精神病・精神異常について 1 (人霊の憑依)


明主様御垂示 「死霊の憑依による精神病」 (昭和27年6月25日発行)

信者の質問
「私の妻、TY(二十七歳・女性)。昭和二十二年より精神異常を来し、

昭和二十三年二月より御浄霊をいただき、二十四年八月ごろより正常となり、

私は昭和二十三年三月、本人は二十四年八月に入信。

二十三年六月光明如来様、二十五年御屏風観音様を御奉斎、以後なんら変わるところなく感謝のうちに今日に至りましたが、

本年四月末ごろより胸、下腹に痛みを感じ御浄霊にて楽にしていただきましたが、

その後、物を考えるに考えがまとまらず、支部月例祭(五月十一日)の夜、帰宅後家にて御浄霊中腕がだるくなり、

それが治ると胸につき上げ、それも治ると大きくアクビをなし、翌日は顔色に血色を見ましたが、しだいに青味を帯び、

現在は家の光明如来様にお参りするも大儀がります(お参りするときは祝詞、御讃歌も一緒に奏上します)。

悪いときは物を問うも即答できず、暫時考えても自己の考えがまとまらず、

御浄霊は主に前頭部を中心にしておりますが、なにとぞこの原因および浄霊の箇所について御垂示のほどお願い申し上げます。」


明主様御垂示
「死霊が憑っているので浄霊の急所は首のまわり、特に延髄部、淋巴腺部に固結があるから、そこの所と、前頭部を気長にやれば治る。」




明主様御垂示 「目撃した轢死者の憑依による精神病、発話障害」 (昭和24年7月28日)

信者の質問
「私の姉(二十六歳)が、耳は聞えますが言語が喋れません。

今より十三年前、近くの踏切で唖の老婆が列車にはねられたのを目撃した姉は驚き、

その後一週間目頃より急に恐怖症状となり、便所には白髪の老夫妻が立っているとか言って行かなくなり、

また、家の中の独居を恐れたりする内に言葉が出なくなりました。耳は聞えます。

その後一年間位は喋れる時もあります。

なお、その唖の老婆も村の世話で葬儀をしました。

この老婆と姉の状態とに何か霊的関係が御座いますでしょうか。

また、私の兄も精神病者で乱暴をしますので、今は監禁しています。

家の中で二人の異常者があるので、家中で熱心に御用をさせて頂いております。

いかなる因縁で御座いましょうか。御伺い申し上げます。」


明主様御垂示
「お婆さんの霊が憑いた。治る。

本人にも祝詞を出来るだけ奏げさす。(天津祝詞がよい)

すると老婆の霊が清まるか、霊界へ帰る。

供養もしてやる要がある。それで治る。

精神病は最初乱暴する。少し経つと温和しくなる。その時に浄霊する。

右延髄の固結、また、精神病者に天津祝詞を奏げる。」




明主様御垂示 「癲癇より精神病となる 戦死者の憑霊」 (昭和25年1月16日)

