病気と憑霊について 5 (明主様御垂示)
明主様御垂示 「精神病、癲癇、真症小児麻痺は霊的」 (昭和24年4月8日発行)
信者の質問
「病気の霊的原因探知法、霊媒によって知ることの可否をお教えください。」
明主様御垂示
「病気の原因が霊的か体的かの判別は難しい。
これは長い経験によって漸次判るようになる。
しかし精神病、癲癇、真症小児麻痺はぜんぜん霊的である。
よく教導師などが思うように治らないと霊的だと言いたがるが、これは謹しむべきで、嘘を言ってはいけない。
判らなければ判らないと言うべきである。
昔から「私にはあなたの病気は判らない」と言う医者は名医であると言うが、これは嘘をつかない人格者だからである。」
明主様御垂示 「霊的疾患と体的疾患と見分け得るか」 (昭和24年4月23日発行)
信者の質問
「御浄霊によりまして、その病気が霊的か、体的かを見分ける明瞭な方法はございましょうか。」
明主様御垂示
「これは病気によっては、はっきり判るけれども、はっきり判らない病気もある。
私にも最初から判る場合と、しばらく経たなければ判らない場合とあります。
また、体的と霊的と一緒になっている場合もありますしね。
こんな場合もあるから、これは知っておかねばなりませんね。
肺病でね、最初は体的なただの浄化で、だんだん霊的になってくることがあります。
これは体が弱ってきたために血が少なくなって、それで霊が憑りやすくなるためです。
精神病、癲癇、小児麻痺などは頭から霊的としてほとんど間違いありません。
ただ、小児麻痺で、片方の足だけ動かないなんていう場合には体的なためによることがありますがね。
肺病には霊的のものと、体的のものと、霊的と体的と一緒になったのとあります。
胃や腸の病気には霊的のは少ないですね。
それから、婦人病には霊的のが多くて、多くは生霊ですね。
霊にも人間霊と動物霊とありますしいろいろです。
まあ経験とその人の霊感の働きによって見分けることですね。」
信者の質問
「癲癇には薬毒のためのものはありませんでしょうか。」
明主様御垂示
「ありません。ただ癲癇に似たものはあります。
後頭部に薬毒の固結があって、そのために痙攣するんですよ。これは治りいいですね。」
明主様御垂示 「腹痛 霊的痛みとの相違」 (昭和24年9月7日)
信者の質問
「三十五歳の女ですが、二ケ月前より毎朝五時頃より約一時間腹部の表面が痛みます。
二回浄霊を致しましたら痛みも大変楽になりましたが、この痛みは霊的に何か関係がありますか。お伺い致します。」
明主様御垂示
「薬毒である。霊的なら中が痛むし、お腹の場合動くものである。」
明主様御垂示 「霊的病気の浄霊個所」 (昭和23年10月26日)
信者の質問
「霊的の病の御浄めに最善の道はどうすれば治るものでしょうか。死霊の場合の方法、生霊の場合の方法・・・」
明主様御垂示
「霊的病気だけでは判らぬ。
どんな病でも、霊的のものは前頭部をする。
こういう場合は違う。蛇が憑いたのは身体中移動する。浄霊すると逃げる。
これは局部である。中には食いつくのがある。これは頭だけではいけない。
精神病、癲癇、小児麻痺等は頭を浄めればいい。
死霊の場合身体全体に憑るのと、一部に憑る事がある。
死霊の場合背中が寒い。
新しい死霊などの時は水かけられたごとくゾーッとする。
これは頭と胸、背中をする。背中が一番いい。割合い離れやすい。
生霊は何でもない。胸と背中である。生霊は殆ど恋愛関係である。
生霊の中でも一番恐いのは、愛人を捨て他の女と結ぶと、愛人が嫉妬を起して関係させないようにする。子宮に憑く。
先に子宮脱出症をやった。これが治らねば離縁になるという。
一週間程したらすっかり治ったという手紙が来た。
結婚の時、夫を他の女が愛していて、邪魔したという。
夫婦仲を妨害しようとして陰部を犯した。」
明主様御垂示 「熱が出ないのは憑霊」 (昭和26年12月6日)
