神書拝読なども結構だが、
一番の急所は右側延髄を中心に、首の周りに固結があり、また前頭部にも毒素が大いにあるから、
右の二カ所をよく浄霊すれば長くはかかるが必ず治るのである。」