信者の質問
「今年三十歳の青年、戦地で癲癇になり、約九年前護送されました。

発作を起しますと顎をはずし、約一時間程苦しみます。

以後一、二日はぼうっとして殆ど何も判りません。

二、三年前より精神病になり、昨年二月烈しく狂い、二ケ月程入院、やや落着き、昨年八月入信致し、光明如来様をまつらせて頂きました。

狂う度に「殺すぞ、俺を殺せ」と怒鳴ります。

そのように烈しく狂っても、祝詞を奏上させて頂きますとひざまづき一緒にお祈り致します。

そして喜んで浄霊を頂きます。

また、乃木大将、東条さんの写真を大切に保存し、私達に見せます。

最近は夜間御神前で小学校読本を読みます。

以前日蓮宗を信仰致し、狂うと前の御経をあげたり致します。

また、兄弟が肺結核、脊椎カリエスで死亡致しております。

いかなる霊のためで御座居ましょうか。

また、今後いかにしたら早くよくなりましょうか。」


明主様御垂示
「戦死した霊で、霊が離れると一日ボーッとしている。死の時の状態を表わす。

浄霊、祝詞、神書がよい。

後頭、延髄を気長にすれば治る。」




明主様御垂示 「亡夫の憑依による精神異常」

信者の質問
「本年三十七歳の女、十四、五年前夫に先立たれ、ある家に後妻として嫁ぎました。

それより頭が大変重くなり、時折気持が変になります。

その状態は「苦しい苦しい」と言います。

そうして「お山へ帰る」等と申し、浄霊を致しますと頭の頂点と胃の上部が痛み、呼吸が止るかと思う程苦しみます。

変った所は先妻の怨みや狐霊のいたずら、また先夫の死霊のようにも見受けられますが、いかがなものでしょうか。

浄霊はどのようにすればよろしいでしょう。また浄霊をすれば必ず発作するのはいかなる訳でしょうか。」


明主様御垂示
「これは夫の霊と思う。

人霊に狐霊が憑いて憑依する場合もある。

死霊が憑ると、死の時の状態をするものである。

頭の重くなった時、祝詞を奏げるとか、信仰雑話を読むといい。

祝詞や御讃歌を出来るだけ奏げれば霊も段々判って来て、離れ易くなるのである。」




明主様御垂示 「バラモンの霊憑りによる発狂」

信者の質問
「私は現在茨城県下舘で行商を致しておりまして、行商しながら観音様の御話をさせて戴いておりますが、

最近出会った事で御座いますが、七十一歳の爺さん(信者では御座いません)、

自分の本霊は天帝で副霊は八岐大蛇と狐霊で、龍神は腹に、狐霊は肩にいると申しまして、

最近では天からの光が段々薄くなったため副霊が暴れて大変苦しいけれども、

自分には抑える力が無くなり、苦しみの余り短刀等突きさして一時鎮静させる事もありまして、

そのため狂人にされた事もあるそうで御座いまして、

本霊の言葉として、人類の一大危機の迫っている事をおぼろげながら悟っており、

それは「ピテレスパラス、シドロトナルヤ、ヨハフケシヅム、シットロットドドド、テデフルワイナ、チチフルワイナ、ピテレスパラス・・・」と申すそうで御座います。

それでこの言葉を解明出来る方に逢いたいと申しておりますが、最後の変な言葉は単に狐霊の戯れ言で御座いましょうか。

それ共何か多少意味のあるもので御座いましょうか。御伺い申し上げます。」


明主様御垂示
「バラモン行者の霊であろう。

行者や信者は日本へ来ている。

変な所もあるが、そうでない事もある。」




明主様御垂示 「毎閏年に一時的発狂」 (昭和25年1月12日)

信者の質問
「東北地方に閏年馬鹿と称し、陰暦の閏年に限って発狂し、その年が過ぎれば平常に戻る者が御座いますが、霊的関係が御座いましょうか。御教えを御願い申し上げます。」


明主様御垂示
「四年に一ぺんずつ二十九日にお祭りするようにする。

霊が閏年に死んだとか、殺されたとかいう意味で、それが魂に強く染みついている。

それで閏年に限って憑くのである。」




明主様御垂示 「精神病で死んだ霊の憑依」 (昭和24年6月2日)

信者の質問
「青森県大畑町の信者さんが昨年二月二十七日、意識不明になって霊界に行って来たそうで御座居ます。

その時案内者より「お前はもう三十年寿命を与えるから豆腐と蜜柑と材木の気持になって働け、お前の力で及ばぬところは光が援助するから帰れ」と言われて正気に還ったそうで御座居ます。

昭和二十二年脳溢血で仆(たお)れた事もあり、またその後僅かの時間発狂状態になった事もありますが、

本年三月下旬より下半身が常に細かく揺れておりまして、祝詞をあげましても御浄霊いたしましても変化は御座居ません。

本人は「豆腐と蜜柑と材木の気持」と言う意味が判らない・・・何か深い意味があるのか、または狐霊にでもいたずらされているのかと気に致しております。

いかに解釈いたしたらよろしゅう御座居ましょうか。

また、御浄霊により震えがだんだんよくなるもので御座居ましょうか。

(一家入信、御神体もお祭りいたしております)御教え御願い申し上げます。」


明主様御垂示
「現界の人間には判らぬ。

霊自身には分っているかもしれぬ。

また、霊自身が発狂状態で死んだのかもしれない。

出鱈目である。気にする要はない。

狐霊でもない。

精神病で死んだ霊である。だんだんよくなる。」




明主様御垂示 「戦死した夫の憑依による精神異常」 (昭和24年7月30日)