信者の質問
「TH(四才。女性)教師の孫でございますが、先月二十八日より食欲が減退し、排泄も少なく、熱もふつうより低く、特に足は冷たく、たいへんにむずかります。
毎日御浄霊いたしておりますが、あまり変化がありません。
この子はふだんより御浄霊を嫌い、特にこのたびの御浄化をいただきましてよりは、むずかって浄霊を受けるのをたいへん厭がります。
御浄霊の箇所および浄霊を嫌う理由を御垂示お願い申し上げます。」
明主様御垂示
「これは霊ですね。死霊が憑っているんですね。
前頭部を主にして浄霊して、できるだけ・・・善言讃詞だとか御神書を読んで聞かせるんです。
なにか、死霊で要求があるんですね。
あるいは、無縁かもしれないですね。祀ってもらいたいためにね。
そうしてやっているうちに救われていくから、病気が治っていきます。これは浄化じゃないですね。
これで見るのが一番早いですね。
熱が出るですね・・・これは浄化と思って良い。
霊でも熱が出ますが、ぜんぜん熱が出ないのは憑霊と思って間違いない。
そうして、こういう病人は光明如来様の前に寝かせるようにして、良くお願いするんです。」
明主様御垂示 「霊が憑依すると前頭部が熱くなる」 (昭和27年3月17日)
信者の質問
「TR(三十三歳・男性)昨日午後一時突然痙攣を起し、顔面は紫色で浮腫んでまいり、
二時間ほど痙攣を続け、三時間ほどは静かになりましたが、
それより十分おきに二、三分の痙攣を午前一時まで続け、それより今朝まで痙攣はなく昏睡状態を続け、
頭部の熱は平熱となり、顔面の浮腫みは引きふつうの色となり、時々頭を上げ起きようといたしている状態でございます。
御浄霊の箇所御垂示のほどお願い申し上げます。」
明主様御垂示
「頭の上の方ですね。前頭部で良いんです。
これは霊ですからね。
で、善言讃詞、御讃歌なんかを始終読んでやると良いです。聞かしてやるんですね。」
信者の発言
「霊が憑ります場合には、冷たくなると思っておりましたが、熱くございましたのですが・・・」
明主様御垂示
「熱いのが本当なんです。背中は冷たくなりますが、ここ(前頭部)は熱くなるのが本当なんです。」
明主様御垂示 「死霊の憑りたてには熱が出る」 (昭和24年11月21日)
信者の質問
「五十七歳の男子、三年前に山仕事に行ってから発病致し、発熱、苦痛甚しく、暫くは起居不可能で御座いましたが、
日を経るに従い癒りましたが、神経衰弱のようになり、夜間は楽で安眠致しますが、日中は苦しいようであります。
また妻女が傍にいれば畑へも出ますが、一刻でも離れると茫然として何も手につかなくなり、離れる事が出来ません。
妻が便所へ行くにもついて行きます。
今御浄霊させて戴いておりますが、未だ変化は御座いませんが、これはいかなる訳で御座いましょうか。御伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「妻君に関係のある霊が憑ったのである。
死霊の憑りたてには熱が出るものである。
入信して、光明如来様をお祭りすると段々よくなる。」
明主様御垂示 「死霊が憑ると熱が出る」 (昭和24年6月29日)
信者の質問
「去る六月二十三日の夜中の二時ごろの事で御座居ます、妻(二十七歳、昨年二月教修を戴きました)がお墓の夢を見てハッとして目をさますと、
長男H男(三歳)が乳を吸いながら、全身ふるえており、全身が非常に冷たくなっており、すぐ私を起しました。
私が頭部をお浄めいたしますといやがって手を払いますので、祝詞を三度上げさせていただきますと、お浄めをさせます。
目は初めより閉じたままでした。
一時間位お浄めしておりますとふるえは止り、今度は四十度以上の熱が急に出て来て、「お水お水」と言いますので、
大きい湯呑でやりますと、三杯のみまして、すやすや休んで仕舞いました。