戦死者の執着を取る方法

信者の質問
「当年二十二歳の女、昨年十二月婿養子を迎え結婚式当日精神に異常を来たし結婚解消となり、

本年三月九日より一カ月間四十回ほどの浄霊にていったん治りましたが、

本月一日夜再発し前夫を慕いどうしても諦められないと申します。

発病の原因がなにか霊的関係があるのでございましょうか、お伺い申し上げます。

ちなみに同女には以前婚約者があり戦死しております。」


明主様の御垂示
「戦死した霊がその執着によって結婚を邪魔したものだろう。

結婚式当日異常者になったのはそういう意味である。

その後浄霊によって霊は恐れていったん退散したのが諦めきれなくまた憑いてきたのだ。

入信して気長に精進すればその執着がとれる。

信仰の眼目は執着をとるにある。

執着がとれると先夫は生きている人を思いきれずにつくのは罪ということを知るから諦める。

そうすれば妻女の執着もとれる。

祝詞、御讃歌の言霊によって執着をとるのが一番よい。必ず治る。」




明主様御垂示 「床下に埋められた者の憑霊による異常行動」 (昭和23年)

信者の質問
「三十歳になる未入信の男子、五、六日目に一回位の割で霊が憑り、暴れたり意味の判らぬ事を喚いたり致しますが、半日位で平生に返ります。

途中半日位誠に憂鬱となり「もうあかん」「こらえてくれ」とか言っていかにも恐そうに周囲を見廻します。

平生に返った時尋ねますと、「家の下に入ってしまい、体が土の中に入って死んでいるような気持であり、自分一人だけで誰一人おらず、恐くてたまらない」と言うそうでございます。

いかなる霊が憑依するのでございましょうか。

妻は入信し、御浄霊させて頂いております。」


明主様御垂示
「誰もいない時に殺され、家の下へ埋められたらしい者の霊である。

掘り返すのも厄介だから、位牌を作って、仏壇の下位へ祀ってやり、祝詞を奏げてやる。

そうするとお礼をする。」




明主様御垂示 「狂信者の憑霊による異常行動」

信者の質問
「私の主人は六十歳になりますが、二年前よりだんだん気が変になり、この頃は一人でいると昼夜を問わず独り言を言います。

それは大抵先祖の事か、神仏の事か、また修養の話等、普通聞いてためになる話をしますが、人前に出ると変な言語動作を致します。

因みに主人は十年間程道徳科学の教えを受けていました。

また、昭和二十年に御光を戴いております。いかなる原因でしょうか。

私は現在、教導師としてこの道に御手伝いをさせて戴いておりますが、今後いかに致したらよいでしょうか。御伺い申し上げます。」


明主様御垂示
「信仰気狂いのような霊が憑っている。

長いのは五、六年、早くて一年位かかろう。」




明主様御垂示 「御面会後に霊が浮き出した事例」 (昭和25年3月18日)

日蓮宗関係物はすべて焼くべし

信者の質問
「本年二十一歳の男子(二十三年に受教)、二月八日御面会を戴くと同時に霊が浮き出し、時々乱暴を働くと同時に、特に父親にはすべての点で反対致します。

当家は代々日蓮宗のため、お寺でみてもらったら祖霊が憑っていると言ったそうです。

善言讃詞を上げると特に嫌がります。浄霊も同じく嫌います。

腹部脛部で脈打っています。

なお、両親は二十二年に御教修を頂き、去年の二月には光明如来様を御奉斎頂いております。

どのようにして御浄霊したらよろしいでしょうか。何卒御守護御願い申し上げます。」


明主様御垂示
「日蓮宗関係の品物に憑く。

それを謝って焼くといい。」




明主様御垂示 「怨霊の復讐による小児精神病」 (昭和27年1月25日発行)

信者の質問
「TM八歳(二十四年五月入信・男子)。

本年就学期の男児でありますが、精神耗弱、頭脳の働きは三、四歳くらいの低脳で、常に夢見るがごとく朦朧としておるようであります。身長も五歳くらいです。

この児は憑霊現象のため(二歳のとき鶏に殺された幼児葱依)昭和二十四年五月、明主様の御垂示を賜り、その霊は離脱いたしましたが、爾来いろいろな異状を呈して現在に至っております。

前記憑霊現象は四歳のとき二階階段上から八尺下の板間に転落し、前額右眉上部を強打してから後のことであります。

御浄霊によっていまは癒りましたが、この打撲箇所を御浄霊すると、お光の焦点を反らすように頭を傾ける動作を数年間続けました。

変わった点を列記すると

一、蚊帳を吊った最初の夜、床に寝せようとしても嫌だと泣き喚き中に入りません。

天津祝詞を奉唱しつつ蚊帳と本人を浄霊すると床に入ります。このようなことは三日続きました。

一、終日独り言をしゃべっております。口から出まかせのでたらめを言っております。

一、公衆の前に出ることを非常に嫌い、劇場、催物場、理髪店など、およそ人の集まる所には行かず、公衆浴場は嫌い、家庭風呂は入りますが、上体はお湯につかりません。

一、悪戯が烈しく、玩具屋に入って売り物の玩具を外に投げるとか、呉服屋に行って反物の上を下駄履きのままで歩き、ゲラゲラ笑って逃げてきます。紙を裂くことを好み、絵本などはすぐ切り破るなどの悪習がはなはだしいのであります。

一、メシヤ教の上の先生がみえると、姿を見るや脱兎のごとく一目散に逃げ、裏庭の隅に隠れて息を殺しております。

この際御浄霊をしてやると素直に家の中に入ってきます。

一、寺院、仏閣の境内に立ち入ることをいやがり、仏事のとき、衆僧の読経している席へは寄りつきません。

寺院の本堂などは特に嫌いで、鐘の音を聞くと気違いのごとく泣いて逃げます。しかるに神社の参拝は平気であります。

一、食物の好みも変わっております。ごはんは温かいのしか食べません。

副食物も、例えば浅草海苔を欲すると三度三度そればかり食べ、一カ年以上も続きました。鶏卵、刺身等々同様です。

このようなときは仏壇にそれを供えて供養していると自然に止みます。

お菓子は上等品を欲し、甘くてもサッカリン混入のものは食べません。お茶を非常に好み、上等の煎茶を望みます。

一、特に変わっていることは、外科病院の前は絶対に通りません。

何町も離れた遠くの道路にいても、その方向に曲がろうとすると、すでにそれを感知して他の方向に逃げます。

たまたま病院の付近にゆけば、逃げて自宅に帰ります。

しかるに外科以外の病院はなんともありません。

また、町中を歩行中、ある家の前に来ると、その前を通りません。

外科病院、または、この家の中には、なにかこの児にだけ見ゆる恐ろしい物があるように感じられます。

一、余念なく遊んでいるとき、突如として腰が立たず、あたかも中風症状のごとくとなったり、または小児麻痺の状態となったことが二、三回ありました。この場合御浄霊二、三日にして平癒しております。

一、本教に関する重要な話を始めると、側に来てわけの判らぬことをしゃべったり、悪戯をしたりして邪魔をします。

一、腹に手を当てると、ゲラゲラ笑って当てさせません。御浄霊を嫌がるときと、みずから進んで望むときとがあります。

一、四、五歳ごろは、天津祝詞、善言讃詞を暗記して神前で奏上しておりましたが、このごろは勧めても唱えません。

一、面相はふつうの子供と変わりなく、白痴的馬鹿面もしておりません。良く笑う児であります。

父母は有資格者であり、大光明如来様の御神体を奉斉し中教会支部として御奉仕に専念しております。


ちなみに現在居住しておる家屋宅地は母の生家であり、数百年伝来の旧家でありましたが、

その家の子女たちは成年に達すると次々に死亡し、八人の兄弟姉妹が七人まで夭折し、TMの母親ただ一人生き残り、すでにその父母亡き後は、一家断絶の悲運に遭遇しておる因縁の家であります。