翌朝は平常以上に元気でございました。右はいかなるわけでございますか。」
明主様御垂示
「死霊が救ってもらいたくて頼るのである。死霊の憑った状態である。死霊が憑ると熱が出るのである。」
明主様御垂示 「縮れ毛」
熱があれば毒のため、無熱なら霊的
信者の質問
「近所の娘さんで、頭髪が極度に縮れており、色々と薬剤を用いましても治らず、困っております。
このような事はいかがなわけでございましょうか。御伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「薬をつけるからいけない。薬は病気保存法であるからである。
頭に熱があれば毒のためであり、無熱の場合は霊的である。
あるいは黒人の生れ代りかもしれぬ。
浄霊すると、そんな霊でも早く日本人になる。
入信して極力浄霊する。」
明主様御垂示 「背筋が寒くなるのは死霊の憑依」
信者の質問
「妊娠四ケ月で流産(本年六月上旬)した漁師の妻(三十二、三歳)、翌日から四十度以上の発熱となり、時々下るのですが、
特に夜中の三時頃になると急激に熱が上り、背筋に悪寒が甚しく、食欲もありません。
今迄に二回浄霊をさせて頂きましたが、私は死児の霊が憑いているのではないかと思いますが、この場合、霊を慰めるにはいかにしたらよいでしょうか。
この人は流産後胎児の死体を家族にも知らせず、お墓の傍に埋めたまま戒名も付けず、供養も致しません。」
明主様御垂示
「普通は五ケ月から祀るのだが、子供によっては三ケ月からいろいろな知らせをするのがある。これもそうである。
早速お寺へ頼んで戒名をつけてもらい、簡単に仏壇に祀ってやる。
墓の側へ埋めたとすればそれでよい。
ただ、祀ってやらなかったから居所がなかったのである。
背筋が寒いのは死霊に決っている。」
明主様御垂示 「就寝後に死直前の形を表わすのは死霊の憑依」 (昭和24年5月4日)
信者の質問
「三年前に入信した女(二十七歳)、夜床につくと間もなく体中が大きく震えて来て中々止まりません。
以前に子宮を手術した事もあり、また四人の子供を死産し、腹膜に悩んだ事があります。
右の原因と浄霊法を御伺い致します。」
明主様御垂示
「死んだ子の霊である。子供の中の一人か、誰か祀らないのではないか。
霊が迷っているから、居所がなく、人間に憑きやすい。
寝てから、死の直前の形を表わすのは死霊で、今にも死ぬような気持になるものである。
流産したり死産したりしたのは必ず祀らなくてはいけない。」
明主様御垂示 「憑霊時は死ぬ時のような気持になる」 (昭和24年8月23日)
信者の質問
「私、八年前心臓を患い、約三年間服薬を続けました。
そして二十一年入信させて頂き、数々の御守護を頂き、厚く御礼申し上げます。
この度、以前と同じ症状の御浄化を頂きました。
その時の症状は、ちょっと驚いた時のような不快な感じが持続し、
腹部、全身的というように力がなくなり、悪寒を感ずると共に脈がとても激しくなります。
それが約十日目毎に一回というように四回あり、最後は非常に激しく、その時脈の不正なのに気が付きました。
丁度つまずくような打ち方でございます。
以後、心臓背部に常に鈍痛があり、脈の不正は未だ持続しております。
以前の時も家族が二人死んで間もなく発病しており、この度も二人亡くして間もなくでありますので、何か霊的に関係がありましょうか。
脈が正しくよくなるものでしょうか。御教示御願い申し上げます。」
明主様御垂示
「霊が憑った。憑る時は死ぬ時のような気持になる。治る。」
明主様御垂示 「死霊は常に憑依を目論む」 (昭和24年7月9日)
百日咳より憑霊
「死霊は始終憑りたがっている。衰弱を狙って憑った。
百日咳の毒が腹部と背部に残っている。(汚露)の残部がある。」
明主様御垂示 「衰弱すると必ず霊が憑る」 (昭和23年4月28日)
明主様御垂示
「Oの妻君がこれ(コレラ)に罹ったときは下痢やら嘔吐が続いて水も飲めず、どんどん衰弱してしまう。
一時間くらいのうちに顔の相が違ってくる。
そこであしたの朝大先生の所へ行ってお願いしようとして仕度していたら三十分くらい経って少しずつよくなりもう大丈夫になった。 (中略)」
信者の質問
「霊的なのではないでしょうか。」
明主様御垂示
「いや霊的ではない。
人間は衰弱すると必ず霊が憑る。
だから霊的な病気のように見えるんです。
こんな場合霊媒に見てもらっても丸呑みにはできない。
狐やなにかが想いていろいろとしゃべったりするからね。
肺病でも衰弱してきて症状が霊的に見えるのは霊が憑くからです。」
明主様御垂示 「衰弱すると霊が憑依しやすい」 (昭和23年10月26日)
無意識で外出する夢遊病
信者の質問
「昨年急性肺炎をしてより二月目の十五日に就寝後ひどい痙攣が起き、無意識のまま外へ出て行きます。何か霊的に関係がありましょうか。」
明主様御垂示
「これも霊で、本人の意識はなく、霊の意識になる。立派な夢遊病である。
身体が衰弱すると憑き易い。
肺結核など、最初からの霊は少ない。大抵は衰弱した所へ霊が憑く。
頸の周りと頭をする。
私など疥癬の時に憑いた。弱ったのはI川の霊であった。」
明主様御垂示 「体が弱ると霊が憑依しやすい」 (昭和26年9月8日)
信者の質問
「小児麻痺とかひどい病気のあとで、霊が憑きますのは・・・」
明主様御垂示
「前から狙っていた。動機ということもあるが、体が弱ると憑き良くなるんです。」
明主様御垂示 「身体が弱ると憑霊されやすい」
霊的結核に対する応処 (兄の憑霊)
信者の質問
「二十六歳の男子、胸部疾患に悩み、昨年入信、浄霊を受けて快方に向っていましたが、
本年一月頃より喉頭結核のような症状となり、現在声が出ず、食事もお粥を一杯食べるのに半時間余りかかります。
本人の家庭は一家四人いずれも教修を受けています。
本人の兄は数年前結核にて病苦のため自殺致しました。
母は神仏に礼拝致しますと何か憑いたような恰好になります。
大光明如来様をお祭り致してから床に臥してしまいました。
いかように致しますれば快方に向いましょうか。原因と浄霊法を御教示下さい。」
明主様御垂示
「兄の霊が憑いている。これを伝染というが、決してそうでない。
執着が強くてなかなか抜けない。霊界にいると殺す事を何とも思わぬ。反って霊界の方がいいと思っている。
善言讃詞や御讃歌など詠んでやる。
それによって殺すのが罪である事を自覚すると改心する。
霊は人間の身体が弱ると憑く。身体が弱ると霊も弱る。衰弱した時に憑く。これは一番厄介である。」
明主様御垂示 「黒く水膨れ、皮破れる死体」
死直前の憑霊
信者の質問
「ある婦人、生存中は大変痩せていましたが、死亡した時は胸が膨れ上り、黒色となり、水膨れになって、触ると皮が破れ、水が滲み出ました。
またその祖父が二年前死亡した時も同様の症状で、生存中は大変肥っていました。
この家では祖父の弟が五十一年前に新しい井戸を掘り、古井戸の枠を取りに入った時土が崩れて、生埋めとなり、死亡したそうです。霊的に関係ありますか。」
明主様御垂示
「関係ありとは思えぬ。祖父の金助さんの霊かもしれない。
そういうのは死んだ時痩せていて、死ぬ時に憑いたものであろう。
身体が弱ると憑くからである。
最初から憑いていたように思うが、死ぬ前に憑く事が非常に多い。
非常に罪が多く、霊が曇り切って死んだので、それが物質化して水膨れになったものである。」
明主様御垂示 「運動不足、衰弱から狐霊が憑依した事例」 (昭和24年12月11日)
入信後一家不眠
信者の質問
「本年六十一歳の女で御座いますが、昨年二月より足が痛み出し、医師は神経痛と診断致しまして注射を打ちましたところ、
下半身がしびれまして、六月頃から足が立たなくなりました。