なおTMの父は十年前本教に救われるまでは、慢性胃腸病のため、数十年にわたって薬剤を用いた身体であり、母も元来虚弱体質の者であります。

右のようです。いかなる原因に因るのでしょうか。また御浄霊箇所はどこをいたすべきでしょうか。」


明主様御垂示
「これは医学でいう小児精神病といって、たまにはある病気である。

勿論、幼児の霊の憑依であるが、これは変死の霊で、祀られていないか、あるいは祀り方が間違っているためである。

そうしてこの憑霊は、外科手術のごとき障害のため死んだ者であり、

また祖先からの怨みの霊の復讐もあるが、怨みとは種々な動物霊が殺されたためもある。

要するにこれをふつうくらいまでになるには、数年以上かかると見ねばならない。

浄霊の箇所は前頭部から頭の中心を主にし、首の周りを次にすればよい。

幸い信仰による人助けをしているので治る可能性があるのである。」




明主様御垂示 「祖霊の憑依による神経衰弱」 (昭和24年7月9日)

ニワトリを多数飼いたがる精神異常

信者の質問
「本年二十一歳になる男子、去年の四月より神経衰弱になり、生きものを非常に飼いたがります。

最近鶏をいくらでも飼いたがり、現在二十六羽おりますが、もっと買えと言っております。

本年四月、母が教修を戴いてより今までは何にも仕事をせずにおりましたが、一日中仕事をするようになりました。

時々ちょっとした事に怒ると非常に母を叩いたり蹴ったりします。いかなる訳でございましょうか。」


明主様御垂示
「鶏を沢山飼っていた祖霊が憑いている。」




明主様御垂示 「死霊の憑依による神経衰弱」 (昭和24年11月21日)

信者の質問
「五十七歳の男子、三年前に山仕事に行ってから発病致し、発熱、苦痛甚しく、暫くは起居不可能で御座いましたが、

日を経るに従い癒りましたが、神経衰弱のようになり、夜間は楽で安眠致しますが、日中は苦しいようであります。

また妻女が傍にいれば畑へも出ますが、一刻でも離れると茫然として何も手につかなくなり、離れる事が出来ません。妻が便所へ行くにもついて行きます。


今御浄霊させて戴いておりますが、未だ変化は御座いませんが、これはいかなる訳で御座いましょうか。御伺い申し上げます。」


明主様御垂示
「妻君に関係のある霊が憑ったのである。

死霊の憑りたてには熱が出るものである。

入信して、光明如来様をお祭りすると段々よくなる。」




明主様御垂示 「夜に外出中死んだ霊の憑依による一種の癲癇」 (昭和24年12月25日)

夜間と外出に恐怖感

信者の質問
「私は時々自己意識を忘却するようになり、頭脳の中に色々の事が想い出されて現在の時間的観念がわからぬ事もあります。

ちょっとした瞬間で以前はさほど気にもしておりませんでしたが、最近頻繁に発作的に襲われるように思われ、特に夜間と外出に恐怖感を抱くようになりました。

数年前、中耳、内耳炎に罹り、相当医療を受け、また蓄膿の手術もしております。

絶えず後頭部が重苦しく感じます。これは単なる薬毒の浄化で御座いましょうか。御教示願います。」


明主様御垂示
「一種の癲癇と薬毒である。

想い出されるというのは霊が思うのである。

過失死とか、殺されたか・・・夜、外で死んだ霊で、その恐怖である。

薬毒の除れるに従って治ってゆく。」




明主様御垂示 「外出恐怖症」 (昭和25年3月18日)

信者の質問
「私は長年心悸亢進症で苦しんでおりましたが、

一昨年入信させていただきましてから御守護いただきまして、大変良くなりまして、

一時外出も出来るようになりましたので御座いますが、

その後外出先で発作を起しましてからはまた外出すると気分が悪くなりまして、今は殆ど一歩も戸外に出る事が出来ません。

家におりますと普通と変らず働けますし、毎日五、六人位ずつ御浄霊させていただいております。

教会へお参り致したいと思い、またいくら励まされても一歩戸外へ出ると気分が悪くなるためお参りも出来ないので御座います。

何か霊的の障りでも御座いましょうか。御伺い申し上げます。

つきましては気掛りの事が御座いますので、左に申し述べさせて戴きます。

私の実家は岡山県津山で、代々一向宗で御座いましたが、母と私が大本教になりまして、栗田家へ嫁いでからも一昨年本教に入信させていただく迄信仰致しておりました。

母は戦時中疎開先の神奈川県相模原で死亡致しまして、遺骨はその土地の氏神様、日々神社に預けまして今日迄そのままに致して御座います。

両親は正式の結婚では御座いますが、どちらも相続人のためそれぞれの姓を名乗り、寺も宗旨も別々なので御座いますが、埋骨の場合いかが致したらよろしゅう御座いましょうか。御伺い申し上げます。」


明主様御垂示
「遺骨などは早く埋めよ。

本当は男の方へ祀るべきである。

外出して死んだ霊が憑いているので外出を怖がる。よく徳を積め。」




明主様御垂示 「老人の憑霊によるタタミ恐怖症」 (昭和25年2月11日)

信者の質問
「TH(男性)と申します生後二年四ケ月の男児で御座いますが、発育不順で誕生日頃に漸く這う位で御座いました。

畳の上に這わせますと急に泣き出し、人の上に這わせますと泣かないそうで御座います。

その後疫痢にかかり、ただ今は腰が非常に小さく、坐る時は立膝でないと坐れません。

風の日には大変息苦しそうに致し、顔を軽く吹いてさえ息苦しそうに致します。

本人の曽祖父は他国で首を吊って自殺し、その弟は生れながら身体がコチコチで、生後三日で死亡致しております。

右の病気は霊的原因によるもので御座いましょうか。

どう処置致しましたら宜しゅう御座いましょうか。教えを賜りたく御願い申し上げます。

なお、本人の母は近日教修戴く事になっております。」


明主様御垂示
「年寄の霊が憑いてるか生れ代りかである。

それで畳の上をイヤがるのである。

息苦しい病気で死んだものである。」




明主様御垂示 「落下傘兵の飛行機恐怖症」 (昭和23年1月28日)

飛行機で死んだ人の憑霊

信者の発言
「米軍の落下傘兵ですが、最近飛行機が怖くなり、殊に自分の落下傘の番号七が怖く、七の字を見ても発作を起すのがあります。」

明主様御垂示
「飛行機で死んだ人の霊が憑いてるんですよ。」


信者の発言
「米人軍医が二カ月で治しました。」

明主様御垂示
「それは自然に治ったんだ。

この治療でやるなら前額部をよくやればよい。

青酸カリのような毒物を服んだときには胃腸をやる。

全身に毒がまわってしまったらしかたない。」




明主様御垂示 「犬猫や叔父を恐れる患者」 (昭和24年11月21日)

信者の質問
「五歳の女児、半年前より肺門淋巴腺炎を患い、医者に治療を受けておりましたが、最近御浄霊をさせて戴いております。

脈搏百三十を今なお打っておりまして、最初は犬や猫を見て恐ろしがっておりましたが、

最近は同居している叔父を見ると恐怖心を持つようで御座いますが、何か霊的に関係が御座いましょうか。御教えを御願い申し上げます。

但しその母に、脳貧血で死亡した祖母が現在憑っておりまして、御浄霊中で御座います。」


明主様御垂示
「脳貧血では死なない。

脳充血か脳溢血である。

前世に犬か猫に噛まれて死んだもので、叔父さんに苦しめられた霊が憑っている。」




明主様御垂示 「死直前に大人顔となった児童」 (昭和24年12月11日)

信者の質問
「先に御開示を御願い致しました動物や叔父を見て恐ろしがる四歳の子供で御座いますが、最近死亡致しました。

死ぬ直前に、一度首の付根迄両手をつき上げ、顔は五十歳前後の男のように変り、その大きさも三倍位になりましたが、

間もなくまた普通の顔に戻って立派な死方をさせて戴きました。

(その子の母親は子供がなくなる少し前に入信されました)