先日、一家入信致しましたところ、夜眠りますと足や胸が疼き出し、ウンウンと苦しみ少しも眠れません。
御浄霊を致しますと霊が浮きまして「キャンキャン」「コンコン」と言いながら非常に苦しみますが、何を聞いても答えません。
御浄霊をやめますと直ぐ平静になりまして、常人と変らなくなります。
どう致しましたら宜敷う御座いましょうか。御伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「足のしびれも注射のためである。
足が立たず運動が不足すると衰弱する・・・そこへ狐が憑った。
その人が返事の出来ぬのは口が切れぬのである。入信すれば治る。」
明主様御垂示 「肺病で衰弱すると霊が憑依しやすい」
水死者の憑霊による肺病
信者の質問
「一年程以前より肺病の診断を受けていましたがはっきりせず、二十日程前から浄霊を受けていますが、
浄霊を受けますとうつ向きになり、前後へよろめき、
また水の中で何物かが苦しむような様子をしたりしましたが、
五日目頃に欠伸が沢山出て体の動くのがやみました。
今は未だ声が出ず、道等歩くと呼吸が苦しくなります。
これは何かの憑きものでしょうか。声は出るようになりましょうか。」
明主様御垂示
「水死の霊である。欠伸は悪のビ=霊で、浄霊して欠伸の出るのはいい。欠伸の沢山出るのは霊の悪いのが出る。
肺病などで衰弱すると霊が憑き易い。これは衰弱してから憑いた霊である。だから割合い簡単に出る。
衰弱が問題で、これさえとれれば治る。
すでに喉頭結核になっている。出す古い痰に毒があり、それが喉にカタルを起さすのである。それで声の弁が腫れる。」
明主様御垂示 「血液の稀薄と憑霊」
信者の質問
「霊の物質化せる血液の稀薄せる時、各種の憑依霊が憑依するとの事でありますが、それはいかようの理由でありますか。」
明主様御垂示
「霊細胞が稀薄になると、それだけ空いてる訳になる。
充実してる時を十とし、五だけ充実してれば五だけ空いてる。
四なら六だけ憑霊が入れる。
憑霊が六となると精神病になる。」
明主様御垂示 「血液が少なくなると霊が憑依しやすい」 (昭和23年10月16日)
「血が少くなると補充する意味で霊が憑り易い。祝詞を出来るだけ奏げる。するとまたよくなる。」
明主様御垂示 「衰弱して血が少くなると霊が憑る」 (昭和23年8月28日)
信者の質問
「死霊憑依のための結核患者を御浄霊した場合の治癒過程はどのようでしょうか。
また、治癒した場合、憑依した死霊は救われておりましょうか。右、御教示御願い申し上げます。」
明主様御垂示
「憑いて間のないのはすぐ出る。実にはっきりしている。
死霊が憑依せず、身体が弱ってから死霊の憑くのがあり、健康の時は憑けない。
衰弱して血が少くなる・・・霊が薄くなる時憑けるのである。
聞いて答えさす。霊に訊問する。
観音様にお願いして査べる。」
明主様御垂示 「悲観すると霊がイタズラをする」 (昭和24年3月22日)
失明して諸獣見ゆ
信者の質問
「今年七十八歳の老母、昨年十月緑内障のため手術を致しましたが、遂に両眼共に失明致しました。
今年二月頃より畠や田圃に寝かされるような錯覚を起し、
また時には人と対談中牛や馬や色々な獣類が沢山集って来て、
その獣類が全部片眼がつぶれており、皆ニコニコして傍へ寄って来る等と申しておりましたが、
先頃臭剥(しゅうぼつ)剤を服用致しましたところ幾らか落着きまして、
すべてが錯覚と云う事が本人にも判るようになりましたが、底翳で失明致しました場合、こうした現象の現れる事が御座いましょうか。
また、底翳とは関係なしに霊的なもので御座いましょうか。
また薬毒によるもので御座いましょうか。御伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「手術のためである。
悲観したりなどするとその隙に霊が悪戯する。
薬毒は原因にはなっている。臭剥剤によって悪くする。
七十八になって眼が悪くなるなど霊的とは言えぬ。一旦は快くなるが、反動で悪くなる。
手術によっては治る。」
(註 臭剥(しゅうぼつ)・・・水酸化カリウムの水溶液に臭素を作用させてできる無色の結晶。水によく溶け、写真用定着剤・鎮静剤・化学試薬などに用いる)
明主様御垂示 「うなされる原因」 (昭和24年6月7日発行)
信者の質問
「うなされることは、不自然な寝様でなることもあるようですが、
他になにか霊的のものもあるようでございますが、いかなる原因でございましょうか。」
明主様御垂示
「霊的です。寝方によってもうなされることがあります。
例えば左を下に寝たり、胸の上に手を置くと心臓を圧迫いたしますので、血が少なくなります。
血が少なくなりますと(血は霊の物質化したものでありますから)霊が憑りやすくなります。」
明主様御垂示 「うなされる原因」 (昭和24年2月21日)
信者の質問
「うなされる事は、不自然な寝様でなる事もあるようで御座いますが、他に何か霊的のものもあるようで御座いますが、いかなる原因で御座いましょうか。御教えを御願い申し上げます。」
明主様御垂示
「(霊的である。)
寝る位置にもよる。仰向で、胸に手を当てるとうなされる。左下にしてもうなされ易い。
(心臓が下になり、霊稀薄になり、霊が憑り易い。)
霊の障りがなければ、そんな事はない。」
明主様御教え 「病気と霊」 (昭和22年2月5日発行)
「病気とは浄化作用の発生とその過程である事は詳細解説した通りであるが、ここに霊に因る病気の相当多い事も知る必要がある。
これ等も昔から相当唱えられてきた事で、特にある種の宗教の如きは病原のほとんどは霊作用としている位であるが、
私の研究によれば霊作用と浄化作用と両方あるが、
両者は実に密接不離の関係にある事を知るのである。
何となれば病霊憑依は病者の霊体の曇りの部分に限られるものであるからである。
故にその曇りの解消によりある程度浄化されたる霊体においては
肉体の病患もなくなるのみか、病霊の憑依も不可能となり、心身共に健康者たり得るのである。」 (「天国の福音」より)
明主様御垂示 「霊が曇っている所へ邪霊がつく」 (昭和23年12月8日)
信者の質問
「「御浄霊は急所をやれ」とのお言葉でございましたが、
急所というような体的な面と信仰の面とはいずれに重点をおくべきでございましょうか。」
明主様御垂示
「これは体的な面に重点をおくべきです。
というのは霊的に曇りの多い箇所と、体的に毒の多い箇所とは同じだから。
つまり霊が曇っている所へ邪霊がつくんです。
だから体的にみたほうが判りいいのです。・・・
毒のある所へ邪霊がつくということは御浄霊をすると霊が逃げることがあるが、その場合必ず毒のある所へ行くからよく判ります。」
明主様御垂示 「憑霊患者の治癒について」 (昭和24年11月8日)
信者の質問
「霊憑りの場合、患者の浄霊に対し霊媒を使い行いますと大体一度にて治癒しますが、
その時、その患者に別の霊が憑ってまいりますので、
これを完全に治癒させる事が出来ず、また元に戻ります。
何か良い方法はないでしょうか。
また、右の霊媒となった身体には支障ありませんか。御教示願います。(なお右の患者も霊媒も十月入信致しました)」
明主様御垂示
「一つの黴菌のようなものであって、曇っているとそこへ憑る。
霊の入れぬ身体にする事である。」
明主様御垂示 「蛇霊による発熱」
信者の質問
「十七歳の男子ですが、熱が高くて差引きが多く三、四ケ月も続いております。
本人は日頃から蛇を殺す事が好きでして、
ある日便所に青大将と申す大きな蛇が落ちて死にかかっていたが、
そこの主人が見つけて取り出して野原に捨てて置いたが、後日その蛇はおりませんでした。
その蛇と本人または熱との関係等の霊的関係を御知らせ下さい。」