最近ではその子の叔母の寝顔が男の顔に見えるそうで御座いますが、以上の事実は何か霊的な意味が御座いましょうか。御教えを御願い申し上げます。」


明主様御垂示
「霊が憑いていたのが今度は伯母に憑いた。救われたいのである。

五十歳前後の霊が子供を殺した。何か訳があろう。

信仰雑話をみれば判る。入信して一生懸命すれば治る。」




明主様御垂示 「叔父の霊の憑依による憂鬱症」 (昭和24年8月18日)

信者の質問
「十七歳になる男子、六年前より軽い胸の病気で医療を受けており、

病気自体はさ程でもないのに、三年前より極度の人嫌いになり、離れに一人閉じこもり終日寝そべっており、医療も嫌って受付けません。

なお同人の叔父が同じような状態で、同じ離れで亡くなりました。

また弟が脳性小児麻痺(霊的と思われます)で三歳の時に死んでおります。

これらの事柄と何か霊的の関係が御座いましょうか。御伺い申し上げます。

この人の家業は代々肥料問屋で、土地の旧家であります。

因みに、その子の母が八月一日入信致しました。」


明主様御垂示
「叔父の霊が憑いている。

祝詞と御讃歌を出来るだけ奏げてやる。

浄霊は前頭部である。いわゆる憂鬱症である。」




明主様御垂示 「複雑な精神病」 (昭和24年4月28日)

先夫の生霊

信者の質問
「若い時サーカスの蛇使いをしていたと言う四十五歳の女、三年前より霊憑りのようになり、気が狂い、医者も祈祷師もあらゆる事をやっても駄目でした。

一ケ月程前より御浄霊を致しておりますが、一時非常に良くなりましたが、十日位前から以前より一層激しくなりました。

身体も大分やつれております。

御浄霊をしていても何者かと話しているようなことがあります。

また、この女は十三年前に先夫が罪を犯して十五年の刑にて入獄した時に、今の夫と結婚したのですが、何かこれと関係がありましょうか。

先夫は生きております。現在の夫は下駄職人で生活は至って低く、現在貧乏の極にあり、毎日二、三時間腹痛があります。いかなる事でしょうか。御教え願います。」


明主様御垂示
「今の夫が入信して人助けをする、それが根本である。

先夫の執着が強ければ先夫の生霊も来ているかもしれぬ。

いずれにしても単純な精神病ではなさそうだ。」




明主様御垂示 「着物に関する精神病」

信者の質問
「満二十四歳になる者、気が狂っております。早速、信者に入れました。

一時は非常に良くなりました。二、三日前より非常に浄化し、当人が云うには空襲中に親戚の者が気が狂っていた時、爆弾にやられ、

その方の着物を戴き、その着物の事、非常に気にするのです。この着物と関係ありますか。

また、以前に霊友会に入っていて、突如経文を燃やして、それより気が狂ったそうです。これにも関係あるでしょうか。」


明主様御垂示
「着物に霊が憑いていたのである。

霊がその衣を好んでいたもので、死んでから憑いたのである。

昔の振袖火事のごときはそのためである。

よく着物に執着した霊で、箪笥の側にいるものがある。

反って早く気が狂った方がよい。早い程軽くすむ。」




明主様御垂示 「不純関係による子の精神病」 (昭和24年8月8日)

信者の質問
「私の指導している信者の息子で、本年二十八歳の男、十九歳の時より神経衰弱となり脳病院に半年程入院しましたが、

何等変化がないため断食法を十五日続けましたところ、白痴状態となり、現在迄持続致しております。

平常は非常に無口で、絶えず指先を動かし、着物等は殆ど破ってしまいます。

なお、本人の母は、三歳の時家出し、現在生きているそうですが住所は分りません。

現在の母は継母で、父は後妻の外に妾を持っており、殆ど妾の方におります。

なお、霊的関係がありますでしょうか。また、浄霊にて治るでしょうか。方法を御教示をお願い申し上げます。」


明主様御垂示
「精神病である。父親と妾との関係である。

浄霊だけでは難しい。

父が入信してかような関係を絶たなくてはいけない。(祖霊が息子に憑っている)」