明主様御垂示
「蛇がその人に憑って熱を出すのは、その人に毒があるからである。
人間に危害を加える霊が憑るのは、人間に曇りがなくては憑れぬ。
人間に憑らるべき資格があるからで、それが浄化作用である。
浄霊によると、蛇も毒と共に浄化される。
浄霊して貰ってるとして、急所を外れている。
毒の元へ当れば必ず幾分ずつか良くなる筈である。
身体中で塊の固い所と、押して痛い所が熱の因となる。
次に平均浄化が起るから、次の塊をやればよい。
一番多いのは首の周り、延髄・・・大抵右の塊。肩のコチコチ。背中も多い。
肩胛骨の所、腎臓の下の横、股の淋巴腺・・・陰部に近い方、これが発熱の急所である。
ここを査べれば必ず熱が下るものである。」
明主様御垂示 「副守護神が活動して神経性の病気を発症させることができるのは霊に曇りがあるから」 (昭和26年9月18日)
信者の質問
「五十歳くらいの肥満せる婦人、数年前神経痛で注射をしたほかに、特に既往症なし。
最近全身だるく特に左手指が内側に曲がり、伸びなかったのを御浄霊によりお救いいただき、本人は喜んで入信。
その後養子にも御守りをいただかせましたので、引き続き家で御浄霊をさせていただいております。
本人は非常に神経質で、夜分鶏や犬の鳴き声が気になって眠れないそうです。
私も時々御浄霊にまいり祝詞、善言讃詞を奏げ、御浄霊いたしますと、その都度良く眠ります。
この婦人は不眠が続くと発作的に痙攣を起し、特に左手頸をかい込むようにして苦悶いたします。
そのうえ、発作を恐怖して二重に神経を使い、ますます眠れないようでしたが、いろいろとお道の話もいたし、
最近はたいへん具合良く眠れるようになり、発作も起らずにおりましたので、
時々は教会へも通ってくるように申したところ、
その晩に、また、以前よりもっとひどい発作を起しましたが、五分くらいで治り、
翌日は一日寝ておりましたが、その後は寝たり起きたりしております。
現在は全身だるいだけで、食欲もあり、別に異状はありません。
中風の霊の憑依かと思い質ねてみましたが、本人ならびに主人側の先祖にも中風で死んだ者なく(遠い先祖は判りません)いろいろ質ねましたところ、
主人の姉が十二歳でモルヒネ自殺をしている他、本人の郷里方には狂人が二人ばかり出ており、
また養子の話によりますと、本人は主人の母(姑)を戦時中そうとう食をつめたので、それを気にしているのではないかと申します
(その母は八十四歳で老衰死いたしました)。
その家には仏壇はありますが、位牌もなく(過去帳のみ)写真が三葉飾ってあるだけです。
主人は御浄霊に反対はいたしませんし、お道の話も良く理解があります。いかなる因縁でございましょうか。」
明主様御垂示
「霊的と薬毒と両方ですね。
薬毒というのは注射のためですね。これはそうとう長くかかります。
まあ・・・気長にやるんですね。
中風状と同じですがね。
もし中風とすれば、足もなるが、指だけとすると中風の霊じゃないですね。
それから眠れないのは、ここです(延髄)。
たいてい右ですが、必ず固まりがあるから、これを溶かす。
痙攣は、やはりそのためです。
頸の毒のためです。
神経というのは霊ですが、これは副守護神ですね。
副守護神というのは、とても神経を起させるものです。
神経を起させてからかう。それが好きなんです。
だからちょっと聞こえたり、なにかすると、これは病気になるんじゃないか、死ぬんじゃないか、とちょっとでも思うと、どんどんやってくる。
副守護神がそういうことをするということは、霊にそれだけの曇りがあるからですね。
中風ではないですね。お婆さんでもない。
もしこの霊が憑ると、食いたくてしょうがない。
モルヒネをやったのは体が痺れますからね。
むしろ、霊的というと、副守護神です。
これは気長にやれば治ります。なにも心配いらない。」
明主様御垂示 「霊が憑ると急激に重症になる」 (昭和26年9月18日)
信者の質問
「私の妻は九月九、十、十一日と毎晩十二時ごろより急に結核的症状を起し、いかに浄霊してもあまり効果なく、夜の明けるとともに平常に戻りました。
特に十一日のごときは喉頭結核的症状となり、何回も息が止まるかと思ったこともありました。
その時ふと頭に浮かんだことは「明日の医術」第三篇中に明主様の奥様が、突然結核症状となられ、結局霊的であったとのこと、
さっそく夜が明けてから妻を調べてみましたが、なかなか口がきけません。
奉仕者中に霊媒的素質のある者がおりますので、その者に呼び出してみましたところ、
やはり霊的にて、妻の三歳の時、実母が他家に再婚して、その家で喉頭結核で死亡していることが分かりました。
霊の希望としては、他家に再婚している関係上、妻の実家の祖霊の中に入れぬため、祖霊様にお願いしてほしいとのことでした。
さっそく紙片に俗名を書き大光明如来様に御守護をお願いし、仏壇に入れてお供えものをし、善言讃詞、御讃歌を奏げて祖霊さんにお願いしましたところ、さっそく御礼に出て、今日ただ今離れると申しました。
すると家内もケロリとして平常になりました。
右の場合、霊的と感じたら霊媒などを使って呼び出すことはよろしいことでしょうか。
また、気がつかずにいた場合はいかなる結果になりましょうか。
なお当時出る痰は憑依霊の曇りの物質化でしょうか。本人のも出るものでしょうか。」
明主様御垂示
「良かったですね。これは霊媒を使ってもかまいません。結構です。
霊媒でも悪いんじゃない。良いことができれば結構です。
この霊が早く救われますからね。
そうすると、霊媒は良いことをしたことになる。ものは使いようですね。
悪いことに使えば悪いし、良いことに使えば良いんです。
霊媒がいないで霊的と思った時には「私が言ったことが合っていれば、首を縦に振って、違っていたら横に振ってください」と言う。
そうすれば、口のきけない霊でも、それだけはできるはずです。
あなたは女ですか、男ですかと聞く。
また最近亡くなったのですか、古い時にかと言う。
またそれなら何年前ですか、と言うと、大体見当がつきます。
この質問のははっきりしてます。
肺病で死んだので・・・祀ってもらいたいとすると、どこに祀ったら良いかと、だんだんやっていると分かる。
これは幸いに霊媒がいたから良かった。
病人の当人の状態になるんです。
痰は憑霊の曇りです。だから憑霊も救われますからね。
しかし、痰はたくさんあるから、少しくらい出てもたいしたことはない。
その人の痰もいくらか出るがたいしたことはない。
こういうのはお医者にかかると、分からないからさんざんやられて、霊の方も離れないですね。
分からせるのが目的ですからね。
ところが、霊はこれは駄目だ・・・どうも分からないということが分かると、ある程度離れますが、肉体はもう駄目です。
その身体を医者が結核の二期とか三期とかになっているから、安静にしなければならない・・・注射をしなければならないと言う。
霊が離れても、医者につかまった以上死ぬまでやられる。これが恐いですね。
霊的に救われるとたいしたものです。
霊が憑ると急激に重症になります。
霊は死ぬほどの重症ですからね。同じ苦しみになる。
ふだん達者でいても、急に悪くなって、間もなく死ぬというのがあります。こういうのが多いです。」
明主様御垂示 「憑依霊の入口」 (昭和24年)
信者の質問
「午前一時頃より足部より悪寒を覚えます。
そして左手が痺れたり、心臓部が痺れて来ると死ぬ様に苦しくなります。
なお、浄霊者が参りましても多少痺れを感じます。どうしてでしょうか。」
明主様御垂示
「死霊がくっつく。考えてみよ。
死んだ人で必ずこんな症状の人があるに違いない。
足から冷えるというのは足から入ってくるので、地獄霊である。
龍神は人差指、狐は足の拇指から入る。」